「ふるさと納税」でおいしい「豚肉」を手に入れよう!
お得な「豚肉」の返礼品を用意している自治体をランキングで紹介!
「豚肉」は、トンカツや生姜焼き、角煮、ハンバーグなど、さまざまな料理で活躍する食材だ。そんな使い勝手のいい豚肉をお得に手に入れたいときには「ふるさと納税」がおすすめ。自治体に寄付すると返礼品がもらえる「ふるさと納税」を活用すれば、豚肉をお得かつ大量に手に入れられるからだ。
そこで、ザイ・オンライン編集部では「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる自治体を徹底リサーチ。今回は、気軽に申し込める“寄付金額1万円以下の返礼品”に絞り、「1万円あたりどれだけ多くの豚肉がもらえるか」というコストパフォーマンスを基準にランキングを作成した。
なお、現在は「返礼品の還元率を寄付金額の3割以下に抑えなかった自治体は、ふるさと納税の控除対象から除外する」といった規定が厳格化されているが、今回紹介する自治体は、すべて「ふるさと納税」の控除対象になっているので安心してほしい。
【※関連記事はこちら!】
⇒「ふるさと納税」は新制度の導入でどう変わったのか?還元率が30%以上&地元産品以外の「返礼品」は禁止でも、“やらなきゃ損する”お得な制度に変わりなし!
それでは、さっそく、2020年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」を発表しよう。ぜひ、今回の記事を参考にして、おいしい豚肉をお得に手に入れてほしい。
【同率1位】1万円の寄付で豚肉4kg!
コスパが高いだけでなく、小分けで使い勝手もいい
「豚肉こま切れ4kg」がもらえる「香川県善通寺市」!
2020年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第1位は、1万円の寄付で豚肉4kgがもらえる4自治体が同率で名を連ねた。その同率1位の自治体の中から、まずは「香川県善通寺市(ぜんつうじし)」を紹介しよう。
「善通寺市」は、西に「五岳山」、南に「大麻山」がそびえ立ち、北東に「讃岐平野」が広がる自然が豊かな地域。さらに、史跡公園にもなっている「王墓山古墳」など、大小400基ほどの古墳が集まっているほか、弘法大師空海の三大霊跡の一つである「総本山善通寺」を代表に「四国霊場札所」が市内に点在しているので、お遍路で訪れる人々も多いという。また、「ダイシモチ」という食物繊維が多く含まれたもち麦や、一辺が約19cmの立方体となっている「四角スイカ」といった珍しい特産品もあるなど、魅力満載の自治体だ。
そんな「善通寺市」に1万円の寄付をすると「豚肉こま切れ4kg(500g×8袋)/香川県加工商品/改良版」がもらえる。この返礼品は、使い勝手のいい豚肉のこま切れが「500g×8袋」の小分けになっているのが嬉しいポイント。合計4kgの豚肉がもらえるので、カレーや野菜炒め、肉じゃが、豚汁など、さまざまな料理に大活躍するはずだ。
なお、本記事の後半では「善通寺市」のふるさと納税担当者に実施したインタビューを掲載している。返礼品名の「豚肉こま切れ4kg(500g×8袋)/香川県加工商品/改良版」にある“改良版”の意味や、そのほかのおすすめの返礼品などについて聞いたので、ぜひ、最後まで読んでほしい。
【同率1位】1万円の寄付で豚肉4kg!
ハンバーグにするのがおすすめのジューシーな
「北海道産豚ひき肉 4kg盛り!」がもらえる「北海道中札内村」!

続いて紹介する同率1位の自治体は、昨年度の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」でも第1位に輝いた「北海道中札内村(なかさつないむら)」。
「花と緑とアートの村」というキャッチコピーを掲げる「中札内村」は、北海道の十勝平野の南西部にある。豚などの畜産やジャガイモなどの畑作、酪農といった北海道らしい産業が盛んで、近年は「なかさつ音まちプロジェクト」と銘打ち、音楽やアートに関する催しも行なっているそうだ。
そんな「中札内村」に1万円の寄付をすると「北海道産豚ひき肉4kg盛り!(500g×8パック)」がもらえる。この返礼品のひき肉は、「中札内村」にある「十勝野フーズカンパニー」が厳選した北海道産豚肉を100%使用しており、ハンバーグなどに使うと肉汁が溢れ出てくるという。また、500gずつの小分けになっているので、使い勝手がいいのも嬉しいポイントだ。
ちなみに「中札内村」では、チーズの返礼品として、1万500円の寄付でもらえる「花畑牧場の深味ラクレット1kg」なども用意しているので、「北海道産豚ひき肉4kg盛り!(500g×8パック)」と一緒に申し込んで「チーズ in ハンバーグ」を作ってみるのもよさそうだ。
【同率1位】1万円の寄付で豚肉4kg!
2種類の豚肉でいろいろな料理に使いやすい
「豚肩ロース2kg&豚ミンチ2kg」がもらえる「宮崎県日南市」!

3つ目の同率1位の自治体は「宮崎県日南市(にちなんし)」。
宮崎県の南部に位置する「日南市」は、重要伝統的建造物群保存地区に選定された「飫肥(おび)城下町」や、国指定の名勝である「鵜戸(うど)神宮」」など、多くの史跡が点在している地域。また「日南市」は、年間の平均気温が18.7度と温暖で、7月に出荷される「超早場米」や、1年を通して収穫できる「みかん」など、温暖な気候を活かした農業が盛んだ。
そんな「日南市」に1万円の寄付をすると「豚肩ローススライス2kg&豚ミンチ2kg(合計4kg)」がもらえる。この返礼品は、綺麗な水と空気で健やかに育てられた豚肉が使われているそうで、肩ローススライスは1枚1枚が大判で厚みがあり、脂身と赤身のバランスがいいので、生姜焼きなどにおすすめとのこと。
また、この返礼品も、肩ローススライスとミンチのそれぞれが500gずつに小分けされているので利便性も抜群。また、2種類の豚肉がもらえて、さまざまな料理に使えるのもメリットだ。
【同率1位】1万円の寄付で豚肉4kg!
豚の耳とテールという珍しい部位がセットになった
「豚コラーゲンセット」がもらえる「佐賀県太良町」!

4つ目の同率1位の自治体は「佐賀県太良町(たらちょう)」。
佐賀県の西南部に位置する「太良町」は、なだらかな傾斜のある地形になっていることから、町のほぼどこからでも東側にある有明海が望めるそうだ。また、有明海は満潮と干潮の差が大きく、「太良町」では視覚的に月の引力を感じられることから「月の引力が見える町」というキャッチコピーを掲げている。
有明海や多良山系などの自然に恵まれた「太良町」の特産品は、8~11月が旬の「たらみかん」や、九州最大のわさび畑で育てられた「わさび」、そのおいしさから珍重されている「竹崎カニ」、濃厚かつボリューミーな「竹崎カキ」などと豊富。まさに“特産品の宝庫”といえるだろう。
そんな「太良町」に1万円の寄付をすると「新鮮!豚コラーゲンセット【ふるさとチョイス限定】」として、豚の耳とテールを2kgずつ、合計4kgもらえる。豚の耳は、炒め料理にするとコリコリとした食感を楽しめ、煮込み料理にすると驚くほどトロトロになるのだとか。また、テールは、煮込み料理やスープにするとおいしさが引き出される部位で、こちらも煮込むことでトロトロの食感になるという。
豚の耳もテールも「ふるさと納税」の返礼品としては珍しい部位で、どちらもコラーゲンが豊富に含まれている。食べたことがない人も少なくないと思うが、「ふるさと納税」をキッカケに、そのおいしさに触れてみてはいかがだろうか。
【第5位】1万円の寄付で豚肉3.6kg!
良質な脂が乗った福岡県のブランド豚
「ふくよか豚切り落とし3.6kg」がもらえる「福岡県川崎町」!

最後に紹介する自治体は、第5位にランクインした「福岡県川崎町」。
「川崎町」は、町指定の天然記念物である「木城のフジノキ」や「黒木のケンポナシ」といった巨木のほか、町のほぼ中央を流れる「中元寺川」、初秋に見頃を迎える「安宅の彼岸花」など、四季折々の表情が魅力の町。
さらに「川崎町」は、歴史的・文化的な価値のある建造物や文化財が多い町としても知られており、水墨画家として有名な雪舟が室町時代に築庭した国指定の名勝である「魚楽園(ぎょらくえん)」や、境内に県の天然記念物に指定された菩提樹が植えられている「光蓮寺」は、その代表例だ。
そんな「川崎町」に1万円の寄付をすると「ふくよか豚切り落とし3.6kg【ふるさとチョイス限定】」がもらえる。「ふくよか豚」は福岡県で育てられたブランド豚で、きめ細やかな肉と良質の脂肪が特徴とのこと。
この返礼品は、そんな「ふくよか豚」の切り落とし肉が450gずつに小分けされており、使い勝手もいいのがポイント。ちなみに、この返礼品に寄せられたレビューを見ていると、良くも悪くも「脂身が多い」という声も上がっているので、豚の甘い脂身が好きという人は、この返礼品に申し込んでみてはいかがだろうか。
改めて、今回紹介したランキングをまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
※同じ自治体の同じような返礼品でも「ふるさと納税サイト」ごとに自治体が支払う手数料が異なり、返礼品の内容量や寄付額が違う場合もあるので、このランキングで返礼品を上手に選ぼう!
◆2020年度 「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2020年8月28日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 香川県善通寺市 | |||
・1万円⇒豚肉こま切れ4kg(500g×8袋)/香川県加工商品/改良版 ・5000円⇒豚肉こま切れ1.5 kg(500g×3袋)/香川県加工商品/改良版 |
ほか、1万8000円で「クロワッサン餃子2セット(生餃子50個入り×2・たれ2種×2)」などがある | |||
【寄付金の使い道】1.交通弱者の外出支援のための市民バス「空海号」の充実・拡大(路線の増加、新規福祉車両の購入)のための費用等として/2. 子育ての経済的支援のための医療費助成の費用等としてなど | ||||
1位 | 北海道中札内村 | |||
・1万円⇒北海道産豚ひき肉 4kg盛り!(500g×8パック) ・1万円⇒!北海道産よくばりお肉セット 4.5kg |
ほか、1万500円で「【北海道・十勝 美しい村】花畑牧場ホエー豚の白樺スモーク生ハムセット」などがある | |||
【寄付金の使い道】文化や芸術・教育の振興のために/豊かな自然環境や美しい景観の維持保全のために/誰もが安心して住み続けられるまちづくりのために/村長におまかせ | ||||
1位 | 宮崎県日南市 | |||
・1万円⇒豚肩ローススライス2kg&豚ミンチ2kg(合計4kg) ・1万円⇒豚ウデ・モモ肉切落しセット(計3.12kg) ・1万円⇒「豚小間切れ3kg」と「牛豚合挽ミンチ500g」合計3.5kg(宮崎県産) ・1万円⇒万能豚肉バラエティーセット(スライス&切り落とし&ミンチ)合計2.6kg |
ほか、1万円で「<戸村本店特製>豚ホルモン★塩&味噌セット(合計1.7kg以上)」などがある | |||
【寄付金の使い道】子ども支援事業/高齢者生活支援事業/まちづくり支援事業/環境支援事業/ふるさと活性化支援事業/その他(使途の指定がなかったもの) | ||||
1位 | 佐賀県太良町 | |||
・1万円⇒新鮮!豚コラーゲンセット【ふるさとチョイス限定】 (豚の耳2kg、豚テール2kg) ・1万円⇒さばきたて工場直送新鮮豚肉バラ軟骨3.5kg【ふるさとチョイス限定】 ・1万円⇒金星佐賀豚 切り落とし1.2kg&粗細ミンチ600g(家庭用) 【ふるさとチョイス限定】 ・1万円⇒金星佐賀豚 切り落とし(300g×6パック)1.8kg 【ふるさとチョイス限定】 |
ほか、1万円で「山崎ハム オールポークあらびきウインナー(ボリュームセット)」などがある | |||
【寄付金の使い道】令和2年7月豪雨/1.産業の振興に関する事業/2.医療及び福祉の充実に関する事業/3.環境の保全に関する事業/4.教育の推進に関する事業/5.町長おまかせ・その他まちづくりコース | ||||
5位 | 福岡県川崎町 | |||
・1万円⇒ふくよか豚切り落とし3.6kg【ふるさとチョイス限定】 ・1万円⇒厚切り牛タンステーキ 900gとふくよか豚ロースステーキ2kgセット ・1万円⇒ふくよか豚ロースステーキ2kg |
ほか、1万円で「酒庵ハンバーグ(150g×5個)」などがある | |||
【寄付金の使い道】人にやさしい健康と福祉のまちづくり事業/こころ豊かな教育文化のまちづくり事業/活力あふれる産業のまちづくり事業/自然と共生したまちづくり事業/豊かで夢をもてるまちづくり事業/その他のまちづくり事業 | ||||
■以降のランキングはこちら!⇒【ふるさと納税】豚肉がもらえる自治体ランキング!(2020年度版)人気の「豚肉」がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表! |
なお、今回は第5位までの紹介となってしまったが、「【ふるさと納税】豚肉がもらえる自治体ランキング!(2020年度版)」では上位の約30自治体をまとめているので、ぜひ、こちらも参考にしてほしい。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体数は2000近くあるため、今回の調査でもすべての自治体を調べるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典のほうがすごいぞ!」という自治体関係者の方や「こっちのほうがお得だよ」という情報をお持ちの方は、ぜひ、下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2020年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」同率1位に輝いた
「香川県善通寺市」のふるさと納税担当者にインタビュー!
2020年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第1位は、1万円の寄付で豚肉4kgがもらえる「香川県善通寺市」「北海道中札内村」「宮崎県日南市」「佐賀県太良町」が同率で並ぶ結果となった。今回、ザイ・オンライン編集部では、その同率1位の自治体の中から「香川県善通寺市」のふるさと納税担当者・林さんにインタビューを行なった。
まずは、「善通寺市」に1万円の寄付をするともらえる「豚肉こま切れ4kg(500g×8袋)/香川県加工商品/改良版」について教えてもらおう。
「この『豚肉こま切れ』は、今年度から加えた返礼品です。新型コロナウイルスの感染拡大の時期と重なっていたこともあり、冷凍庫でストックできて、日常的に食べるものを返礼品にしたいと思い、この返礼品をご用意いたしました。また、家計を応援したいという思いから、地元の加工業者の方々に精いっぱいのご協力をいただき、1万円の寄付で豚肉4kgという大ボリュームを実現することができました」
なお、この返礼品に申し込むともらえる豚肉は、基本的に香川県産となっているが、供給量の関係で提供が難しい時期などは、他県産の豚肉が混合する場合もあるとのこと。他県産の豚肉といっても、香川県内の加工業者が厳選して加工まで行なっているそうで、その品質は折り紙付きだという。
そんな「豚肉こま切れ4kg(500g×8袋)/香川県加工商品/改良版」は、すでに多くの申し込みがあり、寄付者からの声を参考に“改良”もしているという。
「2020年4月~8月末の期間だけで、この返礼品に1000件ほどの申し込みをいただきました。返礼品のラインナップに加えた当初は『若い方に向けて、食べ応えのある豚肉を提供したほうがいいのではないか』と考えて、脂肪を除いた豚肉をお送りしていました。しかし、寄付者の方々から『筋張っていて硬い』というお声があったので、今年の5月には改良に取りかかり、6月からは脂身の割合を調整した柔らかいお肉をお届けしています」
このスピーディな対応からも、「善通寺市」が「ふるさと納税」に力を入れているのがよくわかる。また、このほかのおすすめの返礼品を聞いてみたところ、ほかの自治体にないものを提供したいという熱意も感じられた。
「特におすすめの返礼品は2つございまして、1つは『善通寺市』の特産品である讃岐もち麦『ダイシモチ』です。もう1つは、1頭分のオリーブ牛ヒレ約4.5kgをお届けする返礼品『希少部位!! オリーブ牛ヒレ1本分(約4.5kg相当)』です。牛ヒレ肉の返礼品は、寄付金額が25万円と高額ではありますが、珍しい返礼品ということで数年前から人気があります」
林さんのいう「ダイシモチ」は、大麦の一種の「もち麦」で、お米と一緒に炊くとモチモチとした食感が楽しめるそうだ。しかも、食物繊維が精白米の約30倍も含まれており、健康や美容に効果があると話題で、2019年には「機能性表示食品」の認定も受けたという。「善通寺市」に1万円を寄付すると、そんな「讃岐もち麦『ダイシモチ』5kg」がもらえるので、興味のある人は、豚肉と一緒に申し込んでみては?
続いて、「善通寺市」の「ふるさと納税」の寄付状況について聞いてみた。
「昨年度は『ふるさと納税』の制度改正の影響で返礼品の数を減らしたこともあり、寄付件数が約1900件、寄付金額が約3600万円と、これまでに比べると大幅に減少してしまいました。そこで、2020年度は、多くの方に関心を持っていただける返礼品を用意したいと考えて、今回取り上げていただいた『豚肉こま切れ』など、新たな返礼品を加えさせていただきました。おかげさまで、7月末時点で寄付件数は約1600件、寄付金額は約1800万円と、昨年を大幅に上回るペースでご寄付をいただいております」
最後に、今後の「ふるさと納税」の展望などについて教えてもらった。
「特産品などを通じて、『善通寺市』のことを全国の方々に知っていただける『ふるさと納税』は、とてもありがたい制度だと感じています。また、寄付者の方から、返礼品についてのお礼のお電話やお手紙をいただくことで、『善通寺市』を応援してくださる方々の存在を実感できることにも喜びを感じています。今年度だけでなく、来年度以降もみなさまに『善通寺市』を寄付先として選んでいただけるように、今後も魅力的な返礼品を増やしてまいりたいと思います」
「ふるさと納税」は、単に特産品やおいしいものをお得に手に入れられるだけでなく、寄付した自治体の今まで知らなかった魅力に触れるキッカケになったり、自治体の事業の一助にもなったりもする。2020年も残すところ約3カ月しかないので、今回のランキングを参考にしつつ、ぜひ、今年も「ふるさと納税」をフル活用してほしい。
(取材・文/A4studio)
【2019年度版】
「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる、お得な自治体を一挙公開!
生姜焼きやしゃぶしゃぶに使える豚肉を大量にゲットしよう!
「豚肉」は、生姜焼き、とんかつ、豚しゃぶなどのさまざまな料理に使える万能食材。豚肉があれば献立に悩むことも少なくなるので、冷蔵庫や冷凍庫に豚肉をストックしているという人も多いのではないだろうか。
そんな便利な豚肉を手に入れる際に活用したいのが「ふるさと納税」。なぜなら「ふるさと納税」を上手に利用すれば、高級・高品質なブランド豚肉も、お得かつ大量にゲットできるからだ。
そこで、ザイ・オンライン編集部では、「ふるさと納税」で豚肉がもらえる自治体を徹底リサーチ! 豚肉の返礼品は数が非常に多いため、今回は“寄付金額1万円以下”の申し込みやすい返礼品に絞って調査し、“1万円換算でどれだけ多くの豚肉がもらえるか”を基準にランキングを作成した(ホルモンや味付き肉、ハンバーグなどの加工品は除く)。
なお、2019年6月から「返礼品の還元率を寄付金額の3割以下に抑えなかった自治体は、ふるさと納税の控除対象から除外する」という新制度が始まったが、今回紹介する自治体はすべて「ふるさと納税」の控除対象になっている自治体となっているので安心してほしい。
それでは、さっそく「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」を発表しよう! ザイ・オンライン編集部が豚肉を返礼品として用意している自治体を調査して、コストパフォーマンスに優れた自治体をランキング化したので、ぜひ、今年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい。
【ふるさと納税の基礎知識はコチラ!】 | |
■ | ふるさと納税の仕組みと始め方をわかりやすく解説!自己負担額たった2000円だけで返礼品をもらう方法や通信販売並みに便利に使いこなすワザを一挙紹介! |
■ | ふるさと納税して確定申告が必要になる人とは?「ワンストップ特例」と「確定申告」の違いやそれぞれの注意点、用意すべき書類をまとめて紹介! |
【同率1位】1万円の寄付で豚肉4kg!
急速冷凍を用いて鮮度を維持した
宮崎県産の豚肉がもらえる「宮崎県木城町」!
2019年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」は、2つの自治体が同率で第1位に輝いた。まずは、そのうちの1つの「宮崎県木城町(きじょうちょう)」を紹介しよう。
人口5000人ほどの「木城町」は、宮崎県のほぼ真ん中にあり、町の中央部には一級河川である「小丸川」が流れている。小丸川の中流域にある「川原自然公園」は、いつでもカヌー体験ができるほか、夏には河川プールも開かれるそうだ。また、コテージやキャンプサイトもあるなど、アウトドア好きにはたまらないスポットになっている。
そんな自然豊かな「木城町」に1万円を寄付すると「宮崎県産 豚切落し4kg(500g×8パック)」がもらえる。この返礼品は、宮崎県産の豚を仕入れてからすぐに加工して急速冷凍しているため、鮮度が抜群なのだとか。また、もともと冷凍されており、500gずつに小分けにされているので、一人暮らしの人でも使いやすいはずだ。
ちなみに「木城町」では、1万円の寄付でもらえる「宮崎県産豚・鶏5kgセット」というお得な返礼品も用意している。こちらは、宮崎県産の「鶏むね肉3kg+豚こま肉2kg」のセットなので、鶏肉と豚肉の両方が欲しい人はこの返礼品もおすすめだ。

【同率1位】1万円の寄付で豚肉4kg!
肉の専門家が厳選した北海道産豚肉を
1万円の寄付で4kgもらえる「北海道中札内村」!

同率1位を獲得したもう1つの自治体は「北海道中札内村(なかさつないむら)」だ。
北海道十勝平野の南西部、日高山脈のふもとに位置する「中札内村」は、酪農や畜産、畑作といった農業が盛んで、枝豆や田舎どり、チーズなどが特産品の町。また、近年では「花と緑とアートの村」として、さまざまな活動を展開。たとえば、2018年6~9月には「花と絵のある音楽祭」と題して、村内で音楽イベントを数回開催するなど、アーティストの協力を得ながら積極的に町をPRしているそうだ。
そんな「中札内村」に1万円の寄付をすると「肉屋のプロ厳選! 北海道産の豚スライス4kg盛り!!」がもらえる。豚肉4kgという大容量だが、500gずつ8パックに小分けされているので、使い勝手がいいのも嬉しいポイントだ。
この返礼品の豚肉は「中札内村」にある肉問屋「十勝野フーズカンパニー」が、北海道産の豚肉の中から厳選したものを使用しているので、品質も折り紙付き。豚肉特有の臭みが少なく、「一度食べたら病みつきになる」とのことなので、お得に豚肉を手に入れたい人は、ぜひ「中札内村」に寄付してみてはいかがだろうか。
【第3位】1万円の寄付で豚肉3.5kg!
ぶ厚めにスライスされており、しゃぶしゃぶだけでなく
生姜焼きなどにも使える豚肉がもらえる「宮崎県新富町」!
続いて紹介するのは、第3位の「宮崎県新富町」。
1959年に「旧・新田村」と「旧・富田村」が合併して生まれた「新富町」は、農業が盛んで、キュウリやトマト、メロン、お茶などが特産品の町。また、最近では、ライチの栽培を精力的に行なっており、「新富ライチ」として希少な国産ライチを出荷しているそうだ。
そんな「新富町」に1万円の寄付をすると「宮崎県産 豚スライス3.5kg」がもらえる。特筆すべきは、その厚み。一般的なしゃぶしゃぶ用の肉は1~2mmでスライスされているが、この返礼品は、少し厚い3mmでスライスされているため、豚肉の食感や旨味をしっかりと感じられるそうだ。
ちなみに「新富町」の「ふるさと納税」では、2万5000円の寄付でもらえる「新富ライチpremium50(50g以上のライチ×8玉)」を用意している。ライチの旬は初夏なので、実際に届くのはだいぶ先になるが、希少な国産ライチ「新富ライチ」を味わってみたい人は、今のうちに先行予約で申し込んでみよう。

【第4位】1万円の寄付で豚肉3.3kg!
北の大地で育てられた豚のスライス肉を
お手頃かつ大量に手に入れられる「北海道幕別町」!

続いて、第4位にランクインした「北海道幕別町」を紹介しよう。
北海道十勝平野のやや南に位置する「幕別町」は、豊かな自然に囲まれており、酪農が盛んな町。また、1969年に、工事現場でナウマンゾウの化石が偶然見つかったことから「ナウマンゾウ記念館」が建設されるなど、太古の歴史を感じられる町でもある。
そんな「幕別町」に1万円を寄付すると「北海道十勝産豚スライスパックたっぷり3.3kg」がもらえる。この返礼品は、十勝で育った豚のウデ肉とモモ肉のスライスを合計3.3kgもらえるというもの。料理に使いやすいサイズにカットされているうえに、550g×6パックと小分けにされているのも嬉しいポイントだ。
ちなみに「幕別町」は、前述の通り、酪農が盛んな町なので、チーズやバター、アイスクリームといった返礼品も豊富に取り揃えている。たとえば、1万円の寄付で「NEEDSオリジナルチーズ4種とミルクジャム詰め合わせ」などがもらえるので、「幕別町」の新鮮な牛乳で作られたチーズやバターなどを味わってみたい人は、合わせてチェックしてみよう。
【同率5位】1万円の寄付で豚肉3kg!
豊かな自然で育まれた極上の豚肉として知られる
「三河おいんく豚」を大盤振る舞いの「愛知県西尾市」!
2019年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第5位は、「寄付金額1万円あたり豚肉10kg」がもらえる10自治体が同率で並んだ。今回は、その同率5位の自治体の中から「愛知県西尾市」を紹介しよう。
愛知県の南部に位置する「西尾市」は、自動車関連の企業が多く、自動車産業の発展とともに成長してきた町。その一方で、抹茶や養殖うなぎといった農水産業も盛んで、農業・工業・商業のそれぞれが市内でバランスよく展開されているという。
そんな「西尾市」に1万円の寄付をすると「西尾のこだわり豚肉3kg『三河おいんく豚』モモ・カタ切り落とし」がもらえる。この「三河おいんく豚」は、「西尾市」で牧場を営んでいる「オインク」が名付けたブランド豚で、「西尾市」の恵まれた自然環境のなかで育てられているそうだ。
「三河おいんく豚」の特徴は、豚にとってストレスフリーな環境で育てることで、肉質が柔らかく、舌触りもなめらかになっていること。さらに、飼料や水などにも徹底的にこだわっており、一般的な豚肉よりもアミノ酸の1種であるイノシン酸を多く含んでいるため、甘味や旨味が強いそうだ。そんな「三河おいんく豚」をお得に味わってみたい人は、「西尾市」への寄付を検討してみよう。
なお、本記事の最後では「西尾市」へのインタビューを掲載している。「三河おいんく豚」を提供するに至った経緯や、豚肉以外に注目してもらいたい特産品なども聞いたので、ぜひ、最後までお読みいただきたい。

改めて、今回紹介した自治体をまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2019年度 「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2019年9月1日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 宮崎県木城町 | |||
・1万円⇒<宮崎県産豚切落し4kg(500g×8パック)> ・1万円⇒<ロイヤルポーク(宮崎産豚)スライスセット 小 総重量3.0kg> (うでスライス500g×2、ももスライス500g×2、ミンチ500g×2) ・1万円⇒<豚・ハンバーグハーフセット> (切落とし500g×5パック、ハンバーグ100g×5個) ・1万円⇒<宮崎県産豚・鶏5kgセット> (豚コマ500g×4、鶏ムネ1kg×3) |
ほか、1万円で「<ロイヤルポーク(宮崎産豚)しゃぶしゃぶセット 小 総重量2.0kg>(バラしゃぶ500g、ロースしゃぶ500g、ももしゃぶ500g、豚ミンチ500g)などがある | |||
【寄付金の使い道】子育て支援/地域福祉支援/産業振興支援(農林業・商工業)/産業振興支援(農林業・商工業) | ||||
1位 | 北海道中札内村 | |||
・1万円⇒肉屋のプロ厳選!北海道産の豚スライス4kg盛り!! (使いやすい500g×8袋)【ふるさとチョイス限定】 ・1万円⇒最高の豚肉と鶏肉を一緒にどうぞ!北海道産よくばりお肉セット4.5kg 【ふるさとチョイス限定】(豚肉スライス2.5kg、鶏肉2kg) ・1万円⇒豪快!北海道産豚肉ブロックまるごと1本(肩ロース)(2kg以上) |
ほか、1万円で「【北海道・十勝 美しい村】美味しくないわけがない!村のお肉屋さんのジンギスカン」(ラム肉350g×5袋)などがある | |||
【寄付金の使い道】文化や芸術・教育の振興のために誰もが安心して住み続けられるまちづくりのために/豊かな自然環境や美しい景観の維持保全のために/村長におまかせ | ||||
3位 | 宮崎県新富町 | |||
・1万円⇒<産地盛り>宮崎県産 豚スライス3.5kg ・1万円⇒宮崎県産豚<合計3.2kg(ウデスライス 400g×8)> ・1万円⇒南国みやざき 3kgセット<宮崎県産豚肉 1kg + 宮崎県産鶏肉 2kg> ※ご寄付から35日以内に出荷(豚切落し 1kg、若鶏もも肉 1kg以上、 若鶏むね肉 1kg以上) ・1万円⇒宮崎県産<豚スライス&鶏もも>3kgセット※90日以内に出荷 (豚肉モモスライス 1kg、鶏肉モモ 2kg) |
ほか、2万円で「宮崎県産焼肉セット1.3kg」(牛ウデ400g、牛モモ 400g、豚バラ300g、鶏せせり200g)などがある | |||
【寄付金の使い道】【元気】誇りと自信を持ち元気が出る人・ものづくり/【安全・安心】安全・安心して生活できる地域づくり/【豊か】夢と希望が膨らむ豊かな暮らしづくり/【お任せ】町長が必要と認めるもの | ||||
4位 | 北海道幕別町 | |||
・1万円⇒北海道十勝産豚スライスパックたっぷり3.3kg ・1万円⇒北海道十勝の無添加豚 ロース1.5kg(500gブロック×3) ・1万円⇒北海道十勝の無添加豚 ロース1.5kg しょうが焼き用5mm スライス4パック ・1万円⇒北海道十勝の放牧豚”遊ぶた”プチしゃぶしゃぶセット (バラしゃぶしゃぶ200g×2袋、モモしゃぶしゃぶ200g×1袋) |
ほか、1万円で「北海道十勝の『純白ゆり根』ハム3種4点セット」(ゆり根ハム6枚入り90g、ゆり根フランク2本150g、ゆり根ボローニア6~7枚140g×2)などがある | |||
【寄付金の使い道】パークゴルフの振興に関する事業/ナウマン象記念館の整備に関する事業/未来のオリンピック選手を育てる事業/未来を担う子どもたちを守り育てる事業/地域で支え合う健康・福祉に関する事業/地球にやさしい行動を推進する事業など | ||||
5位 | 愛知県西尾市 | |||
・1万円⇒西尾のこだわり豚肉3kg「三河おいんく豚」モモ・カタ切り落とし ・1万円⇒西尾のこだわり豚肉2kg入り「三河おいんく豚」4種食べ比べセット (バラスライス500g、ロースステーキ・カツ用500g、 肩ローススライス500g、カタ・モモ切り落とし500g) |
ほか、1万円で「愛知の2大ブランド『みかわ牛』と『三河おいんく豚』を使用した絶品生ハンバーグ」(150g×10個)などがある | |||
【寄付金の使い道】その他市長が推進する事業/公共交通対策に関する事業/福祉に関する事業/防災に関する事業/観光・産業振興に関する事業/教育に関する事業/環境に関する事業/歴史民俗資料館の建設に関する事業/総合運動場整備に関する事業など | ||||
■以降のランキングはコチラ!⇒【ふるさと納税】豚肉がもらえる自治体ランキング!(2019年度版)人気の「豚肉」がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表! |
今回は、寄付金額1万円以下の返礼品だけを対象にランキングを作成したが、もちろん、寄付額1万円以上の豚肉の返礼品にも、魅力的なものはたくさんある。その一部は「2019年度版【ふるさと納税ランキング~豚肉編~】」の備考欄で紹介しているので、ぜひ、こちらもチェックしてほしい。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体数は2000近くあるため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2019年「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」同率5位の
「愛知県西尾市」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
今回、ザイ・オンライン編集部では、2019年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」同率5位にランクインした「愛知県西尾市」のふるさと納税担当者・鈴木さんにインタビューを実施した。
さっそく、「西尾市」に1万円を寄付するともらえる「西尾のこだわり豚肉3kg『三河おいんく豚』モモ・カタ切り落とし」について話を聞いてみた。
「実は、この返礼品は2019年に提供を始めたばかりなんですよ。『西尾市』では、2016年9月まで、市を代表する特産品の『うなぎ』『抹茶』『えびせんべい』の3つの返礼品しか用意していませんでした。しかし、その後、『西尾市』のさらなる魅力を全国の方に知ってもらうために、『ふるさと納税』の返礼品を提供してくれる事業者を公募したところ、この返礼品を提供している『タケシタミート』さんが名乗りをあげてくださいました。当時は、別のお肉の返礼品を提供してもらっていたのですが、寄付者の方々の意見を参考にニーズを把握してきたのもあり、より魅力的な返礼品として、2019年から『三河おいんく豚』の返礼品をご用意することになったのです」
「三河おいんく豚」は、寄付者の意見を反映させて用意した返礼品ということで、満足度の高い一品となっていそうだ。また、「西尾市」の“元祖”返礼品とも言える「うなぎ」「抹茶」「えびせんべい」の3つの特産品も、依然として人気を集めているという。
「この3品の中でも『うなぎ』がもっとも人気で、毎年、『ふるさと納税』の寄付者の半分ほどが、うなぎの返礼品を選ばれているように思います。『西尾市』にある『一色町』という地域は、以前からうなぎの養殖が盛んに行われており、現在では『一色産うなぎ』として、特許庁から地域ブランドに認定されているほどなんですよ。また、『抹茶』や『えびせんべい』も同じく、特許庁の地域ブランドに認定されている自慢の返礼品ですので、ぜひ、一度お試しいただきたいです」
「ふるさと納税」において、「うなぎ」は肉類と同じく人気の返礼品。「一色産うなぎ」というブランドうなぎを抱えている「西尾市」は、2019年度の「ふるさと納税」でどのくらいの寄付を集めているのか聞いてみた。
【※関連記事はこちら!】
⇒【ふるさと納税】うなぎがもらえる自治体ランキング(2019年度版)人気の「うなぎ」がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表!
「2019年度は、8月末時点で寄付件数は約5600件、寄付金額は約9600万円と、年度初めの想定の2倍近い数字となっています。もっとも大きな要因は、総務省により、返礼品の還元率に対する規制が強化されたことだと考えています。返礼品についての基準が作られ、還元率が横並びで比較されるようになったことは、質の高い特産品を持つ『西尾市』にとって追い風になっているのでしょう」
2019年度は「ふるさと納税」の寄付状況が好調のようだが、全国から集まった寄付金は、どのような事業に活用しているのだろうか。
「公共交通対策や福祉、教育、防災に関係する事業などが寄付金の主な使途です。『西尾市』では、寄付者の方に、全部で12個の使途から1つ選んでいただいているのですが、そのどれもが重要な課題なので、今後も『ふるさと納税』で寄付を募っていきたいと考えています」
たとえば、使途の1つである「公共交通対策に関する事業」では、廃線の危機に瀕している「名鉄西尾・蒲郡線」を維持するために寄付金を利用しているという。このように「ふるさと納税」は、地域住民の生活を支える重要な役割を担っているのだ。
「やはり、自治体としては地域の外から財源を確保できることは大きなメリットです。また、返礼品を通じて、全国の方に『西尾市』の魅力を発信できるほか、返礼品を提供していただいている地元の事業者の方々にとっても、販路や売上という面で大きなプラスになっており、地域経済の活性化にもつながっていますね」
「ふるさと納税」は、自治体にとっては寄付金で抱えている問題を解決でき、事業者にとっては特産品の売上がアップし、そして、寄付者にとってはさまざまな地域の特産品をお得にもらえるという、三者にメリットがある制度。ぜひ、今回の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」を参考にして、2019年も「ふるさと納税」をお得にフル活用してほしい。
(取材・文/A4studio)
【2018年度版】
寄付金額1万円あたり豚肉5kg以上がもらえるお得な自治体が続出!
「ふるさと納税」を活用して、お得に豚肉をもらおう!
「豚肉」を使った料理といえば、生姜焼きにホイコーロー、トンカツや豚キムチなど、どれもご飯との相性が抜群のものばかり。冷蔵庫の中に豚肉がストックされていれば、夕飯のメニューで悩むことも少なくなるだろう。特に、食べ盛りの子供がいる家庭なら、料理に使い勝手のいい豚肉は、もっとも重宝する食材のひとつではないだろうか。
そんな豚肉をお得かつ大量にゲットできる制度が「ふるさと納税」だ。「ふるさと納税」をうまく活用すれば、ブランド豚などの高品質な豚肉もお得に手に入れることができる。
そこで今回、ザイ・オンライン編集部では、寄付金額1万円以下で、ホルモンや味付き肉、ハンバーグなどの加工品を除いた豚肉の返礼品をリサーチし、“1万円換算でどれだけ多くの豚肉がもらえるか”を基準に、2018年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」を作成した。
ザイ・オンライン編集部が、豚肉を特典として用意している自治体を調査して、コストパフォーマンスが優れた自治体をまとめたので、ぜひ、今年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい。
【ふるさと納税の基礎知識はコチラ!】 | |
■ | ふるさと納税の仕組みと始め方をわかりやすく解説!自己負担額たった2000円だけで返礼品をもらう方法や通信販売並みに便利に使いこなすワザを一挙紹介! |
■ | ふるさと納税して確定申告が必要になる人とは?「ワンストップ特例」と「確定申告」の違いやそれぞれの注意点、用意すべき書類をまとめて紹介! |
【第1位】6000円の寄付で豚肉4kg!
1万円換算で豚肉が約6.67kgという
超絶怒涛のコスパを実現した「宮崎県木城町」!
2018年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第1位に輝いたのは「宮崎県木城町」。寄付金額1万円あたり豚肉6.67kgという驚きの大容量によって、他自治体に圧倒的な差をつけて、堂々の首位を獲得した。
「木城町」は、宮崎県の中央部にある自治体。小説家の武者小路実篤(むしゃこうじ さねあつ)が惚れ込み、移住を決意したほど美しい自然環境が残る「木城町」では、カヌーでの川下りやバードウォッチングといった、自然を満喫できるレジャーが特に人気を博している。
そんな「木城町」に6000円を寄付するともらえるのが「国産豚スライスセット3.5kg+国産豚ミンチ500g」。この返礼品に申し込むと「うでスライス1.5kg+ももスライス1.5kg+豚こま500g+豚ミンチ500g」と、合計4kgもの豚肉がもらえる。
「そんなにもらっても一気に消費できない……」と不安に思うかもしれないが、それぞれの豚肉は500gずつに包装されており、必要な量だけ使えるようになっているので安心だ。しかも、ももスライスやミンチなど、多種多様な豚肉をセットでもらえるので、これを機に、さまざまな豚肉料理に挑戦してみるのもいいだろう。
【第2位】1万円の寄付で豚肉5.5kg!
「ふるさと納税」関西地区注目度ナンバーワン自治体
特に肉系返礼品で存在感を発揮する「大阪府泉佐野市」!
次に紹介する自治体は、第2位の「大阪府泉佐野市」。
大阪の南部に位置する「泉佐野市」は、世界初の海上空港として知られる関西国際空港から近い都市のひとつで、大阪でも有数の活気にあふれた町。また、金箔を巻いた光り輝くロールケーキ「成金ロール」など、ユニークな特産品も数多い自治体だ。
そんな「泉佐野市」に1万円を寄付すると「国産豚切落し5.5kg(500g×11パック)」がもらえる。「泉佐野市」は、数多くのお得な返礼品を用意していることで有名だが、この「国産豚切落し5.5kg(500g×11パック)」は、その中でも特にコスパが高い返礼品。5.5kgもの豚肉切落しがあれば、しばらくの間おかずに困ることはないだろう。
また「泉佐野市」では、このほかにも、「国産!三元豚ロース肉10枚(合計1.2kg)」や「いも豚ロースしゃぶしゃぶ4~5人前(700g)」などのお得な豚肉の返礼品を用意している。切落しではなく、トンカツなどに使えるロース肉やしゃぶしゃぶに使える薄切り肉が欲しい人は、これらの返礼品もチェックしてみよう。
【第3位】1万円の寄付で豚肉5.2kg!
「日本一の肉と焼酎の街」で育った
ブランド豚がもらえる「宮崎県都城市」!
第3位に選ばれたのは、宮崎県の南部に位置する「宮崎県都城市」。
「都城市」は、豊かな自然や歴史的建造物などの見どころがたくさんある自治体。また、「都城市」は、牛・豚・鶏を合計した畜産の産出額で日本一に輝いているほか、焼酎メーカーの霧島酒造の本社があることから「日本一の肉と焼酎の街」をキャッチコピーに掲げている。
そんな「都城市」に1万円を寄付すると「都城産『観音池ポーク』メガ盛り5.2kg」がもらえる。「観音池ポーク」は、「都城市」が生産しているオリジナルのブランド豚で、柔らかくもっちりした肉質が好評の豚肉だ。この返礼品は、そんな「観音池ポーク」のウデ肉とモモ肉のスライスを合計5.2kgもらえるという圧巻の品。しかも、豚肉400g×13パックという小分け包装になっているのも嬉しいポイントだ。
「都城市」では、このほかにも「高城の里」や「バイオ茶ポーク」といったブランド豚のお得な返礼品を豊富に用意しているので、そちらも必見。もちろん、「日本一の肉と焼酎の街」だけあって、牛肉の返礼品も非常に充実しており、2018年の牛肉ランキングでもランクインを果たしているので、「都城市」の高品質の牛肉をたっぷり楽しみたい人は、下記の記事も、ぜひチェックしてほしい。
【※関連記事はこちら!】
⇒2018年度版【ふるさと納税ランキング~牛肉編~】「ふるさと納税」で牛肉がもらえる自治体を比較!コストパフォーマンスが最強の自治体はココだ!
また、本記事の後半には「都城市」へのインタビューを掲載している。「観音池ポーク」はもちろん、「都城市」自慢の焼酎についても話を聞かせてもらっているので、最後までしっかり目を通していただきたい。
【第4位】1万円の寄付で豚肉5kg+α!
宮崎県産の「豚ももスライス5kg」または
「豚ミンチ5kg」がもらえる「宮崎県高鍋町」!
2018年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第4位にランクインしたのは「宮崎県高鍋町」。
宮崎県のちょうど中心部に位置し、太平洋に面している「高鍋町」は、県内でもっとも小さな自治体。サーフィンの名所としても知られており、10㎞以上続く長いビーチには、たくさんのサーフィンスポットが点在している。初心者から上級者まで楽しめると好評で、1年を通して全国からサーファーが訪れるそうだ。
そんな「高鍋町」に1万円の寄付をすると「宮崎県産豚ももスライス5kg+タレ200g」がもらえる。この返礼品の豚肉は2.5mmにスライスされているため、生姜焼きや肉巻きといった、お肉のしっかりした食感が味わえる料理に最適。一緒に付いてくるタレは、濃口醤油をベースに宮崎県産の牛脂を加えて作られたもので、料理に使えば食欲が増進すること間違いなしだ。
そして、同じく「高鍋町」に1万円を寄付するともらえる「宮崎県産豚ミンチ5kg+塩(100g)」も要注目の返礼品。この返礼品に申し込むと、豚肉ミンチ5kgがもらえるのだが、500gずつ、チャック付きのパックで小分けされており、好きな量を好きな分だけ食べられる使い勝手の良さもポイントだ。一緒に付いてくる塩は、アルゼンチン産のオーガニックソルトである「パタゴニア湖塩」というもの。素材の旨味を引き出すことで名高いパタゴニア湖塩を使えば、いつもの料理により深い味わいが生まれることだろう。
【同率5位】1万円の寄付で豚肉5kg!
宮崎県産ブランド豚「山豚」の
豪快なブロック肉がもらえる「宮崎県新富町」!
2018年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第5位には、「1万円の寄付で豚肉5kg」がもらえる「宮崎県新富町」と「宮崎県都農町」が同率でランクインする結果となった。どちらも魅力あふれる自治体だが、今回は「宮崎県新富町」を紹介しよう。
「新富町」は、野菜や果物がすくすく育つ肥沃な大地や、アカウミガメ産卵に訪れるほど美しい砂浜など、豊かな自然に恵まれた自治体だ。
そんな「新富町」に1万円の寄付をすると「『山豚』モモブロック5kg」がもらえる。宮崎のブランド豚である「山豚」は、地元で獲れたお米を飼料に混ぜて育てられており、肉の旨味をアップさせるオレイン酸や、血中コレステロールを下げてくれるリノール酸やリノレン酸が通常より多く含まれているそうだ。そのため、一般的な豚肉よりもヘルシーでおいしい豚肉となっているという。
この返礼品で注目すべきは、その「山豚」を5kg分、ブロックの塊でもらえるということ。ステーキやチャーシューにしたり、スライスして生姜焼きなどにしたりと、調理の幅が非常に広いのが嬉しい返礼品だ。
また、「新富町」の返礼品には珍しい商品が多いことも見逃せない。たとえば、「新富町」に1万円を寄付するともらえる「楊貴妃ライチ10玉入り」も、そのひとつ。実は、日本国内で流通しているライチは99%が外国産なのだが、この「楊貴妃ライチ」は、そのわずか1%にあたる、貴重な国産ライチなのだ。このほかにも「新富町」ならではの特産品が色々あるため、ぜひ一度チェックしてみてほしい。
改めて、今回紹介した自治体をまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2018年度 「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2018年7月10日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 宮崎県木城町 | |||
≪1万円換算/6.67kg≫ ・6000円⇒国産豚スライスセット3.5kg+国産豚ミンチ500g付き (合計4kg) ・6000円⇒ロイヤルポーク バラエティセット3kg+国産豚ミンチ500g付き (合計4kg) ・1万円⇒ロイヤルポーク スライスセット5kg+豚ミンチ500g付き (合計5.5kg) ・1万円⇒国産豚こま切れ5.5kg |
ほか、1万円で「ロイヤルポークしゃぶしゃぶメガ盛りセット」(総重量6kg)などがある | |||
【寄付金の使い道】子育て支援/地域福祉支援/産業振興支援(農林業・商工業)/木城えほんの郷支援(観光) | ||||
2位 | 大阪府泉佐野市 | |||
・1万円⇒国産豚切落し5.5kg(500g×11p) ・1万円⇒南国麦豚切落し4kg&国産牛ミンチ1.5kg ・1万円⇒【国産銘柄豚】夢の大地4kg(黒毛和牛切落し500gおまけ付) ・国産豚ロース・モモスライスのセット(合計4kg) |
ほか、1万円で「和牛とイベリコ豚の最強ハンバーグ12個(合計1.8kg)」などがある | |||
【寄付金の使い道】まなびプロジェクト(教育施設等の公共施設整備)/未来を創る教育プロジェクト(学力・体力向上推進、いじめ・不登校対策、奨学金貸付)/ともにいきるプロジェクト(社会福祉活動推進)/人づくりプロジェクト(国際交流振興)/にぎわいづくりプロジェクト(観光振興)など | ||||
3位 | 宮崎県都城市 | |||
・1万円⇒都城産「観音池ポーク」メガ盛り5.2kg ・1万円⇒都城産豚「高城の里」切り落とし山盛り5kg ・8000円⇒都城産「観音池ポーク」お得な4kgセット ・1万円⇒都城産「バイオ茶ポーク」特盛STRONG+豚ミンチ4.7kgセット |
ほか、1万円で「都城産『バイオ茶ポーク』&宮崎県産『森林鶏』てげ盛セット改4.4kg」(豚切り落とし300g×8、鶏モモ肉1kg・むね肉1kg)などがある | |||
【寄付金の使い道】ふるさと子ども支援/ふるさとまちづくり支援/ふるさと環境支援/ふるさとスポーツ・文化振興支援/ふるさと長寿支援/ふるさと災害対策支援/ふるさと人口減少対策支援/ふるさと支援(特に指定がない場合) | ||||
【関連記事】 ■【宮崎県都城市】ふるさと納税の返礼品ランキング! 「ふるさと納税」の受入額が全国1位の都城市で、もっとも申込数が多かった、おすすめの特典を発表! |
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4位 | 宮崎県高鍋町 | |||
・1万円⇒宮崎県産豚ももスライス5kg+タレ(200g) ・1万円⇒宮崎県産豚ミンチ5kg+塩(100g) ・1万円⇒国産豚こま切れ5kg ・1万円⇒山豚豚こま4kg+ゴボチ(楽喜スパイス1袋37g) |
ほか、1万円で「<ブランドポークロースみそ14枚+塩>」などがある | |||
【寄付金の使い道】歴史と文化が香るふるさとづくり/子どもたちの笑顔あふれるふるさとづくり/自然環境を守るふるさとづくり/心安らかに暮らせるふるさとづくり/産業が輝くふるさとづくり/おまかせ | ||||
5位 | 宮崎県新富町 | |||
・1万円⇒「山豚」モモブロック5kg ・1万円⇒<ブランド豚>大容量!宮崎県産豚 こま肉 合計5kg (500g×10パック) ・1万円⇒宮崎県産豚肉5kg切落し ・1万円⇒<ブランド豚>宮崎県産豚普段使いセット 合計3kg |
ほか、1万円で「『宮崎県産豚・鶏』とくとく6kg」(豚切落し2kg、若鶏もも肉2kg以上・若鶏むね肉2kg以上)などがある | |||
【寄付金の使い道】【元気】 誇りと自信を持ち元気が出る人・ものづくり/【安全・安心】 安全・安心して生活できる地域づくり/【豊か】夢と希望が膨らむ豊かな暮らしづくり/【お任せ】 町長が必要と認めるもの | ||||
5位 | 宮崎県都農町 | |||
・1万円⇒★大容量★国内産豚ウデ肉・豚モモ肉スライスセット5kg (ウデスライス2kg、モモスライス3kg 合計5kg) ・1万円⇒『豚肉の宝石箱~★』よりどりみどり宮崎県産豚肉セット3.1kg (切り落とし1kg、ローススライス300g、肩ローススライス300g、 バラスライス300g、バラ焼肉300g、ミンチ500g、 トンカツ用ロース400g) ・1万円⇒宮崎ブランドポーク「愛豚隊」焼肉セット2.07kg (ウデ・モモ小間切れ500g、豚肩ロース焼肉300g、 豚ロース焼肉500g、豚バラ焼肉500g、 粗挽きウィンナー90×3パック、ウィンナー270g) |
ほか、1万円で「 『おふくろの味』ささっと手間いらず♪豚&鶏の味付け肉セット」(宮崎県産豚モモ・ウデ肉しょうゆ味・みそ味・生姜味、宮崎県産鶏ムネ・肩・ササミ肉しょうゆ味、みそ味、生姜味 各750gずつ 計4.5kg)」などがある | |||
【寄付金の使い道】国際交流事業/福祉・人材育成事業/イベント事業/特産品の開発事業/文化の振興及び伝統芸能育成事業/ふるさと振興事業/指定なし(町長おまかせ)/上記以外に希望する事業 | ||||
【関連記事】 ■【宮崎県都農町】ふるさと納税の返礼品ランキング! 「ふるさと納税」の受入額が全国4位の都農町で、もっとも申込数が多かった、おすすめの特典を発表! |
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■以降のランキングは後日発表予定!お楽しみに!! |
ちなみに、今回は「確実にもらえるお肉の量」で集計したため、2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」で第1位となった「宮崎県椎葉村」のような、「抽選で大ボリュームのお肉がもらえる」という返礼品は「当選しなかった場合」の肉の量で集計している。
また、「ふるさと納税」を実施している自治体は2000近くあるため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
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2018年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第3位に輝いた
「宮崎県都城市」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
今回は、「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第3位にランクインした「宮崎県都城市」のふるさと納税担当者・小岩屋(こいわや)さんにインタビューを実施。まずは、「都城市」に1万円を寄付するともらえる「都城産『観音池ポーク』メガ盛り5.2kg」について話を聞いてみた。
「観音池ポークは『都城市』のブランド豚で、空気や水が綺麗な環境のもと、ストレスフリーにのびのびと育てています。さらに、こだわりのエサを与えて育てているため、お肉がきめ細やかで締まりがああって、とてもジューシー。それでいて、臭みのない上質な味わいになっているので、非常に人気が高い豚肉なんですよ」
さすが「日本一の肉と焼酎の街」をキャッチコピーに掲げているだけあって、豚肉の生産方法にも強いこだわりを持っているようだ。また、キャッチコピーにあるように「都城市」は焼酎も有名だが、おすすめの焼酎は?
「『都城市』には、『霧島酒造』『都城酒造』『柳田酒造』『大浦酒造』という4つの蔵元があります。やはり、全国的な知名度の高さもあってか、『霧島酒造』の『黒霧島』や『白霧島』などの人気が高いですが、どの蔵元も高品質な焼酎を製造しておりますので、私には優劣がつけがたいです。ぜひ、皆さんには『都城市』で造られた焼酎をお試しいただいて、お好みの焼酎を見つけていただければと思います」
「都城市」が用意している焼酎の返礼品は、なんと130種類以上もある。その中にはもちろん、小岩屋さんが紹介してくれた4つの蔵元の焼酎もあるので、お酒が好きな人であれば、焼酎の返礼品も忘れずにチェックしてほしい。
続いて、「都城市」の「ふるさと納税」の取り組みについて聞いた。
「『ふるさと納税』を活用する1番の目的は、日本一の肉と焼酎の産地である『都城市』のことを、より多くの方々に知っていただくことです。返礼品も地場産の肉と焼酎に特化してご用意させていただいているのですが、大変ご好評いただいており、おかげさまで2015年と2016年の2年連続で、『ふるさと納税』の寄付受入額において日本一の座を獲得させていただきました。『ふるさと納税』を通じて『都城市』の名前を広めることができたと自負しておりますし、全国から注目されることで、住民の意識の改革や地域活性化にもつながっております」
【※関連記事はこちら!】
⇒【宮崎県都城市】ふるさと納税の返礼品ランキング! 「ふるさと納税」の受入額が全国1位の都城市で、もっとも申込数が多かった、おすすめの特典を発表!
ちなみに、2018年度に入ってからの寄付金額や寄付件数などはまだ未公表なのだが、小岩屋さんによると、「例年と比べてのイメージとしては、いいペースだと思います」とのこと。
では、集まった寄付金を「都城市」ではどのように活用しているのだろうか。
「大きく分けて8つのカテゴリーの事業で活用させていだたいております。特に近年、力を入れているのが『子育て支援』と『協働のまちづくりや中心市街地活性化』の2つです。やはり、子育ての問題に関しては、地域の皆様からも多くのお声を頂戴しているため、今後も力を入れていきたいと考えています。また、市街地の図書館など公共施設の整備のためにも、寄付金を活用させていただいております」
「都城市」は「子育て支援」に注力しているとのことだが、実際に「都城市」では、2017年4月より、乳幼児の通院自己負担額を無料にする施策を行なっている。このほかにも、小中学生の学力向上や海外交流などにも「ふるさと納税」の寄付金が活用されており、子供を安心して育てられる自治体として注目されているのだ。
最後に、2018年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」で第3位にランクインした感想や、今後の「ふるさと納税」の展望について教えてもらった。
「やはり『日本一の肉と焼酎の街』として、お肉の返礼品には日ごろから力をいれているので、牛肉ランキングに引き続き、豚肉ランキングでも第3位に選んでいただいたことは非常にありがたく思っております。知名度で言えば和牛がメジャーではありますが、『都城市』の豚も、おいしくて品質も評判もいい逸品です。これからも『ふるさと納税』を活用して、『都城市』ならではの商品を出していきながら、全国の皆様からのお声をフィードバックして、よりおいしい商品の生産に注力したいと思っております」
今回のランキングでは「観音池ポーク」を取り上げたが、前述の通り、このほかにも「都城市」のブランド豚はたくさんある。通常なら、比較的に高価なブランド牛やブランド豚の食べ比べをするのは金銭的に難しいが、「ふるさと納税」をうまく活用すれば、全国各地のブランド牛やブランド豚などをお得に楽しむこともできるだろう。
「ふるさと納税」は、ただ単に節税につながるだけでなく、全国のおいしいものと出会えるキッカケにもなる制度。ぜひ、今年も「ふるさと納税」をうまく活用して、家にいながら“日本全国食べ歩きツアー”を楽しんでみてはいかがだろうか。
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⇒【宮崎県都城市】ふるさと納税の返礼品ランキング! 「ふるさと納税」の受入額が全国1位の都城市で、もっとも申込数が多かった、おすすめの特典を発表!
(取材・文/A4studio)
【2017年度版】
「1万円の寄付で豚肉3kg以上」をもらえる自治体の数は昨年の2倍に!
「ふるさと納税」でお得に豚肉がもらえる自治体はココだ!
「ふるさと納税」で定番の返礼品と言えば、肉類の中でも比較的に高価な「牛肉」だ。一方で、寄付先の候補が多く、寄付額に対してもらえる量が多い「豚肉」も人気ジャンルの一つ。「ふるさと納税」の返礼品としてもらえる豚肉の量は、毎年増加の一途をたどっており、昨年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」では、上位の18自治体が「1万円の寄付で豚肉3kg以上」という驚異的な還元率だった。
そんな中、2017年4月に、総務省が全国の自治体に向けて「返礼品の価格を寄付額の3割以下に抑えるように」との通知を出した。豚肉の返礼品の還元率も下がってしまうのかと思いきや、今年はさらに競争が激化。前述したように、昨年のランキングでは「1万円の寄付で豚肉3kg以上」の自治体が18カ所だったのに対し、今年のランキングでは36カ所と倍増する結果になったのだ。
さっそく、2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」を発表したいところだが、まずは「ふるさと納税」の仕組みについて改めて説明しておこう。
「ふるさと納税」とは、「納税」と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度のことだ。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば、控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。
※2000円以外が戻ってくる上限額の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税の仕組みと始め方をわかりやすく解説!自己負担額たった2000円だけで返礼品をもらう方法や通信販売並みに便利に使いこなすワザを一挙紹介!
また、以前はサラリーマンであっても、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、現在は、寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている(「ワンストップ特例制度」を利用するためには、マイナンバーの記入と本人確認の書類が必要)。
※「ワンストップ制度」と「確定申告」の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税して確定申告が必要になる人とは?「ワンストップ特例」と「確定申告」の違いやそれぞれの注意点、用意すべき書類をまとめて紹介!
それではいよいよ、「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」を発表しよう。ザイ・オンライン編集部が、豚肉を特典として用意している自治体を調査して、コストパフォーマンスが優れた自治体をランキング化したので、ぜひ、今年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい。
【第1位】1万円の寄付で豚肉4.6kg(抽選制)!
広大な敷地でのびのびと育てた
「椎葉放牧豚」がもらえる「宮崎県椎葉村」!
2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」で第1位に輝いたのは、昨年のランキングでは圏外だった「宮崎県椎葉村(しいばそん)」。
九州山地に囲まれた「椎葉村」は、人口3000人ほどで、岐阜県の「白川郷」と徳島県の「祖谷(いや)」に並んで、「日本三大秘境」の一つに数えられている村だ。
そんな「椎葉村」に1万円の寄付をすると、8人につき1人が当たる“抽選”に参加でき、当選すると「椎葉放牧豚日本一セット(合計4.6kg+加工品)」がもらえる。この特典は、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」限定の特典で、抽選というデメリットもあるが、「豚肉こま切れ4kg+豚ロース400g+豚バラスライス200g」と合計4.6kgもの豚肉に加えて、「お楽しみ加工品」がセットになっているので、お得度は抜群に高い。
もし、抽選ではずれてしまった場合は、同じく椎葉放牧豚の「豚ロース400g+豚バラスライス200g+豚肉こま切れ200g(合計800g)」に加えて、「粗挽きウインナー200g」がセットになった特典がもらえる。抽選で当選した場合は「豚肉4.6kg+加工品」がもらえてお得だが、はずれた場合は「豚肉800g+加工品」と、もらえる豚肉の量はかなり減ってしまうため、確実に多くの量の豚肉をゲットしたいのであれば、2位以下の自治体を選んだほうがいいだろう。
「椎葉村」は、豊かな自然と広大な土地を活かし、全国的にも珍しい「豚の放牧」を実現している村。ストレスフリーな環境で育った「椎葉放牧豚」の肉は、臭みがないうえに、抗生剤などの薬品を使っていないため、安全で高品質な豚肉となっているそうだ。
なお、本記事の最後には「椎葉村」のふるさと納税担当者のインタビューを掲載している。「椎葉村」の現状を赤裸々に語ってもらったので、ぜひ、最後まで読んでほしい。
【第2位】1万円の寄付で豚肉4.2kg!
今回のランキングで実質1位なのは、
「九州産豚肉の小間切れ」がもらえる「佐賀県みやき町」!
第2位にランクインした「佐賀県みやき町」も「椎葉村」と同じく、昨年のランキングでは圏外だった自治体だ。
佐賀県の東部に位置する「みやき町」は、2005年に「中原町」「北茂安町」「三根町」のそれぞれの合併により生まれた町。「脊振山(せふりやま)」を水源とする「寒水川(かんすいがわ)」や「切通川(きりとおしがわ)」などが流れており、米作りに適している環境のため、町内には田園が広がっている。
そんな「みやき町」に1万円の寄付をすると「【7・8月限定!】九州産豚肉 もも肉小間切れ4.2kg」がもらえる。こちらも「ふるさとチョイス」限定の特典になっているものの、複数のブランド豚を抱える九州のおいしい豚肉を4.2kgも入手できるというのだから驚きだ。また、第1位の「椎葉村」の特典は“抽選”のため、実質的には「みやき町」が第1位と言えるだろう。
ただし、「みやき町」の特典にも注意点がある。それは、同特典の申し込める時期が7月と8月に限られていること。応募が殺到した場合は、早めに受付を締め切ってしまうことも想定されるので、同特典が欲しいなら、今すぐ申し込むのがおすすめだ。
また、こちらも期間限定の特典となるが、「みやき町」では、1万円の寄付でもらえる「豪快特盛り!九州産豚4kg切り落し」を用意している。もし、これらの特典の受付が締め切られてしまったとしても、今後も期間限定のお得な特典が追加される可能性があるため、こまめに「みやき町」のWebサイトなどをチェックしてみるといいだろう。
ちなみに、「みやき町」は、「米の食味ランキング」で最高位の「特A」ランクを6年連続で獲得している「さがびより」のほか、全国的にも名高いブランド牛である「佐賀牛」など、量と質を兼ね備えた特典を用意している。気になる特典が見つかったら、豚肉とセットで申し込んでみてはいかがだろうか。
【同率3位】1万円の寄付で豚肉4kg!
適度に脂が乗っているため、料理に使いやすい
「九州産豚肉切り落とし」がもらえる「福岡県上毛町」!
2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第3位には、「1万円の寄付で豚肉4kg」の特典を用意している8自治体が並んだため、今回は、その中からおすすめの自治体を3つご紹介しよう。最初に紹介するのは、「福岡県上毛町(こうげまち)」だ。
福岡県の最東端にある「上毛町」は、東西に「佐井川」と「山国川」が流れている、のどかな町。特に農業が活発で、平野になっている町の北部には田園地帯が広がっている。
そんな「上毛町」に1万円の寄付をすると「特盛り九州産豚切り落し4kg」がもらえる。
広い土地と質の高い水を有する九州で育った豚の肉質は、舌触りが良く、適度な脂が乗っているため、どんな料理にも合わせやすいそうだ。また、「上毛町」が用意している「特盛り九州産豚切落し4kg」は、500gずつ小分けになっているため、料理の際に使いやすいのも嬉しい。
このほかにも、「上毛町」は、1万円の寄付で「A4以上!九州産黒毛和牛切落し1kg(豊後牛・頂)」がもらえる特典などが用意されている。豚肉だけではなく、高級和牛をお得に手に入れたい人にもおすすめの自治体なので、ぜひチェックしてみてほしい。
【同率3位】2万円の寄付で豚肉8kg!(=1万円あたり4kg)
大ボリュームなので、大家族でも満足できる
「鹿児島県産豚肉」がもらえる「鹿児島県肝付町」!
続いて紹介する同率3位の自治体は、2017年の「ふるさと納税ランキング~牛肉編~」で第2位にランクインした「鹿児島県肝付町(きもつきちょう)」だ。
鹿児島県最南端の大隈半島に属し、「内之浦宇宙空間観測所」というロケット打ち上げ施設がある「肝付町」は、日本有数の畜産地として知られている。さらに、漁業も盛んで、伊勢エビの漁獲高は県内トップクラスだ。
そんな「肝付町」に2万円の寄付をすると「メガ盛り!鹿児島県産豚モモ・豚ウデスライス16パックセット8kg」がもらえる。
鹿児島県の雄大な自然の中で育った豚は、程よい甘みを感じられる肉質になっているのだとか。また、この特典は、モモ肉とウデ肉のセットなのでさまざまな料理に使えるうえに、それぞれ4kgずつと大ボリュームなので、特にファミリーにおすすめだ。
また、「肝付町」は、前述したように漁業が盛んなので、「ふるさと納税」の特典ラインナップも海産物が多い。3万円の寄付でもらえる「冷凍イセエビぶつ切り1.4kg」や1万円の寄付でもらえる「鹿児島県産うなぎ蒲焼(約150g×2)と黒豚(モモスライス500g)セット」など、海産物の特典もおすすめだ。
【同率3位】1万円の寄付で豚肉4kg!
日本一の清流の水を飲んで育った
「中札内産豚肉」がもらえる「北海道中札内村」!
最後に紹介する同率3位の自治体は、2016年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」ではランキング圏外だった「北海道中札内村(なかさつないむら)」。
「中札内村」の人口は約4000人だが、村としては北海道内で最も人口が多い。村名の由来にもなっている「札内川」は、日高山脈を水源とする一級河川で、過去に8度も「清流日本一」に選ばれた実績があるなど、名実ともに村の象徴となっている。
そんな「中札内村」に1万円の寄付をすると「中札内産豚肉メガ盛り4kgセット(モモカタ切り落とし3.5kg+ミンチ500g)」がもらえる。
「中札内産豚」は、コクがありながらもあっさりとした脂身が特徴の豚。札内川の澄んだ水で育ったおかげで、豚肉にありがちな臭みが抑えられているそうだ。また、モモカタ切り落とし3.5kgは、500gずつの小分けになっているので、保存しやすく、使い勝手が良いのも嬉しいポイントだ。
しかし残念ながら、現在この特典は品切れとなっている。ただし、「中札内村」には、1万円の寄付でもらえる「中札内産豚ロースがっつり2.5kgセット」など、今からでも申し込み可能な豚肉の特典はまだまだ多数残っているので、そちらも検討するといいだろう。
改めて、今回紹介した自治体をまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2017年度 「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2017年8月1日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 宮城県椎葉村 | |||
・1万円⇒椎葉放牧豚日本一セット(合計4.6kg+α) 【抽選制・ふるさとチョイス限定】 (当選した場合→ロース400g、バラスライス200g、小間切れ4kg、 お楽しみ加工品) (落選した場合→ロース400g、バラスライス200g、 粗挽きウィンナー200g、小間切れ200g) ・1万円⇒椎葉放牧豚味くらべセット1.2kg (黒豚ロース200g、黒豚バラ100g、白豚ロース400g、白豚バラ400g) |
ほか、1万円で「しいば特産品Aセット」(エノハの甘露煮、スライス椎茸、味付味噌、佃煮、椎茸と山椒の佃煮ほか)などがある | |||
【寄付金の使い道】福祉、少子高齢化対策に関する事業/産業の振興に関する事業/教育、スポーツ活動の充実に関する事業/自然環境保全、景観の維持に関する事業/歴史、文化の保存に関する事業/その他 | ||||
2位 | 佐賀県みやき町 | |||
・1万円⇒九州産豚肉細切れ4.2kg 【7・8月限定】【ふるさとチョイス限定】 (細切れ1.05kg×4パック) ・1万円⇒九州産豚切落し4kg 【期間限定】【ふるさとチョイス限定】 (モモウデ切落し500g×8パック) ・1万円⇒九州産豚ミンチ3.6kg 【期間限定】【ふるさとチョイス限定】 (ミンチ細挽き900g×2パック、ミンチ粗挽き900g×2パック) |
ほか、1万円で「佐賀県産黒毛和牛1.1kg」(切り落とし500g×1パック、切り落とし600g×1パック)などがある | |||
【寄付金の使い道】みやき町名誉町民であり、リコー三愛グループ創業者である市村清先生を顕彰する事業/統合医療を核にしたまちづくり推進に関する事業/薬科大学誘致及び学校施設整備に関する事業など | ||||
3位 | 福岡県上毛町 | |||
・1万円⇒【大平樂】特盛り九州産豚切落し4kg (切落し500g×8) ・1万円⇒叶え屋特選!九州産豚ロースしゃぶしゃぶ 2kg (ロースしゃぶしゃぶ用500g×4パック) |
ほか、1万円で「【世界の中津侍からあげ聖林】オリーブオイル使用の超高級からあげ(1kg)」などがある | |||
【寄付金の使い道】活力あるまちづくり事業/魅力あるひとづくり事業/輝くものづくり事業/町長に一任 | ||||
3位 | 鹿児島県肝付町 | |||
・2万円⇒メガ盛り!鹿児島県産豚モモ・豚ウデスライス16パックセット8kg (モモ500g×8パック、ウデ500g×8パック) ・2万円⇒特盛!鹿児島県産豚ローススライス10パックセット5kg (ローススライス500g×10パック) ・1万円⇒鹿児島県産豚バラ、モモ、ウデ゙しゃぶしゃぶセット2kg (バラ500g×2パック、モモ500g×1パック、ウデ500g×1パック) ・1万円⇒黒豚特盛ふるさとセット2kg (肩ロース500g、バラ500g、モモスライス500g×2パック) |
ほか、1万円で「鹿児島県大隅産特大うなぎ2尾(無頭)」(うなぎ200g×2パック、蒲焼のたれ2袋)などがある | |||
【寄付金の使い道】ふるさとの自然・歴史・文化を守り育てる事業/地域の産業を守り育てる事業/みんなで築く安心・安全なまちづくり事業 | ||||
3位 | 北海道中札内村 | |||
・1万円⇒中札内産豚肉メガ盛り4kg (モモ肩切り落とし500g×7パック、ミンチ500g) ・1万円⇒中札内産豚ロースがっつり2.5kg (スライス500g×5パック) ・1万円⇒十勝野ポーク味付け肉セット1.3kg (バラねぎ塩だれ400g、ロースみそ漬け400g、豚ジンギスカン500g) ・1万円⇒十勝野ポークスライスセットA 1kg (ローススライス300g、肩ローススライス300g、バラスライス400g) |
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【寄付金の使い道】地域づくり、人材育成のために(ふるさと活性化基金)/観光振興のために/保健・福祉・医療、子育て支援のために(福祉基金)/教育や文化・芸術の振興のために(文化振興基金)など | ||||
■以降のランキングはこちら!⇒お得な『ふるさと納税』ランキング~豚肉編~特産品でもらえる『豚肉』で得する自治体は? |
今回紹介した5自治体のうち4自治体は、昨年のランキングでは圏外だった自治体だ。必ずしも、「昨年お得だった自治体=今年もお得」というわけではないので、ぜひ、上位約40自治体をまとめた「お得な『ふるさと納税』ランキング~豚肉編~特産品でもらえる『豚肉』で得する自治体は?」もチェックして、今年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1700以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認のうえ、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」で第1位に輝いた
宮崎県椎葉村の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」では、8人に1人が当たる“抽選”という条件が付いているものの、1万円の寄付で「豚肉4.6kg+お楽しみ加工品」がもらえる「宮崎県椎葉村(しいばそん)」が第1位という結果に。そこで今回は、「椎葉村」のふるさと納税担当者・椎葉さんにお話を伺った。
「今まで『椎葉村』では、『ふるさとチョイス』でしか寄付を受け付けていなかったのですが、今年からは、新たに『楽天市場』でも寄付の受け付けを開始しました。その影響もあって、7月までに、当初の想定よりも多い1230万5001円の寄付金をいただいております。また、今回の『ふるさと納税ランキング~豚肉編~』で第1位をいただいた『椎葉放牧豚』を返礼品として選ばれている方が多く、そちらも寄付金額を伸ばしている大きな要因だと思います」
「楽天市場」から寄付すると、買い物したときと同じように、最低でも1%分のポイントが貯まる。ただでさえお得な「ふるさと納税」だが、「楽天市場」から自治体に寄付すれば、さらに節税できるため、節約上手な人からの寄付が集まったのだろう。
(※関連記事はこちら!⇒楽天ポイントがお得に貯まる「3つの習慣」を伝授!楽天市場での買い物で常にポイント還元率を8%超にキープしておくための基本的で簡単な方法を大公開!)
もちろん、「椎葉村」の特典が魅力的なのも寄付が集まった要因の一つ。特に、「椎葉放牧豚」の特典が人気とのことだが、今回のランキングで第1位に輝いた「椎葉放牧豚日本一セット(合計4.6kg+加工品)」は、どのような経緯で提供を始めたのだろうか。
「『椎葉村』で豚の放牧を行なっている唯一の畜産農家さんが、『椎葉放牧豚』の存在を広めたいという考えをお持ちでしたので、『ふるさと納税』の返礼品に採用することを決めました。4.6kgもの豚肉をお送りできるのは、抽選に当選された方だけになってしまうものの、このような破格のボリュームの特典を用意できたのは、『村のPRや納税につながるのであれば』という思いがあったからこそです」
「ふるさと納税」をキッカケに「椎葉放牧豚」の存在を知ってもらえれば、ネット通販で購入するなどのリピーターも出てくるはずなので、事業者にとってもメリットは大きい。味などの実力はあるものの、知名度が伴っていない特産品を知ってもらうためには、「ふるさと納税」は非常に有効的だろう。
続いて、「椎葉村」に寄付した人からは、どのような反響があったのか伺った。
「寄付者の方々からは、『ふるさと納税を通して椎葉村のことを知った』というお声を数多くいただいております。その中でも、『椎葉村に観光しに行きたい』というような方が多いのは非常に嬉しいですね。結果的に、『ふるさと納税』が観光面でのPRにもつながっているので、今後とも力を入れていきたいと思っております」
「椎葉村」の場合は、「日本三大秘境」の一つに数えられるほど風光明媚な地域なので、一度その存在を知ってもらえれば、観光に来てもらえる可能性は高くなるはずだ。やはり、「ふるさと納税」は、自治体のことや特産品のことをPRするには最適な制度だと言えるだろう。
「今後も『椎葉放牧豚』の農家さんなどのお力を借りながら、村の総力を挙げて『ふるさと納税』に取り組んでいきたいと考えております。寄付金を集めることだけを目的にするのではなく、観光面でのPRや『椎葉村』の特産品を日本中に広めていけるようなアクションも起こしていきたいと思います」
「椎葉村」のように、「ふるさと納税」を活用して、自慢の特産品を全国の人に知ってもらおうと考える自治体は数多くある。今回のランキングを参考にして、コストパフォーマンスの優れた自治体に何度も寄付するのもおすすめだが、さまざまな自治体に寄付して、全国各地のブランド豚をお得に食べ比べてみるのもいいだろう。
(取材・文/小林倫太郎[A4studio])
【2016年度版】
もらえる豚肉の量は、ほとんどの自治体で増加傾向に!
絶品のブランド豚をお得に味わうチャンス到来か!?
「ふるさと納税」を活用して肉をいっぱい食べたい、という人におすすめの特典が「豚肉」だ。豚肉は牛肉よりも安価なため、同じ額を寄付したとしても、豚肉のほうがもらえる量は圧倒的に多い。例えば、1万円の寄付で3kg以上の豚肉をもらえる自治体も存在するほど、豚肉の特典はコストパフォーマンスが優れているのだ。
とはいえ、「ふるさと納税」で豚肉を特典にしている自治体は200以上もあるため、自分でコスパの良い自治体を探すのは困難だろう。そこで、ザイ・オンライン編集部では、今年も「1万円の寄付につき、どのくらい多くの豚肉がもらえるか」を指標にしてランキングを作成!
昨年は、1万円の寄付で豚肉が2kg程度もらえればランキング上位に食い込めたが、なんと今年は、1万円の寄付で豚肉を3kgもらえる自治体でも、トップ10圏外となっている。つまり、大量の豚肉を特典として用意する自治体が急増し、豚肉はすっかり「ふるさと納税」における激戦ジャンルと化しているのだ。
さっそくランキング発表といきたいところだが、まずは「ふるさと納税」の仕組みについて改めて説明しておこう。
「ふるさと納税」とは、「納税」と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度のことだ。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば、控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。
また、制度改正により、2015年からは控除額が約2倍にUP! つまり、2014年以前の控除額が3万円だった人は、今は6万円ほどになっている。さらに、制度改正前は、サラリーマンであっても、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、現在は、寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている。
要するに、控除対象額以内におさえれば実質負担額は2000円のままで、よりお得に、よりお手軽になったのだ。ただし、2016年から、「ワンストップ特例制度」を利用するためには、マイナンバーの記入と本人確認の書類が必要になったので注意しよう。
※2000円以外が戻ってくる上限額の詳細は下記の記事を参照!
⇒4月1日からふるさと納税のお礼品を申し込もう! 寄附できる限度額やワンストップ特例の解説、都城市など5つの人気自治体とお礼の品も紹介!
さて、いよいよ「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」を発表! ザイ・オンライン編集部が、豚肉の特典を用意している自治体を調査して、コストパフォーマンスが優れている自治体をまとめたので、ぜひ、今年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい!
【第1位】1万円の寄付で豚肉5kg!
肉の特典なら、この自治体に任せれば間違いなし!
「宮崎県都城市」が昨年に続いての2連覇を達成!

今年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」で第1位となったのは、昨年と同じ「宮崎県都城市」だ。見事に2連覇を達成した。
さらに「都城市」は、今年の「ふるさと納税ランキング~牛肉編~」で第1位、「鶏肉編」では第2位だった。「都城市」が牛肉、鶏肉、豚肉の「肉の3部門制覇」を果たすのも、そう遠くないかもしれない。
そんな肉の特典を多数取り揃える「都城市」に1万円の寄付をすると、「都城美鮮豚 切り落とし大容量5kgセット」「都城産バイオ茶ポーク“メガ盛”5kgセット」「都城産菜のはな豚『得盛り』こま切れ5kgセット」のいずれかをもらえる。
去年は、「1万円の寄付で豚肉4kg」で第1位を獲得した「都城市」だが、今年は豚肉のボリュームを1kg増やした上に、豚肉の種類まで拡充させている。今年の特典は、それぞれ別の事業者が育てているブランド豚で、豚に与える飼料が違う分、肉の味にも個性があるのだとか。
また、「都城市」は、「霧島裂罅水(きりしまれっかすい)」という天然の地下水が湧き出ており、その清らかな水は、おいしい豚肉や牛肉などの生産に役立つほか、銘酒の「霧島」シリーズをはじめとした焼酎造りにも役立てられている。
肉と焼酎の特典が豊富な「都城市」は、「ふるさと納税」でも人気の自治体なので、今回紹介した豚肉の特典も、入荷するとすぐに品切れとなってしまう。しかし、何度も受付を再開しているので、こまめに「都城市」のページをチェックするといいだろう。
なお、当記事の最後には、「都城市」のふるさと納税担当者に行なったインタビューを掲載している。「牛肉編」のランキング作成時に行なったインタビューとは違う角度から話を聞いたので、ぜひご一読を!
【第2位】9000円の寄付で豚肉4kg!
乳酸菌を配合した独自の飼料で育てられた
「乳豚」がもらえる「福岡県福智町」!

第2位には「福岡県福智町」がランクイン!
福岡県中央部にある「福智町」は、2006年に「赤池町」「金田町」「方城町」のそれぞれが合併して生まれた、人口2万4000人ほどの町。町名の由来となった標高901メートルの「福智山」は、九州百名山の1つに数えられており、登山客が訪れるだけではなく、貴重な水源林にもなっている。福智山は、名実ともに町のシンボルなのだ。
そんな「福智町」に9000円の寄付をすると、「乳豚ボリュームタップリ切り落とし4kg」がもらえる。つまり、寄付金額1万円あたり約4.4kgの豚肉がもらえる計算だ。「乳豚」とは、小麦に乳酸菌を組み合わせた独自の飼料やミネラルが豊富な阿蘇の黄土、磁気活性水を使用して飼育した豚のこと。これらの飼育方法により、きめ細やかなサシの入った甘い豚肉になるのだとか。
残念ながら現在、同特典は在庫切れとなっている。しかし、8000円の寄付で1kg以上の「乳豚」がもらえる「しゃぶしゃぶ鍋セット」などは申し込めるので、同特典で「乳豚」の味見をして、気に入ったら来年の「ふるさと納税」で、「乳豚ボリュームタップリ切り落とし4kg」を申し込むといいだろう。
【同率3位】1万円の寄付で豚肉4kg!
おいしさの理由は香川県ならではの飼料にあり!
「オリーブ豚」などがもらえる「香川県三木町」!

第3位には、「1万円の寄付で豚肉4kg」の特典を用意している自治体が6つ並んだ。今回は、その中から3つの自治体を紹介しよう。
まず紹介するのは、今年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」でも第3位にランクインした「香川県三木町」だ。
人口2万8000人ほどの「三木町」は、県庁所在地の高松市中心部や高松空港から車で30分ほどの距離にあるため、ベッドタウンとして機能し、香川大学に通う学生たちでも賑わっている。また、「さぬき姫」や「女峰」といったブランドいちごの栽培が盛んで、町内にある観光農園では、60分間食べ放題のいちご狩りも楽しめる。
そんな「三木町」に1万円の寄付をすると、「オリーブ豚モモスライス4kg」や「国産豚モモ・ウデ切落し4kg」がもらえる。
「オリーブ豚」は、他の豚肉よりも果糖(フルクトース)が多く含まれており、濃厚な甘みを感じられる品種。他の豚肉よりも甘い理由は、オイルを搾った後のオリーブの果実を加熱乾燥させ、飼料に混ぜているからだ。オリーブは、ポリフェノールやビタミンEなど、抗酸化物質が豊富で、それらの成分が、豚の甘みや旨味を引き出す一助となっているのだ。
ちなみに、「三木町」は、「オリーブ豚」と同じノウハウで生産された「オリーブ牛」のステーキや肩ロースなどの特典も用意されている。「オリーブ牛」も、甘みを強く感じられる肉だそうなので、興味がある人はこちらも申し込んでみるといいだろう。
【同率3位】1万円の寄付で豚肉4kg!
町内の割烹旅館でも使われている
「いち美豚」などがもらえる「茨城県境町」!

続いては、今年の「ふるさと納税ランキング~牛肉編~」で、「都城市」と並んで同率1位だった「茨城県境町」だ。
茨城県南西部の猿島郡に位置し、利根川に面している「境町」は、江戸と奥州とを結ぶ水運の要地として栄えてきた。恵まれた立地に、暖かな気候も手伝って、米やキャベツ、長ねぎやトマトなどの農業分野に強い町でもある。
そんな「境町」に1万円の寄付をすると、「いち美豚バラエティーセット4kg」または「茨城県産豚肉モモ・切り落とし ドカ盛り4kg」がもらえる。
「境町」で育てられた「いち美豚」は、とても柔らかい肉質で、町内のカフェダイニングや割烹旅館でメニューに採用されるなど、「境町」の人々にも愛されている豚肉。また、特典の「いち美豚バラエティーセット4kg」は、500gずつ小分けに発送してくれるため、さまざまな料理に使いやすいのが嬉しい。
ちなみに、「境町」は、1万円の寄付でもらえる「梅山豚(めいしゃんとん)しゃぶしゃぶセット480g」などの特典も用意している。「梅山豚」とは、一般的な豚の2倍の時間をかけて飼育されている上に、日本国内でたった100頭ほどしか飼われていない幻の豚。コストパフォーマンスの良い「いち美豚」もいいが、なかなか食べられない「梅山豚」に申し込んでみるのもおすすめだ。
【同率3位】1万円の寄付で豚肉4kg!
広大な自然の中でのんびり育った
「ロイヤルポーク」がもらえる「宮崎県木城町」!

最後に紹介するのは「宮崎県木城町(きじょうちょう)」だ。
「木城町」は、宮崎県中央部の児湯郡に属する人口5200人ほどの町。のどかな山林風景に囲まれている「木城町」は、かつて、文豪の武者小路実篤が「理想郷」を実現させるべく、「新しき村」という農業共同体を設立した土地でもあった。
そんな「木城町」に1万円の寄付をすると、「ロイヤルポーク メガ盛 豚小間切れ4kg」または「ロイヤルポーク バラエティー4kgセット」がもらえる。
「ロイヤルポーク」は、豚肉特有の臭みが抑えられており、味がさっぱりしているのが特徴。その理由は、地元産の甘藷(かんしょ=サツマイモ)や米、パン粉を配合したオリジナルの飼料が与えることで、肉の旨味に影響するオレイン酸の含有量が高くなるためだという。
また、「木城町」では「宮崎牛」を生産しており、1万円の寄付で「宮崎牛カルビ500g」や「宮崎牛サーロイン400g」などがもらえる特典も用意している。豚肉だけではなく、牛肉が欲しい人にもおすすめの自治体なので、一度、「木城町」のWebサイトをチェックしてみてほしい。
改めて、今回紹介した自治体をまとめると、以下の通りとなる。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2016年度 「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2016年12月7日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | |||
寄付金の使い道 | |||||
1位 | 宮城県都城市 | ||||
・1万円⇒都城美鮮豚 切り落とし大容量5kg (切り落とし500g×10パック) ・1万円⇒都城産バイオ茶ポーク“メガ盛”5kg (切り落とし1kg×5パック) ・1万円⇒都城産菜のはな豚「得盛り」こま切れ5kg (こま切れ500g×10パック) ・1万円⇒都城産バイオ茶ポーク“特盛”4.5kgセット(合計4.5kg) (ローススライス800g、ハンバーグ150g×8パック、 切り落とし250g×10パック) |
![]() などがある |
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【寄付金の使い道】ふるさと子ども支援/ふるさとまちづくり支援/ふるさと環 支援/ふるさとスポーツ・文化振興支援/ふるさと長寿支援/ふるさと特別支援/ふるさと支援(特に指定がない場合) | |||||
2位 | 福岡県福智町 | ||||
・9000円⇒乳豚切り落とし4kg ・7600円⇒乳豚まんぞくセット2kg (乳豚切落し1kg、乳豚ミンチ1kg) ・9600円⇒乳豚バラエティーCセット2kg (乳豚バラブロック1kg、乳豚モモブロック1kg) |
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【寄付金の使い道】活力あるまちづくり事業/住んでみたくなるまちづくり事業/魅力ある人づくり事業 | |||||
3位 | 香川県三木町 | ||||
・1万円⇒オリーブ豚モモスライス4kg (モモスライス1kg×4パック) ・1万円⇒国産豚モモ・ウデ切落し4kg (国産豚モモ2kg、ウデ2kg) ・1万円⇒オリーブ豚焼肉用1kg (ロース500g、バラ500g) ・1万円⇒オリーブ豚シャブ用1kg (ロース500g、バラ500g) |
ほか、1万円で「オリーブ牛(金)ロースステーキ 200g×2枚」などがある | ||||
【寄付金の使い道】自然環境及び地域景観の保全並びに活用に関する事業/少子高齢化対策に関する事業/教育環境整備及び青少年の健全育成に関する事業/安心・安全で住みよいまちづくりに関する事業/スポーツ、芸術及び文化の振興に関する事業/観光資源の開発及び伝統行事の伝承に関する事業/農山村振興対策に関する事業/その他目的達成のために町長が必要と認める事業 | |||||
3位 | 茨城県境町 | ||||
・1万円⇒いち美豚バラエティーセット4kg (ひき肉500g×2パック、味付け肉(スタミナ味)500g×2パック、 ロース焼肉500g×2パック、バラスライス500g×2パック) ・1万円⇒4億円達成記念!茨城県産豚肉モモ・切り落とし ドカ盛り4kg (豚モモ肉スライス500g×4パック、豚肉切り落とし500g×4パック) ・1万円⇒茨城県産豚肉切り落とし3kg (切り落とし500g×6パック) ・1万円⇒いち美豚 ますますお得!ド、ど~んと3kg (豚小間切れ500g×6パック) |
ほか、1万円で「塚原牧場の幻の豚『梅山豚』点心セット(餃子30g×8個、焼売30g×8個、小籠包30g×6個、肉饅頭120g×3個、玉子炒飯200g×2パック)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】教育文化の向上に関する事業/住民福祉の増進に関する事業/都市基盤と生活環境施設の整備に関する事業/農業振興と商工業の育成に関する事業/指定なし/被災の復旧に関する事業 | |||||
3位 | 宮崎県木城町 | ||||
・1万円⇒ロイヤルポーク メガ盛 豚小間切れ4kg (ウデモモ小間切れ豚肉4kg) ・1万円⇒ロイヤルポーク バラエティー4kg (豚モモスライス600g×3パック、豚ウデスライス600g×3パック、 豚ロース(一口とんかつ用)40g×5個×2パック) ・1万円⇒ロイヤルポーク 豚BBQ 3kg (豚バラ焼肉用1kg、豚モモ焼肉用2kg) ・1万円⇒ロイヤルポーク 特旨 豚しゃぶしゃぶ3kg (豚バラ1kg、豚肩ロース1kg、豚モモ1kg) |
ほか、1万円で「宮崎県産豚ハムセット1(粗挽きウインナー90g、粗挽き行者にんにくウインナー90g、ペッパーボンレスハム280g、ホワイトロースハム380g、ベーコン140g、ビアフルトチーズ90g)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】子育て支援/地域福祉支援/産業振興支援(農林業・商工業)/木城えほんの郷支援(観光) | |||||
※以降のランキングはコチラ!⇒お得な「ふるさと納税」ランキング~豚肉編~特産品でもらえる「豚肉」で得する自治体は? |
第1位の「都城市」以外は、昨年のランキングには名前が挙がらなかったニューフェイスの自治体だ。このように、「ふるさと納税」に力を入れる自治体が年々増えてきているので、今後も上手に活用していこう。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1500以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2016年度の豚肉ランキングで第1位に輝いた
「宮崎県都城市」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
1万円の寄付で豚肉5kgがもらえるという圧倒的なコストパフォーマンスの良さで、2年連続で第1位となった「宮崎県都城市」。今回は、「都城市」のふるさと納税担当者・野見山さんに、「牛肉編」に続いて今年2回目となるインタビューをお願いした!
「4月から10月末までで、30億円に迫る勢いの寄付金額が集まっており、これは前年度の同時期に比べると1.5~2倍の金額です。『ふるさと納税』の第一の目的は『都城市』のPRなんですが、その目的は達成されつつありまして、『ふるさと納税』がきっかけで『都城市』のことを知った、という方が数多くいらっしゃいます。また、いただいた寄付を財源として活用し、普段できないような事業に取り組むこともできています」
「都城市」では、1万円の寄付で「都城美鮮豚 切り落とし大容量5kgセット」「都城産バイオ茶ポーク“メガ盛”5kgセット」「都城産菜のはな豚『得盛り』こま切れ5kgセット」のいずれかがもらえる。これらのお得な特典を提供している事業者は「スーパー大浦」「ミートクリエイト」「エムツー」と、それぞれ異なっているが、「都城市」では、どのように事業者との信頼関係を築いているのだろうか。
「『ふるさと納税』に参入してくれている事業者さんは、我々が『市をPRするために、お得な特典を用意したいです』と会いに行き、そこで手を挙げていただいた方々です。どこの事業者さんも『都城市のPR』を念頭に置いて力を貸してくださっていますので、お得な特典を用意できるのは、企業努力によるところが大きいと感じています。また、事業者さんは、自分たちで負担金を持ち寄り、協議会を作っていらっしゃるんですよ。我々もそこに足を運んで、生産者の方々と意見交換をしながら、寄付者の方々に、より喜んでもらえる特典を追求しています」
「都城市」がお得な特典を多数用意できる理由は、市が持っている「ふるさと納税」に対する熱意を事業者に伝え、さまざまな事業者がその思いに応えてくれたからなのだろう。
ところで、豚を育てる事業者が違えば、肉の味も変わってくるのだろうか。
「やはり変わってきますよ。畜産農家さんによって、飼料の内容は当然異なりますし、豚肉の味にも違いが出てくるはずです。変な言い方になってしまうかもしれませんが、余裕のある方はぜひ、『都城市』に寄付していただいて、それぞれの豚肉の食べ比べをしていただきたいと思います(笑)」
最後に、「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」で2連覇したことに対して、率直な感想を伺った。
「『ふるさと納税』の特典に関しては、賛否両論のいろいろなご意見があるかと思います。しかし、地方の農家さんや事業者さんにとっては、自分たちの特産品を対外的にPRできるビッグチャンスであり、地元の産業の振興に大きく寄与するものでもあります。事業者さんたちの努力によって、今回のような結果をいただけたのは喜ばしいことですし、事業者さんたちも頑張った甲斐があったのではないでしょうか。今後も、量が多いのではなく、本当に品質の良い特典をお届けしていきたいと考えています」
「都城市」のキャッチコピー「MADE IN 都城」の通り、「都城市」が用意している特典は、基本的に市の中で生産している。地元産のお得な特典を用意することで、ただ単に「ふるさと納税」で「都城市」をPRするだけではなく、地元の産業を活性化できるというわけだ。
このように「ふるさと納税」は、寄付者と自治体の双方にメリットがある制度。まだ、「ふるさと納税」に挑戦したことない人も、今回のランキングを参考にして、お得においしい豚肉を手に入れよう!
(取材・文/森井隆二郎[A4studio])
【2015年度版】
牛肉よりも大量ゲットが可能な「豚肉」は
特産品として用意している自治体が180以上もある人気ジャンル!
国内では牛肉や鶏肉よりも多く消費されている「豚肉」。当然、「ふるさと納税」の特典としても人気があり、各地のブランド豚はもちろん、さまざまな部位が一挙にゲットして楽しめる「豚肉セット」を特典とする自治体は、180以上と多い。
「豚肉」は牛肉に比べ市場価格が割安なため、牛肉と同じ寄付金を納めても送られてくる重量(グラム数)は断然多く、お得感がたっぷり。「牛肉よりも豚肉が好き!」という納税希望者にとっては願ったり叶ったりの特典内容となっている。
「豚肉」を特産品として用意している自治体が多く、しかも納税者にも人気があるジャンルだけに、昨年のランキングからは大きな変動がある。それだけ各自治体がしのぎを削り合う、群雄割拠のジャンルとなっているのだ。
それでは、ランキング発表にいく前に、ここで改めて「ふるさと納税」について簡単に説明しておこう。
「ふるさと納税」とは“納税”と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。
さらに! 制度改正により2015年から控除額が約2倍にUP! つまり昨年までの控除額が3万円だった人なら、今年は6万円ほどを寄付しても、実質負担額は2000円で済むようになっている。
しかも! 昨年まではサラリーマンでも、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、今年からは寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている。
要するに、控除対象額以内におさえれば実質負担額は2000円のままで、よりお得に、よりお手軽な仕組みに進化しているのだ。もはや「ふるさと納税」は「やらなきゃ損する」お得な節税対策と言えるだろう。
さて、ここからはいよいよ激戦の「お得な『ふるさと納税』ランキング~豚肉編」を発表していく! 今年度のもっともお得な自治体、さらに新たにランキング上位に登場してきた注目の自治体は一体どこだ!?
【第1位】1万円以上の寄付で豚肉がなんと4kg!
「牛肉ランキング」でも2位の「宮崎県都城市」が
自慢の「黒豚」を大盤振る舞いして第1位に!
2015年度版の「ふるさと納税ランキング~豚肉編」で第1位に輝いたのは、昨年ランク外だった「宮崎県都城市」。しかも、そのお得度は圧倒的。1万円を寄付してもらえる量はなんと4kgで、2位以下に大差をつける結果となった。「ふるさと納税ランキング~牛肉編」の第1位が1万円の寄付で2kgなので、量だけで考えると2倍となる。
「都城市」が提供する豚肉は、年間日照時間2000時間という都城盆地の環境が育てられた「Mの国 黒豚」。JA都城の4名の生産者グループが生産しており、甘藷(かんしょ=サツマイモ)や大麦などが入った指定飼料をふんだんに与えることで、ほのかな甘みや黒豚本来の深みのある旨味を引き出し、隣県・鹿児島の黒豚に負けないブランドの確立を目指している。
1万円の寄付でもらえる特産品の内容は、この「Mの国 黒豚」の切り落とし、モモスライスと、「都城産の豚」の切り落とし、モモスライスをそれぞれ1kgずつ、合計4kgの「都城産豚・Mの国 黒豚4kgセット」となっている。
「都城市」は豚肉に限らず、牛肉、鶏肉の産出額も全国1位(平成18年度の調査)で、前回発表した「ふるさと納税ランキング~牛肉編」でも2位にランクイン。“畜産王国”とも呼ばれる土地柄の特長を「ふるさと納税」でも発揮しているのだ。
残念ながらこちらの特典は、そのお得さが評判となり、現時点(9月14日)では受付が締め切られてしまっているが、再入荷される可能性もあるので「都城市」の「ふるさと納税」サイトをこまめに確認しておこう。
記事の最後には「都城市」の「ふるさと納税」担当者に「1位を獲得できた秘密」を聞いているので、そちらのインタビューもチェックしてほしい。
【第2位】1万円以上の寄付で豚肉2.55kg!
「綾ぶどう豚」が人気の「宮崎県綾町」が昨年1位から陥落も
宮崎県が「豚肉ランキング」でワンツーフィニッシュ!
第2位は昨年度の第1位だった「宮崎県綾町」。惜しくも今年は順位を下げてしまったが、1万円の寄付で2.55kgというのは超お得。同じ宮崎県の「都城市」とワンツーフィニッシュを達成し、宮崎県が畜産に強いことを証明する結果となった。
「綾町」に寄付をしてもらえる「綾ぶどう豚」とは、町内で生産されている「綾ワイン」をつくる工程で生じる「ぶどうを搾った後の果皮や種子」を「豚用サプリメント」として与えて育てた「綾町」ならではのブランド豚。
1万円の寄付でもらえる内容は「ロースとんかつ用肉(100g×4枚)」「肩ロースしょうが焼き用(200g)」「バラ焼肉用(400g)」「ももしゃぶしゃぶ用(うす切り、750g)」「ぶどう豚ハンバーグ(100g×8個)」の合計2.55kgとなっている(7月6日にセット内容が以前より一部変更)。
昨年度も申込が殺到して、長くて半年待ちにもなった人気の特産品で、現時点(9月14日時点)では自治体のサイトから申し込みが可能だが、いつ終了するかわからないので早めにチェックしよう!
【同率3位】1万円以上の寄付で豚肉2.5kg!
ビタミンEやオレイン酸豊富で老化や生活習慣病にも
有効とされる「榛名ポーク」がもらえる「群馬県榛東村」
第3位には、1万円の寄付で2.5kgの豚肉がもらえる2つの自治体がランクイン。まずは、昨年ランク外から同率3位にランクアップした「群馬県榛東村」を紹介しよう。
「榛東村」は群馬県中央部に位置し、人口は1万4308人と決して多くはないが、近年では県内主要都市のベッドタウンとして人口は増加傾向にあるという。高塚古墳など古代遺跡も多く、観光では見どころが多い点もこの村の特徴だ。
そんな「榛東村」が自信を持って特産品として提供しているのが「榛名(はるな)ポーク」という豚肉。油脂分の少ないマイロ(モロコシの一種)、タピオカ、麦などを主な成分とした飼料によって育てられた豚で、その中でも特に「ロース肉」「肩ロース肉」「バラ肉」のみが「榛名ポーク」という呼称で販売されているという。
「榛名ポーク」の特長は、他の豚肉に比べてビタミンEやオレイン酸が多く含まれており、細胞の老化や動脈硬化などの生活習慣病を防ぐ効果があるとされている点。おいしいだけでなく健康になる効果もあるとは、ありがたすぎる特典だ。
1万円の寄付で「榛名ポークしゃぶしゃぶセット(ロース・肩ロース・バラ合わせて2kg)」がもらえるが、こちらの特産品は「1日限定4セット」となっているので、毎日チェックしてみよう!
ちなみに「榛東村」では1万円の寄付で「上州牛の焼肉セット(肩・モモ・バラ合計1kg)」「上州牛のしゃぶしゃぶセット(肩・モモ合計1kg)」も選べ、こちらも「ふるさと納税ランキング~牛肉編」で同率2位にランクインしているお得な特産品。利根川水系と山々に囲まれて育った上質な「榛名ポーク」と「上州牛」を一度にもらって食べ比べるのもいいのでは?
【同率3位】1万円以上の寄付で豚肉2.5kg!
昨年同様上位にランクインした口当たりまろやかな
「黒岩豚太くん」がもらえる「岩手県北上市」
昨年度の2位より順位を下げたものの、今年も相変わらずお得な特産品がもらえるのが「岩手県北上市」だ。
「北上市」に1万円を寄付してもらえるのは、その名も「黒岩豚太(くろいわとんた)くん」という変わった名前だが、その内容は「北上市」の黒岩地区で、北上産の飼料用のお米を食べて育った豚肉。お米を使用して育てられた「黒岩豚太くん」は、味・肉質がまろやかなのが特徴だ。
昨年度は「ローススライス」500g×5パックという内容だったが、今年度は「ロース」625g×2パック、「バラ」625g×2パックの合計2.5kgとなっているため、昨年以上にさまざまな料理に利用することができるようになった。
「北上市」では、毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は前後する)に「黒岩豚太くん」の追加申込を受け付けているが、その人気の高さからすぐに予定数量に達してしまう。追加する日程は予告されるので、事前に調べて申し込もう!(ちなみに、次回は9月24日(木)の予定!)
【第5位】1万円以上の寄付で豚肉2.3kg!
徹底した品質管理で風味&食感抜群の「弓豚」を
昨年度よりも300g多くもらえるようになった「茨城県石岡市」
昨年度は1万円の寄付で2kgがもらえ、同率3位だった「茨城県石岡市」。今年度は重量自体は昨年の2kgから2.3kgへの300gも増量してお得度はアップしたものの、残念ながら第5位にランクダウン。
昭和レトロの街並みや歴史的スポット、美しい里山が印象的な「石岡市」で、徹底した環境整備によって飼育された「弓豚」は「SPF豚協会」の認定を受けたブランド豚。キメの細かい肉質は、「石岡市」の地下に古来より蓄えられている豊潤な水とともに豚が育っていくからだとか。
1万円の寄付で合計2.3kgがもらえる「弓豚ヘルシーセット」の内容は、「ひとくちヒレ500g」「モモしゃぶしゃぶ用600g×2」「モモスライス600g」という豚肉の中でも脂身の少ない部位のセットで、健康が気になる方でも気兼ねなく楽しめる。
ほかにも「石岡市」では、1万円の寄付で「ロース500g」「バラ500g」「モモ600g」の合計2.1kgがもらえる「弓豚しゃぶしゃぶセット」、「ロース500g×2」「バラ500g×2」の合計2kgがもらえる「弓豚焼肉セット」、さらに「ロースステーキとんかつ用500g」「肩ローススライス500g×2」「スペアリブ500g」の合計2kgの「武熊たくま豚詰合せセット」など、豚肉の特産品が豊富に揃っている。
ちなみに、実際に「石岡市」に寄付をして「弓豚しゃぶしゃぶセット(合計2kg)」を食べたザイ・オンラインのY部員によると「香りがよく、食感も柔らかくて、4歳の子どもも『おいしい!』と絶賛していた」とのこと。
こちらは現在(9月18日時点)でも受付中なので、ヘルシーに豚肉を堪能したい人はぜひチェックしていただきたい。
【第6位】1万円以上の寄付で豚肉2.2kg!
山、湖と豊かな自然で育ったモチモチ食感が特徴的な
「サンゴク豚」がもらえる「茨城県小美玉市」
通常、「お得なふるさと納税ランキング」では、上位5自治体をピックアップするのだが、今回の「豚肉編」に関しては、第5位と第6位の差があまりに僅差だったため、特別に第6位まで公開しよう。
第6位にランクインしたのは「茨城県小美玉市」。第5位の「石岡市」にわずか100g及ばなかったが、1万円の寄付で2.2kgの「サンゴク豚Bセット」のほか、2.0kgの「サンゴク豚Cセット」、1.8kgの「サンゴク豚Aセット」なども用意されているラインアップの魅力は上位に決して負けていない。
「小美玉市」は2006年に「小川町」「美野里町」「玉里村」が合併して誕生した新しい市だ。南部には日本で二番目に広い湖「霞ヶ浦」、西には名峰「筑波山」がある自然豊かな環境で養豚された「サンゴク豚」は、まだまだ全国的な知名度はない。しかし、サツマイモを多く入った飼料を与えることで、獣臭が少なく、甘さと香ばしさを兼ね備えたモチモチな食感を実現しており、「小美玉市」自慢のご当地豚肉となっている。
1万円の寄付で2.2kgがもらえる「サンゴク豚Bセット」の内容は「ロースしゃぶしゃぶ用(300g)」「バラしゃぶしゃぶ用(350g)」「ロース焼肉用(300g)」「バラ焼肉用(350g)」「小間切れ(900g)」となっている。
さらに「サンゴク豚Aセット」では「ロースしゃぶしゃぶ用(300g)」「バラしゃぶしゃぶ用(350g)」「ロース焼肉用(300g)」「バラ焼肉用(350g)」「ロース切身(500g)」の合計1.8kg、「サンゴク豚Cセット」では「ロース焼肉用(500g)」「モモ焼肉用(800g)」「バラ焼肉用(350g)」「小間切れ(350g)」の合計2.0kgと、いずれにしても「ふるさと納税」でもらえる特産品としてはトップクラスのお得度を誇っている。
これらの「サンゴク豚セット」は、いずれも月2回、在庫を更新しているので、随時チェックしておくと運よくゲットできるかも!
さて、改めて今回紹介した「2015年度版・お得な『ふるさと納税』ランキング~豚肉編~」をまとめると、以下のとおりとなる。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2015年度 「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2015年9月14日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | |||
寄付金の使い道 | |||||
1位 | 宮崎県都城市 | ||||
・1万円⇒都城産豚・Mの国黒豚4kgセット(合計4kg) (黒豚切り落とし500g×2パック、黒豚モモスライス500g×2パック、 豚切り落とし500g×2パック、豚モモスライス500g×2パック) ・1万円⇒都城のお肉バラエティセット・白(合計3.18kg) (宮崎牛と都城産豚の加工品、ハンバーグ160g×4枚、 ソース100g×2パック、スモークソーセージ300g×2パック、 生ハム切り落とし120g×2パック、都城産豚切り落とし500g×3パック) |
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【寄付金の使い道】ふるさと子ども支援/ふるさとまちづくり支援/ふるさと環境支援/ふるさとスポーツ・文化振興支援/ふるさと長寿支援/ふるさと特別支援/ふるさと支援(特に指定がない場合) | |||||
2位 | 宮崎県綾町 | ||||
・1万円⇒綾ぶどう豚食べ尽くしセット(合計2.55kg) (ロースとんかつ用肉100g×3枚、バラ焼肉用550g、 ももしょうが焼き用肉550g、ももしゃぶしゃぶ用肉550g、 ウデ小間切れ用肉600g) |
ほか、1万円で「日向夏種なし」(2.5kg×2箱)、「自然生態系農業の甘藷(かんしょ5kg)&野菜セット」などがある | ||||
【寄付金の使い道】綾町の照葉樹林と名水が世界遺産の指定を受けるための事業/綾町が取り組む自然生態系農業に関する事業/綾町の産業観光とスポーツ等合宿を振興/綾町の次代を担う青少年育成/綾町の高齢者を敬う福祉/その他町長が必要と認める事業 | |||||
3位 | 群馬県榛東村 | ||||
・1万円⇒榛名ポーク焼き肉セット(合計2.5kg) (ロース、肩ロース、バラあわせて2.5kg) |
ほか、1万円で「上州牛焼き肉セット」「上州牛しゃぶしゃぶセット」(それぞれ合計1kg)、6000円で「キミちゃん 高原りんご(5kg)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】自然環境の保全/村民健康増進及び福祉の向上/産業の振興及び魅力ある観光地づくり/文化財や生涯学習、文化振興/その他目的達成のために必要な事業 | |||||
3位 | 岩手県北上市 | ||||
・1万円⇒黒岩豚太くん(合計2.5kg) (ロース625g×2パック+バラ625g×2パック) |
ほか、1万円で「黒岩りんご(ふじ、5kg)」「くろべこや3種セット」(北上産和牛時雨煮などを含む)などがある | ||||
【寄付金の使い道】展勝地公園など市民の憩いの場の整備/小中学校などの安全安心な教育環境づくり/企業の製品高付加価値化や新分野への進出支援など産業の基盤づくり/北上川の悠久な流れなど心に残る原風景を守り育てる景観づくり/子育てや高齢者にやさしい環境づくりなど | |||||
5位 | 茨城県石岡市 | ||||
・1万円⇒弓豚ヘルシーセット(合計2.3kg) (ひとくちヒレ500g、モモしゃぶしゃぶ用600g×2、モモスライス600g) ・1万円⇒弓豚しゃぶしゃぶセット(合計2.1kg) (ロース500g、バラ500g×2、モモ600g) ・1万円⇒弓豚焼肉セット(合計2.0kg) (ロース500g×2、バラ500g×2) ・1万円⇒武熊たくま豚詰合せセット(合計2.0kg) (ロースステーキとんかつ用500g、肩ローススライス500g×2、 スペアリブ500g) |
ほか、1万円で「ハム・ソーセージセット(1カ月100セット ボンレスハム約500g、ベーコン約500g、粗引きソーセージ4本、チョリソー4本)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】教育環境充実/中心市街地活性化/企業誘致プロジェクト/地域の魅力アップ/観光・交流推進/農林業振興/子育て応援/安全・安心/生涯現役プロジェクト | |||||
6位 | 茨城県小美玉市 | ||||
・1万円⇒サンゴク豚 Bセット(合計2.2kg ※月2回在庫更新) (ロースしゃぶしゃぶ用300g、バラしゃぶしゃぶ用350g、 ロース焼肉用300g、バラ焼肉用350g、小間切れ900g) ・1万円⇒サンゴク豚 Aセット(合計1.8kg ※月2回在庫更新) (ロースしゃぶしゃぶ用300g、バラしゃぶしゃぶ用350g、 ロース焼肉用300g、バラ焼肉用350g、ロース切身500g) ・1万円⇒サンゴク豚 Cセット(合計2.0kg ※月2回在庫更新) (ロース焼肉用500g、モモ焼肉用800g、バラ焼肉用350g、小間切れ350g) |
ほか、1万円で「サンゴク餃子&サンゴク豚みそ漬けセット(餃子25個×2、豚みそ漬け250g×2)」、「ヨーグルト&プリンセット(のむヨーグルト130ml.×5、でせーるふらん(プリン)×4などのセット」などがある | ||||
【寄付金の使い道】次代を担う人づくりプロジェクト/健やかで安心安全なまちプロジェクト/魅力のある地域づくりプロジェクト | |||||
※第7位以降のランキングはコチラ!⇒お得な「ふるさと納税」ランキング~豚肉編~特産品でもらえる「豚肉」で得する自治体は? |
トップ6のうち、3つの自治体が今年度から新たに登場。「ふるさと納税」の特典として「豚肉」を提供する自治体も、昨年度の約50から今年度は約180となるなど、いかに豚肉というジャンルに今年度から新たに力を入れた自治体が多いということがわかる。
今回紹介した6つの自治体以外にもまだまだコストパフォーマンスがいい自治体があるので、公開中の7位以下のランキング記事もチェックしてほしい。
(上位の6つ以外の自治体を含むランキングも公開中!⇒【2015年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~豚肉編~特産品でもらえる「豚肉」で得する自治体は?)
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1500以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!
2015年度の「ふるさと納税ランキング~豚肉編」第1位の
宮崎県都城市の「ふるさと納税」担当者を直撃!
今回、ザイ・オンライン編集部で調査した結果、激戦区の「豚肉」部門で第1位になった「宮崎県都城市」の「ふるさと納税」担当の総合政策課・野見山さんを直撃インタビューしてみた!
「昨年度の初頭くらいから、『都城市』の対外的アピールを強化しようという方針になっていました。そこで、全国的に注目を浴びていた『ふるさと納税』を、このアピールのツールにできないかと考え、去年10月7日から『都城市』の特産品である肉と焼酎を『ふるさと納税』の特典とすることで広く知ってもらおう、ということになりました」
それにしても、2位以下に圧倒的な差をつけることができた理由は何なのでしょうか?
「『都城市』は牛、豚、鶏肉の産出額が全国の市町村で1位ということもあって、必然的に他の自治体さんよりもおいしいお肉をたくさんお届けできるのではないでしょうか。事業者さんも本当に一生懸命頑張って用意していただいています。我々も肉と焼酎の生産自治体としては、全国のトップでいたいという思いが強いので、今回1位に選んでいただけて非常にうれしいですね」
あまりにお得な特典に、申込者はすでに殺到。その反響は当初の予想にはるかに超えるものだという。
「以前は年間の寄付額は毎年300万円前後でしたが、今年の4月から7月末までで申込件数が6万666件、寄付額が8億2033万7268円と、『ふるさと納税』の特典を充実させたことで、その額は飛躍的に上がりました。しかも、市に寄付金が集まるというだけでないんです。一年のうち、『なかなか売上が伸びない』という時期もあるものなんですが、『ふるさと納税』の特典を提供する事業者さんにとっては安定的に売り上げが伸びて、非常に活気づく効果も出ているので大変喜ばれています。地方の経済を元気にするのに『ふるさと納税』は非常にいい制度だと感謝しています」
肉と焼酎と言えば、すぐに「都城市」を連想してもらえるようになることが理想だと語るが、今回のようなランキングで上位にランクインすることも、理想に近づく一歩と言えるだろう。「都城市」のように「ふるさと納税」をうまく活用すれば、自治体と地元の生産者がともに収入を増やし、地方経済を活気づけることにつながるのだ。
こちらのランキング(お得な「ふるさと納税」ランキング~豚肉編~特産品でもらえる「豚肉」で得する自治体は?)には、「ふるさと納税」の特典で豚肉がもらえる自治体のランキング上位を掲載中なので、「ふるさと納税」のおいしい特典に舌鼓を打ちながら地方経済に貢献しよう!
(取材・文/武松佑季、日下部貴士[A4studio])
【2014年度版】
「ふるさと納税」でもらえる特産品の中でも重量級!
第1位の自治体はまさかの実質2000円で2kgオーバー!!
生姜焼き、しゃぶしゃぶ、角煮など、ご飯との相性が抜群のおかずとなる「豚肉」。もちろん、ふるさと納税でもらえる特産品の中でも大人気の食材で、取り扱う自治体数はなんと50以上! その中には「三元豚」「黒豚」「ルビー豚」「弓豚」など、各地方の有名ブランド豚がズラリと並んでいる。
同じ肉でも牛肉に比べると割安で取引される豚肉は、ふるさと納税の特産品となったときには驚くほどの重量(グラム数)になる。1万円(実質2000円)の寄付でも、単身者はもちろん家族でもお腹一杯、十二分に食欲と栄養を満たせるだろう。

「ふるさと納税」の特典に豚肉を用意している50以上の自治体のなかでも、“メガ豚級”と言えるのが「鹿児島県垂水市」。なんと100万円以上の寄付で「美湯豚1頭分+黒豚1頭分=合計2頭分の豚肉」がもらえるのだ。1頭分=約50kgのお肉ということなので、2頭分だと合計100kgの豚肉が届くということになる。豚肉は冷凍保存もできて、季節を問わずにさまざまな調理方法で楽しめる食材とはいえ、さすがに個人で寄付をすると消費するのが大変そうだが、実際にその肉塊を眺めてみたい気分にはなる。もちろん、「鹿児島県垂水市」では1万円の納税で「桜島美湯豚600g」など、気軽に頼めて消費できる量の特典も用意しているので、自分に見合った納税額で同自治体のブランド豚を堪能することもできる。
「ふるさと納税」を活用することで、こうしたご当地自慢のブランド豚肉などを家庭で味わうことができ、なおかつ上限と条件はあるものの支払う税金が控除されるのである。
ここで改めて説明しておくと、「ふるさと納税」とは、納税(寄付)した翌年に確定申告をすれば、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。いくら控除されるかは納税者によって異なるが、例えば控除の対象となる寄付金の上限額が3万円の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち2万8000円が控除対象額となるのである。
つまり、1万円以上の寄付で和牛をもらえる3自治体があるとすれば、各自治体に1万円ずつ寄付をして種類が異なる3つのブランド豚肉をゲットしても、何と実質負担額は2000円で済むのだ。
そこで今回は「ふるさと納税」の特典で「豚肉」がもらえる自治体のお得度をザイ・オンライン編集部が調査し、ランキングを作成!
ただし、各ブランド豚肉の単価は細かく異なるため、今回は「寄付金額5000円以上3万円未満・加工品なし・素材豚肉のみ」という基準に見合ったもののなかから、「寄付額に対してもらえる重量(グラム数)」の多さでランキングを作成した。さっそく紹介していこう。
【第1位】1万円の寄付で「綾ぶどう豚」2.55kg!
宮崎の大自然で育ったジューシーなブランド豚を
惜しげもなく大盤振る舞いしてくれる「宮崎県綾町」
ワインの生産地としても名高い「宮崎県綾町」に「ふるさと納税」をすると、当地でつくられるワインの製造過程で出た原材料の「ぶどう」の搾りかすなどを飼料に加えて育てたブランド豚「綾ぶどう豚」が特典としてもらえる。「綾ぶどう豚食べ尽くしセット」と名付けられた特典はボリューム満点で、「ロースとんかつ用100g×3枚」「モモしょうが焼き用550g」「モモしゃぶしゃぶ用550g」など、その重量は合計でなんと2.55kg! ザイ・オンライン編集部が調べたところ、1万円の寄付(実質2000円)で2.55kgというのは「ふるさと納税」で豚肉をもらえる自治体のなかで全国トップだ。すでに大人気のため、発送までに2~4カ月程度はかかるが、現時点で締め切りの予定はなし。詳細は記事の最後にある宮崎県綾町の「ふるさと納税」担当者への取材で確認してほしい。
【第2位】1万円の寄付で「黒岩豚太くん」2.5kg!
「岩手県北上市」では、市内の黒岩地区で育った
豚肉の「ローススライス2.5kg」を新しく特典に追加!
第2位には、9月8日に「ふるさと納税」でもらえる特産品を大量に新規追加した「岩手県北上市」がランクイン! 新しく追加された特産品のなかでも注目なのが、1万円の寄付で2.5kgもの豚ロースのスライスで、その名も「黒岩豚太(くろいわとんた)くん」。少し変わった名前だが、「黒岩豚太」とは北上市の黒岩地区で北上産の飼料用のお米を食べて育った豚肉の名称。そのロースをスライスしたものが2.5kgももらえるのは超お得! 500g×5パックに小分けされているので、保存するにも料理するのも使い勝手がよさそうだ。ほかにも、1万円の寄付で「ひとめぼれ10kg」「リンゴ5kg」「根菜類あじわいセット5kg程度」など、お得な特産品が新規追加されているので、受付終了の自治体が増えてきている今からでも間に合うぞ! また、人気のために受付終了となっているが、北上市では5000円で「白ゆりポーク900g」という特典も用意されていたので、豚肉好きの初心者は来年の北上市の特典にも注目しておこう。
【同率3位】1万円の寄付で「奥利根もち豚」2kg!
2014年7月末に特産品を大幅にリニューアル!
一気にランキング上位に食い込んだ「群馬県沼田市」
2014年7月末に「ふるさと納税」の特産品を大幅にリニューアルしてランクインしたのが「群馬県沼田市」。リニューアル前には特産品のなかに豚肉はなかったが、リニューアル後は1万円の寄付(実質2000円)で「奥利根もち豚」を「ロース厚切り、バラスライス各1kg」の合計2kgももらえるという大盤振る舞いを始めた。「奥利根もち豚」は飼料に大麦を多く使い、ゆっくりと時間をかけて育てているので焼いても肉質が固くならず、名前の通り“おもち”のような食感と噛めば溢れる肉汁が自慢とのこと。ただし、人気が殺到したために、残念ながら9月中旬で申し込みは終了している。しかし、1万円の寄付で「奥利根もち豚・利根沼田チーズ加工品セット」として、「奥利根もち豚」を使用したソーセージやベーコン、ロースハム、ハンバーグなどのセット1.5kg程度がもらえるので、試してみてもいいだろう。また、来年以降の「群馬県沼田市」の特産品にも要注目だ。
【同率3位】1万円以上の寄付で「弓豚」2kg!
焼き肉、しゃぶしゃぶ用の弓豚に人気殺到!
徹底した品質管理の「弓豚」がもらえる「茨城県石岡市」
同率3位となった「茨城県石岡市」も、残念ながら10月1日で申し込みが終了してしまったが、1万円に寄付でもらえる「ふるさと納税」の特産品の内容は「弓豚しゃぶしゃぶ・焼き肉用詰合せ」として「しゃぶしゃぶ用ロース500g、肩ロース500g」「焼肉用ロース500g、肩ロース500g」で合計2kg、「弓豚焼き肉用詰合せ」として「ロース1kg、肩ロース500g、バラ500g」で合計2kgなどの「弓豚」の肉が用意されていた。「弓豚」は「SPF豚協会」の認定を受け、徹底した品質管理のもとに育てられたブランド豚肉で希少価値も高いだけに人気が殺到したのもうなずける。「茨城県石岡市」では、1万円の寄付で「お米15kg」など、お得な特典が数多く用意されているのでチェックしてみよう。
【第5位】1万円で「しゃぶしゃぶ用豚肉」1.8kg!
豚肉特有の臭み、アクが出ないので鍋にピッタリ!
こだわりの飼料、環境で育てられた豚肉がもらえる「北海道当別町」
同率4位には「北海道当別町」がランクイン。札幌までわずか20kmほどながら、大規模な農場が多い当別町の「浅野牧場」で育てられた“健康豚”の「しゃぶしゃぶ用豚肉」が、1万円の寄付で1.8kgももらえる。浅野牧場は飼料の原料に当別産の小麦を利用し、アルカリイオン水を飲ませているだけでなく、町内でとれるお米の籾殻を広々とした飼育スペースに敷き詰めて走り回れる環境をつくっており、「豚肉特有の臭みがない」「アクがほとんど出ない」と評判なので、しゃぶしゃぶにはピッタリ! 当別町にはほかにも「とうもろこし」「じゃがいも」など、北海道らしい特典も用意されていて、北海道でも注目の自治体だ。
ここで改めて、第1位から第5位までのランキングをまとめると、次のページのようになる。
第1位から第5位までのランキングをまとめると以下のとおり。
◆2014年度 「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2014年9月30日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 寄付金の使い道 | |||
1位 | 宮崎県綾町 | ||||
・1万円→綾ぶとう豚食べ尽くしセット(計2.55kg) (ロースとんかつ用100g×3枚、バラ焼き肉用550g、 ももしょうが焼き用550g、ももしゃぶしゃぶ用550g、 ウデ小間切れ用600g) |
綾町の照葉樹林とユネスコエコパーク推進のための事業/綾町が取り組む自然生態系農業に関する事業/綾町の産業観光とスポーツ等合宿を振興する事業など | ||||
2位 | 岩手県北上市 | ||||
・1万円→黒岩豚太くん(2.5kg) (ローススライス500g×5パック) |
展勝地公園など市民の憩いの場の整備に/小中学校などの安全安心な教育環境づくりに/企業の製品高付加価値化や新分野への進出支援など | ||||
3位 | 群馬県沼田市 | ||||
・1万円→奥利根もち豚(2kg) (ロース厚切り、バラスライス各1kg) |
笑顔と元気あふれる健康づくり(福祉政策)に関する事業/新しい時代を担うひとづくり(教育施策)に関する事業など | ||||
3位 | 茨城県石岡市 | ||||
・1万円→ 弓豚焼肉用詰合せ(計2kg)、 弓豚しゃぶしゃぶ・焼肉用詰合せ(計2kg)、 弓豚ブロック詰合せ(計2kg) |
教育・文化づくり(ひとを育み文化を育むまちづくり)/保健・医療・福祉づくり(元気で安心して暮らせるまちづくり)など | ||||
5位 | 北海道当別町 | ||||
・1万円→ 浅野農場しゃぶしゃぶセット(1.8kg) |
当別イメージアップ戦略事業/東京都有楽町「どさんこプラザ」出展事業/札幌市アンテナショップ「HUGマート」出展事業など | ||||
※第6位以降のランキングはコチラ!⇒お得な「ふるさと納税」ランキング~豚肉編~特産品でもらえる「豚肉」で得する自治体は? |
ちなみに、惜しくも5位までには入らなかったが、6位以下にも豚肉がもらえるお得な自治体が目白押し。例えば、「山形県庄内町」の「三元豚ボリューム満点セット」は庄内産三元豚の厚切りロースなど計1.5kg。「鹿児島県伊佐市」の「『幻の黒』伊佐の贅沢黒豚セット」は鹿児島県随一のブランド豚「黒豚」を1.5kgもらうことができる。これらのランキングは後日公開予定なので楽しみにしておいていただきたい。
なお、「ふるさと納税」を実施している自治体は1500以上に上るため、今回のランキングはあくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報をお持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!
1万円の寄付で「綾ぶどう豚(2.55kg)」がもらえる
第1位「宮崎県綾町」の「ふるさと納税」担当者を直撃!
今回の調査で第1位に輝いた「宮崎県綾町」。なぜ2.55kgもの超重量でなおかつ部位豊富に納税者に大盤振る舞いできるのだろうか。そこで綾町役場で「ふるさと納税」を担当している、総務税政課・小崎将司さんにお話を伺った。
「実は昨年度の同特典は3kg以上の豚肉を用意していたんですよ。つまり2013年度の方がもっとお得だったわけですけど、さすがに関係者から『ちょっと減らそうか(笑)』という声がチラホラ出てきまして、今年度からは2.55kgとしました。量は若干減りましたが豚肉は自治体としてもかなり“攻めた特典”で、豚肉の特典は昨年に引き続きご支持をいただいているので、もちろん特典の中でも現在人気No.1です。今後は“ぶどう”豚だけではなく、同地域のぶどうワインにも注目していただきたいです」
「宮崎県綾町」はこれまでの牛肉やお米など、ほかのランキングでも上位にランクインするほど「ふるさと納税」に力を注いでいる自治体だ。人気自治体とあって寄付金額などもさぞやうなぎ上りかと思いきや……。
「今の時期は寄付件数も若干落ち着いていますね。ありがたいことに昨年度の寄付金額は約2億5000万円で、今年度は7月末時点で1億円を超えたくらいです」
金額的に落ち着いたとはいえ、昨年の金額が群を抜いて高額なのだから、今後の特典増加にも大いに期待が持てるだろう。しかも、「ふるさと納税」によってこれだけ注目を浴びたことで、綾町にはいい効果が表れているという。
「『ふるさと納税』に力を入れたことで町に起こった一番の変化は雇用が増えたことですね。生産、管理、発送などふるさと納税に関係する仕事の需要が大きく増加し、若者への雇用対策としても『ふるさと納税』は効果的だということがわかりました」
「ふるさと納税」の特典が豪華になることで「寄附金のほとんどが特典のコストで消えてしまうのでは?」という疑問を持つ人もいるが、綾町のように「ふるさと納税」に関する雇用が生まれ、その地域が活性化すれば、それは集まった寄付金以上の価値を自治体にもたらす可能性もある。地域にあった合った仕組みを上手に取り入れる自治体が増えていけば、「ふるさと納税」は寄付する人にも自治体にも、その地域の人々にも明るい将来をもたらしてくれるはずだ。
今後、掲載予定の「【2014年度版】お得な『ふるさと納税』ランキング~豚肉編」では、「ふるさと納税」の特典で豚肉がもらえる26の自治体をランキング形式で紹介する。たくさんの豚肉がもらえたり、好きなブランド豚がもらえたり、「ふるさと納税」の使い道に共感できる自治体を選んで、あなたも「ふるさと納税」にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
(取材・文/東賢志、昌谷大介[A4studio])
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3万9600円 | AMEX | - |
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【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や、世界1300カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトで要確認。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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