米国大統領選挙以降、トランプ発言に振り回されそうな日本株市場。そんな中、比較的米国の影響を受けづらいと見られているのが、少額で買える「低位株」だ。今後は、変動が激しくなりそうな「大型株」から「低位株」への物色が広がるだろう。そこで、現在発売中のダイヤモンド・ザイ1月号では「シェアトップで高利益」「高利回り」などの5つの視点で、5人のアナリストに選んでもらった「3万円で買える低位株」を紹介。安く仕込んで大きく育つまでを見届けよう!
視点(1)競争が少ないニッチな市場でのシェアトップ株
低位株の中でも、競争が少ないニッチな市場でのシェアトップ株に注目したのが、SBI証券シニアマーケットアナリストの藤本誠之さん。市場をリードできるシェアトップ銘柄は利益率が高いので、安定業績が見込める。そこに成長性が加われば鬼に金棒だ。今回はそうした銘柄の1つとして、「セブン銀行(8410)」を選択してくれた。
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視点(2)地味で目立たないながらも、業績が拡大中の株
「飼料」や「印刷」といった地味な分野ゆえに、株価が割安に放置されているが、業績が好調な株を選んでくれたのが、マーケットコメンテーターの岡村友哉さん。今後、物色が「大型株」から「小型株(低位株)」へ進んだ時に、株価が大化けする期待が高い銘柄として、「フィード・ワン(2060)」をピックアップしている。
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視点(3)業績も株価も右肩上がりの王道株
好業績で、すでにある程度株価は上昇しているが、それでもまだ割安だったり、上値が軽いと判断できる低位株を選んでくれたのは、フェアトレード代表取締役の西村剛さん。その1つとして「リンクアンドモチベーション(2170)」をチョイス。いわば、業績も株価も右肩上がりという「王道株」だ。
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視点(4)超少額で買える1万円株に注目!
そもそも、低位株投資の魅力は、少ない資金で幅広い分散投資が行なえることだ。30万円しか資金がない人でも、3万円株なら10銘柄買える。また、有望と見たら同じ銘柄に集中投資して、株価が上昇してきたら少しずつ利益確定させ、さらなる上値を追うことだって可能だ。
そうした銘柄が3万円台ではなく1万円台、さらには1万円以下で買える株となれば、これはもっと魅力的だ。続いては、そんな銘柄として「三井住友建設(1821)」を、クォンツ・リサーチ代表取締役の西村公佑さんが選んでくれた。どちらの株も直近は13週線と26週線の移動平均線を上回っており、上昇期待が高まっている。
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視点(5)安定志向の人向けの高利回り代表株
「もうすこし高くてもいいから、安心度が高い投資をしたい」という人には、高配当利回り株をオススメする。その中で安心度が高いのが時価総額が1000億円以上の高利回りの大型株。大型株は経営の安定度が高いので、減配リスクは小さい。ラジオNIKKEIの和島英樹さんはそうした高利回り3万円株の中から、代表的な銘柄である「みずほフィナンシャルグループ(8411)」をセレクトしてくれた。
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