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「ビヨンドミート」の株価が今年に入って急上昇!すでに全米2.8万カ所で販売され、350億ドルの潜在市場を持つ「代替肉」市場は、今後も成長間違いなし!

2020年1月13日公開(2022年3月29日更新)
広瀬 隆雄
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低迷していたビヨンドミートの株価が、
2020年に入って急激にリバウンド!

 ビヨンドミート(ティッカーシンボル:BYND)は植物性タンパク質から代替肉を作る食品メーカーです。ビヨンドミート株は、2019年5月に25ドルで値決めされ、IPO(新規株式公開)された後、239.71ドルの高値まで一気に買い進まれました。
【※ビヨンドミートのIPOについての記事はこちら!】
ウーバー、リフト、ビヨンドミートなど、最近IPOした注目株の決算を総まとめ! 決算内容からわかる「買うべき銘柄」と「売るべき銘柄」をズバリ解説!

 しかし、その後、株価は下落基調に転じ、去年の11月頃に70ドル台の下の方でどうやら底値を確認しました。

 そのビヨンドミートが、新年に入ってから再び騰勢を強めています

⇒ビヨンドミート(BYND)の最新株価はこちら!

ビヨンドミート(BYND)チャート/日足・1年ビヨンドミート(BYND)チャート/日足・1年出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます。
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 そこで今日は同社を紹介します。

代替肉は、大豆などの植物性たんぱく質からつくられ、
地球温暖化ガスの排出量を大幅に軽減する効果が

 代替肉とは、食肉のたんぱく質の構造に着目し、その構造を大豆などの植物性たんぱく質で再現したものを指します。

 代替肉を構成するたんぱく質の構造は、食肉のそれと近似しています。さらに、色、食感、香り、味、調理する際の音などを食肉に近づけるため、さまざまな工夫をされています。その結果として、驚くほど食肉に近い体験が出来ます。

 代替肉は、従来の食肉に比べて地球温暖化ガスの排出量を大幅に軽減できます。牧場を作るために木を伐採する必要もありません。つまり、環境破壊が小さいのです

 家畜を殺すことも減らせますし、心臓病や癌といった動物性たんぱく質の摂取がもたらすリスクを軽減することが出来ます。

ビヨンドミートはR&Dを重視し、
年間売上高の1割を研究開発費に投入!

 ビヨンドミートは、2011年に創業された代替肉のメーカーで、とりわけ研究開発(R&D)に力を入れています。直近の年間売上高の約1割が研究開発費に投入されました。他の食品会社が0.3%~1.8%のR&D比率であるのと好対照です。

 ビヨンドミートの研究センターは、ロスアンゼルスのマンハッタンビーチにあります。

代替肉の潜在市場は350億ドル!
すでに全米2.8万カ所のスーパーなどで販売されている

 米国の食肉市場は、年間2700億ドルという巨大な市場です。仮に、その13%(=大豆ベースの牛乳がミルク市場全体に占める割合)が代替肉になったとすれば、代替肉の潜在市場は350億ドル市場と試算できます

 現在ビヨンドミートは、全米の2.8万カ所のスーパーなどで販売されており、2.3万カ所のレストランで使用されています

 具体的には、ホールフーズ、アルバートソンズ、クローガー、ウォルマートなどのスーパーやディスカウントストアで購入可能です。レストランでは、A&W、カールズジュニア、TGIフライデーズ、デルタコなどが扱っています。それに加えて、ダンキンドーナツが去年の11月からビヨンドミートを採用しはじめ、さらに、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、デニーズ、サブウェイの各社がテスト中です。

ビヨンドミートの足元の業績は堅調に推移!
売上高成長費は前年同月比で+250%

 10月末に発表されたビヨンドミートの第3四半期決算は、EPSが予想4セントに対して6セント、売上高が予想8335万ドルに対して9196万ドル、売上高成長率が前年同期比+250.0%でした。

 修正EBITDAは1100万ドルで、前年同期は-570万ドルでした。

 2019年度の売上高は、予想2.67億ドルに対して新ガイダンス2.65億~2.75億ドルが提示されました。ちなみに旧ガイダンスは2.4億ドルでした。

投資家が懸念している生産キャパシティの問題は、
生産能力の向上により改善の見通し

 ビヨンドミート株に関わるリスクとしては、まず、生産キャパシティの問題があります。去年、中西部でミシシッピ川の氾濫が起こり、ビヨンドミートの原料の集荷施設も脅かされました。それに加え、爆発的に伸びている需要に供給能力が慢性的に追いつかなかった点も、投資家がビヨンドミート株を敬遠する一因でした。

 これに関しては、最近生産能力を増強したので、去年発生したような品薄の問題は発生しない見通しです

 代替肉の生産工程は、1)タンパク質原料の確保、2)抽出、3)下流でのパッケージングの3段階に大きく分けることができます。

 このうち1)の原料の確保については、デュポンなどの新規業者が参入したことで供給が増える見通しですし、穀物の供給も問題ありません。

 2)の抽出については、多額の先行投資をしてキャパシティを増強しました。

 3)のパッケージングについては、引き続きパートナー企業を募っています。

 2019年の設備投資額は2000億ドルを予想しています。さらに2020年には、生産を内製に切り替えるため3500億~4000億ドルの投資を見込んでいます。

【今週のまとめ】
代替肉メーカーのビヨンドミートは
巨大な潜在市場が見込める成長株として要注目!

 ビヨンドミートは、大豆などの植物性たんぱく質から代替肉をつくっています。去年、大相場をつけた後、株価は低迷していたのですが、ここへきて生産キャパシティの確保が追いつき、それに呼応して業績も上向いています。潜在市場は巨大なので、成長株として注目に値します。

⇒ビヨンドミート(BYND)の最新株価はこちら!

ビヨンドミート(BYND)チャート/日足・1年ビヨンドミート(BYND)チャート/日足・1年出典:SBI証券公式サイト)
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