IPO株の銘柄分析&予想
2020年11月12日 ザイ・オンライン編集部

「リベルタ」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他の美容・トイレタリー商品等の企画販売企業との比較や予想まで解説!

[2020年12月18日 情報更新]

会社名 リベルタ
市場・コード/業種 JASDAQスタンダード・4935/化学
上場日 12月17日
申込期間(BB期間) 12月1日~12月7日
おすすめ証券会社 野村證券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 2120円(+76.67%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

リベルタが12月17日にIPO(新規上場)!

「リベルタ」の公式サイトより

 リベルタは、2020年11月12日、東京証券取引所に上場承認され、2020年12月17日にIPO(新規上場)することが決定した。

 リベルタは1997年2月12日に設立された。蓄積された過去の「ヒット商品」情報を独自分析し、新しいニッチニーズを生み出し、適合する商材の企画や国内外商材の発掘を行っている。企画された商品は自社ブランドとして生産(ファブレス)を行い、発掘した国内外の商材は独占販売契約を締結し契約ブランドとし、自社ブランドともに自社企画によるプロモーション、販売、顧客リレーションまで一貫した事業を行っている。

 このため、取扱い商材ジャンルは多岐に及び、自社ブランド及び契約ブランドについては、ニッチニーズに特化された化粧品、医薬部外品等で構成される「コスメ(ピーリングフットケア、その他)」、家庭用洗剤類で構成される「トイレタリー」、高い機能性を有する衣料で構成される「機能衣料」、スイス製ミリタリーウォッチなどで構成される「Watch」、健康美容の悩みの解決や生活に役立つ雑貨類により構成される「健康美容雑貨」、アスリート向け加工食品で構成される「加工食品」、他社商品等の「その他」に分類される。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

リベルタのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 11月27日
ブックビルディング(抽選申込)期間 12月1日~12月7日
公開価格決定 12月8日
購入申込期間 12月9日~12月14日
払込日 12月16日
上場日 12月17日

リベルタのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2020年12月9日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
野村證券(主幹事証券) 97.4
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
みずほ証券 2.6  

リベルタのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1120
仮条件
[予想PER(※2)
1120~1200円
28.1倍~30.1倍]
公募価格 1200円
初値 2120円
初値騰落率 +76.67%
予想トレーディングレンジ(※3) 1000円~2000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2020年11月25日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 40.3倍
グラフィコ<4930> 23.4倍
コパ<7689> 24.3倍
粧美堂<7819> 73.3倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

リベルタの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 290万8000株(予定)
公開株式数 公募30万株  売出53万株
(オーバーアロットメントによる売出12万4500株)
想定公開規模(※1) 10.7億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

リベルタはコスメ・日用品など幅広く展開

 美容商品、トイレタリー商品、機能衣料商品等の企画販売及び輸入腕時計日本総代理店業務を行う。商品ジャンル別の売上高比率はコスメ(ピーリングフットケア)23.7%、コスメ(その他)34.4%、トイレタリー15.1%など。コスメ(ピーリングフットケア)では、削らない角質ケアアイテム「ベビーフット」を主力商品とし、世界60カ国以上に展開している。

 「巣ごもり消費」に乗る面もあるが、ITベンチャーのような派手さはなく、ジャスダック上場であることからも地味なイメージが先行しそうだ。公開規模に荷もたれ感はないものの、12/17は同社を含め5社が同時上場するため、初値買い分散の影響を強く受ける可能性がある。

 公開規模については10億円前後となる見込み。佐藤透社長ら役職員やその関係会社が株主に名を連ねており、ベンチャーキャピタル保有株はない。

◆「リベルタ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
公式サイトはこちら!
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

リベルタの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2016/12 3,076
(―)
13
(―)
8
(―)
2017/12 4,127
(34.2%)
247
(1796.8%)
138
(1500.9%)
2018/12 4,387
(6.3%)
292
(18.3%)
203
(46.7%)
2019/12 4,173
(-4.9%)
108
(-62.8%)
63
(-68.9%)
2020/12予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2018/12 4,449
(―)
316
(―)
221
(―)
2019/12 4,203
(-5.5%)
118
(-62.7%)
72
(-67.3%)
2020/12予 4,900
(16.6%)
222
(88.1%)
116
(60.4%)
2020/9 3Q 3,670
(―)
259
(―)
163
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:39.89円/-円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

リベルタの業績コメント

 2020年12月期の業績は、売上高が前期比16.6%増の49.0億円、経常利益が同88.1%増の2.2億円と増収増益の見通しとなっている。

 同社グループが属する化粧品、日用雑貨、機能衣料、腕時計及び加工食品業界においても新型コロナウイルス感染拡大の影響により、緊急事態宣言と解除、その後のウイズコロナというライフスタイルの激変により消費者のニーズは安心、安全、衛生、健康へと向かい、巣ごもり需要など消費者の購買行動も大きく変わり、国内外において市場の変化が進んでいる。

 同社グループの今第3四半期累計期間(2020年1-9月)における業績は、前期において米国で発生した同社グループ商品の模倣品販売を排除できたことやコロナ禍における巣ごもり需要により大きく伸長し、主力のコスメ(ピーリングフットケア)商品売上高が9.6億円となり、「カビトルネード」がホームセンターからドラッグストアへと拡販が進み好調に推移したことで、トイレタリー商品売上高が9.2億円、「FREEZE TECH」が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けながらもウイズコロナという新しいライフスタイルに合わせ発売した「FREEZE TECH氷撃エチケットマスク」がヒットし、機能衣料商品売上高は4.8億円、コンビニエンスストアを中心にアスミールの導入が進み、加工食品商品売上高は971.6万円と好調に推移した。

 一方、コロナ禍でのテレワークの浸透によりメイクアップ系コスメが低調となり、コスメ(その他)商品売上高は9.2億円、緊急事態宣言下における休業の影響によりLuminoxWatch直営4店舗や卸販売先店舗の販売が低調となり、Watch商品売上高は2.0億円、一部緊急事態宣言の影響を受け健康美容雑貨商品売上高は1806.5万円、テレビショッピングのオンエア回数の減少によりその他商品売上高は1.3億円となっている。

リベルタの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 佐藤 透(昭和42年11月16日生)
設立 平成9年2月12日
資本金 1805万円(令和2年11月12日現在)
従業員数 新規上場会社92人 連結会社92人(令和2年10月31日現在)
事業内容 美容商品、トイレタリー商品、機能衣料商品等の企画販売及び輸入腕時計日本総代理店業務
■売上高構成比率(2019/12期 実績)
品目 金額 比率
コスメ(ピーリングフットケア) 998 百万円 23.7%
コスメ(その他) 1,445 百万円 34.4%
トイレタリー 633 百万円 15.1%
機能衣料 440 百万円 10.5%
Watch 421 百万円 10.0%
健康美容雑貨 20 百万円 0.5%
加工食品 7 百万円 0.2%
その他 236 百万円 5.6%
合計 4,203 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 株式会社モア 110万株 42.18%
2 佐藤 透 82万2000株 31.52%
3 筒井 安規雄 17万株 6.52%
3 石田 幸司 17万株 6.52%
3 二田 俊作 17万株 6.52
6 リベルタ従業員持株会 8万株 3.07%
7 北條 規 5万株 1.92%
8 山﨑 豊和 1万9000株 0.73%
9 佐藤 貴子 1万3000株 0.50%
10 西名 武彦 1万株 0.38%
合計   260万4000株 99.85%
■その他情報
手取金の使途 (1)設備資金、(2)運転資金として充当する予定
関係会社 上海李瑠多貿易有限公司 (連結子会社) 中国における輸入販売事業
VIVAネットワーク(株) (連結子会社) 子供達へのスポーツ活動支援及び関連物品の販売事業
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 -年-月-日
割当先
発行価格
◆「リベルタ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
公式サイトはこちら!
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

リベルタの銘柄紹介

 同社グループ(同社及び同社の関係会社)は、同社及び連結子会社(上海李瑠多貿易有限公司、VIVAネットワーク(株))の3社で構成され、『喜びを企画して世の中を面白くする』を経営理念に人々に喜ばれる様々なジャンルの商材を企画、発掘し国内外に提供している。蓄積された過去の「ヒット商品」情報を独自分析し、新しいニッチニーズを生み出し、適合する商材の企画や国内外商材の発掘を行っている。

 企画された商品は自社ブランドとして生産(ファブレス)を行い、発掘した国内外の商材は独占販売契約を締結し契約ブランドとし、自社ブランドともに自社企画によるプロモーション、販売、顧客リレーションまで一貫した事業を行っている。

 このため、取扱い商材ジャンルは多岐に及び、自社ブランド及び契約ブランドについては、ニッチニーズに特化された化粧品、医薬部外品等で構成される「コスメ(ピーリングフットケア、その他)」、家庭用洗剤類で構成される「トイレタリー」、高い機能性を有する衣料で構成される「機能衣料」、スイス製ミリタリーウォッチなどで構成される「Watch」、健康美容の悩みの解決や生活に役立つ雑貨類により構成される「健康美容雑貨」、アスリート向け加工食品で構成される「加工食品」に分類している。また、他社商品等については「その他」として分類している。

 自社ブランド商品の企画と開発は、『喜びを企画して世の中を面白くする』の経営理念に基づき、同社商品愛用顧客データベースを活用し、消費者が『喜び』を感じられる商品を自社ブランドとして企画を行っている。開発と生産に関しては、2012年10月に医薬部外品、並びに化粧品製造販売業許可を取得し国内外の協力工場等へその製造を委託するファブレス方式により生産・品質管理を行っている。
自社ブランド商品及び契約ブランド商品の認知度向上の施策については、パッケージデザインや販促物の製作からプロモーション企画、各種メディアへのPRまで内製化することで機動性と市場の変化への適応力を確保している。

 販路についても、国内においては、百貨店、量販店、ドラッグストア等(約2万500店舗)、通信販売会社へ全商品ジャンルの販売を行っている。また機能衣料ジャンル及び加工食品ジャンルについては、全国サッカースクールなどのスポーツ団体(約500団体)への販売を2019年8月に設立したVIVAネットワークを通じ行っている。Watchジャンルについては、4店舗の直営店での販売、そして全ての商品ジャンルについてECをメインとした直接販売も行っている(2020年10月末時点)。

 海外においては、コスメ(ピーリングフットケア)ジャンルを中心にトイレタリージャンル、機能衣料ジャンルの商品を北米、欧州、アジア中心に60か国以上への輸出を行っている(2020年10月末現在)。この輸出については、商社等を一切介さない現地の代理店との直接貿易であり、より世界各国現地のニーズをタイムリーかつ直に把握し対応することが可能となっている。また、中国市場の開拓を目的として2010年2月に設立した上海李瑠多貿易有限公司にて日本からの輸入と中国の百貨店等への販売を行っている。

 また同社では、様々な顧客コミュニケーションを行う専門部署を内製化し顧客データベースを活用した商品情報等の発信、顧客満足度、顧客ロイヤルティ、顧客の継続利用意向を知るための指標であるNPS(ネット・プロモーター・スコア)を活用し、数値化された指標に基づく顧客リレーション活動を実施している。このため、顧客満足度とリピート率の向上を継続的に図り商品のロングテール化と高いヒット率を実現している。

リベルタの投資のポイント

 「巣ごもり消費」に乗る面もあるが、ITベンチャーのような派手さはなく、ジャスダック上場であることからも地味なイメージが先行しそうだ。公開規模に荷もたれ感はないものの、12/17は同社を含め5社が同時上場するため、初値買い分散の影響を強く受ける可能性がある。2016年の3/18に6社が同時上場したケースがあるが、この際はヒロセ通商<7185>が公開価格と同値、イワキ<6237>が+2.5%、フェニックスバイオ<6190>が-2.1%、グローバルキッズCOMPANY<6189>が+60.0%、アグレ都市デザイン<3467>が+102.6%、アイドママーケティングコミュニケーション<9466>が-14.6%という初値結果だった。個人投資家の物色人気に乗る銘柄以外は資金分散の影響を強く受けている。

 同社グループは、様々なジャンルの商材を企画、発掘し国内外に提供している。商品ジャンル別の売上高比率は、前期実績でコスメ(ピーリングフットケア)が23.7%、コスメ(その他)が34.4%、トイレタリーが15.1%、機能衣料が10.5%、Watchが10.0%など。

 コスメ(ピーリングフットケア)では、削らない角質ケアアイテム「ベビーフット」を主力商品とし、世界60カ国以上に展開している。コスメ(その他)では「クイックビューティー」「デンティス」、トイレタリーでは「カビダッシュ」「カビトルネード」といった商品を展開。開発と生産に関しては、ファブレス方式により生産・品質管理を行っている。また、国内での販路については、百貨店、量販店、ドラッグストア等(約2万500店舗)、通信販売会社などに販売を行っている。相手先別では、売上高の13.0%があらた<2733>向け、21.7%が(株)井田両国堂向けなど。

 業績面について、2020年12月期は売上高が前期比16.6%増の49.0億円、経常利益が同88.1%増の2.2億円と増収増益の見通しとなっている。前期は米国での「ベビーフット」模倣品販売の影響から落ち込んだが、今期は巣ごもり需要を取り込んで急反発する見込み。フットケアコスメや家庭用掃除関連のトイレタリー商品などは順調に伸長しているが、メイクアップコスメ系は需要が減少しているという。

 想定仮条件水準の今期予想PERは26~31倍程度。9/24上場のグラフィコ<4930>などが類似企業として挙げられるだろうが、これら日用品及び化粧品メーカー・卸のなかでは比較的高い水準となる。なお、期末配当を予定しているが、具体的な金額は現時点で未定。

 公開規模については10億円前後となる見込み。佐藤透社長ら役職員やその関係会社が株主に名を連ねており、ベンチャーキャピタル保有株はない。需給面は比較的良好だろう。ただ、12/17はほかにビートレンド<4020>オーケーエム<6229>プレイド<4165>かっこ<4166>が上場を予定しており、投資家の関心も投資資金も分散しがちとなる。

◆「リベルタ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
公式サイトはこちら!
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

[データ提供・銘柄分析]フィスコ