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中古品・リユース業界の市場規模は堅調に推移しており、
2030年には約4兆円に到達する見通し!
最近、「買取大吉」や「セカンドストリート」「ハードオフ」といったリユースショップが身の回りに増えていると感じる人も多いのではないでしょうか。実際にリユース業界は、過去10年以上も拡大を続けている成長市場と言われています。
リユース経済新聞が発表した「リユース業界の市場規模推計2025(2024年版)」によると、中古品・リユース品の市場規模は2024年時点で3兆2628億円と推計されており、2030年には約4兆円に達する見込みとのことです。
こうした良好な市場環境を背景にリユース業界の店舗数拡大も加速。前出の「買取大吉」は、2024年7月に1000店舗を達成した後、約2年後の2026年6月には店舗数が2000店舗を突破しました。
若年層にとってモノは「所有」するものでなく、
一時的に「利用」し、価値が下がる前に次に回す「資産」
「不用品は廃棄し、新品を購入する」という従来の消費行動だけではなく、「不用品は売り、中古品を購入する」というリユース活用の選択肢は、消費者のなかでもかなり一般化してきました。
コメ兵ホールディングス(2780)傘下のコメ兵は3月16日、全国65歳以上のアクティブシニアを対象にした消費行動に関する独自調査の結果を公表しました。これによると、7割以上のアクティブシニアがリユースを活用しているとのことです。なかでも、生前整理や終活の一環として、自宅に眠っているブランド品、貴金属、着物などを売却し、そこで得た資金を旅行などの体験価値に再投資する「循環消費」への意欲が高いことが明らかになりました。
さらに、コメ兵が6月26日に公表した「リユース活用実態調査」によれば、20代の83.9%がモノを買う時点で「将来いくらで売れるか」を意識しており、買い取り店などでの売却を前提とした購入行動が根付いているようです。
20代を中心とした若年層にとって、モノは「所有」するものでなく、一時的に「利用」し、価値が下がる前に次に回す「資産」という感覚が強く、中古品に対する抵抗感も薄いと考えられます。また、ヴィンテージや一点物に“新品にはない魅力”を感じる若年層にとって、リユースは単なる節約でなく、自己表現やおしゃれの手段とも認識されており、「価値があるから中古を選ぶ」という消費スタイルも広がっているようです。また、20代は環境問題への関心も高く、リユース品を選ぶことを「サステナブルで賢い選択」と認識する傾向も考えられます。
こうした社会情勢の変化を背景に、今回は「リユース」関連に注目。具体的には、幅広い商品の買い取りや自治体との連携を強化している企業を中心にピックアップしました。
【メルカリ(4385)】
自治体と連携し、回収された粗大ゴミを「メルカリShops」で販売
メルカリ(4385)は、フリマアプリの国内最大手です。会社全体で環境や社会に貢献する「プラネット・ポジティブ」を掲げており、単なる不用品処分ではなく、持続可能な社会を目指す「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」のインフラとしての役割を意識しています。その一環として、全国の自治体と連携し、回収された使える粗大ゴミや公共の不用備品を「メルカリShops」で公式販売する取り組みを広げています。株価は、5月20日につけた高値4330円をピークに調整を見せています。株価は上向きで推移する26週移動平均線が下値支持線として機能しており、ここからのリバウンドに期待したいところです。
メルカリ(4385)チャート/週足・1年(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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【ハードオフコーポレーション(2674)】
「動かない家電」や「壊れた楽器」も買い取って店頭で販売
ハードオフコーポレーション(2674)は、中古品の販売「ハードオフ」「オフハウス」を主力業態に、リユース品の買い取り・販売を展開。「動かない家電」や「壊れた楽器」をジャンク品として買い取り、そのまま店頭で販売する仕組みを確立しました。実店舗を拠点にできる強みを活かし、環境省のモデル事業や地域自治体と連携しながらゴミの減量を進めています。株価は5月半ばの急伸後、上向きで推移する13週移動平均線から上放れる形での強いトレンドを形成。押し目狙いのスタンスで臨みましょう。
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ハードオフコーポレーション(2674)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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【ゲオホールディングス(2681)】
「セカンドストリート」は国内外に多数の店舗を展開
ゲオホールディングス(2681)は、DVDレンタル大手の「ゲオ(GEO)」から、現在は国内有数の総合リユースショップ「セカンドストリート」を中核としたリユースのメガチェーンへと大きく舵を切り、成長を続けています。「セカンドストリート」は国内外に多数の店舗を展開。衣料・服飾、家具・家電、ホビー、アウトドアなど幅広いジャンルを網羅し、標準化された店舗運営システムによる高い効率性が強みです。株価は5月11日の急騰後はやや荒い値動きを見せていますが、中長期では上昇トレンドを形成しているため、押し目狙いのスタンスになりそうです。
ゲオホールディングス(2681)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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【BuySell Technologies(7685)】
シニア層をターゲットとした独自のビジネスモデルを展開
BuySell Technologies(7685)は、シニア層の「出張訪問買い取り」を核とした独自のビジネスモデルで急成長しており、店舗やフリマアプリには出てこない莫大な資産(家庭内のかくれ資産)の発掘も進めています。さらに、使用期間が短く、すぐに廃棄されてゴミになりやすいベビー・子ども用品を次の世代へとつなぐキッズリユース事業「ふくちゃん リユスタ」を展開しています。株価は足元で調整を見せていますが、26週移動平均線水準まで下げてきており、ここからのリバウンドを見極めたいところです。
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BuySell Technologies(7685)チャート/週足・1年(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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【トレジャー・ファクトリー(3093)】
総合リサイクルショップ「トレファク」を運営
トレジャー・ファクトリー(3093)は、総合リサイクルショップ「トレジャーファクトリー(トレファク)」や服飾専門「トレファクスタイル」などを展開。「トレファク引越し」では、引っ越しと不要になった家具・家電の買い取り・処分を同時に行える点が強みです。また複数の自治体で、住民が粗大ゴミを処分する際に、自治体の案内ページからトレファクの出張買い取りサービスや一括査定へシームレスに誘導する動線を構築しています。株価は、直近の急伸で2025年9月以来の高値を更新。上向きで推移する25日移動平均線が下値支持線として機能しているため、リバウンド狙いのスタンスで臨みましょう。
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トレジャー・ファクトリー(3093)チャート/日足・1年(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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【ナック(9788)】
買い取り専門チェーン「買取大吉」のフランチャイズに加盟
ナック(9788)は、ダスキンのフランチャイズ加盟店として国内トップクラスの規模を誇ります。また、エンパワーが運営する買い取り専門店「買取大吉」のフランチャイズに加盟し、多店舗展開を急ピッチで進めています。全国の家庭やオフィスへ飲料水を届ける宅配水サービス「クリクラ(CreCla)」や、住宅受注に特化してコンサルティング事業を手掛けています。株価は調整トレンドが続いていますが、6月3日につけた安値478円をボトムにリバウンドを見せており、さらなる上昇に期待したいところです。
ナック(9788)チャート/週足・1年(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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以上、今回は「リユース」関連銘柄を発掘しました。
2025年11月にメルカリ(4385)が発表した「2025年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”調査」によれば、日本の家庭に眠る不要品(かくれ資産)の総額は推計約91兆円で、その大部分をシニア層が保有しているそうです。今後、高齢化が進み、かくれ資産がリユース市場に流れ込むことで、業界全体がさらに成長すると見込まれます。そのためにも、今のうちから有望な銘柄をチェックしておきたいところです。
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