【※2019年1月の株主優待の情報はこちら!】
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株式会社小僧寿しは、株主優待制度を廃止することを、2019年1月11日に発表した。
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小僧寿しの株主優待は、毎年6月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「500株以上保有する株主に、保有株数に応じて、自社グループ店舗で利用できる『割引券』や『小僧寿しおせち特別割引券』を贈呈。5000株以上の株主には、さらに『3000円相当の自社セレクト商品』を贈呈」というものだった。
小僧寿しが株主優待を廃止する理由は、「本日付開示の『特別損失の計上及び通期業績予想の修正に関するお知らせ』にてお知らせの通り、平成30年12月期の業績におきまして、昨年度を上回る損失を計上する事が想定されるため、業績改善を最優先すべきであるとの観点から、当該株主優待制度の維持・継続につきまして、慎重に検討を重ねました結果、株主優待制度を廃止することと致しました」とのことだ。
実際、小僧寿しは株主優待の廃止と同時に、2018年12月期の特別損失の計上と、業績予想の下方修正を発表している。
小僧寿しの株主優待は、2018年6月分を最後に廃止となる。
小僧寿しが廃止する株主優待の詳細と株主優待利回り
◆小僧寿しの廃止する株主優待の詳細 | |||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 | |
6月末 | 500株以上 | ◆自社グループ割引券(100円)100枚 ◆小僧寿しおせち20%割引券1枚 |
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1000株以上 | ◆自社グループ割引券(100円)200枚 ◆小僧寿しおせち20%割引券2枚 |
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5000株以上 | ◆自社グループ割引券(100円)200枚 ◆小僧寿しおせち20%割引券3枚 ◆自社セレクト商品(3000円相当) |
小僧寿しの2019年1月11日時点の終値は47円なので、株主優待が実施されていれば、株主優待利回りは以下のようになっていた(※「おせち20%割引券」は考慮せず、「自社グループ割引券」のみで計算)。
(500株保有の場合)
投資金額:500株×47円=2万3500円
優待品:自社グループ割引券1万円分(100円割引券×100枚)
株主優待利回り=1万円÷2万3500円×100=42.55%
(1000株保有の場合)
投資金額:1000株×47円=4万7000円
優待品:自社グループ割引券2万円分(100円割引券×200枚)
株主優待利回り=2万円÷4万7000円×100=42.55%
(5000株保有の場合)
投資金額:5000株×47円=23万5000円
優待品:自社グループ割引券2万3000円分(100円割引券×200枚と3000円相当の自社セレクト商品)
株主優待利回り=2万3000円÷23万5000円×100=9.78%
小僧寿しの株主優待は、最低投資額が非常に安く、株主優待利回りが高かったために、同社の店舗の利用頻度が高い人にはとても魅力的な内容だったが、ついに廃止されることとなってしまった。株主優待の廃止が発表されたのは1月11日の17時で、その後、SBI証券の夜間取引(PTS取引)では株価が下落し、一時は11日の終値47円からマイナス8.5%超の43円を記録している。来週以降の株価にも要注目だ。
なお、小僧寿しは長期間業績不振が続いており、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しているという「継続企業の前提に関する注記」が出ている。今回の株主優待の廃止は、特別損失の計上と業績予想の下方修正に起因。この発表により、2018年12月期の最終損益は、黒字予想から一転して15億円の赤字予想(前期は4億8200万円の赤字)となることが判明し、ますます先行きが不安視される状況となった。
なお、小僧寿しは持ち帰り寿司の「小僧寿し」「茶月」などを展開する企業。
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■小僧寿し | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
小売業 | 9973 | JASDAQスタンダード | 6月末 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
47円 | 100株 | 4700円 | ― |
※株価などのデータは2019年1月11日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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