株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2024年]

KLab、株主優待を休止! 従来は500株以上を6カ月以上保有する株主に「QUOカード」を贈呈していたが、業績低迷を理由として2022年12月実施分から「休止」に

2022年11月8日公開(2022年11月9日更新)
ザイ・オンライン編集部
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KLab株式会社が、株主優待を休止することを、2022年11月8日の15時に発表した。

KLabはスマホゲームの開発などを手掛ける企業。KLabはスマホゲームの開発などを手掛ける企業。
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KLabの株主優待は、毎年12月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「500株以上を6カ月以上保有する株主に、保有株数と継続保有期間に応じて、自社のゲームタイトルをデザインしたオリジナルの『QUOカード』を贈呈」というものだった。

 しかし、この株主優待は2022年12月実施分から「休止」される。

 KLabが株主優待を休止する理由は「現在当社では、近年にリリースしたタイトルの不振及び想定よりも早い段階での減衰などによるトップラインの伸び悩みに加え、開発費の高騰によるコストの増大など厳しい状況が継続するなか、ヒット作の創出に向けた新作タイトルの開発に注力するとともに、運営タイトルの整理、業務効率の改善及び開発体制の強化など徹底したコストの見直しを図り、安定した利益創出体質への転換を果たすことを最優先課題として事業に取り組んでおります。このような経営状況に鑑み慎重に議論を重ねました結果、誠に遺憾ではありますが、株主優待制度を休止させていただくことといたしました」とのことだ。

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KLabの株主優待の詳細と利回りは?

 ◆休止されるKLabの株主優待の詳細
 基準日  保有株式数  保有期間  株主優待内容
 12月末  500株以上  6カ月以上  QUOカード1000円分
 1年以上  QUOカード1500円分
 2年以上  QUOカード2000円分
 1000株以上  6カ月以上  QUOカード1500円分
 1年以上  QUOカード2000円分
 2年以上  QUOカード2500円分

KLabの2022年11月8日時点の株価(終値)は471円なので、株主優待が休止されていなければ、利回りは以下のようになっていた。

 (500株・6カ月以上保有の場合)
 投資金額:500株×471円=23万5500円
 優待品:QUOカード1000円分
 株主優待利回り=1000円÷23万5500円×100=0.42%

KLabの株主優待は、個人投資家に人気の「QUOカード」だったが、前回(2021年12月)分を最後に「休止」することが発表された。「廃止」ではなく「休止」なので、業績が回復した際には再開すると見られるが、失望している個人投資家は多そうだ
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KLabはスマホゲームの開発などを手掛ける企業。11月8日に発表された、2022年12月期の第3四半期の連結業績は、売上高が125億1100万円(前年同期比33.1%減)、営業利益が5億7000万円の赤字、経常利益が1億9500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が3億700万円の赤字。通期予想は公表されていない。

KLab
業種 コード 市場 権利確定月
情報・通信 3656 東証プライム 12月末
株価(終値) 必要株数 最低投資金額 配当利回り
471円 500株 23万5500円
※株価などのデータは2022年11月8日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

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