名古屋鉄道（9048）、株主優待の内容を変更！1000株以上保有する株主に一律で贈呈される株主優待券（各種割引券など）の内容が一部変更へ

 名古屋鉄道株式会社（以下、名鉄）が株主優待内容を変更すると、2017年2月7日に発表した。

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名鉄は名古屋に拠点を置く私鉄大手。
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 名鉄の従来の株主優待の内容は、「1000株以上保有する全株主に、グループ系列施設などで利用できる各種株主優待券を贈呈（※3月末の株主が対象）。加えて、3000株以上保有する株主に、保有株数に応じて名鉄の交通機関で利用できる乗車証を年2回贈呈」というものだった。

 今後も、優待内容に大幅な変化はないが、株主優待券で利用できる施設が一部変更されるほか、株主優待券の有効期間も変更になる。変更内容は、以下のとおり。

【新規優待の追加】
(1)「杉本美術館入館料 優待割引券」2枚
（50％割引 ※1枚につき4名まで利用可）
(2)「恵那峡遊覧船運賃 優待割引券（定期船のみ）」2枚
（大人900円、小人450円に割引 ※1枚につき4名まで利用可）   

【既存優待内容の拡充 】
「名鉄グループホテル（宿泊料金）優待割引券」の対象に、名鉄イン(株)が新たに開業する「名鉄イン銀座（仮称）」（東京都中央区。※平成30年春開業予定）を追加。
 
（※名鉄の宿泊料金割引の対象ホテル⇒名鉄グランドホテル、名鉄ニューグランドホテル、中部国際空港セントレアホテル、岐阜グランドホテル、名鉄犬山ホテル、名鉄トヨタホテル、名鉄小牧ホテル、ANAホリデイ・イン金沢スカイ、豊鉄ターミナルホテル、名鉄イン各店、ホテル穂高、ホテル千畳敷）

【有効期間の変更】
 株主優待券の有効期間を、従来の「7月1日～翌年6月30日」から「7月1日～ 翌年7月15日」に変更。

 この株主優待の変更は、2017年3月31日時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

名鉄の株主優待制度の詳細

名鉄の今回の変更でどんなメリットがあるか？

 名鉄の今回の株主優待の変更は、株主優待券の種類の拡充や、有効期限の延長といったもの。大幅な変更というわけではないので、株価への影響は限定的だろう。1単元（1000株）の保有でもらえる株主優待券だけでも、種類が幅広いので持っていて損はない。しかし、名鉄をよく利用する人なら、年2回乗車証をもらうためにも、3000株以上の保有を検討してみるのもよさそうだ。

 なお、名鉄は名古屋に拠点を置く私鉄の大手。百貨店、不動産、ホテルなど幅広く事業展開。明治時代創業で長い歴史を持つ。優待の変更と同時に発表した2017年3月期第3四半期決算（4～12月累計）によると、営業収益は前年比0.7％減、営業利益は2.4％増、経常利益は6.1％増。交通事業や不動産事業が好調だが、百貨店の減収などが重しに。

■名古屋鉄道
業種	コード	市場	権利確定月
陸運業	9048	東証1部/名証1部	3月末/9月末
株価（終値）	単元株数	最低投資金額	配当利回り
542円	1000株	54万2000円	0.92％
【名古屋鉄道の最新の株価・株主優待の詳細はこちら！】
※株価などのデータは2017年2月7日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。

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