―日本にいる時と変わったことは?
こっちに来てから、政治家の演説を聞くのが面白くなりました。シンガポールの政治家は有言実行なので、マニフェストを聞く意味があるんです。
シンガポールの政治は有言実行!
日本では政治家の言ったことやマニフェストに期待しても、簡単にひっくり返されるだけなので、国民は政治に興味を無くしてきていますよね? シンガポールでは、マニフェストは容赦なく実行します。
シンガポールは政治家がよく考えて国を運営しているので尊敬できますね。 シンガポール政府は、国の経済を活性化する為に、各国の最先端の技術者を招聘することに積極的です。ノーベル賞を受賞した山中教授をシンガポールに招待したいと言ったくらい、政府はしっかりと優秀な技術者に目をつけているし、その為の国家予算もしっかり取っています。
そういう国家運営の違いを見ると、日本にいる時と違って政治に対する意識が高まりました。日本人は優秀な外国人と凡庸な日本人が並ぶと日本人を選びがちですが、シンガポールでは外国人のほうが必死に働くので外国人を雇う企業が多いんですよ。
さらには、それが政権批判に動かないような対策も打たれています。ここが、日本と違うところです。
政府は海外投資で上がった収益をシンガポールに還流させているので、リーマンショックの後には給料2ヶ月分のお金をシンガポール人全員に配りました。
また、企業に社会保険を還付して雇用維持などの対策を打つなど、国民から不満が出ないように統制しています。
最近、SMAPのCMでも有名になったマリーナ・ベイサンズという、屋上にプールのあるリゾートホテルができました。シンガポール政府は、国の事業として観光業を柱に決めて、10年単位の国家プロジェクトで一帯を一大エンターテイメントリゾートエリアに変貌させています。
数年前まで何もなかったところに高層ホテルや観覧車、植物園などの娯楽施設ができているのを見ると、国がきちんとビジョンを持って国を運営しているのがよく分かります。そのホテルの中にカジノが併設されていて、多くの外国人でにぎわっています。
日本でも東京都や大阪府がカジノ計画を何度か打ち出していますが、シンガポールのカジノが流行っているのは、中国語と英語が通じるからであって、語学音痴の日本人ではグローバルなカジノ運営に対応しきれないのでは無いでしょうか。
カジノは何よりも中国人が一番の上客なので、日本でカジノ運営するなら中国人を取り込める体制に持っていかなければいけません。逆に自国民がカジノにお金を突っ込みすぎて働かなくなるという問題を防ぐために、自国民に対してはカジノへの入場制限をしています。賭博はあくまで外国人にお金を落としてもらう場であって、自国民が賭博に溺れないようにできているんです。
シンガポールでは、公務員はエリートの職業
日本政府にそこまでできるでしょうか。シンガポール政府はとても優秀です。そして、優秀な人材は大企業よりも政府系企業に流れる傾向があります。
更にシンガポール政府は優秀であれば外国人も雇用するので、外国人にも門戸は開いており、国民といえども成績優秀でなければ政府系で働けません。公務員はエリートでないとなれないのです。そのため、シンガポール国民はとても教育熱心です。
教育に対して国民がモチベーションを維持できるように、建国記念日は大統領が出てきて成績トップの子供たちを表彰します。その子供たちには学費免除のうえに海外留学費用も国の予算で出して、国民が国のために励んでいけるようにサポートしているんです。
そして、外国人と国民の間で軋轢が起こらないように労働者や移住もしっかりと統制されています。移住者はお金を持っている人以外はいらないというスタンスなので、日本のように外国人が日本で戸籍を取って生活保護を不正受給するような問題はありません。労働力としての外国人は、単なるバッファで、労働市場がタイトになってくると役に立たない人たちはハッキリ拒否されますから、国民の不満も少ないです。
僕は以前にここでジョイントベンチャーを立ち上げたこともあるのですが、ある程度儲かってきた時に政府から永住権を取りませんかというレターが届いたこともあります。国のために役立つ人、稼げる人を手厚く遇するのがシンガポールです。
日本と最も違うのは、シンガポール政府は国家運営にビジョンを持っていて、それを国民ときちんと共有しているという点でしょうか。
現在、シンガポールはアジアの医療大国を目指していて、さらに富裕層獲得に向かっています。そういうシンガポールの国の運営を間近で見ていると、ビジョンに欠けた日本に対しては疑問を抱くようになりましたね。
―シンガポールで目指すことは?
日本でやってきたネット広告のビジネスを、シンガポールをハブにしてアジア展開することです。
シンガポールは起業家に対して政府のバックアップがあるので、チャレンジに対するリスクが低いのでどんどん挑戦していきたいです。
今はスマホの広告を日本と海外向けに始めています。ビジネストレンドは、シンガポールのほうがちょっと遅いくらいなので、まだ参入するメリットがありますね。wi-fiはどこでも通っているので、どこでも仕事ができますし、情報は取りやすいので、困ることはまったくありません。
シンガポールに来て、こうやって一からまたビジネスをスタートするのはやっぱり楽しいです。会社が大きくなると、プレイヤーから社長業に変わってしまう。僕はやっぱり自分自身で商品設計をして、販売するというプレイヤーでいるのが楽しいと思います。そう言う意味ではシンガポールが自分に活力を与えてくれています。
シンガポールにいる友人は年下なのに、資産300億円くらい持っています。わざわざこっちまで来たのですから、やっぱりそれくらいの資産を築きたいと思います。
今、目指すところは、シンガポールで作った新しい会社をグローバル展開して大きくしたいですね。その後は、売却して悠々自適に暮らしたいです。
日本にいた時よりも、大きなモチベーションと夢を描かせてくれる場所、それが僕にとってのシンガポールです。
(構成/深田萌絵)
※クレジットカードの専門家2人が選んだ、2023年の最強カードは?
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】
「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!
全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年11月1日時点・最新情報】
|
||||
還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
||||
0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
||||
【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
||||
◆楽天カード |
||||
1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
|
【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
||||
【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天ポイント」が改悪続きでも“最強のポイント”である理由を専門家が解説!「楽天カード」などだけでなく、無料でポイントを獲得できるサービスが魅力! ◆「楽天カード」よりも「楽天プレミアムカード」のほうが得をする“損益分岐点”が判明! 楽天市場で年36万円を利用しない限り、年会費無料の「楽天カード」で十分! |
||||
◆イオンカードセレクト |
||||
0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
WAON モバイルSuica SMART ICOCA (モバイルSuicaと SMART ICOCAへの チャージ分は還元率0.25%) |
|
【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利がアップするので、「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! しかも「イオンカードセレクト」で年間50万円以上を利用すれば、年会費無料のゴールドカード「イオンゴールドカードセレクト」が手に入り、無条件で「イオン銀行Myステージ」が「ゴールドステージ」に! なお、2024年10月1日~12月8日に入会すると、カード発行後1カ月間は対象のイオンモール専門店での買い物が5%OFF(請求時)になるキャンペーンを開催中! |
||||
【関連記事】 ◆イオンカードを作るなら「イオンカードセレクト」が一番お得! WAONチャージでのポイント2重取り&イオン銀行で預金金利が優遇されやすくなる特典も! ◆【イオン銀行の金利・手数料・メリットは?】イオン銀行利用者は「イオンカードセレクト」が必須!普通預金金利などがアップしてさらにお得に使える! |
||||
還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
||||
0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
||||
【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
||||
◆JCB CARD W(ダブル) |
||||
1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
||||
【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
||||
◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
||||
0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
||||
【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
||||