「お宝銘柄」発掘術!

「ゴールデンウィーク直前」に短期の株価上昇が期待
できる銘柄を狙え!「信用売りの買い戻し」で株価が
上がりそうな銘柄を信用倍率や時価総額などで発掘!

2019年4月17日公開(2022年3月29日更新)
村瀬 智一
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 ゴールデンウイークの10連休が、来週末に迫ってきました。以前の記事で、ゴールデンウィーク前の「信用売りの買い戻し」を見越した銘柄発掘について解説しましたが、今回はあらためて、10連休直前の需給面に着目したスクリーニングを行い、銘柄を選んでみました。
【※GW前の需給面に注目した銘柄選定の記事はこちら!】
⇒GWの前に「逆日歩銘柄の買い戻し」による株価上昇が期待できる銘柄はこれだ!「信用買い残」などの需給要因を想定したスクリーニングでお宝株を発掘しよう

ゴールデンウィーク直前は短期的なトレードが中心に!
「信用売りの買い戻し」を狙う短期資金も流入

 足元で日経平均株価は節目の2万2000円を回復してきましたが、外部環境を鑑みると不安要因も多く、今後の株価上昇にはいまだに懐疑的な見方が大勢を占めています。そのため、積極的な買い方は不在であり、出来高は依然として低水準です。

 とはいえ、米中通商協議の月内合意はないとの見方がコンセンサスですので、引き続き協議の進展期待が下支えとなります。さらに、英国のEU離脱の期限が10月末まで延期され、米国とEUとの通商交渉についても10月末までの合意を目指すことになったことで、ひとまず日本の10連休中の波乱要因は解消さつつあります

 そのため、リスクを警戒していた売り方にとっては、いったんポジションを圧縮する必要があり、買い戻しの流れが強まっているようです

 また、リスク回避ムードが弱まったことで、中長期スタンスでポジションを取る動きも出ているようです。需給が良好で業績に安心感のある銘柄なら、仮に10連休中に波乱があって急落したとしても、その後の回復は早いとみているのでしょう。

 とはいえ、ゴールデンウィークを前に、積極的な売買はより限られてくると考えられます。個人投資家の中には、ゴールデンウィーク前にポジションをゼロにして、海外などでゆっくり10連休を過ごす方も多いでしょう。ゴールデンウィーク前の1週間ともなれば商いが膨れてくる状況は考えづらいため、次第に短期的な値幅取り狙いのトレードが中心になってきます。

 そこで今回は、比較的、短期スタンスで狙える銘柄を発掘したいと思います。狙うのは、「信用売りの買い戻しに伴う上昇」です。需給が売りに傾いている銘柄は、連休中の逆日歩の積み上がりを避けるために買い戻しの動きが強まるとともに、そういった買い戻しを誘う短期資金も流入するでしょう。

 逆日歩を避けるための買い戻しのピークは、4月23日となります。なぜなら、24日に買い戻しを行うと、受け渡しが連休明け後の5月7日になってしまい、その結果、11日分もの逆日歩が発生してしまうからです。そのため、逆日歩銘柄への買い戻しを狙った値幅取り狙いの売買が有効なのは、23日までとなります。

 ただし、4月23日が過ぎた後も、「信用売りの買い戻し」の需要が大きい銘柄では、ポジションを圧縮しておきたい投資家の買い戻しが強まる可能性があります。特に、株価のトレンドが比較的上向いている銘柄は、ゴールデンウィーク前に買い戻しておきたいところでしょう。

GW前は個人主体の売買が中心になると考え、
「新興銘柄」に注目してスクリーニング!

 ゴールデンウィーク前のこうした状況を踏まえ、今回は「需給が売りに傾いていて」、「株価のトレンドが比較的上向いている」銘柄をピックアップしたいと思います。具体的には、2パターンのスクリーニングを考えました。

 ひとつは、10連休に向けて機関投資家による売買が減少して個人主体の売買が中心になると考え、新興市場の銘柄に注目しました。具体的な選定条件は、以下の通りです。

(1)マザーズ・JASDAQ上場銘柄
(2)信用倍率(買い残高÷売り残高)が1.5倍以下
(3)今期増収・営業増益、もしくは営業黒字転換の見通し
(4)株価が25日移動平均線と13週移動平均線をある程度上回っている

(4)に関しては、スクリーニング時点で移動平均線を上回っていれば大丈夫ですが、すぐに割り込んでも困るので、ある程度上回っている銘柄を選んでいます。

 スクリーニングの結果、発掘された銘柄は下の表の通りです。

■ゴールデンウィーク直前に狙い目の「新興銘柄」

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東和フードサービス(3329) 0.92
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日特エンジニアリング(6145) 0.93
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テンポスホールディングス(2751) 0.99
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ウエストホールディングス(1407) 1.02
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エニグモ(3665) 1.09
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アスカネット(2438) 1.19
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メドピア(6095) 1.29
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「東証1部銘柄」に注目したスクリーニングでは、
「時価総額500億〜1000億円」の銘柄に絞るのがポイント

 ふたつめのスクリーニングでは、東証1部銘柄に注目しました。東証1部は、機関投資家の売買が減少したとしても、TOPIX型のインデックス売買があります。選定条件としては、個人の短期資金でも動きが出やすい点を考量して、時価総額を1000億円以下としました。

 ただし、時価総額が小さ過ぎると、インデックス売買のボリュームが小さく、個人の短期売買による影響を受け過ぎてしまいます。あまりにも流動性が低いと、自分の買いで上昇し、その反対売買で下落することにもなりかねません。そのため、ある程度流動性を確保している銘柄として、時価総額を500億円以上にしました。

 その他の条件も含め、スクリーニングは以下の条件で行いました。

(1)東証1部上場銘柄
(2)時価総額が500億円以上、1000億円以下
(3)信用倍率(買い残高÷売り残高)が1.5倍以下
(4)今期増収・営業増益若しくは営業黒字転換の見通し
(5)株価が25日移動平均線と13週移動平均線の上で推移している

 その結果、以下の銘柄が挙がってきました。

■ゴールデンウィーク直前に狙い目の「東証1部銘柄」

(2019年4月14日時点)
銘柄名(コード) 信用倍率(倍) 最新株価
天馬(7958) 0.07
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ヨンドシーホールディングス(8008) 0.15
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モリタホールディングス(6455) 0.15
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りらいあコミュニケーションズ(4708) 0.20
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EPSホールディングス(4282) 0.25
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日精エー・エス・ビー機械(6284 0.32
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ノーリツ(5943) 0.34
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ジャパンベストレスキューシステム(2453) 0.44
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コジマ(6877) 0.52
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マックス(6454) 0.82
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大和冷機工業(6459) 0.86
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ゴールデンウィーク前は短期スタンスが基本だが、
リスクを取るなら連休明けまで持ち越すのもアリ

 今回は、ゴールデンウィーク10連休直前の需給面を考慮した、短期スタンスでの銘柄選定を紹介しました。

 ただし、連休明けには決算発表がピークを迎えることもあり、今期増収・営業増益、もしくは営業黒字転換見通しの条件を加えています。楽観視はできませんが、ある程度リスクの取れる方なら、連休明けを想定した物色も一考の価値はあるかもしれません。

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