つみたてNISA(積立NISA)おすすめ比較&徹底解説[2024年]

「つみたてNISA」のおすすめ投資信託を厳選して紹介!6ジャンル(日本株・世界株・先進国株・新興国株・米国株・バランス型)のおすすめ12銘柄をプロが厳選!

2023年6月24日公開(2023年12月26日更新)
頼藤 太希
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 日本で一般的に購入できる投資信託は約6000本あります。「つみたてNISA」では、その中から金融庁の定めた条件をクリアしている約200本の投資信託に積立投資できます。しかし、200本まで絞り込まれているといっても、米国株、先進国株、新興国株、世界株、バランス型など、投資対象や種類もさまざま。「多すぎて選べない!」という人もいることでしょう。

 今回はそんな人のために、「つみたてNISA」でどの商品に積立投資すればいいのか、投資対象別におすすめの投資信託を厳選してご紹介します。

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「つみたてNISA」の投資信託選びで失敗しない
5つのチェックポイントを知っておこう!

 「つみたてNISA」で積立投資をする投資信託を選ぶにあたっては、次の5つのポイントを押さえておきましょう。

① 指標に連動する「インデックス型」、または複数の資産を組み入れている「バランス型」の投資信託を選ぶ
② できるだけ「信託報酬」の安い商品を選ぶ
市場全体をカバーする商品を選ぶ
「純資産総額」「基準価額」が、3年以上の中長期にわたって右肩上がりに増えている商品を選ぶ
「トラッキングエラー」が低い商品を選ぶ

 大前提として、市場の値動きと連動する「インデックス型」の投資信託がおすすめです。インデックス型は信託報酬が安いうえ、指標より高いリターン(または絶対収益)を目指すアクティブ型よりも成績のいい商品が多いためです。市場全体をカバーできる商品を選ぶことで、市場全体の経済成長に応じて資産を増やすことを狙います。複数のインデックス資産を組み入れる「バランス型」の投資信託でもOKです。

 さらに商品を絞り込むときに注目したいのが、「純資産総額」と「基準価額」です。投資信託の資産の合計を表す「純資産総額」や、投資信託の値段を表す「基準価額」が3年以上の中長期にわたって右肩上がりに増えているかどうかをチェックします。

 運用が不調だと「基準価額」も「純資産総額」も下がっていきますし、そうなると売却する人や、ほかの商品に乗り換える人が増えて「純資産総額」はさらに減っていきます。最悪の場合、途中で運用を中止する「繰上償還」が行われる可能性もあります。長期にわたって積立投資することで非課税メリットを最大限享受して資産を増やすのがつみたてNISAの原則ですから、途中償還されてしまっては利点を生かしきれないことになります。
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 そして、念のために「トラッキングエラー」も確認しておきましょう。「トラッキングエラー」とは、投資信託が目安とする指標(ベンチマーク)と実際の投資信託の値動きの差を表した数値です。この数値が低いほどベンチマークとしっかり連動していることを表します。

「つみたてNISA」で投資できる200以上の銘柄の中から
6つの投資対象別に厳選したおすすめ12銘柄を解説!

 以上を踏まえて、「つみたてNISA」でおすすめの投資信託を投資対象別に紹介しましょう(純資産総額、基準価額は2023年6月20日、トータルリターン(累積)は2023年5月末時点)。

「日本株」に投資するおすすめ投資信託はこの2本!


 日本株に投資する投資信託がベンチマークとする主な指標には、「TOPIX(トピックス)」「日経平均株価」「JPX400」があります。この3つの指標を構成する銘柄数は、

・TOPIX(トピックス)…約2200銘柄
・日経平均株価…225銘柄
・JPX400…400銘柄

ですので、市場全体の値動きに連動しやすいのは銘柄数の多いTOPIXでしょう。基本的には、TOPIXに連動をめざす投資信託を選んでおけばOK。ただ、直近5年のパフォーマンスはTOPIXよりも日経平均株価の方がよくなっています。

 ◆ eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)(三菱UFJ国際投信)
純資産総額 基準価額 信託報酬
795.74億円 16,996円 0.143%以内(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
14.29% 45.83% 36.71%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、TOPIXへの連動を目指す投資信託です。各資産クラスへの分散投資を自分でする場合に、日本株のインデックスファンドはこれを選んでおけばOK。信託報酬は同ジャンルで最安水準です。

「eMAXIS Slim」シリーズには「受益者還元型信託報酬」という仕組みがあるため、純資産総額が増えるごとに実質的な信託報酬率が下がります。購入できる金融機関が多く、選びやすいのもメリットです。

 ◆ <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックス・ファンド
純資産総額 基準価額 信託報酬
535.05億円 20,902円 0.143%以内(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
15.58% 48.69% 52.5%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックス・ファンドは、マザーファンドの「ニッセイ日経225インデックスマザーファンド」に投資することで日経平均株価への連動を目指す投資信託です。各資産クラスへの分散投資を自分でするとき、TOPIXではなく日経平均株価をポートフォリオに入れたい、という場合はこちらを選べばいいでしょう。信託報酬は同ジャンルで最安水準となっています。また、直近5年のパフォーマンス(トータルリターン)はTOPIXよりも高くなっています。

「世界株」に投資するおすすめ投資信託はこの2本!


「世界株」に投資する投資信託がベンチマークとする主な指標には、「FTSE(FTSE Global All Cap Index)」と「MSCI(MSCI All Country World Index[MSCI ACWI])」の2つがあります。

 世界株式市場のカバー率は、FTSEが98%、MSCI ACWIは85%となっています。どちらも幅広く世界株式市場をカバーしていますが、カバー率がより高いのはFTSEです。また、FTSEは小型株も含んでいます。ただ、FTSEとMSCI ACWIの値動きの差はそれほどありません。どちらを選んでも問題ないでしょう。

 ◆ eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJ国際投信)
純資産総額 基準価額 信託報酬
1兆2236億円 19,497円 0.1133%以内(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
10.43% 75.25%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、「MSCI ACWI」への連動を目指す投資信託です。日本を含む先進国23カ国と新興国24カ国、世界の約3000銘柄(大型株)に投資するのと同様の効果が得られます。とはいえ、米国株の比率が6割と高く、先進国株が中心のポートフォリオになっています。信託報酬は世界株型の投資信託の中で最安水準です。

 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は「オルカン」と略され、個人投資家に人気です。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」では2019年から2022年まで4冠を獲得しています。取り扱い金融機関も多いので、投資しやすいのもメリットです。

 ◆ SBI・全世界株式インデックス・ファンド[雪だるま(全世界株式)]
純資産総額 基準価額 信託報酬
1209.47億円 18,443円 0.1102%程度(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
10.07% 74.08% 73.5%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 SBI・全世界株式インデックス・ファンド[雪だるま(全世界株式)]は、米国株式に投資するETF(上場投信)や、米国以外の先進国株式に投資するETF、新興国株式に投資するETFの3つのETFに投資することで、世界中の株式に投資する投資信託です。1本で世界(日本を含む)の約9500銘柄の大・中・小型株に投資する「FTSE」をベンチマークにしています。米国比率は6割、先進国株が中心のポートフォリオです。

 同じくFTSEをベンチマークとする楽天・全世界株式インデックス・ファンド[楽天・VT]や、後発のSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドよりも低コストで全世界株式への投資が実現します。

「世界株(特定の国を除外)」に投資するおすすめ投資信託はこの2本!


 世界の株式に投資する投資信託のなかには、特定の国を除いたものもあります。たとえば、日本を除く世界株に投資する投資信託などです。日本株は自分で株式投資をするから不必要という場合などは、こうした特定の国を除外する投資信託を選ぶのもいいでしょう。

 ◆ eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)(三菱UFJ国際投信)
純資産総額 基準価額 信託報酬
2779.91億円 19,638円 0.1133%以内(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
10.29% 77.44% 83.06%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、「MSCI ACWI(除く日本)」への連動を目指します。前述のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の「日本なしバージョン」と考えると早いでしょう。

 圧倒的な信託報酬の安さが魅力で、信託報酬のさらなる引き下げにも積極的です。純資産総額が多く、効率的に分散投資が実行できます。日本株と海外株は別々に管理したい人、日本株は個別株を積極的に売買したい人におすすめの1本です。

 ◆ 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド[楽天・VXUS]
純資産総額 基準価額 信託報酬
9.97億円 12,005円 0.202%(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
【つみたてNISAで買える金融機関の例】松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド[楽天・VXUS]は、「バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)」と「バンガード・FTSE・デベロップド・マーケッツETF(VEA)」の2つのETFへの投資を通じて、「FTSE グローバル・オールキャップ(除く米国)」への連動を目指す投資信託です。2022年12月14日に設定された投資信託のため、1年のトータルリターンはまだ出ていません。信託報酬は0.202%と、ここまで説明してきた商品に比べると少し高いですが、ETFの経費率が安いので、まだ引き下げ余地があるでしょう。

 SBIアセットマネジメントが「SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス・ファンド」を2023年6月8日に新たに設定したので、手数料競争に期待したいところです。米国株にすでに投資をしていて、米国以外の世界株に投資をしたい人に向いています。

「先進国株」に投資するおすすめ投資信託はこの1本!


 カナダ・フランス・ドイツ・イタリア・日本・英国・米国の「G7」、スペイン・オランダ・ポルトガルといった欧州各国、香港・シンガポール・オーストラリアなど先進国に投資する投資信託もあります。先進国株でよく利用される「MSCIコクサイ・インデックス」という指標は、日本を除く22カ国の先進国の株式の値動きで算出される指標のため、日本は含まれません。一方で、日本を含めた先進国株に投資する投資信託もあります。

 ◆ eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
純資産総額 基準価額 信託報酬
4953.78億円 23,279円 0.09889%以内(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
11.43% 82.63% 93.72%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、「MSCIコクサイ・インデックス」と連動をめざす投資信託。米国株が約6割なので、米国の動向に影響を受けやすいのが特徴です。信託報酬は0.1%を切る低水準なのもメリットです。

「新興国株」に投資するおすすめ投資信託はこの1本!


 新興国とは、先進国に比べると発展途上であるものの、これから発展が見込まれる地域のことです。中国・インドをはじめ、ブラジルやアルゼンチンといった中南米、インドネシアやマレーシアなどの東南アジア、中東や東欧の国々などが該当します。

 なお、韓国は指標によって扱いが分かれています。世界株のところで紹介した「FTSE」を算出するFTSE社では韓国を先進国、「MSCI ACWI」を算出するMSCI社では韓国を新興国に分類しているためです。新興国株の指標である「FTSEエマージング・インデックス」「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ」には韓国が含まれません。

 ◆ SBI・新興国株式インデックス・ファンド[雪だるま(新興国株式)]
純資産総額 基準価額 信託報酬
220.74億円 13,619円 0.176%程度(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
2.08% 46.61% 27.51%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 SBI・新興国株式インデックス・ファンド[雪だるま(新興国株式)]は、新興国の株式に投資を行うことで、「FTSE エマージング・インデックス」に連動を目指す投資信託です。FTSEエマージング・インデックスは新興国の大型株と中型株で構成される指標です。SBI・新興国株式インデックス・ファンド[雪だるま(新興国株式)]は、信託報酬や実質コストが最安。分散投資に新興国を加えたいならばまず選択すべき1本です。

「米国株」に投資するおすすめ投資信託はこの2本!


 主な米国株のベンチマークには、「CRSP(CRSP US Total Market Index)」と「S&P500」があります。CRSPは米国のほぼ全銘柄を組み入れているので株式市場カバー率はほぼ100%。S&P500は500社で約80%となっています。したがって、筆者はより分散が効くCRSPを選んだほうがいいと考えます。ただし、CRSPとS&P500のリスク・リターンはあまり変わらない結果なので、気軽に選んでも問題はありません。

 ◆ SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
純資産総額 基準価額 信託報酬
1656.72億円 12,908円 0.0938%程度(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
10.68%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券auカブコム証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じて「CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果をめざす投資信託です。

 SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは信託報酬がとても安いのがポイント。同じ投資対象の楽天・全米株式インデックス・ファンド[楽天・VTI]は信託報酬が0.162%ですから、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドのほうがいいでしょう。月次資金の流入も続き、純資産総額も大きくなっているので、効率的な資産運用が期待できます。

 ◆ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(三菱UFJ国際投信)
純資産総額 基準価額 信託報酬
2兆3072億円 22,295円 0.09372%以内(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
11.82% 87.56%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、マザーファンドへの投資を通じてS&P500との連動を目指す、米国株投資の王道ファンドです。こちらも信託報酬が0.1%を切るという圧倒的な安さで、同種のファンドでは最安となっています。月次資金の流入も続いていますし、純資産総額も2兆円を超えています。効率的な資産運用が期待できるでしょう。
【※関連記事はこちら!】
「つみたてNISA」で「米国株」に投資できる、もっともおすすめの投資信託を発表! S&P500やNYダウなど米国株の指数の特徴や、米国株投信のリスクも紹介!

●複数資産に投資するおすすめ投資信託「バランス型」はこの2本!


 バランス型の投資信託に多いのが、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券の4資産に分散投資している「4資産型」と、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT(不動産投資信託)、海外REITの8資産に分散投資する「8資産型」です。

 4資産型と8資産型では、8資産型のほうが分散が効いていて低リスクに感じられるかもしれませんが、実は4資産型のほうがリスクは低くなります。なぜなら、4資産型のほうがリスクの低い債券の組み入れ比率が高いからです。リスクを抑えて安定的に運用したい人は4資産、リスクをとって高いリターンを狙いたい人は8資産を選ぶとよいでしょう。

 ◆ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(三菱UFJ国際投信)
純資産総額 基準価額 信託報酬
2069.58億円 14,667円 0.143%以内(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
4.05% 33.8% 34.64%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、国内・先進国・新興国の株式と債券、国内外の不動産の8つに12.5%ずつ均等に投資します。わかりやすいしくみや信託報酬の安さが人気で、純資産総額も堅調に増加しているため、効率的に分散投資が実行できます。取り扱い金融機関も多いので、投資しやすいのもメリットです。

 ◆ <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
純資産総額 基準価額 信託報酬
327.18億円 15,809円 0.154%以内(税込)
トータルリターン(1年) トータルリターン(3年) トータルリターン(5年)
6.67% 30.21% 35.52%
【つみたてNISAで買える金融機関の例】SBI証券松井証券マネックス証券楽天証券
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基準価額はこちら

 <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、国内債券・国内株式・先進国債券・先進国株式の4資産に25%ずつ投資を行う投資信託です。1本買うだけで、債券50%・株式50%の運用ができるので、つみたてNISAで債券を組み込みたいときにおすすめです。債券の比率が高いため、比較的リスクを抑えた運用をしたい方に向いています。手数料も低水準で、たびたび引き下げています。
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「つみたてNISA」でおすすめの「バランス型」投信2銘柄を紹介!1本で幅広く分散投資ができる「バランス型」投資信託の特徴と選び方、プロ推薦の銘柄はこれ!

2024年以降の「新NISA」でも積立投資が続けられる

 「つみたてNISA」での新規の投資は2023年末をもって終了します。そして、2024年からは新たに「新NISA」で投資ができるようになります。今回紹介した投資信託は、つみたてNISAで投資できるのはもちろんのこと、2024年からの新NISAでも投資可能。新NISAでは、年間120万円までの「つみたて投資枠」と年間240万円までの「成長投資枠」で積立投資を続けることができます。
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2024年に始まる「新しいNISA」を解説! 非課税保有期間は無期限、投資限度額は年360万円に拡大など、「つみたてNISA」「一般NISA」との違いや活用法を解説

 2023年につみたてNISAで投資した商品は、現行の非課税期間、つまり2042年までの20年間にわたって非課税で持ち続けることができます。そのうえ、2024年からの新NISAとは別枠ですので、2023年から投資を始めれば非課税投資額の合計を増やせます。

 2023年はつみたてNISAで投資信託を購入し、2024年以降は新NISAで同じ投資信託に積立投資するのがおすすめです。「ドル・コスト平均法」(定期的に定額分を積立購入する方法)によって、平均購入単価を下げる効果や複利効果を得られます。2023年はつみたてNISAを始める最後のチャンス。ぜひ、この機会に積立投資を始めましょう。

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頼藤太希(よりふじ・たいき)
(株)Money&You代表取締役/経済ジャーナリスト 中央大学商学部客員講師。早稲田大学オープンカレッジ講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営すると同時に、資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書累計100万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。
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還元率 
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投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
250本 無料 無料 1281本 0〜
0.5%
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新NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、米国株、中国株の売買手数料もキャッシュバックで実質無料。マネックス証券は以前から米国株と中国株の取引に力を入れている証券会社で、新NISA口座でも米国株は4850銘柄以上、中国株は約2650銘柄が購入できる。「つみたて投資枠」の対象投資信託のラインナップも豊富。最低購入金額が原則100円で、少額からつみたてNISAを始めることができる。すべての投資信託の販売手数料が無料! 投資信託を保有すると、ほとんどの投資信託で年率0.03〜0.26%の「マネックスポイント」や「dポイント」がもらえる​のも嬉しい。ポイントはAmazonギフト券などに交換できる。投資信託の積立購入のときに「マネックスカード」や「dカード」で支払うと最大1.1%分のマネックスポイントやdポイントが貯まる。単元未満株取引「ワン株」では買付手数料が無料。売却手数料も新NISA口座ならキャッシュバックされるので実質無料だ。2024年3月末から「ON COMPASS」がNISA成長投資枠での利用に対応した。「ON COMPASS」は2023年4月の金融庁公表調査、3年・5年リターンで1位を獲得したおまかせ資産運用サービスだ。
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の一つ。新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料で、取り扱っているすべての投資信託の販売手数料も一括購入・積立購入を問わず0円!「つみたて投資枠」対象の投資信託の取扱本数も豊富だ。投資信託は「100円」から購入可能。積立タイミングは「毎月」「毎週」「毎日」が選べる。投資信託の保有額に応じてポイントが付与され、dポイントやPayPayポイント、Amazonギフト券との交換が可能。低コストインデックス投信も含めた全銘柄がポイント還元対象となる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」はお得感がある。投資信託のロボアドバイザー(利用料無料)では、新NISA対応のモデルポートフォリオ「成長投資コース」も用意されている。専門のオペレーターが投資の意思決定を手助けしてくれる「株の取引相談窓口」(完全予約制)や、NISAに関する質問に答える「NISAサポートダイヤル」を開設。利用料は無料で画期的なサービスとなっている。オンラインの口座開設手続きでは、証券口座とNISA口座の同時開設申込ができるため、手間を省いてすばやい口座開設が可能だ。
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NISA口座数が500万口座(2023年11月末時点)で業界NO1。新NISA口座では日本株の売買手数料が0円なのに加えて、米国株式&海外ETFの売買手数料も無料!「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、すべてノーロード(購入時手数料が無料)。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額から積み立てられる。「つみたて投資枠」では「毎月積立」だけでなく「毎日積立」も選べる。ポイントプログラムが充実しており、「楽天カード」で決済する「クレカ積立」にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与される。また、投資信託の保有額が一定額に達するとポイントがもらえる(一部対象外の商品あり)。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能だ。「成長投資枠」で買える海外株は、米国株、中国株、アセアン株。1株単位で売買する単元未満株「かぶミニ」は約2070銘柄の取引が可能。売買手数料は無料だが、リアルタイム取引(約740銘柄が対象)の場合は別途スプレッドが発生する。なお、単元未満株のリアルタイム取引に対応している証券会社はめずらしく希少だ。新NISAや資産作りに迷ったら相談窓口「withアドバイザー」が便利。楽天社員がアドバイスを行っている。現状の積立診断とプラスワン銘柄を提案してくれるロボアドバイザー「かんたん積立診断」も便利。2024年の「J.D. パワーNISA 顧客満足度調査」<ネット証券部門>のランキングにおいて総合1位を受賞した。
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新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料!「つみたて投資枠」の投資信託の種類も多く、「100円」から購入が可能なので投資初心者や資金に余裕のない人でも始めやすい。「au Payカード」で投資信託を積み立てると0.5%のPontaポイントが貯まるほか、投資信託の保有額に応じてもPontaポイントが貯まる(「au ID」の登録が必要)。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」も便利。通常「プチ株」の購入には手数料が発生するが、「プレミアム積立(プチ株)」の場合、買付手数料が無料。なお、NISA口座(成長投資枠)ならスポット取引でも売買手数料が無料となっており、コスト面でもお得だ。新NISA口座の開設者は特定口座での現物株式の取引手数料が最大5%割引になる「NISA割」がある(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。
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つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
150本 137〜2200円
(約定代金による)
540本
【SMBC日興証券の新NISA口座のおすすめポイント】
2023年11月から投資信託情報サービス「日興の投信NISA」を開始。数多くの投資信託のなかからおすすめの21本に絞り込んでいるうえ、「なにごともバランスが大事よ」「私は世界の成長にかける」といったタイプごとに5〜6銘柄をピックアップしてくれるので、自分好みのNISA対応ファンドを選ぶ助けになる。SMBC日興証券では一部の投資信託で買付手数料が必要となるが、積立購入(投信つみたてプラン)の場合は全銘柄で買付手数料が原則無料となるので、上手に活用したい。
また、外国株式は、オンライントレードでは取引できないので注意しよう。単元未満株取引「キンカブ」は「100円以上、100円単位」の金額指定で株が買えるのがメリットで、dポイントでも株式投資ができる。「キンカブ」は売買手数料は無料で、100万円以下の買付ならばスプレッドも0%となっている(100万円超の買付時や売却時はスプレッド0.5~1.0%)。
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つみたて投資枠 成長投資枠 クレカ積立
還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
91本 実質無料 332本
【岡三オンラインの新NISA口座のおすすめポイント】
2024年1月4日以降、新NISA口座では、日本株の売買手数料が全額キャッシュバックされ、実質無料に(上限なし)。投資信託は従来から購入手数料が無料となる「ZEROファンドプログラム」を行っているため、一括購入、積立買付とも手数料が無料だ。投信積立については、1銘柄あたり毎月100円から。低コストの人気ファンドを数多く取りそろえている。ファンド選びに迷った場合は、各自のリスク許容度に合わせた銘柄と投資割合を提案する「投信ロボ」が心強い。また、投資信託の平均保有残高が1000万円以上(プラチナ)、3000万円以上(プレミアゼロ)の場合は、信用取引の手数料が優遇されたり、IPOの当選確率がアップするサービスも提供している。単元未満株の取引も可能で取扱銘柄数も多いが、売買手数料は約定代金2万円まで220円、3万円まで330円、10万円まで660円(すべて税込)などだ。
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還元率 
※1
投資信託 株式売買手数料(税込) 投資信託
国内株 米国株
38本 無料 112本
【GMOクリック証券の新NISA口座のおすすめポイント】
新NISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。「100円」から積立が可能なのも魅力。GMOクリック証券は、ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、個人投資家の支持を集めている。新NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、新NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ!
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サービス手数料:
資産残高の0.693〜0.733%(年率・税込)※
【ウェルスナビ(WealthNavi)の新NISA口座のおすすめポイント】
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国内外のETFに分散投資をするロボアドバイザー「ウェルスナビ」はNISA口座にも対応。5つの質問に答えるだけで最適なポートフォリオを提案し、毎月自動的に積立投資をしてくれるので、初心者でも簡単に効率的な運用を実行できる。2024年からの新NISAなら、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で資産を購入することで最大で年360万円まで投資可能! 運用コストとしては、一般的な証券会社のような売買手数料ではなく、資産残高に対して決まった割合のサービス利用料を負担する形なので要注意。また、楽天証券と提携した「ウェルスナビ×R」も提供している。その場合、楽天カードや楽天キャッシュを利用し、楽天ポイントを貯めたり、楽天ポイントを利用した購入・積立が可能となる。

※ NISA口座に自動積立だけで入金した場合で試算した手数料。リスク許容度(ポートフォリオ)により異なる。また、各商品の値動きによりポートフォリオのバランスが崩れた場合は、手数料が表記の範囲を超えて変動する可能性がある。
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。※1 年会費無料のクレジットカードの場合。※2 1約定ごとプランで約定金額240万円までの売買手数料。

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