【今回のまとめ】
1.9月9日がアップル・イベントの日である
2.スクリーンサイズが大きくなると予想されている
3.サファイアに注目が集まっている
4.iWatchや決済機能はアップルの当面の決算には大きな影響は与えない
アップル・イベントは9月9日
今週は、いよいよアップル・イベントの週です。同イベントは9月9日にシリコンバレーにあるアップル本社からそう遠くない、ディアンザ・カレッジのフリントセンターで開催されます。アップルがアップル・イベントでフリントセンターを使うのは、今回が初めてです。ここはアップルが過去に使ってきたヤーバブエナ芸術センター内のノベラス・シアターより収容人員が大きく、このことから「過去最大のイベントになるのではないか?」という期待が高まっています。
今回の発表内容の予想
今回、アップルがどんな発表をするかについては、いろいろな観測があります。しかしそれらを総合すると、大体、下のようになると思います:
1. iPhone 6(スクリーンサイズ4.7インチ=11.94センチメートル)
2. iPhone 6L(スクリーンサイズ5.5インチ=13.97センチメートル)
3. iWatch
ちなみに現在の主力機種であるiPhone 5Sのスクリーンサイズは4インチ=10.16センチメートルです。
スクリーンサイズについて
一般にスマホ・ユーザーからは「少々かさばっても構わないから、もう少しスクリーンサイズを大きくして!」という要望が強く、既にアップルの競合他社は大きなスクリーンサイズのスマホを発表しています。
大きいスクリーンサイズはスマホの操作性向上に直結するため、ただこれだけの変更で、新しく買い直したいというユーザーが多数出ると言われています。
なお、今回、4.7インチと5.5インチという風に、はじめから二つのスクリーンサイズを用意するのはiPhoneでは初めての試みです。
スクリーンの素材について
もうひとつ、今回の発表で目玉になるだろうと噂されているのが、スクリーンにサファイアを採用する点です。大方の予想では、ハイエンドの商品、すなわちiPhone 6Lのみにサファイアが採用されると見られています。
サファイアはダイヤモンドの次に硬い物質であり、擦ってもキズが付かないし、落としても割れません。
その反面、単結晶なので大きくするのが難しいし、生産コストが嵩みます。全てのモデルに採用するには、生産が間に合わないだろうと言われています。
サファイアの生産はGTアドバンスト・テクノロジーズ(ティッカーシンボル:GTAT)が担当していることが既に公表されています。
GTアドバンスト・テクノロジーズの株価はこのところ軟調であり、サファイアの生産状況にウォール街の関係者が不安を持っていることを反映しています。
なおサファイア・スクリーンを搭載したiPhone 6Lは、これまでのiPhone 5Sより100ドル程度値上げされるだろうと言われています。これは主にサファイアのコストを吸収するためです。
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