「5万円株」に投資するなら、複数回にわけて売買する“時間分散”でリスクを減らせ!
発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の大特集は、「いつでも! 誰でも! 儲かる【5万円株】87」! この特集では、今が買い時の「5万円株」をランキング形式で紹介するほか、アナリストが名前を挙げた「5万円株」の注目企業4社の社長インタビューを掲載。さらに、「高成長」「割安」などの条件に当てはまる、これから注目度がアップしそうな「5万円株」も多数紹介しているので、少額で投資を始めてみたい株初心者や、分散投資の候補銘柄を探している人は必見だ!
今回は、この特集から「5万円株」投資の“攻略法”を抜粋!「5万円株」は全体的に乱高下しやすい傾向にあり、短期間で大きく儲けられる可能性がある一方、損するリスクも同じくらい高い。リスクを抑えながら投資するコツをチェックして、「5万円株」投資の勝者になろう!
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資金に余裕があるときは、何度かにタイミングを分けて
同じ株を買うことで、“大損”のリスクを回避しやすくなる!
ダイヤモンド・ザイ4月号の大特集「いつでも! 誰でも! 儲かる【5万円株】87」では、「5万円株」に投資するうえで覚えておきたい“攻略法”を2つ紹介している。ここでは、そのうちの一つを取り上げよう。
「5万円株」攻略法の一つは“時間分散”だ。これは、株を一度にまとめて買ったり、売ったりせずに、時期を分けて売買することを指す。
そもそも、株は安いときに買って、高いときに売ると儲かる。だが、プロの投資家でも最安値で買って、最高値で売ることなど、めったにできない。むしろ、高値のときに買ってしまい、その後値下がりして、損失がどんどん膨らむこともよくある。
よって、株を買うときには最安値でドーンと買ってやろうと意気込むのではなく、高値づかみを避けるために“買い方の工夫”をすることが重要だ。そのためのカンタンで、誰でもできるやり方が、“時間分散”である。
以下のチャートを見てほしい。これは、ヤフーやZOZOの親会社であるZホールディングス(4689)の2018年1月からの週足チャートだ。株価は一度下落し、2019年後半からようやく上昇トレンドに転換していることがわかるだろう。
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たとえば、2018年3月末に「495円」でまとめて買っていたとしたら、2020年1月末時点の株価は「451円」なので、売らずに保有し続けていたら8.9%の損失を被っていることになる。
では、時間を分散させて投資していたらどうなっていたか。仮に「495円」で100株買い、3カ月後に「377円」で買い増し、その3カ月後に「398円」になったところで、さらに100株買い増したとしよう。購入単価の平均は「423円」になるため、2020年1月末時点(株価451円)での利益は、プラス6.5%になる。まとめて買った場合よりも、成績が15.4%もよくなるわけだ。
このように、株式投資では一度にまとめて買うよりも、時期を分けて買ったほうが買い値が平均化されて、最終的には儲かる可能性が高くなる。一定期間ごとに買うルールや、「株価が20%下落するごとに買う」といったルールを決めて、少しずつ買い増していくといいだろう。
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複数単元の株を保有しているなら、タイミングを分散して
売却をすることで「安値売り」の失態を演じずに済む可能性も
時間分散は、株を売るときにも有効だ。株をやっている人なら、誰でも一度は経験するのが「売った後に株価が大きく上昇した」という状況。こういった安値売りを避けるために、売り時は何度かに分けたほうがいい。
5万円株は値動きがかなり激しいため、上の図のように株価が2倍になることも珍しくない。そんなときはどうするか。複数単元を保有しているなら、株価が2倍になった時点で、持ち株の半分を売ってしまおう。そうすれば、投資金額が回収できる。そこから株価がいくら下がっても損をすることはないので、安心して長く持ち続けることができるというワケだ。
もちろん、持ち株が500株あったら、買い値から50%上がったところで、そのうちの100株を売って、買い値から2倍になったら、さらに100株を売るなど、こまめに売却していく方法も有効だ。
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少額で買える「5万円株」の注目銘柄と儲けの極意を紹介!
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