個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!

“コロナ相場”で個人投資家が「儲けた株&損した株」の上位3銘柄を紹介!「儲けた株」第1位は、新型コロナの治療薬候補・アビガンで注目された富士フイルムHD!

2020年5月31日公開(2022年9月20日更新)
ザイ・オンライン編集部
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個人投資家が「コロナ相場」で儲かった株&損した株を、それぞれ1~3位まで発表!

発売中のダイヤモンド・ザイ7月号は、特集「コロナ・ショックの【個人投資家】悲喜こもごも&売買顛末記」を掲載! この特集では、これまでダイヤモンド・ザイに何度も登場した有名個人投資家や一般の個人投資家など、全1272人の個人投資家に取材やアンケートを敢行! 歴史的な大暴落となった「コロナ・ショック」発生時の「投資行動」や「売買した銘柄」「投資成績」などを聞いている。株主優待名人・桐谷広人さんにも「コロナ相場で儲けた&損した株」を聞いているので、投資の参考になるはずだ。

今回は特集の中から、個人投資家1272人を対象に実施した、アンケートの結果を一部抜粋して紹介。アンケートに答えてくれた個人投資家が、「コロナ相場」で「儲かった株ベスト3」と「損した株ワースト3」を紹介していこう!
(※アンケート結果は、2020年4月17日~20日にクロスマーケティングの協力で実施した個人投資家921人へのアンケートや、3月21日~4月20日に実施したザイクラブのアンケート回答者351人のコメントなどを集計したもの)
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「儲かった株」1位は、アビガンで注目された富士フイルムHD!
生活インフラ関連のイオン、投げ売り状態から挽回の楽天も上位に

 この記事でも紹介したが、個人投資家1272人を対象にしたアンケートによると、「コロナ相場」で資産が減った人は全体の8割にも及び、逆に資産が増えた人は、全体の1割にも満たなかった。
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著名な勝ち組投資家は「コロナ・ショック」にどう対応したのか? 株価暴落時の投資行動や売買銘柄、成績など、個人投資家1272人へのアンケートした結果も公開

 アンケートでは、「資産が増えた」と答えた個人投資家に対し、どんな株で儲かったかを質問。回答が多かった順に5位まで紹介している。ここでは、そのうちの上位3位を抜粋しよう。

 儲かった株として、最も多くの人が名前を挙げたのは、新型コロナウイルスの治療薬候補「アビガン」で注目された富士フイルムホールディングス(4901)だった。なかには、「以前から保有していたら上昇したので売却した」という羨ましい回答も。

 続く2位は、食品スーパーのイオン(8267)だ。外出自粛が続くなか、家庭での自炊を支える生活インフラとして注目された。イオン以外も、食品スーパーは月次の売上げが伸び、株価も上昇基調の銘柄が多い。たとえば、いなげや(8182)や、業務スーパーの神戸物産(3038)なども株価が堅調だった。

 3位は楽天(4755)。長期の下落トレンドが続いていたが、「コロナ・ショック」で大幅に下落。さすがに売られ過ぎたと見られたのか、株価はその後急反発している。
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◆「コロナ相場」で個人投資家が「儲かった」と回答した株ベスト3

  2020年2~4月の
最大上昇率
株価(5/7) PER PBR 配当利回り
1位  ◆富士フイルムホールディングス(東1・4901)
+54.6% 5102円 12.7倍 1.28倍 1.86%
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2位  ◆イオン(東1・8267)
+37.4% 2118.50円 1.74倍 1.70%
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3位  ◆楽天(東1・4755)
+49.4% 945円 1.84倍
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※ランキングは2~4月の株価の上昇率にかかわらず、「儲かった」と回答した投資家が多かった順に順位を付けている。株価などのデータは5月7日時点。

もともと下落トレンドだった日産自動車は、含み損が拡大!
大型銀行株の急落に苦しんだ投資家も多かった

 アンケートでは、「コロナ相場」で「損をした」と回答した個人投資家に、どんな株で損をしたかも聞いている。ダイヤモンド・ザイの誌面では、回答が多かった順に5位まで紹介しているが、ここでは上位3位を抜粋しよう。

 損した株の1位は日産自動車(7201)。「損切りができなかった」(東京都・70歳男性)という悲痛な声に代表されるように、元からあった含み損の幅が拡大してしまったケースが多かったようだ。

 2位は三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、3位はみずほフィナンシャルグループ(8411)で、どちらも銀行株だ。どちらも大きく下落した後の反発力が弱い。「売り時を逃し、『コロナ・ショック』を甘く見ていた」(三重県・34歳男性)という叫びも聞かれた。

◆「コロナ相場」で個人投資家が「損した」と回答した株ワースト3

  2020年2~4月の
最大下落率
株価(5/7) PER PBR 配当利回り
1位  ◆日産自動車(東1・7201)
-48.8% 333.6円 20.1倍 0.28倍 3.00%
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2位  ◆三菱UFJファイナンシャル・グループ(東1・8306)
-34.8% 411.2円 0.34倍 6.08%
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3位  ◆みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
-34.6% 119.8円 6.8倍 0.34倍 6.26%
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※ランキングは2~4月の株価の下落率にかかわらず、「損した」と回答した投資家が多かった順に順位を付けている。株価などのデータは5月7日時点。

 さて、ここまで個人投資家アンケートの一部を抜粋してお届けした。ダイヤモンド・ザイ7月号の特集「コロナ・ショックの【個人投資家】悲喜こもごも&売買顛末記」では、億トレーダーたちの「コロナ・ショック」時の売買顛末記や、株主優待名人・桐谷広人さんのコロナ相場で得した株・損した株なども取り上げているので、誌面も併せてチェックしてほしい!
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株主優待名人・桐谷さんがサラリーマンにおすすめの投資法を伝授! 二度の大損を経験して悟った鉄則は「配当+優待利回り4%以上」の優待株を狙うこと!

先行き不透明な相場環境の中、注目すべき銘柄とは?
ダイヤモンド・ザイ7月号をチェック!

 発売中のダイヤモンド・ザイ7月号の大特集は「コロナ禍でも株価が上がる!【逆襲の日本株】厳選96銘柄」! 株式市場は「コロナ・ショック」で大きな打撃を受け、株価が急落した銘柄が多い。しかし、こんな状況下でも、株価上昇が期待できる銘柄は存在する。そこで、この特集では、新型コロナウイルスの感染が拡大しても業績を伸ばせる株や、実力があるのに「コロナ・ショック」で売られすぎた優良株などを厳選して紹介! さらに、“アフターコロナ”の投資戦略も解説しているので必見だ!

 ほかにも、「コロナ・ショック」で注目度が増している金(ゴールド)にスポットを当てた「財産を守るための金(ゴールド)投資」「コロナ禍で株主総会はオンライン参加が増加!」「最新決算でわかった【強い株】」「ネットの中傷と戦うときのお値段」「自腹でガチンコ投資!【AKB48】株ガチバトル」など、読みごたえのある特集が盛りだくさん!

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