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2020年11月2日 ザイ編集部

東京の「都心部」と「檜原村」での“2拠点生活”の実態は?
週3日の都心のホテル代を含めた住居費や食費は安くな
り、自然に囲まれた生活で「人生の豊かさ」を実感!

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「東京・都心部」&「東京・檜原村」で2拠点生活を実践する人に、2拠点生活ならではのメリット・デメリットなどを直撃!

発売中のダイヤモンド・ザイ12月号では、特集「【地方移住&2拠点生活】のリアルレポート」を掲載! コロナ禍でテレワークを導入する企業が増加したことから、「地方移住」に関心を持つ人も増えている。だが、環境がガラリと変わることに不安を覚え、一歩を踏み出せずにいる人も多いだろう。そこで、この特集では、実際に地方移住を実現した人や、都市部に拠点を持ちつつ、郊外にも第2の拠点を構えて”2拠点生活”を送る人など、経験者10人を取材! 仕事の仕方や生活費、地元の人との付き合い方といった、気になるポイントを掘り下げている。

ここでは、月~水曜日は都心部でホテル暮らし、木~日曜日は東京・檜原村で過ごす佐藤乃理子さん(43歳)のインタビューを紹介。2拠点生活に興味がある人は、ぜひ参考にしてほしい!
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東京都内でありながら、自然の豊かさで注目される檜原村に移住!
季節をダイレクトに感じられる環境が、日々の癒しに

 東京都の本土に唯一残された村・檜原村(ひのはらむら)。都心から2時間ほどで緑豊かな自然を味わえ、週末は新宿から快速で、乗換なしでアクセスできるとあって、県をまたぐ移動が制限されたコロナ禍においては、観光に訪れる都民が増加したことで知られた村だ。

 2020年の7月から、その檜原村と東京都心部での2拠点生活をスタートさせたのが、佐藤乃理子さん。産業医の佐藤さんは、大学病院勤務などを経て現職。さらに、現在は「檜原ライフスタイルラボ」を設立し、本業のかたわらで開業準備を進めている。

 佐藤さんは立ち上げた事業で、「ワーケーション」などを通し、自然の中で”自分の健康”や”働く環境”を見つめ直す場を作ることを目指し、そのための土地を探していた。ワーケーションは、「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語。普段のオフィスではなく、地方やリゾート地などで働きながら休暇を過ごす仕組みで、コロナ禍において注目を集めた。

 いくつかの候補地を巡った佐藤さんだったが、「山の緑がすごくきれいだった」ことが決め手になり、檜原村を選んだという。

 「事業をやるために探した土地ですが、実際に移り住んでみると、季節をダイレクトに感じることができる環境が、私にとっても癒やしに。ひぐらしの鳴き声で夏が来た! と感じたり、鈴虫が鳴き始めたら秋を感じたり。目の前は山の緑で、川のせせらぎがずっと聞こえてきて、それが心地いいんですよ」(佐藤さん)
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100坪・5LDKの借家の家賃は月8万5000円!
改修費や契約料の半分は、村の助成金でまかなえた!

 佐藤さんは現在、月~水曜日は都心部で産業医として働き、木~日曜日は檜原村で過ごす。そのうち1日は、家の目の前にある檜原村の診療所での仕事も請け負う。週末は、自然の中で働いたり、人とつながれる場「檜原おいねハウス」の設立準備に忙しい。「檜原おいねハウス」には、コワーキングスペースのほか、集団ミーティングスペース、個別のブースなどを設置する予定だ。

 なお、都心で借りていた住居はすでに引き払い、住民票も移した。このため、月~水曜日はホテル住まいだ。一方、檜原村では築40年・5LDKの借家で暮らしている。土地の広さは約100坪で、家賃は月8万5000円。「私は安い! と思いましたが、地元の人に話したら、もっと安く借りられるのに、って言われて(笑)」(佐藤さん)

 それでも、都心部で借りていた家の家賃(月15万円)と比べると大幅ダウン。月に5万円ほどかかっているホテル代を含めても、”家”にかかるコストは下がっている。

 また、村には下水道は通っているが、佐藤さんが借りた家にはつながっていなかったので、その工事とお風呂やトイレなどの改修費に約200万円かかった。ただ、リフォーム代の半分の約100万円は村の助成金でまかなえた。また、家の契約料の半額も助成金を申請できたという。そのほか、台所などはDIYでリフォーム。山道には軽トラが便利なので、中古のものを約50万円で購入した。

 「薪ストーブを使っていますが、大家さんが薪を置いていってくれたので、今のところ薪代はタダです。村での生活に軸を置くようになってから、食費は大幅にダウンしました。都心では外食が多かったので」(佐藤さん)

 これまでは都心で忙しく働いてきた佐藤さんだが、さまざまな経験の中で自分の働き方を模索した結果、現在の2拠点生活に至っている。

 「私自身の経験も踏まえ、自分の生活を見直すことって大事だなと思います。都会の人はどうしても収入にとらわれがちですが、人生自体の豊かさを考えると、自分に合った働き方が見えてくるはず」(佐藤さん)

 コロナ禍で働き方が多様化した今こそ、佐藤さんのように生活や働き方を見直すチャンスなのかもしれない。
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ダイヤモンド・ザイ12月号

 今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ12月号の特集「【地方移住&2拠点生活】のリアルレポート」から、東京都心部と東京の檜原村での2拠点生活を実現した、佐藤乃理子さんのインタビューを紹介した。

 なお、ダイヤモンド・ザイ12月号の大特集は、「どんな相場でも生き抜ける!【安定投資】入門」! コロナ・ショック後、世界的に株価の上昇基調が続いていたが、ここ最近の株式市場には、さまざまな”変化の兆し”が見られる。相場の流れが変わり、これまで絶好調だった成長株が急に失速する恐れもあるため、ここらで”安定投資”に切り替えるのも一案だ。そこで、この特集では「安定」をキーワードに、注目すべき投資対象を紹介。「10年間もずっと増収増益の株」や「”ド安定”高配当株」「連続増配株」、株主優待名人・桐谷広人さんが推奨する「株主優待株」などを取り上げており、いずれも”安定投資”に最適だ!

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