スペインの失業率は24.4%に悪化!
一方、欧州経済は再び深刻な景気後退のリスクをはらみ始めています。4月23日に発表されたドイツの製造業購買担当者指数速報値は、市場予想の49.0を下回る46.3にとどまりました。
またスペインの第1四半期の失業率は、去年の第4四半期の22.85%から一層悪化し、24.44%になりました。
このように欧州経済の状態は、米国よりずっと深刻です。
世界的に景気が悪いということは、インフレ懸念が少ないことを意味します。FRBが米国財務省証券を買い入れて債券価格を支えるまでもなく、安全資産としての米国財務省証券への需要は十分にあります。したがって、FRBが何もせず静観する状態がしばらく続きそうです。
アップル、アマゾンの好決算に続く企業は?
先週はアップル(ティッカー:AAPL)とアマゾン(ティッカー:AMZN)が市場予想を上回る好決算を発表し、人気化しました。
アップルのEPS(1株あたり純利益)ですが、11.31ドルのウィスパーに対して、結果は12.30ドルでした。売上高は380億ドルのウィスパーに対して392億ドルでした。なお「ウィスパー」というのは「ささやき」の意味で、直前の投資家の期待値を示しています。またアマゾン(ティッカー:AMZN)のEPSは、8セントの市場予想に対して28セントでした。売上高は128億ドルの市場予想に対して131.9億ドルでした。
今週(4月30日~5月4日)の米国株式市場では、次の企業の決算発表が控えています。
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