東京市場まとめ
1.概況
日経平均は606円高の49,905円で続伸して寄付きました。先週末の米国市場は主要3指数が揃って最高値を更新したことで、朝方は買いが優勢でスタートし、早々に節目の5万円台をつけました。中ごろには一時伸び悩むも、10時47分に1,191円高の50,491円まで上昇し、その後も高値圏で推移した日経平均は1,037円高の50,337円で前引けとなりました。
後場も寄付きで伸び悩むも、次第に上げ幅を拡大しての推移となりました。中ごろから徐々に上げ幅を拡大した日経平均は大引け前の15時24分に1,249円高の50,549円をつけ本日の高値を更新し、最終的には1,212円高の50,512円をつけ、終値で初めて5万円台をつけました。
新興市場では東証グロース250指数が3日ぶりに反発、0.9%高となりました。
2.個別銘柄等
川崎重工業(7012)は一時10.3%高の12,775円をつけ上場来高値を更新しました。27日からトランプ米大統領が来日し、28日に高市早苗首相と初めて会談が予定されるなか、日本の防衛費増額が議題になる可能性が指摘されており、防衛関連銘柄である同社に買いが入りました。
信越化学工業(4063)は3.7%安の4,725円をつけ反落となりました。先週末24日の取引終了後に発表した2026年3期の中間決算は、当期純利益が前年同期比12.3%減の2,578億円となり、一時は上昇に転じる場面がみられるも、次第に減益を嫌気した売りが優勢となりました。
中外製薬(4519)は2.1%安の6,787円をつけ3日続落となりました。24日に発表した2025年12月期の第3四半期決算は、純利益が前年同期比3.3%増の3,056億円となり、市場コンセンサスを下回ったことから、売りが優勢になりました。
キオクシアホールディングス(285A)は一時13.8%高の9,990円をつけ上場来高値を更新しました。外資系証券が同社の投資評価を3段階で最上位の「買い」として調査を開始し、目標株価は足元の水準を上回る12,000円に設定したことで、これを材料視した買いを集めました。
井村屋グループ(2209)は一時6.7%高の2,684円をつけ年初来高値を更新しました。24日、2026年3月期の中間決算は、猛暑で主力のアイス「あずきバー」シリーズの販売が好調だったほか、一部商品の値上げや生産性向上によるコスト低減が利益に寄与し、純利益が前年同期比37%増の14億円となり、これを好感した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は初の5万円台をつけ、1,212円高の50,512円で大引けとなりました。明日の材料としては、来日中であるトランプ米大統領と高市新総理との首脳会談が予定されているほか、本日の大引け後のキヤノン(7751)や日東電工(6988)、明日の取引時間中のヒューリック(3003)などの決算発表があげられます。節目の5万円台をつけたことで、利益確定の売りが出る可能性や日米の中銀会合を控え、持ち高調整の動きが出る可能性が考えられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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