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2021年1月26日 ザイ編集部

2020年12月の「IPO株」26銘柄の中で、今後の株価上
昇が期待できる2銘柄! 中小企業支援の「ココペリ」、
ジムを運営する「Fast Fitness Japan」の成長力に注目

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2020年12月に新規上場した「IPO株」の中で、アナリストが「買い」と診断する「Fast Fitness Japan(7092)」と「ココペリ(4167)」をチェック!

発売中のダイヤモンド・ザイ2021年3月号には、連載「10倍株を探せ!【IPO株】研究所」を掲載!「IPO」とは、企業が上場して、市場に株式を公開すること。IPO株は公開価格と比較して、初値が大幅に上昇する場合が多いほか、上場してからも値動きがダイナミックで、短期間のうちに急騰することも少なくない。ただし、上場直後に盛り上がった後、すぐさま失速してしまう銘柄もあるため、“玉石混交”な側面もある。

この連載では、直近で新規上場したIPO株にスポットを当て、IPO株の専門家であるフィスコの小林大純さんが、今後の投資判断を「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価。今回は2020年12月に新規上場したIPO株の中から、今後さらなる成長の可能性を秘めた注目の2銘柄をピックアップして解説する。「成長株」投資に興味がある人は、ぜひ参考にしてほしい!
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2020年12月に新規上場した全26銘柄のうち、
初値が公開価格を下回ったのは2銘柄だけで、残りはすべて上昇!

 2020年12月はIPO株が多く、全部で26銘柄が上場した。2020年を振り返ると、1年間で93社も上場しており、2007年の121社に次ぐ多さに。株式市場全体では買いの勢いが鈍っているが、新規上場株には積極的な買いが入っている。その結果、2020年12月に上場したIPO株のうち、初値が公開価格を下回ったのは、わずか2銘柄のみだった。
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 12月のIPO株で特に話題となったのは、上場前から知名度が高かったIT系ベンチャーのプレイド(4165)ウェルスナビ(7342)ヤプリ(4168)といった大型IPOだ。いずれも公募・売出額が100億~200億円台と大きかったが、「この規模としては異例の好調な初値だった」とフィスコの小林大純さんは分析する。

 「プレイドウェルスナビヤプリの3銘柄は海外へ売り出した配分が高かったことも影響し、取引開始後に売りが少なかった。そこに、投資信託や個人投資家からの積極的な買いが入り、初値上昇率は3銘柄とも50%以上となりました」(小林さん)

 ほかにも、新興の家電メーカーのバルミューダ(6612)など、話題性のある東証マザーズ上場銘柄は、好調な値動きを見せた。一方で、東証1部に新規上場したローランド(7944)ポピンズホールディングス(7358)は、これまでの東証1部上場銘柄と同様に、初値が伸び悩む展開となった。

 なお、以下で紹介しているのは、2020年12月のIPO株26銘柄のうち、小林さんが「買い」「強気」と診断した8銘柄。ここに紹介していない18銘柄は、「中立」か「弱気」の診断となっている。

2020年12月の【IPO株】で、
投資判断が「買い」「強気」の8銘柄!

上場日 公開価格 初値
(騰落率)
株価
(1/4)
予想PER
(PBR)
今後1年の
高値予想
(安値予想)
投資判断
15日  スタメン(4019・東M)
880円 2051円
(+133.1%)
1563円 4341.7倍
(168.79倍)
2300円
(1100円)
強気
【分析コメント】主力の社内SNS「ツナグ」の東南アジアを中心とした海外展開に注目。新事業ファンサロンアプリ「ファンツ」の推進にも期待。
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16日  Fast Fitness Japan(7092・東M)
2250円 3000円
(+33.3%)
4080円 154.3倍
(12.69倍)
6500円
(3000円)
買い
【分析コメント】「エニタイムフィットネス」をフランチャイズで展開。コロナ禍はマシンジム特化のため影響は小さめ。高成長・高収益を評価。
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17日  ビートレンド(4020・東M)
2800円 1万10円
(+257.5%)
6690円 104.3倍
(21.31倍)
1万1000円
(5000円)
強気
【分析コメント】主力のCRMプラットフォーム事業がコロナ禍で順調に伸びる。今後は目標の年20~40%増収を達成できるかに注目。
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17日  オーケーエム(6229・東2)
1220円 1300円
(+6.6%)
1699円 164.5倍
(118.89倍)
2300円
(1200円)
強気
【分析コメント】船舶の排ガス用バルブのニッチトップ企業で環境関連として人気化する可能性も。コロナ禍の影響を受けるが業績回復で株価反発へ。
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18
 ココペリ(4167・東M)
1600円 3610円
(+125.6%)
8720円 820.3倍
(92.21倍)
1万円
(5000円)
買い
【分析コメント】中小企業向け経営支援プラットフォームは金融庁レポートに掲載され、地域金融機関との連携拡大。ネットワーク効果で高成長が続く。
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21
 いつも(7694・東M)
1540円 3610円
(+134.4%)
5510円 85.0倍
(69.69倍)
6500円
(3500円)
強気
【分析コメント】巣ごもり需要でEC総合支援の伸びが加速。ほかのマザーズ市場のEC関連銘柄と比較すると今のPER水準では上昇する余地がある。
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22
 ヤプリ(4168・東M)
3160円 5240円
(+65.8%)
6320円 ー倍
(57.63倍)
7000円
(4000円)
強気
【分析コメント】プログラミング不要のアプリ開発ツールを提供。株価に割安感はないが、事業の新規性などを背景に高評価を維持しつつ業績を伸ばす。
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23
 ENECHANGE(4169・東M)
600円 2400円
(+300.0%)
5600円 ー倍
(37.27倍)
8000円
(4000円)
強気
【分析コメント】電力・ガス比較サイト、クラウドサービスともストック型の安定収益モデル。自由化・デジタル化に乗り、増収ペースの加速に期待。
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来期以降に急成長が期待できる株を狙え!
注目は「買い」推奨の「Fast Fitness Japan」と「ココペリ」!

 ここからは、2020年12月に新規上場した26銘柄の中で、小林さんが「買い」と高く評価する2銘柄を詳しく紹介していこう。

 まずは、24時間営業のマシンジム「エニタイムフィットネス」をフランチャイズ展開するFast Fitness Japan(7092)だ。

 「エニタイムフィットネス」は運営コストが低いため利益が出しやすく、出店数が急増。2021年1月時点で829店舗を展開し、会員数は55万人を突破した。コロナ禍で今期は業績不調ながら、マシンジム特化のため、同業他社に比べると底堅い。FC出店の引き合いが強く、積極出店とロイヤリティ収入が順調に増加。来期は業績回復の見通しだ。

 続いて紹介するのは、高成長IT関連企業のココペリ(4167)だ。

 ココペリはSaaS(※Software as a Serviceの略称。クラウド上で提供されるソフトウェアの機能をユーザーがネットワーク経由で利用できるサービスのこと)形式で、中小企業向けに経営支援プラットフォームを提供。地域の枠を超え、中小企業のビジネスマッチングを支援する。会員企業の増加でマッチング機会が一段と向上するなど、ネットワーク効果を発揮。金融庁のレポートに同サービスが掲載され、地域金融機関との連携も拡大している。今期から黒字転換する見通しで、来期は利益が大幅拡大する可能性が高い。
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