IPO株の銘柄分析&予想

「ANYCOLOR(エニーカラー)」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の動画コンテンツ関連企業との比較や予想まで解説![2022年6月14日 情報更新]

2022年4月28日公開(2022年6月14日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 ANYCOLOR(エニーカラー)
市場・コード/業種 グロース・5032/情報・通信業
上場日 6月8日
申込期間(BB期間) 5月24日~5月30日
おすすめ証券会社 大和証券SBI証券野村證券松井証券マネックス証券CONNECTauカブコム証券(旧:カブドットコム証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 4810円(214.38%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

ANYCOLORが6月8日にIPO(新規上場)!

「ANYCOLOR」の公式サイトより

 ANYCOLORは、2022年4月28日、東京証券取引所に上場承認され、2022年6月8日にIPO(新規上場)することが決定した。

 ANYCOLORは2017年5月2日に設立された。動画コンテンツ関連事業を行っており、具体的にはVTuberグループ「にじさんじ」を運営している。VTuberとはVirtual YouTuberの略称であり、ライバーと呼ばれる現実の人間を、モーションキャプチャー技術を利用してバーチャルキャラクター(アニメキャラクター)に置き換えて動画を配信できる。

 YouTubeにおいて動画配信を行うライブストリーミング領域を中心としながら、動画配信以外の接点を提供してVTuberの活動の幅を拡大する「コマース領域(VTuberグッズ等のコンテンツ販売・イベント)」、同社が保有する所属VTuberに関するIP(Intellectual Property:知的財産)を用いて、顧客企業の商品やサービスのプロモーションを行う「プロモーション領域」でビジネスを展開している。また、新規ビジネス領域として海外VTuberビジネスを運営している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

ANYCOLORのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 5月23
ブックビルディング(抽選申込)期間 5月24日~5月30日
公開価格決定 5月31日
購入申込期間 6月1日~6月6日
払込日 6月7日
上場日 6月8日

ANYCOLORのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2022年6月1日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
大和証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
62.2
公式サイトはこちら!
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
1.9
公式サイトはこちら!
野村證券 1.0
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短翌日に取引可能]
0.2
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.2
公式サイトはこちら!
CONNECT
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
[最短翌日に
取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事証券) 34.6  

ANYCOLORのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1490
仮条件
[予想PER(※2)
1490~1530円
17.9倍~18.4倍]
公募価格 1530円
初値 4810円
初値騰落率 214.38%
予想トレーディングレンジ(※3) 1300~5000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2022年5月19日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 33.1倍
エムアップHD<3661> 29.2倍(連)
UUUM<3990> 49.3倍(連)
アミューズ<4301> 20.9倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

ANYCOLORの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 2999万3435株(予定)
公開株式数 公募5万株  売出111万4000株
(オーバーアロットメントによる売出17万4600株)
想定公開規模(※1) 19.9億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

ANYCOLORはVTuberグループ運営企業の初IPO

 約150名の多種多様なVTuberが所属するVTuberグループ「にじさんじ」を運営。ライブストリーミングによる双方向性のコミュニケーションを通じて、ファンコミュニティの構築を図るほか、グッズ・デジタル商品販売やイベント開催等も。国内だけではなく、英語圏及び中国を中心に海外でもVTuberコンテンツを世界へ配信している。従業員は216名。

 動画コンテンツ市場の拡大が期待されるうえ、業績急伸は評価されるだろう。ただ、公開規模は現在のIPO環境では軽量感が感じられず、新株予約権行使による希薄化を警戒する向きもあるようだ。

 公開規模については20億円前後となる見込み。新株予約権(ストック・オプション)による潜在株式数が260万5500株(上場時発行済株数の8.7%、いずれも権利行使可能)。

◆「ANYCOLOR」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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野村證券
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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ANYCOLORの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2018/4 16
(―)
▲ 3
(―)
▲ 1
(―)
2019/4 866
(5113.1%)
47
29
2020/4 3,478
(301.5%)
42
-11.1%
32
9.2%
2021/4 7,636
(119.5%)
1,451
3354.4%
937
2789.8%
2022/4予 13,259
(73.6%)
3,753
158.6%
2,497
166.4%
2022/1 3Q 10,159
(―)
3,131
(―)
2,059
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:83.25円/-円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

ANYCOLORの業績コメント

 2022年4月期の業績は、売上高が前の期比73.6%増の132.5億円、経常利益が同158.6%増の37.5億円と増収増益の見込みとなっている。

 同社の国内VTuberビジネスでは、ライブストリーミング領域において、前の期に引き続き所属VTuber数の増加よりも、VTuberサポート体制の拡充を優先し、2021年8月に「にじさんじ甲子園」を、年末年始に「NJU歌謡祭」を開催。視聴者から好評となっており、当第3四半期累計期間(2021年5月-2022年1月)のVTuberグループ「にじさんじ」の所属VTuber数は107人(前年同期比2.88%増)、YouTube再生時間は429百万時間(同17.8%増)となった。

 加えて、コンテンツ販売の領域においては、2021年2月に開催した「にじさんじ Anniversary Festival 2021」のライブBlu-rayを同年10月に、またライバーの衣装・装飾品の一部をそのままのデザインでグッズ化することをコンセプトとした「そのまんまグッズ」を順次発売し、これらの販売が好調となっている。

 イベントについても、7-8月に完全オンライン開催となる「にじさんじ AR STAGE "LIGHT UP TONES"」、10月には横浜ぴあアリーナにおいて「NIJIROCK NEXT BEAT」及び「initial step in NIJISANJI」、加えて11月にはZepp Hanedaにて「Kuzuha Birthday Event 『Scarlet Invitation』」を開催している。また、海外VTuberビジネスに関しても、英語圏におけるVTuberビジネスの拡大をはじめとして注力している。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高101.5億円で76.6%、経常利益31.3億円で83.4%となっている。

ANYCOLORの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都港区赤坂九丁目7番2号ミッドタウン・イースト11F
代表者名(生年月日) 代表取締役CEO 田角陸(平成8年2月3日生)
設立 平成29年5月2日
資本金 1億412万円(令和4年4月28日現在)
従業員数 216人(令和4年3月31日現在)
事業内容 VTuberグループ「にじさんじ」の運営
■売上高構成比率(2021/4期 実績)
品目 金額 比率
ライブストリーミング領域 2,399 百万円 31.4%
コマース(コンテンツ)領域 3,355 百万円 43.9%
コマース(イベント)領域 602 百万円 7.9%
プロモーション領域 1,037 百万円 13.6%
その他領域 241 百万円 3.2%
合計 7,636 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 田角 陸 1403万1810株 46.86%
2 LC FUND VIII, L.P. 334万8210株 11.18%
3 HODE HK Limited 238万8000株 7.98%
4 Skyland Ventures2号投資事業有限責任組合 225万株 7.51%
5 (株)ソニー・ミュージックエンタテインメント 167万4105株 5.59
6 本田 謙 150万株 5.01%
7 (株)インフルエンサーインベストメントホールディングス 75万株 2.50%
8 SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 71万6550株 2.39%
9 けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合 66万9630株 2.24%
10 SinGrowthPartners Pte. Ltd. 52万7190株 1.76%
合計   2785万5495株 93.03%
■その他情報
手取金の使途 事業拡大に係る採用費及び人件費に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2020年4月10日
割当先 (株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、伊藤忠商事(株)
発行価格 298円 ※株式分割を考慮済み
◆「ANYCOLOR」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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野村證券
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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CONNECT[最短3日後に取引可能]
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auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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ANYCOLORの銘柄紹介

 同社は「魔法のような、新体験を。」というコーポレート・ミッションを掲げており、今までにない新しいエンターテイメントの体験を世の中に提供することを目的にサービスを展開。テレビ・ラジオをはじめとした従来のメディアにおいては、コンテンツを制作するクリエイターが、視聴するユーザーにコンテンツを提供するという一方通行の形式が主体となっていた。

 しかし、インターネットを通じて、誰もがコンテンツを発信するクリエイターになることが可能となることで、クリエイターとユーザーの垣根がなくなり、より多くのコンテンツが発信されるようになり、Google LLCが提供する動画配信プラットフォームであるYouTube等を用いたライブストリーミング(※1)によって、ユーザーがリアルタイムで反応ができる双方向性のメディアが新しいメディアの形態として出現してきた。同社は、テクノロジーを活用して新しい体験を提供することで、エンターテイメントの更なる可能性を追求し、世の中の人々に楽しみを与えることを目指している。
(※1)インターネット上で、音声や動画をリアルタイムで配信すること。

 同社が運営するVTuberグループ「にじさんじ」は、2022年4月時点で約150名の多種多様なVTuberが所属するVTuberグループであり、ライブストリーミングによる双方向性のコミュニケーションを通じて、ファンコミュニティの構築を図っている。さらに、グッズ・デジタル商品の販売やイベントの開催等を通じて、VTuberコミュニティの盛り上がりを高めることができると考えられている。

 VTuberとはVirtual YouTuberの略称であり、ライバーと呼ばれる現実の人間を、モーションキャプチャー技術(※2)を利用してバーチャルキャラクター(アニメキャラクター)に置き換えることで、従来のアニメキャラクターでは表現できなかった詳細な表情や仕草を表現して、動画配信を行うことが可能となった。また、ユーザーはライブ配信のチャット機能を通じて、VTuberとコミュニケーションをとることが可能である。
(※2)現実の人物や物体の動きをデジタル的に記録する技術。

 また、同社は国内だけではなく、英語圏及び中国を中心に海外でもVTuberビジネスを展開しており、各国のネットワークを活かし、VTuberコンテンツを世界へ配信している。

 同社は動画コンテンツ関連事業の単一セグメントである。主な事業はVTuberグループ「にじさんじ」の運営であり、YouTubeにおいて動画配信を行う「ライブストリーミング領域」を中心としながら、動画配信以外の接点を提供してVTuberの活動の幅を拡大する「コマース領域(VTuberグッズ等のコンテンツ販売・イベント)」、同社が保有する同社所属VTuberに関するIP(Intellectual Property:知的財産)を用いて、顧客企業の商品やサービスのプロモーションを行う「プロモーション領域」でビジネスを展開している。また、新規ビジネス領域として海外VTuberビジネスを運営している。

ANYCOLORの投資のポイント

 VTuberマネジメント企業として初のIPOであり、個人投資家を中心に注目度は高い。また、動画コンテンツ市場の拡大が期待されるうえ、所属VTuber数やYouTube再生時間、VTuber当たり月間売上高の増加とともに業績急伸しており、高成長企業として評価されるだろう。

 一方、公開規模が20億円前後と現在のIPO環境では軽量感のある案件ではない。また、新株予約権による潜在株式数が公開株以上に多く、権利行使による希薄化を警戒する向きもあるようだ。現在のグロース株市況が軟調なことも気がかり。

 同社は田角陸CEO(最高経営責任者)が大学在学中の2017年に設立、2021年に現社名へ商号変更した。同社が運営するVTuberグループ「にじさんじ」は、約150名の多種多様なVTuberが所属するVTuberグループであり、2019年には(株)ドワンゴとピクシブ(株)が共同で企画する「ネット流行語100」の年間大賞に選ばれるなどインターネット上では話題となっている。国内だけではなく、英語圏及び中国を中心に海外でもVTuberビジネスを展開しており、各国のネットワークを活かし、VTuberコンテンツを世界へ配信している。

 2021年4月期のにじさんじVTuber数は103人(前年同期比4.0%増)、YouTube再生時間は496百万時間(同82.4%増)、VTuber当たりの月間売上高は6.18百万円。従業員は216名。

 業績面について、2022年4月期は売上高が前の期比73.6%増の132.59億円、経常利益が同158.6%増の37.53億円と大幅な増収増益の見込みとなっている。特にプロモーション領域においては、需要の増加で売上高が堅調に推移しており、前期比で134%程度の成長を見込む。また、売上原価や販管費の大半に売上高の成長に比例して増加するとは限らないコストが含まれていることにより、営業利益率が2020年4月期(1.3%)から2021年4月期(19.0%)にかけて大幅に改善している。

 想定仮条件水準の予想PERは16~19倍程度となる。YouTuberマネジメント会社初のIPO案件として2017年に上場したUUUM<3990>は現在50倍前後であり、同社も業績成長率の高さから、一段のバリュエーション向上は十分許容されそうだ。

 公開規模については20億円前後となる見込みで、現在のIPO環境では軽量感があるとはいえない。また、新株予約権(ストック・オプション)による潜在株式数が2,605,500株(上場時発行済株数の8.7%、いずれも権利行使可能)と公開株以上に多い。株主にはベンチャーキャピタルも散見されるが、ロックアップに価格による解除条項はなし。一方、個人投資家の初値買い意欲は根強く、売出株の一部は海外販売される。また、トリプルアイズ<5026>から1週間ほど空けての上場となり、その次のヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>上場までも2週間ほど間を置くため、スケジュール面は良好。

⇒UUUM<3990>のIPO情報はこちら!
⇒トリプルアイズ<5026>のIPO情報はこちら!
⇒ヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>のIPO情報はこちら!

◆「ANYCOLOR」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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野村證券
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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