クレジットカードの達人!ゴールド&プラチナカード比較
【第13回】 2015年5月25日 岩田昭男 [消費生活評論家]

定番中の定番「楽天カード」の実力を改めて検証!
「楽天Edy」や「Rポイントカード」との併用、
キャンペーンの活用でますますお得に使える!

 今回、紹介するのは、この10年ですっかりメジャーなクレジットカードの仲間入りを果たした「楽天カード」です。ここ数年は頻繁に流れる印象的なテレビCMでもおなじみですね。

【※「楽天カード」の関連記事はこちら!】
「楽天カード」にメリット追加で還元率もアップ!さらに「楽天カード」と「楽天モバイル」の兼用でスマホ代の節約+楽天ポイントがザクザク貯まる!

 「楽天カード」は年会費無料の一般カードではありますが、とても優れた特性を持っています。それに、「楽天プレミアムカード」「楽天ブラックカード(招待制)」といった上級カードも用意されているので、この連載でも避けて通ることはできないでしょう。


 今から3年ほど前、約1000人のビジネスパーソンを対象として、「どんなクレジットカードを保有しているか」というアンケートを取ったことがありました。その結果、ダントツに多かったのが「楽天カード」でした。しかも、アンケート回答者を年収別にわけて分析すると、低所得層から高所得層まで、万遍なく支持されていることもわかりました。

楽天カード」といえば、学生やフリーターを含めた、20~30代の若者向けカードというイメージがあるかもしれません。しかし、実際には年収1000万円以上の高所得者層にも、「楽天カード」の愛用者が多いという事実に驚かされます。そこまで支持されているのは、「楽天カード」の機能性が高く評価されているからでしょう。その証拠に、「(今は持っていないけれど)持ちたいクレジットカード」という切り口でアンケートをとっても、「楽天カード」は常に上位にランクインするのです。

 ただ、人気や実力が評価される一方で、クレジットカードのクチコミ情報が集まるサイトを覗いてみると、「デザインが好きになれない」「メールが頻繁に届いて鬱陶しい」「顧客サポートに難がある」といった、アンチ「楽天カード」派の意見も数多く掲載されています。発行枚数の多いメジャーなクレジットカードなので、さまざまな人がさまざまな意見を持つのは当然のことですが、ネガティブなコメントの数が多いと気になるものです。

 指摘されるマイナスポイントが事実だとしても、メリットがデメリットを上回れば保有する価値はあるでしょう。さて、実状はどうなのでしょうか? 

 そこで今回は、「楽天カード」と、その上級カードである「楽天プレミアムカード」について、詳しく検証していきたいと思います。

「楽天カード」最大のメリットはポイントの貯まりやすさ
クレジットカード、電子マネー、ポイントカードでガンガン貯まる!

 まずは、基本のカードである「楽天カード」です。ネット上などでさまざまな意見が飛び交っていますが、最初に私個人の意見を表明しておきましょう。
(関連記事⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2020年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2020年の最優秀カード”を詳しく解説!

 仕事柄さまざまなクレジットカードを見てきましたが、「楽天カード」は次の点が特に優れているといえます。

①年会費が無料
②ポイント還元率1%(100円につき1ポイント)
③ポイントアップキャンペーンがかなり多い
④「楽天Edy」や「Rポイントカード」と併用すれば
 さらにポイントが貯まりやすい


 年会費無料で、ポイント還元率1%のクレジットカードというのも今や増えてきているので、それほどインパクトがない特徴だと思われるかもしれません。しかし、①と②の条件を同時に満たすカードというのは、実はごく限られています。年会費無料のクレジットカードはポイント還元率が1%以下ということが多いですし、ポイント還元率が高いクレジットカードは、年会費が発生する場合がほとんどです。

楽天カード」で貯められるポイントは、「楽天スーパーポイント」です。「楽天スーパーポイント」は、どこで「楽天カード」を利用しても最低1%分が貯まりますが、オンラインショッピングモールである「楽天市場」で利用すると、ポイントが常時2倍にアップします。また、「楽天市場」に限らず、提携しているショップの実店舗でも、ポイントが2倍以上になるところが多数あります。このように、年会費無料で、ポイント還元率が事実上2%以上となるクレジットカードは類を見ません。

 しかも、「楽天カード」保有者だけが参加できるポイント優待キャンペーンが月に2度、開催されており、それをうまく活用すれば獲得できるポイントがさらに増えます。

楽天カード」会員には、半年間のポイント獲得数などでランクがつくのですが、ランクに応じてキャンペーンのポイント優待は変化し、3~10倍にもアップします。つまり、せっせとランクを積み重ねていけば、頻繁に行われるキャンペーンで、毎回ポイント10倍の優遇を受けられるのです。

 また、「楽天カード」には、電子マネーの「楽天Edy」が搭載されている「楽天Edy一体型」もあり、クレジットカード決済ではなく「楽天Edy」決済でも「楽天スーパーポイント」を貯めることができます。つまり、コンビニなどでの少額決済は「楽天Edy」で、高額決済は「楽天カード」のクレジット機能で……という具合に使い分ければ、いつでも効率的にポイントを貯められるわけです。

 2014年秋には「Rポイントカード」も本格的に始動しました。これはクレジットカードではなくポイントカードなので、誰でも気軽に作れます。このポイントカードを加盟店での支払い時に提示すると、やはり「楽天スーパーポイント」が貯まります。

 「Rポイントカード」の加盟店は、コンビニの「サークルKサンクス」「ポプラ」、ガソリンスタンドの「出光」、ドーナツチェーンの「ミスタードーナツ」、百貨店の「大丸」「松坂屋」、変わったところでは脱毛サロンとして有名な「ミュゼプラチナム」など、多彩な顔ぶれです。店舗にもよりますが、大体1%の還元率で貯まるところが多く、貯めたポイントを1ポイント=1円相当で使うこともできます(※店舗によっては、ポイントが貯められても使えないところもあります)。

高還元率であっても、ほぼ楽天市場を利用しない人には不向き
主に街中でカード利用したい人が安易に選ぶのはNG

 ここまで読んでいただければもうおわかりのように、「楽天スーパーポイント」はクレジットカード、ポイントカード、電子マネーのすべてで貯められる仕組みになっていて、その貯まりやすさ(+使いやすさ)はポイント業界随一といっても過言ではないでしょう。

 しかし、「楽天スーパーポイント」を効率よく貯められる「楽天カード」にはいくつかのデメリットも指摘されています。