第2四半期決算発表シーズンは、
S&P500採用銘柄のうち90%が終了
第2四半期決算発表シーズンは、これまでにS&P500採用銘柄のうち90%が決算発表を終えました。
これまでに発表された決算のうち、75%の会社が1株当たり利益(EPS)でコンセンサス予想を上回りました。過去5年の平均は72%なので、普段よりEPSは好調だということです。
一方、売上高では57%の企業がコンセンサス予想を上回りました。ただ、過去5年間の平均は60%なので、普段より売上高は不調でした。
なお、例年、決算発表シーズンは、大型株から始まり後半へ行くほど小型株が多くなりますので、いまちょうど小型株の決算発表が佳境を迎えているところです。
「良い決算」とは「EPS」「売上高」「ガイダンス」の
すべてが事前の予想を上回ったもの
さて、「良い決算」とは、どんな決算を指すのでしょうか?
ウォール街では、これに関して厳格な定義があります。1)EPS、2)売上高、3)ガイダンスのすべてで、事前のアナリスト達のコンセンサス予想を上回った決算が「良い決算」とされています。
ガイダンスとは、その企業の財務部長が決算発表時に示す「来期以降のEPS」ならびに「売上高」の予想を指します。それらのうちひとつでもコンセンサス予想を下回れば、それは悪い決算という理解になります。
株式投資では、良い決算を出した企業の株は持ち続け、悪い決算を出した株は売ってください。
最近IPOした注目銘柄の決算内容を見ると、
3社が「悪い決算」という結果に
最近IPOした企業に関し、今期の決算の”星取表“は下の表の通りでした。
■最近IPOした注目銘柄の決算の結果 | ||||||
銘柄名(コード) |
決算内容 ※コンセンサス予想を上回れば○、下回れば× |
|||||
EPS | 売上高 | ガイダンス | ||||
ビヨンドミート(BYND) | × | ○ | ○ | |||
クラウドストライク(CRWD) | ○ | ○ | ○ | |||
リフト(LYFT) | ○ | ○ | ○ | |||
マッチ・グループ(MTCH) | ○ | ○ | ○ | |||
ピンタレスト(PINS) | ○ | ○ | ○ | |||
ロク(ROKU) | ○ | ○ | ○ | |||
シルクロード・メディカル(SILK) | × | ○ | ○ | |||
アトラシアン(TEAM) | ○ | ○ | ○ | |||
トレードデスク(TTD) | ○ | ○ | ○ | |||
トゥイリオ(TWLO) | ○ | ○ | ○ | |||
ウーバー(UBER) | ○ | × | なし |
つまり、ビヨンドミート、シルクロード・メディカル、ウーバーの3社は悪い決算なので「売り」、その他の銘柄は「買い」です。
1社ずつ、決算の内容を見ていきましょう。
【ビヨンドミート】
残念ながらEPSが予想を下回る
大豆たんぱく質から代替肉を作っているビヨンドミート(ティッカーシンボル:BYND)の第2四半期決算は、EPSが予想-8セントに対して-16セント、売上高が予想5271万ドルに対して6730万ドル、売上高成長率が前年同期比+286.8%でした。
売上高の内訳は、小売が3412万ドル(前年同期比+192%)、フードサービスが3313万ドル(前年同期比+483%)でした。フードサービスが伸びた理由は、ファーストフード・レストランなどでビヨンドミートを使ったメニューを打ち出す企業が増えたためです。
グロス利益は2270万ドル、グロスマージンは33.8%でした。純利益は-940万ドル。ちなみに前年同期は-740万ドルでした。
2019年度の売上高予想2.24億ドルに対して、新ガイダンス2.4億ドルが提示されました。また、修正EBITDAベースで黒字になるというガイダンスが示されました。旧ガイダンスは、修正EBITDAベースで±0でした。
ビヨンドミートは、この決算を発表した後で325万株を1株160ドルで売り出しました。目先の注目点としては、株価がこの売出し価格を下回らないことが重要になります。なぜなら、今回の公募で初めてビヨンドミート株を購入した投資家が多いので、その水準を下回ると「しこり(含み損)」ができてしまうからです。
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【クラウドストライク】
売上げ成長のモメンタムは強い
クラウドを通じてインターネット・セキュリティーのサービスを提供しているクラウドストライク(ティッカーシンボル:CRWD)の第1四半期(4月期)決算は、EPSが予想-48セントに対して-47セント、売上高が予想9560万ドルに対して9610万ドル、売上高成長率が前年同期比+103.2%でした。
アニュアライズド・リカーリング・レベニュー(ARR)は、+144%の3.646億ドルでした。
期中543社の新規顧客を獲得し、総顧客数は3059になりました。
第2四半期のEPSは予想-31セントに対して新ガイダンス-24~23セントが、売上高は予想9679万ドルに対して新ガイダンス1.03億~1.04億ドルが提示されました。
クラウドストライクのサービスは、今急速にユーザーに浸透しており、売上成長のモメンタムは強いです。株価は新値圏にあり損している投資家が居ない状態なので、戻り待ちの売りがなく、株価は上値が軽いと思われます。
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【リフト】
株価は停滞しているが、決算は期待を上回る内容に
ライドシェアリングのリフト(ティッカーシンボル:LYFT)の第2四半期決算は、EPSが予想-1.00ドルに対して-68セント、売上高が予想8.10億ドルに対して8.67億ドル、売上高成長率が前年同期比+71.8%でした。
リフトは、6月末から一部地域で値上げを開始しました。それが乗車回数に悪影響を及ぼした形跡はありません。なお、値上げは「業界のトレンドのようだ」というコメントがあり、ウーバーも値上げしていることをうかがわせました。
アクティブライダー数は、前年同期比+41%の1545万人でした。IPOで話題になったことが、アクティブライダー数の増加に寄与したと思われます。
アクティブライダー当たりの売上高は、前年同期比+22%の32.67ドルでした。コントリビューション・マージン(貢献利益)は46%でした。前年同期は42%でした。
売上高に占めるセールス&マーケティング費用は19%でした。前年同期は35%でした。セールス&マーケティング費用の中身は、インセンティブ、すなわちディスカウント・クーポンで、これは第1四半期に比べて-40%でした。つまり、値引きを止めたということです。「価格ではなくリフトのブランド力で乗客を獲得出来ている」というコメントでした。
修正ネットロス・マージンは-23%でした。前年同期は-35%でした。
第3四半期の売上高は、予想8.41億ドルに対して新ガイダンス9億~9.15億ドルが提示されました。これは、売上高成長率で言えば、+54〜56%の成長を意味します。売上高ガイダンスを引き上げた理由は、値上げがスンナリ受け容れられたためです。
2019年度の売上高は、予想33.2億ドルに対して新ガイダンス34.7億~35億ドルが提示されました。これは、売上高成長率で言えば+61〜62%の成長を意味します。ちなみに、旧ガイダンスは32.75億〜33億ドルでした。
リフトはIPOが高値で取引開始された後、株価が急落し、それ以来、上昇しあぐねています。しかし、これまでに発表された決算は、すべて期待を上回る良い内容でした。したがって、引き続き保有すべき銘柄だと思います。
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【マッチ・グループ】
短期的に売り圧力がかかる可能性があるので注意!
ティンダーなどのマッチングアプリを展開しているマッチ・グループ(ティッカーシンボル:MTCH)の第2四半期決算は、EPSが予想43セントに対して43セント、売上高が予想4.89億ドルに対して4.98億ドル、売上高成長率が前年同期比+18.2%でした。
ティンダーのサブスクライバー数は、+50.3万人の520万人でした。ガイダンスは38.4万人でした。今回の決算では、特にこのティンダーの好調が投資家に好感されました。
第3四半期の売上高は予想5.2億ドルに対して新ガイダンス5.35億~5.45億ドルが、EBITDAは予想2億ドルに対し2億~2.05億ドルが提示されました。
なお、マッチ・グループの株式の80%はIAC(ティッカーシンボル:IAC)によって所有されています。IACは、向こう数カ月の間に、マッチ・グループの持ち株をIACの株主に分配する決断を下す可能性があります。それは、ごく短期的にはマッチ・グループ株に売り圧力をもたらす可能性があります。
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【ピンタレスト】
好決算により、見直し買いが入る可能性も!
ピンタレスト(ティッカーシンボル:PINS)の第2四半期決算は、EPSが予想-9セントに対して-6セント、売上高が予想2.37億ドルに対して2.61億ドル、売上高成長率が前年同期比+62.0%でした。
月次アクティブユーザーは+30%の3億人、ユーザー1人当たり売上高は+29%の88セントでした。
2019年度の売上高は、予想10.7億ドルに対して新ガイダンス10.95億~11.15億ドルが提示されました。旧ガイダンスは、10.55~10.8億ドルでした。
ピンタレストがIPO後最初に発表した決算は、ガッカリさせられる内容でした。しかし、今回の決算ではピシッと良い決算が出せました。このため、ピンタレストには見直し買いが入る可能性があります。
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【ロク】
最近IPOした小型成長株の中で、最も勢いのある銘柄のひとつ
テレビ向けストリーミング・プラットフォームを提供するロク(ティッカーシンボル:ROKU)の第2四半期決算は、EPSが予想-20セントに対して-8セント、売上高が予想2.23億ドルに対して2.5億ドル、売上高成長率が前年同期比+59.5%でした。
部門別売上高を見ると、プラットフォーム売上高が1.68億ドル(前年同期比+86%)、
プレーヤー売上高が8240万ドル(前年同期比+24%)でした。
プラットフォーム売上高は、動画広告インプレッション数の増加による広告売上高の増加が寄与しました。
グロスマージンはプラットフォームが65.4%、プレーヤーが5.5%でした。
アクティブ口座数は3050万口座でした。これは前期比+140万口座でした。また、ストリーミング時間は94億時間でした。これは前期比+5億時間、前年同期比+72%でした。
ユーザー当たり売上高(ARPU)は、21.06ドルでした。これは前期比+2.00ドルでした。
第3四半期売上高は予想2.46億ドルに対して新ガイダンス2.5億~2.55億ドルが、2019年度の売上高は予想10.5億ドルに対して新ガイダンス10.75億~10.95億ドルが提示されました。
ロクは、最近IPOした小型成長株の中で、最も勢いに乗った銘柄のひとつと言えます。したがって継続保有すべきです。
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【シルクロード・メディカル】
決算は今ひとつだが、製品には将来性があるので次回以降に期待!
シルクロード・メディカル(ティッカーシンボル:SILK)は、脳梗塞(のうこうそく)の原因となる頸動脈狭窄(けいどうみゃくきょうさく)の治療手術のための医療機器「経カテーテル頸動脈血行再建術デバイス」を販売する企業です。その第2四半期決算は、EPSが予想-27セントに対して-42セント、売上高予想が1.36億ドルに対して1.49億ドル、売上高成長率が前年同期比+92.2%でした。
2019年度の売上高は、予想6億ドルに対して新ガイダンス6億~6.2億ドルが提示されました。
今回の決算はEPSが予想を下回ったので「売り」だと思います。ただ、シルクロード・メディカルの製品には将来性があるので、次回以降の決算をモニターし、再びきちんとした決算が出せるようになったらその時に買い直したいと思います。
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【アトラシアン】
前回の決算と違い、今回の決算はスッキリした内容に
ソフトウェア・エンジニアがオンライン上でコラボすることを助けるアトラシアン(ティッカーシンボル:TEAM)の第4四半期(6月期)決算は、EPSが予想16セントに対して20セント、売上高が予想3.31億ドルに対して3.346億ドル、売上高成長率が前年同期比+35.7%でした。
第1四半期のEPSは予想21セントに対して新ガイダンス24セントが、売上高は予想3.496億ドルに対して新ガイダンス3.49億~3.53億ドルが提示されました。
2020年度のEPSは予想1.00ドルに対して新ガイダンス1.00ドルが、売上高は予想15.5億ドルに対して新ガイダンス15.4億~15.56億ドルが提示されました。
アトラシアンの場合、前回の決算発表は落胆させられる内容でしたが、今回はスッキリした内容でした。長期で見た同社のトラックレコードはしっかりしているので、これを機に同社株を買い直したいと思います。
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【トレードデスク】
毎期コンセンサス予想を上回る「優等生」
ウェブのプログラマティック広告のプラットフォーム、トレードデスク(ティッカーシンボル:TTD)の第2四半期決算は、EPSが予想68セントに対して95セント、売上高が予想1.55億ドルに対して1.60億ドル、売上高成長率が前年同期比+42.4%でした。
修正EBITDAは5800万ドルでした。前年同期は3690万ドルでした。
第3四半期の売上高は、予想1.62億ドルに対して新ガイダンス1.63億ドルが提示されました。修正EBITDAは、4500万ドルというガイダンスが示されました。
2019年度の売上高は、予想6.5億ドルに対して新ガイダンス6.53億ドルが提示されました。修正EBITDAは、2.01億ドルというガイダンスが示されました。
トレードデスクは、毎期、着実にコンセンサス予想を上回る決算を出しており「優等生」と言えます。引き続き保有すべき銘柄です。
【トゥイリオ】
安定して良い決算を出し続けている優良企業
クラウド上に電話システムを構築でき、メッセージで電話認証をするトゥイリオ(ティッカーシンボル:TWLO)の第2四半期決算は、EPSが予想2セントに対して3セント、売上高が予想2.64億ドルに対して2.75億ドル、売上高成長率が前年同期比+86.1%でした。
ダラー・ベース・ネット・エクスパンション率(ドルベースの売上げ膨張率)は+140%でした。前年同期は+137%でした。
第3四半期のEPSは予想1セントに対して新ガイダンス1~2セント、売上高は予想2.85億ドルに対して新ガイダンス2.86億~2.89億ドルが提示されました。
2019年のEPSは、予想12セントに対して新ガイダンス17~18セントが提示されました。旧ガイダンスは11~13セントでした。売上高は、予想11.1億ドルに対して11.13億~11.19億ドルが提示されました。旧ガイダンスは11.02億~11.11億ドルでした。
トゥイリオも安定して良い決算を出し続けている銘柄であり、継続保有すべきです。
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【ウーバー】
ライバルの「リフト」に比べて見劣りのする決算に
ライドシェアリング、レストランの出前サービスなどを展開するウーバー(ティッカーシンボル:UBER)の第2四半期決算は、EPSが予想-4.72ドルに対して-2.01ドル、売上高が予想33.2億ドルに対して31.7億ドル、売上高成長率が前年同期比+14.4%でした。
売上高の内訳は、ライドシェアリングが23.48億ドル(前年同期比+2%)、ウーバー・イーツが5.95億ドル(+72%)、ビークル・ソリューションズが3百万ドル(-91%)でした。
地域別売上高成長率は、米国カナダが17.76億ドル(+19%)、南米が4.17億ドル(-24%)、欧州中東アフリカが5.02億ドル(+22%)、アジア太平洋が2.76億ドル(+13%)でした。
月次アクティブ・プラットフォーム・コンシュマーは、+30%の9900万人でした。トリップ数は+35%の16.77億回、グロス・ブッキングは+32%の157.56億ドルでした。
コア・プラットフォーム・コントリビューション・マージンは8.2%でした。前年同期は14.7%でした。
ウーバーの決算は、ライバルのリフトに比べるとかなり見劣りする内容でした。また売上高がコンセンサス予想に届かなかった為、多くの投資家を落胆させました。ウーバー株はすぐ処分すべきです。
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⇒「ウーバー」のIPOは、注目を集めたものの失敗! “ライドシェアリング銘柄”の成長性に期待するなら、業界2位の「リフト」のほうが成長性が高くて有望!
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以上、今回は、最近IPOした注目企業の第2四半期決算をまとめましたので、参考にして下さい。
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