ザイスポ!
2013年3月22日 深野 康彦

「買ってよい毎月分配型投信」の条件とは?
~具体的なファンドも紹介!~

 私の近著では上記の2条件を自分で計算できる方法を詳しく解説しています。もちろん自分で探すこともできますが、「そんなの面倒くさい」という方には、私が吟味した8本のおすすめファンドを本に掲載しています。ここでは特別にそのうちの1本をご紹介しましょう。

本の中ではおススメファンドごとに詳細な分析も掲載しています。

 私が本の中でおすすめした8本のうちの1本は「DWSグローバル公益債券ファンド(毎月分配型)Aコース(為替ヘッジあり)」(ドイチェ・アセット・マネジメント)です。

 なお、誤解を避けるためにあらかじめお断りしておきますが、これがナンバー1ということではなく、あくまでも前出の2つを満たすファンドだということです。また、くどいようですが、このファンドの運用会社等との利害関係もないことを記しておきます。

 DWSグローバル公益債券ファンド(毎月分配型)Aコース(為替ヘッジあり)」の2つのポイントを見てみると

(1)1万口あたりの毎月の収入(42.54円)>毎月の分配金(40円)→OK!
(2)翌期繰越分配対象額(1586円:第39期)が多い→OK!

となっています。いずれも合格点です(2012年11月末時点)。

 毎月の収入が毎月の分配金を上回っているということは、元の資産を取り崩していない、つまり「タコ足」をしていない証左です。ただ、ファンドである以上、運用状況が悪化することもありえます。そのために毎月公表される「マンスリーレポート」や6カ月に一度の「運用報告書」等で、ファンドの状況をチェックするクセを付けておきたいものです(チェックポイントも本の中で詳しく説明しています)。

 株や投信は一度買ったらOKというものではありません。なかでも毎月分配型投信は運用成績の良し悪しが分配金の多寡に直結する商品です。運用成績が悪ければ分配金が減額されることも珍しくありません。

 また、1回目の記事『なぜ世界の株式市場が上昇しても、危ない毎月分配型投資信託がたくさんあるのか?』でも詳しく書きましたが、現在のような世界的な上昇相場こそが危ない毎月分配型投信の姿を見えにくくしているともいえます。

 「毎月、安定した分配金を受け取りたい!」と考えている方にこそ、私の近著を手に取り読んでいただければと思います。