成長する米国&世界に投資する最強のFIRE計画(プロジェクト)

パッシブ運用全盛時代だが、「アクティブ運用=劣っている」という単純な図式は誤りだ。比較すべきは「パッシブ運用 vs 才能ある運用者」

2025年7月9日公開(2025年7月9日更新)
ポール・サイ
facebook-share
x-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

インデックスファンドの代表的な運用会社バンガードの運用資産が10兆ドルを突破

 バンガードは世界で初めて個人投資家向けにインデックスファンドを提供したことで知られており、インデックスファンドを提供する代表的な運用会社です。そのバンガードの運用資産がついに10兆ドル(約1460兆円)を突破しました。インデックスファンドは低コストで知られていますが、同社は今後さらに手数料を下げる方針です。

バンガード公式サイトバンガード公式サイト

 このような流れの中、運用会社の中には競争力が急速に弱まっているところがあります。特にキャピタル・グループのマーケットシェア急落は象徴的です。その大きな要因は同社がETF戦略で出遅れ、パッシブ運用への対応が遅れたことにあります。

 フィデリティやブラックロックはこうした流れに対応し、ETF・パッシブ運用の拡充に加え、コスト構造の改革によって一定の存在感を維持しています。

 フィデリティは特に、アメリカの大手証券会社でもあるので、証券事業と連携しながら、アクティブ運用とパッシブ運用を柔軟に組み合わせる戦略をとっています。

フィデリティ公式サイトフィデリティ公式サイト

 つまり、資産運用業界は明らかに「低コスト・パッシブ優位」へと再編されつつあるのです。

「もうアクティブ運用は終わりだ」との声もあるが、重要なのは「どんなファンドを選ぶか」ではなく、「誰に任せるか」

 こうした状況の中で、「もうアクティブ運用は終わりだ」「人間は勝てない」といった言説も増えています。ですが、それはアクティブ運用を一括りにした誤解です。

 アクティブファンドのすべてが平均を下回るわけではありませんし、逆にパッシブ運用が万能というわけでもありません。

 重要なのは「どんなファンドを選ぶか」ではなく、「誰に任せるか」です。

パッシブ運用に対比すべきはアクティブ運用全般ではなく、才能あるファンドマネージャーであり、ストックピッカー

 確かに無作為に選んだアクティブファンドがインデックスに劣ることはよくあります。しかし、優れたファンドマネージャーを見極めて選べば、リスク調整後リターンにおいて、パッシブ運用を上回る可能性は十分にあります。

 銘柄そのものではなく、銘柄を「選ぶ目」の勝負。つまり、どの運用者に資産を託すか、運用者を選び抜く行為が、アクティブ戦略の成否を分けるのです。

[参考記事]
インデックス投資に問題点あり! それはなぜか?国という括りにとらわれず、世界に投資の目線を広げるべき!
高いアクティブファンドの手数料を節約する米国株だからできる究極の割安投資方法とは? 回転率からみるよいファンドの選び方も伝授
株式投信を買うときに注目すべき6つのポイント。好パフォーマンスを出しているのが良いファンドとは限らない!

平均では満足できない投資家にとってのアクティブ運用の価値

 資産運用の世界全体がパッシブ運用重視の方向へ向かう中、むしろアクティブ運用の真価が問われる時代となっています。

 もはや「なんとなく人に任せる時代」は終わり、本当に才能ある個人や少数のチームが、マーケットにおける差別化要因として光る時代になりました。

結論:パッシブ運用全盛の今こそ、「人を選ぶ力」がリターンを左右する

 資産運用業界内の勢力図が変化していることは明らかであり、キャピタル・グループのようにアクティブ運用一本で勝負してきた企業は構造的に厳しい立場に追い込まれています。

 しかし、「アクティブ運用=劣っている」という単純な図式は誤りです。

 比較すべきは「パッシブ運用 vs 才能ある運用者」であり、その見極めこそが、これからの投資家に求められるスキルです。

[参考記事]
私が配信してきたFIREポートフォリオのパフォーマンスはS&P500を大きく上回り、2年5ヵ月の累計リターンは140%超! その成功の要因はどこにあるのか?

 パッシブ運用に流れるのが“無難”なら、アクティブ運用で勝ちにいくのは“選ばれし投資家”だけの特権かもしれません。

 

●ポール・サイ  ストラテジスト。外資系資産運用会社・フィデリティ投信にて株式アナリストとして活躍。上海オフィスの立ち上げ、中国株調査部長、日本株調査部長として株式調査を12年以上携わった後、2017年に独立。40代でFIREし、現在は、不動産投資と米国株式を中心に運用。UCLA機械工学部卒、カーネギーメロン大学MBA修了。台湾系アメリカ人、中国語、英語、日本語堪能。米国株などでの資産運用を助言するメルマガを配信中。

※メルマガ「ポール・サイの米国株&世界の株に投資しよう!」募集中! 米国株&世界の株分析毎週届き、珠玉のポートフォリオの提示も! 登録から10日以内の解約無料。


moomoo証券は「米国株」投資におすすめの証券会社!
年200万円利用で高級ホテル宿泊券がもらえる!最強ゴールドカードを検証! ダイヤモンド・ZAi無料会員登録はコチラから 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ゴールド・プリファード・カードの公式サイトはこちら moomoo証券は「米国株」投資におすすめの証券会社! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!日本株の売買手数料が完全無料(0円)に! クレカ積立の還元率が業界トップクラスなのも魅力! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ゴールド・プリファード・カードの公式サイトはこちら moomoo証券は「米国株」投資におすすめの証券会社! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!日本株の売買手数料が完全無料(0円)に! クレカ積立の還元率が業界トップクラスなのも魅力! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

株主優待ベスト122
爆上げ最強株
日めくりカレンダー

7月号5月21日発売
定価990円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[株主優待ベスト122/爆上げ最強株]
◎巻頭特集
地政学リスクを跳ね返す!
最新決算で見抜いた爆上げ最強株

●大幅増益の株
●利益率改善の株
●大逆転の急騰期待株
●高成長の増配株
●人気20銘柄の売買判断も!

◎第1特集
6月〜12月の権利確定月別で達人がガチ投票!
株主優待ベスト122

●優待名人・桐谷さんの優待NEWS
●優待+配当利回りベスト15
●少額で買える優待株ベスト15
●金券類&デジタルギフト優待ベスト10
●6月〜12月の権利確定月別ベスト優待株122銘柄

◎第2特集
まるごとおまかせ投信のススメ
バランス型投資信託ベスト6

●リスクを抑えてラクラク投資の3本
●オルカンに足りない部分を補う3本

◎第3特集
年会費は回収できる!
高還元&特典で選ぶ最強のゴールドカード

●はじめの1枚に最適なカード
●NISAの投信積立で稼ぐカード
●スマホ料金でトクするカード
●マイルを稼ぐカード

●目的&消費スタイル別でおトクなカード
●リッチな特典付きのプラチナカード

◎別冊付録
1日1名言!桐谷さんから学ぶ株の極意
[株]で勝てる!桐谷さんの日めくりカレンダー

●株を楽しむ31の「役に立つ」格言を収録
◎ZAi NEWS CHANNEL
米スペースX上場で大注目!
「時価総額300兆円の巨大IPOで注目される宇宙関連株が激アツ!」

◎いつもの連載も充実!
●10倍株を探せ!IPO株研究所2026年4月編
「投資家の買い意欲が回復!ただし需給主導の面も」
●ZAiのザイゼンがチャレンジ!目指せ!お金名人Vol.22
「格安スマホはどう選ぶ?」
●17億円トレーダー・ジュンのFX成り上がり戦略Vol.17
「期待値をプラスにすることが重要」
●おカネの本音!VOL.47 国山ハセンさん
「局アナから米国で起業!狙うは“先行者優位”!自分をグロース株にする」
●株入門マンガ恋する株式相場!VOL.115
「恋も中国経済も先行き不透明!?」
●マンガどこから来てどこへ行くのか日本国
「金利上昇でピンチ!?変動金利の住宅ローン乗り換えるべき?」
●人気毎月分配型100本の「分配金」速報データ!
「分配金400円本当の利回り40%の投信も!」
●ZAiクラブ拡大版!1カ月で1番上がる株を当てろ!
「人気は最下位のジェイドG 好決算で株価は大幅上昇!」

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報