証券会社比較
【第85回】 2013年4月8日 ザイ・オンライン編集部

勝率9割強、上場初日に4倍も! 
アベノミクスで新規上場株も活況!
[日本株IPO市場を振り返る]

IPO当選は至難の業、だけど初値買いは危険!?

 IPOを公募価格で買うには、「ブックビルディング」に応募して当選しなければならない。最近はIPO銘柄を公募価格で買えればほとんど儲かるから人気が高まる。「こんな時期にブックビルディングに応募しても当たるはずがない」と考える人も多いだろう。確かに、当選は至難の業だ。

 かといって初値で買った場合、値動きが激しいと厳しい結果となる場合もある【図表2】。たとえば3月12日に上場したソフトマックスの場合、初値は5510円だったが、4月1日の終値は3760円で、初値から32%も下落している。

【図表2】3月上場のIPO銘柄は、初値で寄りついた後下落するケースが多かった。

 特に新興市場の銘柄などは、値動きが大きいので注意が必要だ。【図表2】を見てわかるように、初値が高く寄りついた後は急落している銘柄もある。

初値が高騰しない銘柄は、その後にうま味あり!?

 一方、上場前からの人気が上場後も衰えない銘柄もある。最近話題になった新規上場銘柄のユーグレナ2931、ミドリムシなど微細藻類の研究開発、販売等)の場合、初値で公募の2倍以上の株価がついた後に、さらに上昇した【図表3】。これなら初値買いでも大きな利益を出せたことになる。

【図表3】ブックビルディングに当選しなくても、初値で買っても儲かる銘柄が存在する。

 だが、こういったケースは稀で、前出の3月に上場したマザーズ4銘柄は、初値で大きく公募価格を上回ったが、現値を比べると、すべて公募価格を下回っている。2月、3月上場の銘柄では、初値買いしても現在含み損になっているケースが多い(【図表1】の右側の列、4月1日終値と初値を比較した騰落率参照)。

 一方、2012年12月上場分では、初値で買っていても、その後大きく上昇している銘柄がある。全国保証7164、信用保証、損害保険の代理業務、信用調査、生命保険の募集業務)やUMNファーマ4585、バイオ医薬品の研究・開発・製造)がその例だ【図表3】