IPO株の銘柄分析&予想

「ラストワンマイル」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のインフラサービス販売企業との比較や予想まで解説![2021年11月26日 情報更新]

2021年10月20日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 ラストワンマイル
市場・コード/業種 東証マザーズ・9252/サービス業
上場日 11月24日
申込期間(BB期間) 11月8日~11月12日
おすすめ証券会社 SBI証券松井証券楽天証券マネックス証券丸三証券岡三オンライン証券SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)SBIネオモバイル証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 2520円(+47.37%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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ラストワンマイルが11月24日にIPO(新規上場)!

「ラストワンマイル」の公式サイトより

 ラストワンマイルは、2021年10月20日、東京証券取引所に上場承認され、2021年11月24日にIPO(新規上場)することが決定した。

 ラストワンマイルは2012年6月4日に設立された。新生活における顧客の悩みを抜本的に解決するため、「最高のサービス」を「必要なタイミング」に「最適な方法」で届けることを追求し、ワンストップで提供している。

 「ラストワンマイル事業」は、電気、ガスなどの生活に必要不可欠なインフラサービスを主軸に、宅配水、インターネット回線など新生活を迎えるタイミングでニーズの高いサービスを一括で提供している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

ラストワンマイルのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 11月4
ブックビルディング(抽選申込)期間 11月8日~11月12日
公開価格決定 11月15日
購入申込期間 11月16日~11月19日
払込日 11月22日
上場日 11月24日

ラストワンマイルのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2021年11月22日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
87.0
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短3日後に取引可能]
1.7
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
公式サイトはこちら!
丸三証券 0.9%
公式サイトはこちら!
岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBIネオモバイル証券
※1株単位の申し込みのみ
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
あかつき証券 3.5  
岡三証券 1.7  
水戸証券 0.9%  
極東証券 0.9%  
東洋証券 0.9%  
東海東京証券 0.9%  

ラストワンマイルのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1330
仮条件
[予想PER(※2)
1570~1710円
33.0倍~35.9倍]
公募価格 1710円
初値 2520円
初値騰落率 +47.37%
予想トレーディングレンジ(※3) 1200~2200円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2021年11月2日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 24.7倍
Pウォーター<2588> 28.8倍(連)
IIJ<3774> 31.7倍(連)
光通信<9435> 13.7(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割高と判断できる。

ラストワンマイルの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 273万2418株(予定)
公開株式数 公募17万1200株  売出17万9200株
(オーバーアロットメントによる売出5万2500株)
想定公開規模(※1) 5.4億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

ラストワンマイルは新生活関連サービスを提供

 インサイドセールス等を活用した新電力、新ガス、インターネット回線等のインフラサービスの取次販売および自社サービス「まるっとシリーズ」の提供を行う。自社サービス・他社サービス問わず取り揃え、電気やガスなどの生活インフラサービスを中心に利便性の高いサービスを多種多様に提供。前期のサービス流通数は12万6890件。

 IPOで成長期待を集めるタイプとは言いづらく、ストック型の生活関連サービスを手掛ける企業と比較すると、業績堅調ながら相応のPER水準の価格設定になっている印象も受ける。もっとも、公開規模が小さく、需給主導での初値上昇が見込めるだろう。

 公開規模については5~6億円程度となる見込み。事業法人の大株主のロックアップが公開価格の1.5倍以上で解除され、需給面で節目の1つとして意識されそうだ。

◆「ラストワンマイル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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丸三証券
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ラストワンマイルの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2017/11 5,447
(―)
268
(―)
391
(―)
2018/11 3,130
(-42.5%)
183
(-31.6%)
22
(-94.2%)
2019/11 2,580
(-17.5%)
246
(34.1%)
165
(625.8%)
2020/11 4,159
(61.2%)
▲ 82
(―)
▲ 122
(―)
2021/11予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2019/11 8,776
(―)
137
(―)
39
(―)
2020/11 7,220
(-17.7%)
63
(-53.6%)
19
(-51.0%)
2021/11予 8,525
(18.1%)
220
(244.3%)
130
(569.8%)
2021/8 3Q 6,189
(―)
172
(―)
114
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:47.58円/0.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

ラストワンマイルの業績コメント

 2021年11月期の業績は、売上高が前期比18.1%増の85.2億円、経常利益が同244.3%増の2.2億円と増収増益の見通しとなっている。

 同社グループが掲げるラストワンマイル事業においては、情報化社会の進展に伴い個人消費者の生活インフラに関する需要は高く、また法人顧客においても電気、インターネット等のインフラを始めとするサービスの需要が高まっているものの、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う経済の混乱による影響を受け先行き不透明な状況となった。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高61.8億円で72.5%、経常利益1.7億円で78.1%となっている。

ラストワンマイルの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都豊島区東池袋4丁目21番1号アウルタワー3 階
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 清水 望(昭和60年12月22日生)
設立 平成24年6月4日
資本金 2億3800万円(令和3年10月20日現在)
従業員数 新規上場会社73人 連結会社237人(令和3年9月30日現在)
事業内容 インサイドセールス等を活用した新電力、新ガス、インターネット回線等のインフラサービスの取次販売および自社サービス「まるっとシリーズ」の提供
■売上高構成比率(2020/11期 実績)
品目 金額 比率
ラストワンマイル事業 7,220 百万円 100.0%
合計 7,220 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 清水 望 138万400株 53.90%
2 (株)光通信 20万株 7.81%
3 (株)プレミアムウォーターホールディングス 16万株 6.25%
4 秋月 帥謙 15万7000株 6.13%
5 渡辺 誠 10万8900株 4.25%
6 (株)スマイル 10万6845株 4.17%
7 (株)エアトリ 9万1155株 3.56%
8 SSSEO(株) 6万4800株 2.53%
9 (株)ベクトル 6万2500株 2.44%
9 100キャピタル1号投資事業有限責任組合 6万2500株 2.44%
合計   239万4100株 93.48%
■その他情報
手取金の使途 ①事業拡大に伴う人件費及び採用費及び②人材確保及び教育訓練にかかる人材教育費、並びに③業務基幹システム強化に係る外注費用に充当する予定
関係会社 株式会社まるっとチェンジ (連結子会社) ラストワンマイル事業
株式会社ITサポート (連結子会社) ラストワンマイル事業
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2018年10月31日
割当先 日本アジア投資株式会社、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合
発行価格 800円※株式分割考慮済み
◆「ラストワンマイル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短3日後に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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丸三証券
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SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)[最短3日後に取引可能]
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ラストワンマイルの銘柄紹介

 21世紀は過去に例を見ないスピードでテクノロジーが発展し、様々な情報やサービスを簡単に入手できる便利な世の中が実現した反面、サービスや商品の複雑化・煩雑化など情報過多によるストレスや選択の困難など様々な悩みも顕在化している。

 特に新生活を迎えるタイミングにおいて、サービスの選択や手続きの手間など顧客にとっての負荷が多く、様々なニーズが集中している。同社グループは、そのような様々なニーズに対し、顧客にとって「最高のサービス」を「必要なタイミング」に「最適な方法」で届けることを追求する事業を「ラストワンマイル事業」と名付け、同社グループのメイン事業としている。

(1)「ラストワンマイル事業」について

 新居への引越しは、引越し先の住居を決めた後、引越し業者の選定、荷造り、荷解きだけでなく、各種行政手続きや様々な個人情報の登録変更などに加え、生活に必要不可欠なインフラサービスの手配も行わなければならない。またサービスの選択においても、IT社会の急速な発展により混沌とも呼べるほどあふれかえる情報やサービスのなかから、顧客自ら情報を収集し、選択することも困難な状況である。つまり顧客にとって引越しの一連の流れは非常に煩雑であり、多種多様な手続きに対し何をどういった順序で行うのかわからないという悩みを抱えながら、それを解決できる方法がなかった。

 同社グループはこのような新生活における顧客の悩みを抜本的に解決するため、「最高のサービス」を「必要なタイミング」に「最適な方法」で届けることを追求しており、これらをワンストップで提供している。

 具体的には電気、ガスなどの生活に必要不可欠なインフラサービスを主軸に、宅配水、インターネット回線など新生活を迎えるタイミングでニーズの高いサービスを一括で案内している。またインサイドセールスを主軸に、デジタルマーケティング(注1)、フィールドセールス(注2)、LINE・SMS等のコミュニケーションツールを活用して販売活動を実施しており、顧客にとって「最適な方法」を選択できるという利便性向上のみならず、営業生産性も高めている。

 インサイドセールスセンターでは、顧客のサービス契約手続きを、1人のオペレーターがワンストップで対応しており、顧客と直接コミュニケーションをとることで顧客のニーズを漏れなくヒアリングし、顧客にとって「最高のサービス」を選択し提案している。なお、この新生活における顧客の悩みを解決するサービスを「引越しワンストップサービスまるっとチェンジ」という名称で提供している。

(注)1.デジタルマーケティングとはスマートフォン等の電子デバイスやインターネットを利用するマーケティングの総称である。
2.フィールドセールスとは直接顧客を訪問し、対面でサービスの提案、商談、受注を行う営業手法である。

(2)ビジネスモデルの特徴

 同社グループはサービス提供事業者、サービス販売事業者、両方の立場を運営しており、顧客の悩みを一手に解決できることが最大の強みである。サービス販売事業者として顧客と直接コミュニケーションをとることで顧客の真のニーズを得られ、サービス提供事業者として顧客のニーズをフレキシブルに反映し自社サービスを「最高のサービス」として磨き上げることができる。

 また、3,600社を超える提携先企業との連携により、顧客の「必要なタイミング」をいち早くキャッチすることが可能である。「最適な方法」は、電話等を活用したインサイドセールスを主軸としているが、同社グループでは創業当初より積み上げた実績、蓄積したノウハウやナレッジを活かし、同社グループ独自のトークスクリプトを作成する等、顧客にとってストレスなく、正確な提案ができるよう日々ノウハウのブラッシュアップを重ねている。

 これらのノウハウを体系化し、独自の研修制度として従業員教育を行っており、さらに高品質・低クレームの実現のため、3重のチェック体制によるモニタリング、アナリティクスを活用したトーク内容の定量的に分析する等の管理体制を構築・運営している。これらの取り組みにより、全従業員が標準化されたセールス品質で顧客への提案が可能になっている。

ラストワンマイルの投資のポイント

 法人向け中心ながら類似の新生活関連サービスを手掛けている9/28上場のリベロ<9245>が人気化しているものの、IPOで成長期待を集めるタイプとは言いづらい。生活関連サービスのストック型ビジネスを手掛ける企業と比較すると、業績堅調ながら相応のPER水準の価格設定になっている印象も受ける。もっとも、公開規模が小さく、需給主導での初値上昇が見込めるだろう。ベンチャーキャピタル保有株はさほど多くないが、光通信<9435>など事業法人の大株主のロックアップが公開価格の1.5倍以上で解除されるため、この水準が需給面で節目の1つとして意識されそうだ。

⇒リベロ<9245>のIPO情報はこちら!

 同社グループは、新生活を迎えるタイミングにおいて集中する様々なニーズに対し、顧客にとって「最高のサービス」を「必要なタイミング」に「最適な方法」で届けることを追求する事業を「ラストワンマイル事業」と名付け、メイン事業としている。

 自社サービス・他社サービス問わず取り揃え、電気やガスなどの生活インフラサービスを中心に利便性の高いサービスを多種多様に提供。不動産仲介事業者、引越し事業者等の3,600社を超える提携企業との連携により顧客の必要なタイミングをいち早くキャッチし、主に池袋、福岡、仙台に合計約400席で運営しているインサイドセールスセンターを活用している。この新生活における顧客の悩みを解決するサービスを「引越しワンストップサービスまるっとチェンジ」という名称で提供。

 今第3四半期末時点で自社サービスから得られるストック型収益が売上に占める割合は41.2%、ARR(年間経常収益)は37億円。前期のサービス流通数は12万6890件、連携顧客数は26万795件。売上高の15.0%が(株)ブロードサポート向け、13.7%がプレミアムウォーター(株)向け。従業員は連結で237名。

 業績面について、2021年11月期は売上高が前期比18.1%増の85.2億円、経常利益が同244.3%増の2.2億円と増収増益の見通しとなっている。前期は減収減益だったが、今期反発を見込む。他社サービス取次によるフロー収益を堅調に実現しつつ、自社サービスの顧客積上げでストック収益を底上げする。

 想定仮条件水準の今期予想PERは26~30倍程度。宅配水のプレミアムウォーターHD<2588>は29倍程度、インターネット接続サービスのインターネットイニシアティブ<3774>は32倍程度とおおむね同水準だが、目前に迫った来期(2022年11月期)業績を考慮すればある程度の上値余地はあるだろう。

 公開規模については5~6億円程度となる見込み。前述のとおり、ベンチャーキャピタル保有株こそ多くないが、光通信など事業法人の大株主のロックアップが上場日後180日経過または公開価格の1.5倍以上で解除される。また、11/24はサイエンスアーツ<4412>がマザーズへ同時上場する。

⇒サイエンスアーツ<4412>のIPO情報はこちら!

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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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