東京市場まとめ
1.概況
日経平均は234円高の50,453円で反発して寄付きました。前日の米国市場は主要3指数が揃って最高値を更新したほか、前日に決算を発表したアドバンテスト(6857)が大幅高となり、値嵩株である同社の株高が日経平均を押し上げました。堅調な推移となった日経平均は、中ごろに節目の51,000円を超えると、勢いを落とすことなく1,030円高の51,249円で前引けとなりました。
後場も高値圏での推移となりました。中ごろにかけて上げ幅を拡大し14時33分に1,193円高の51,412円をつけ本日の高値を更新しました。その後も強含んで推移した日経平均は、最終的に1,088円高の51,307円で最高値を更新して取引を終えました。
新興市場では東証グロース250指数が続落、2.6%安で取引を終えました。
2.個別銘柄等
アドバンテスト(6857)はストップ高水準となる22.1%高の22,120円をつけ、株式分割後の上場来高値を更新しました。28日、2026年3月期(今期)の当期純利益が前期比70.6%増の2,750億円を見込むと発表し、従来予想の2,215億円から上方修正となったほか、市場予想を上回る見通しが好感され、買いが殺到しました。
日立建機(6305)は一時4.1%高の5,235円をつけ上場来高値を更新しました。28日、2026年3月期の当期純利益が、従来予想の730億円から上方修正となる740億円(前期比9.1%減)になる見通しだと発表し、減益幅の縮小を好感した買いが優勢となりました。
日本取引所グループ(8697)は4.9%安の1,686.5円をつけ続落となりました。29日12時ごろ、2026年3月期(今期)の当期純利益が前期比6.4%増の650億円になりそうだと発表し、従来予想(645億円)から上方修正となるも、収益の上振れは想定内との見方から、決算発表後は利益確定の売りが出ました。
化学メーカーのトクヤマ(4043)は一時9.4%高の4,032円をつけ年初来高値を更新しました。29日、2026年3月期の中間決算を発表し、半導体関連製品の販売が堅調であったほか、製造コストの改善により中間利益は前年同期比4.3%増の121億円となったことで、これを好感した買いが優勢となりました。
電子認証サービスなどを提供するサイバートラスト(4498)は13.5%安の1,261円をつけ大幅続落となりました。28日、2026年3月期の中間利益が前年同期比8.2%減の3億7,500万円だったと発表し、減益を嫌気した売りが優勢となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
アドバンテスト(6857)の大幅高により、日経平均は最高値を更新する2.2%高の51,307円で取引を終えました。明日も株価材料が豊富で、株式市場の変動性が高まる可能性が指摘されます。具体的には、明日明け方にFOMC(米連邦市場公開委員会)の結果が公表されるほか、米大型テックのマイクロソフト[MSFT]、メタ・プラットフォームズ[META]、アルファベット[GOOGL]の決算発表が予定されています。FOMCは追加利下げが決定される公算が高く、ハイテク銘柄は好決算が見込まれている中で、ネガティブサプライズとなった際には足元の株高に水を差す可能性があるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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