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いよいよ今週QE3発表か!?金融緩和策発表後の押し目を狙え!

【第224回】 2012年7月30日公開(2022年3月29日更新)
広瀬 隆雄
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市場参加者は中央銀行の動きだけを注視

 このように市場が底堅かった理由は、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁が「ユーロを防衛するためにはあらゆる手段を講じる」とコメントしたことが影響しています。

 またドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領も、「ユーロを防衛するために団結する」とコメントしました。

 ECBは今後、もう一段の利下げを発表する可能性がありますし、2011年の暮れから実施している「3年物流動性提供オペ(LTRO=下のグラフの紫色)」の拡大を発表する可能性もあります。

 今週のスケジュールとしては8月1日に米国の連邦準備制度理事会(FRB)が2日にわたる連邦公開市場委員会(FOMC)を完了し、政策金利を発表します。

 そこで「追加的量的緩和政策第3弾(QE3)」が発表される可能性が高いです。

 8月2日にはイングランド銀行(英中銀)と欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表します。そのどちらにおいても、一層の緩和政策が発表される可能性があります。

 すでに先週、緩和を織り込むカタチで世界の株式市場が上昇しているので、実際に緩和が発表された直後のリアクションは「理想で買い、現実で売る」による株安かも知れません。

 しかし、もしそのような理由で押し目が入った場合は、そこから再び買いに入ってよいと思います。
 

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