東京市場まとめ
1.概況
日経平均は155円安の50,357円で反落して寄付きました。前日の日本市場で1,200円ほど上昇していた背景もあり、利益確定の売りが優勢でのスタートとなりました。その後は持ち直し、50,200円から50,400円程度のレンジでの推移となり、前引けは92円安の50,419円となりました。
後場は下げ幅を拡大する展開となりました。後場寄りから徐々に下落した日経平均は14時9分に404円安の50,107円をつけ本日の安値を更新しました。その後は下げ止まるも安値圏での推移となり、最終的には293円安の50,219円と3日ぶりに反落して取引を終えました。
新興市場では東証グロース250指数が反落、1.7%安となりました。
2.個別銘柄等
ニデック(6594)はストップ安水準となる19.5%安の2,070.5円をつけ、大幅反落となりました。日本取引所グループが27日、同社を内部管理体制の改善を求める特別注意銘柄に28日付で指定すると発表し、経営の不透明感を警戒した売りが機関投資家などから殺到しました。
ディー・エヌ・エー(2432)は6.7%高の2,768.5円をつけ大幅続伸となりました。旧村上ファンド系の投資会社、シティインデックスイレブンスが、アクティビストで知られる野村絢氏らと共同で同社株を大量保有していることが判明し、今後の買い増しや資本効率改善などへの思惑から買いが入りました。
イビデン(4062)は16.4%高の12,635円をつけ3日続伸となる大幅高となりました。国内証券が27日付のレポートで、同社の目標株価を従来の7,300円から11,500円に引き上げ、これを材料視した買いが優勢となり、大幅高となりました。アナリストは、同社の「データセンター市場向け半導体パッケージのシェアが上昇する」とみています。
LITALICO(7366)は0.7%高の1,294円をつけ続伸となりました。27日に発表した2026年3月期の中間決算で、売上高にあたる売上収益は前年同期比22%増の188億円、営業利益は2.1倍の20億円となり、また国内証券が目標株価を引き上げたことも材料視され買いが優勢となりました。
水環境エンジニアリングのメタウォーター(9551)は12.0%高の3,510円をつけ5日続伸となる大幅高となりました。27日大引け後に2026年3月期の純利益を前期比30%増の89億円に上方修正し、同時に年間配当は前期比20円増の70円と、従来予想から14円増やす見込みとしたことが好感され、大幅高となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は293円安をつけ3日ぶりに反落となりました。いったん小休止も、節目の5万円台は維持して取引を終えました。明日の材料には、大引け後に予定されるアドバンテスト(6857)の決算発表に注目が集まります。米国市場では、ペイパル・ホールディングス[PYPL]やビザ[V]などの金融セクターの決算が予定されるほか、10月のコンファレンスボード消費者信頼感指数の発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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