IPO株の銘柄分析&予想

「かっこ」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のソフトウェア開発企業との比較や予想まで解説![2020年12月18日 情報更新]

2020年11月13日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 かっこ
市場・コード/業種 東証マザーズ・4166/情報・通信業
上場日 12月17日
申込期間(BB期間) 12月2日~12月8日
おすすめ証券会社 SBI証券SMBC日興証券岩井コスモ証券松井証券マネックス証券楽天証券岡三オンライン証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 7890円(+290.59%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

かっこが12月17日にIPO(新規上場)!

「かっこ」の公式サイトより

 かっこは、2020年11月13日、東京証券取引所に上場承認され、2020年12月17日にIPO(新規上場)することが決定した。

 かっこは2011年1月28日に設立された。データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフトウエアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援する「SaaS型アルゴリズム提供事業」を展開している。

 事業の中核サービスとして、EC分野において近年急増するオンライン決済での不正対策として、代金未払いとなり得る注文をリアルタイムに検知するSaaS型サービス「O-PLUX(オープラックス)」を主力製品とする「不正検知サービス」を提供している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

かっこのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 11月30日
ブックビルディング(抽選申込)期間 12月2日~12月8日
公開価格決定 12月9日
購入申込期間 12月10日~12月15日
払込日 12月16日
上場日 12月17日

かっこのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2020年12月2日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
86.9
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SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
2.2
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短3日後に取引可能]
0.9
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松井証券
[最短3日後に取引可能]
0.9%
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マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
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楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
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岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
みずほ証券 2.2%  
あかつき証券 0.9%  
岡三証券 0.9%  
極東証券 0.9%  
静銀ティーエム証券 0.9%  
東洋証券 0.9%  
水戸証券 0.9%  

かっこのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1890
仮条件
[予想PER(※2)
1860~2020円
[50.0倍~54.3倍]
公募価格 2020円
初値 7890円
初値騰落率 +290.59%
予想トレーディングレンジ(※3) 2500円~9000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2020年11月27日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 81.2倍
ブレインP<3655> 150.6倍(連)
ユーザローカル<3984> 63.1倍
TDSE<7046> 30.0倍

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

かっこの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 258万2081株(予定)
公開株式数 公募24万5000株  売出5000株
(オーバーアロットメントによる売出3万7500株)
想定公開規模(※1) 5.4億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

かっこは「不正注文検知サービス」が主力

 データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフトウェアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援する「SaaS型アルゴリズム提供事業」を展開する。SaaS型の不正注文検知サービス「O-PLUX」を主力製品とする「不正検知サービス」が中核。ほかに「決済コンサルティングサービス」「データサイエンスサービス」を展開する。

 時流に乗ったビジネスを展開し、公開規模の軽量感が強いことから、個人投資家の人気を集めそうだ。データ解析サービスを手掛ける新興企業のIPOはいずれも初値を大きく飛ばしている。EC市場が高い成長を見せるなか、同社サービスのニーズがますます高まっていくイメージも描きやすいだろう。

 公開規模については5億円強となる見込み。ただ、ベンチャーキャピタル保有株がやや多く、12/17はほかに4社が新規上場する。

◆「かっこ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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かっこの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2016/12 489
(―)
▲ 92
(―)
▲ 204
(―)
2017/12 700
(43.1%)
42
50
2018/12 720
(2.8%)
81
89.6%
80
61.1%
2019/12 745
(3.6%)
91
12.6%
114
42.1%
2020/12予 808
(8.4%)
91
-0.5%
96
-16.1%
2020/9 3Q 619
(―)
121
(―)
129
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:37.18円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

かっこの業績コメント

 2020年12月期の業績は、売上高が前期比8.4%増の8.0億円、経常利益がほぼ横ばいの0.9億円の見通しとなっている。

 消費者向け電子商取引(BtoC-EC)市場において不正対策に対する社会的要請はますます高まっており、同社は引き続き不正注文検知サービス「O-PLUX」の販売拡大に努めている。既存顧客の持続的な成長とともに、オウンドメディアの立ち上げ等マーケティング活動による認知度向上及び新規顧客開拓に努めた結果、今第3四半期累計期間(2020年1-9月)の「O-PLUX」のストック収益額(定額課金である月額費用と審査件数に応じた従量課金である審査費用の合計額)は4.3億円(前年同期比12.7%増)に拡大した。

 また、2020年5月には、旅行、チケット、Webサービスの各業界に特化した不正検知サービスの提供を開始した。不正アクセス検知サービス「O-motion」においては、日本ヒューレット・パッカード(株)の提供する多要素認証基盤IceWall MFAとの連携を完了させるなど、機能充実を図りつつ引き続き多分野での販路開拓に取り組んでいる。

 その他、後払い決済に関するシステム提供及びコンサルティングを行う決済コンサルティングサービスや、AI、統計学、数理最適化等データサイエンスにおける最適な技法を用いて分析し、アルゴリズムを開発・提供するデータサイエンスサービスを提供している。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高6.1億円で76.6%、経常利益1.2億円で132.9%となっている。

かっこの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都港区元赤坂一丁目5番31号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 CEO 岩井 裕之(昭和46年9月15日生)
設立 平成23年1月28日
資本金 1億円(令和2年11月13日現在)
従業員数 26人(令和2年10月31日現在)
事業内容 データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフトウェアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援する「SaaS 型アルゴリズム提供事業」
■売上高構成比率(2019/12期 実績)
品目 金額 比率
不正検知サービス 591 百万円 79.3%
決済コンサルティングサービス 106 百万円 14.3%
データサイエンスサービス 47 百万円 6.4%
合計 745 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 岩井 裕之 46万5000 19.90%
1 Symbolキャピタル合同会社 46万5000 19.90%
3 中沢 雄太 24万株 10.27%
4 SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合 22万9200株 9.81%
5 亀山 誠 21万株 8.99
6 みずほ成長支援投資事業有限責任組合 17万3685株 7.43%
7 Fin Techビジネスイノベーション投資事業有限責任組合 11万8422株 5.07%
8 中山 勝史 9万株 3.85%
9 MSIVC2012V投資事業有限責任組合 7万9200株 3.39%
10 NVCC7号投資事業有限責任組合 3万9471株 1.69%
合計   210万9978株 90.28%
■その他情報
手取金の使途 (1)不正検知サービスにおけるシステムのアーキテクチャ刷新等に伴うソフトウエア開発、(2)決済コンサルティングサービスにおける後払い決済システムに係るソフトウエア開発、(3)借入金及び社債の返済に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) 1社  1万8000株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2016年4月1日
割当先 NVCC7号投資事業有限責任組合
発行価格 1,266円 ※株式分割を考慮済み
◆「かっこ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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松井証券[最短3日後に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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かっこの銘柄紹介

 同社は「未来のゲームチェンジャーの『まずやってみよう』をカタチに」という経営ビジョンを掲げ、同社の有するデータサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフトウエアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援する「SaaS型アルゴリズム提供事業」を展開している。

(具体的なサービスの内容)

(1)不正検知サービス

 同社は、同社の有するデータサイエンス及びセキュリティの技術・ノウハウをもとに、以下のとおり不正検知サービスを展開している。

a. 不正注文検知サービス「O-PLUX」

 「O-PLUX」は、ECにおける注文データを分析することで、代金未回収となり得る注文をリアルタイムに検知するSaaS型の不正注文検知サービスである。同社のAI・統計学・数理最適化といったデータサイエンスの技術で独自の検知モデルを構築し、日本語独特の表記ゆれを名寄せする正規化機能(注1)や、注文のあった端末を特定するデバイス認証機能(注2)などの機能により、単純なブラックリスト照合や担当者の目視による審査ではなしえなかった検知精度を実現した。

 また、購入時にパスワード入力等を求める本人認証サービスと違い、画面遷移なく審査可能なため、購入者の操作性・利便性を損ねることなく不正対策が可能である。「O-PLUX」は、これらの機能・性能が評価され、日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービスの導入件数No.1を獲得している。(東京商工リサーチが実施した「ECサイト不正検知サービスに関する調査」による。調査対象時点は2020年5月末時点。)

b. 不正アクセス検知サービス「O-motion」

 「O-motion」は、会員サイト等において、本人になりすました不正なアクセスをリアルタイムに検知するSaaS型の不正アクセス検知サービスである。独自のデバイス情報・操作情報を駆使した不正判定により、User Agent、Cookie等を用いた従来型の検知では判別しきれなかった不正も判定・検知が可能である。その性能を評価され、インターネットバンキングにおける不正送金や、2019年6月から施行されたいわゆる「チケット不正転売防止法」によって規制の対象となった不当なチケット買い占めによる高値転売の対策として、金融機関、大手チケットサイト等に導入されている。

(2)決済コンサルティングサービス

 同社の決済コンサルティングサービスは、主に後払い決済を提供する後払い決済事業者に向けて、同社の後払い決済に関するノウハウをもとに、決済システムの提供及び後払い決済事業の立上げ・運用のコンサルティングを行っている。

 後払い決済は、購入者にとって利便性が高い一方、それを提供する後払い決済事業者にとっては、代金未払い等の回収リスクが高く、高精度な審査が不可欠となるため、同社は、「決済コンサルティングサービス」の提供とともに、後払い決済の審査エンジンとして「O-PLUX」を利用してもらうことで、後払い決済の構築をワンストップで支援している。

(3)データサイエンスサービス

 同社のデータサイエンスサービスは、マーケティングや業務生産性などの課題に対し、企業が保有するビッグデータを、AI、統計学、数理最適化等データサイエンスにおける最適な技法を用いて分析し、アルゴリズムを開発・提供するサービスである。基礎集計フェーズ、解析フェーズ、システム構築フェーズなど、フェーズごとに料金を設定することにより、透明性の高いサービスを提供している。

かっこの投資のポイント

 時流に乗ったビジネスを展開し、公開規模の軽量感が強いことから、個人投資家の人気を集めそうだ。AIなどの技術を用いたデータ解析サービスを手掛ける新興企業のIPOはいずれも初値を大きく飛ばしている。EC市場が高い成長を見せるなか、不正注文・アクセス等は社会問題となっており、同社サービスのニーズが今後ますます高まっていくイメージを描きやすいだろう

 。SaaS型のビジネスモデルであることからも、一段のバリュエーション向上は許容されそうだ。2019年以降、公開規模10億円未満のマザーズIPOは36社あり、公開価格に対する初値騰落率は平均+235.6%に上る。ただ、需給的にはやや気掛かりな点もいくつかある。

 同社は、データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフトウエアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援する「SaaS型アルゴリズム提供事業」を展開している。中核となるのは、SaaS型の不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」を主力製品とする「不正検知サービス」(前期実績で売上高の79.3%)。「O-PLUX」はECにおける注文データを分析することで、代金未回収となり得る注文をリアルタイムに検知可能。

 また、不正アクセス検知サービス「O-motion」は、会員サイト等において、本人になりすました不正なアクセスをリアルアイムに検知する。ほかに「決済コンサルティングサービス」「データサイエンスサービス」を展開。売上高の22.0%がGMOペイメントサービス(株)向け、同16.1%がジャックス・ペイメント・ソリューションズ(株)向け。売上高全体に占めるストック収益の割合は70.3%。

 業績面について、2020年12月期は売上高が前期比8.4%増の8.0億円、経常利益がほぼ横ばいの0.9億円の見通しとなっている。サービス別売上高は、不正検知サービスが同11.3%増の6.5億円、決済コンサルティングサービスが同7.2%減の0.9億円、データサイエンスサービスが同9.0%増の0.5億円。営業利益は同17.9%増の1.1億円を見込む。

 想定仮条件水準の今期予想PERは48~54倍程度。類似のデータ解析サービスを手掛けるユーザーローカル<3984>を下回り、妥当な水準と言えるが、事業内容としては高バリュエーションも許容されやすいだろう。

 公開規模については5億円強となる見込み。ベンチャーキャピタル保有株は計78万2085株(上場時発行済株数の30.3%)あり、上場日後90日経過または公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除される。また、12/17はほかにリベルタ<4935>ビートレンド<4020>オーケーエム<6229>プレイド<4165>が新規上場する。公開株数を上回るベンチャーキャピタル保有株の存在や5社同時上場による投資資金の分散はやや気掛かりだが、成長イメージと公開規模の軽量感から積極的な初値買いを集めそうだ。

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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
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