日本の株式相場牽引の根底に流れるキーワードが“ROE”という経営指標だ。ネット証券各社が提供するレポートにも、ROE関連情報・銘柄が大量に掲載されており、投資法の傾向がいくつか見られる。今回は、複数のネット証券レポートに掲載された株の銘柄と、各レポートに掲載されたROE投資のポイントを紹介しよう。
ROE(株主資本利益率)とは、「自己資本を元手にどれだけ利益をあげたか」(当期純利益/株主資本)という経営効率を見る指標だ。現在は、企業に効率経営が求められる時代のため、注目を集めている。
最初に、ネット証券各社のレポートに複数掲載されたROE関連銘柄を紹介しよう【図表1】。表に掲載された分類A~Oの内容は後述する。この表を利用した投資のアイデアも紹介する。各レポートの出所は、記事の最後にまとめた。原典のレポートには、さらに多くの銘柄や、詳しい情報が掲載されている。興味を持たれた方は原典をチェックしてほしい。
【図表1】複数のネット証券レポートに掲載された銘柄一覧
ジャンル | ROE・株価上昇期待 | 高ROE銘柄 | 20万円以下JPX400銘柄 | 信用需給 | |||||||||||
分類 | A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O |
銘柄名(コード) | 15年度ROE8%超 | 自社株買い期待 | 財務戦略 | 海外投資家比率 | 増配予定 | 自社株取得設定 | JPXファンド影響 | ROA対比低PBR | ROA比高PBR、成長 | 業績堅調 | 高ROE | 低PER | 高配当 | 11/7取組改善 | 11/14取組改善 |
北海道電力(9509) | ○ | ○ | |||||||||||||
三井海洋開発(6269) | ○ | ○ | |||||||||||||
九州電力(9508) | ○ | ○ | |||||||||||||
NEC(6701) | ○ | ○ | |||||||||||||
コニカミノルタ(4902) | ○ | ○ | |||||||||||||
ケネディクス(4321) | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
TDK(6762) | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
川崎汽船(9107) | ○ | ○ | |||||||||||||
コナミ(9766) | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
牧野フライス(6135) | ○ | ○ | |||||||||||||
トピー工業(7231) | ○ | ○ | |||||||||||||
コーセル(6905) | ○ | ○ | |||||||||||||
鴻池運輸(9025) | ○ | ○ | |||||||||||||
タチエス(7239) | ○ | ○ | |||||||||||||
ヤマトHD(9064) | ○ | ○ | |||||||||||||
ジャンル | ROE・株価上昇期待 | 高ROE銘柄 | 20万円以下JPX400銘柄 | 信用需給 | |||||||||||
分類 | A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O |
銘柄名(コード) | 15年度ROE8%超 | 自社株買い期待 | 財務戦略 | 海外投資家比率 | 増配予定 | 自社株取得設定 | JPXファンド影響 | ROA対比低PBR | ROA比高PBR、成長 | 業績堅調 | 高ROE | 低PER | 高配当 | 11/7取組改善 | 11/14取組改善 |
信越化学(4063) | ○ | ○ | |||||||||||||
日本郵船(9101) | ○ | ○ | |||||||||||||
双日(2768) | ○ | ○ | |||||||||||||
マクドナルド(2702) | ○ | ○ | |||||||||||||
帝人(3401) | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
三井化学(4183) | ○ | ○ | |||||||||||||
京都銀行(8369) | ○ | ○ | |||||||||||||
三菱地所(8802) | ○ | ○ | |||||||||||||
山崎製パン(2212) | ○ | ○ | |||||||||||||
八十二銀行(8359) | ○ | ○ | |||||||||||||
損保JPNK(8630) | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
アルプス電気(6770) | ○ | ○ | |||||||||||||
ヒロセ電機(6806) | ○ | ○ | |||||||||||||
ダイハツ工業(7262) | ○ | ○ | |||||||||||||
東京精密(7729) | ○ | ○ | |||||||||||||
ジャンル | ROE・株価上昇期待 | 高ROE銘柄 | 20万円以下JPX400銘柄 | 信用需給 | |||||||||||
分類 | A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O |
銘柄名(コード) | 15年度ROE8%超 | 自社株買い期待 | 財務戦略 | 海外投資家比率 | 増配予定 | 自社株取得設定 | JPXファンド影響 | ROA対比低PBR | ROA比高PBR、成長 | 業績堅調 | 高ROE | 低PER | 高配当 | 11/7取組改善 | 11/14取組改善 |
しまむら(8227) | ○ | ○ | |||||||||||||
コムシスHD(1721) | ○ | ○ | |||||||||||||
パーカライ(4095) | ○ | ○ | |||||||||||||
楽天(4755) | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
ファストリ(9983) | ○ | ○ | |||||||||||||
トプコン(7732) | ○ | ○ | |||||||||||||
シマノ(7309) | ○ | ○ | |||||||||||||
オリンパス(7733) | ○ | ○ | |||||||||||||
キーエンス(6861) | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
ファナック(6954) | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
ティーガイア(3738) | ○ | ○ | |||||||||||||
特殊陶(5334) | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||
丸紅(8002) | ○ | ○ | |||||||||||||
三井物産(8031) | ○ | ○ | |||||||||||||
ローム(6963) | ○ | ○ |
*表中の銘柄名をクリックすると最新の株価チャートがご覧になれます。
低ROE→高ROEなら株価が化ける!
2000年以降の個別銘柄のデータを分析したところ、日本市場では「前期から当期にかけてROEが8%未満から8%以上へと切り上がった銘柄は、平均的に高いパフォーマンスを記録している」との結果が得られたという(レポート1:SMBC日興証券)。高ROE銘柄を買うのではなく、ROEが上昇する時の株価上昇を期待して買う、という戦略だ。
【A】ROEが2014年度8%未満~2015年度8%超(レポート1)
2014年度予想ではROEが8%未満だが、2015年度予想で8%を超える銘柄(為替想定を1ドル=110円に変更で8%超に達する銘柄を含む)として73銘柄を掲載している。
【B】余剰資金で自社株買いすればROE8%以上に(レポート1)
日銀の追加金融緩和から、インフレの可能性が高まり、キャッシュリッチ企業が余剰資金の有効活用(自社株買い、増配、M&A、設備投資)に乗り出す、という考えをもとに銘柄をピックアップ。
具体的には「来期予想でもROE8%未満だが、現在保有する余剰資金を自社株買いに活用すれば8%以上を達成できると計算される銘柄」として78銘柄を選別。
【C】財務戦略変更によりROE向上に向く可能性がある銘柄(レポート1)
「議決権行使助言大手のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は、2015年の助言方針として過去5期の平均ROEが5%を下回る企業の取締役選任議案への反対を推奨すると決定した」という。
このISSの反対推奨の対象になりうる銘柄は、必ずしも高ROEになる銘柄ではないが、「財務戦略の変更を通じてROE向上に取り組む可能性がある」としており、58銘柄を掲載している。
【D】海外投資家からプレッシャーがかかりそうな低ROE銘柄(レポート4)
「低ROE企業などは、自社株取得などを行い、ROEを高めてくる可能性がありそう。また、海外投資家の持株比率の大きい企業などは、プレッシャーにもなりそうである」として、海外投資家比率の大きい低ROE銘柄(東証1部)を34銘柄掲載している。
【E】増配予定銘柄、【F】自社株所得枠設定企業(レポート6)
「今後、積極的な株主還元は市場の主要なテーマの一つとして重要度を増していく」、「脱デフレの入口にたった現在、手元に過度な資金を蓄えておくことは非効率であろう。今後は益々、株主還元策積極取組企業が注目を集める」という観点から、「主な増配企業」10銘柄、「主な自社株取得枠設定企業」10銘柄が紹介されている。
【G】JPX日経400先物上場のインパクト(レポート2)
11月25日にJPX日経400先物取引が開始となった。「株価指数先物が上場すると裁定取引が行われるため、指数構成銘柄の流動性が高まる」という。
そして、「GPIF等公的年金などが、今後、数兆円規模でパッシブファンドを組成すれば、時価総額の割に流動性が低い銘柄にポジティブインパクトが予想される」。
もし、2兆円のJPX日経400パッシブファンドが組成され、1兆円のTOPIXパッシブファンドが解約された場合に、インパクトが大きな銘柄として、20銘柄を紹介している。
高ROE銘柄を買う場合「好業績」は必須条件
「ROEが8%を超える銘柄は今年度にTOPIX構成銘柄の46%、来年度に52%に達すると予想される」(レポート1:SMBC日興証券)。高ROE銘柄に投資する際の問題は、すでに株価が高いかもしれない、という点にある。
投資のヒントは「高ROE銘柄を達成している銘柄の投資戦略は基本的に業績に基づいて考えるべき」(レポート1:SMBC日興証券)という指摘だ。
【H】PBRが割安な好業績銘柄(レポート1)
ROE8%以上の高ROE銘柄では、「ROEよりもROAの水準に比してPBRが低いものが特に有望」だという。
「ROA(総資産利益率)=純利益÷総資産」だが、ROAで使われる「総資産」とは、ROEで使われる株主資本に負債を加えたもの。負債も考慮した上で、効率経営が行われている銘柄が選別される。
レポートでは、「来期予想ベースのROA対比でPBRが低く(ただし、PBR が低過ぎる=バリュートラップリスクの銘柄は除外)、対3カ月前からの経常利益予想修正率がプラスの銘柄」として、52銘柄を紹介している。
【I】PBRが割高でも株価が上昇しそう(レポート1)
予想ROA対比でPBR水準が高いが、成長プレミアムを付与されたまま高パフォーマンスを維持する可能性がある銘柄として38銘柄が掲載されている。
【J】高ROEで業績堅調な銘柄(レポート3)
ROE重視の流れが強まる中で、「銘柄選別に当たってはこうした流れを軸に据え、業績も考慮した戦略が有効」だという。
今期、来期予想5%以上の増収、10%以上の経常増益、自己資本比率が20%以上など、5つの項目から高ROEで業績堅調な企業、15銘柄が紹介されている。
日銀・GPIFが追加運用する銘柄(レポート5)
「日本銀行、GPIFという2つの大投資家の後押しが期待出来る銘柄が、中・長期的な投資対象として良さそう」とアドバイスしている(レポート5:SBI証券)。具体的には、次の4項目で絞り込んだ50銘柄から、さらにK、L、Mの項目でトップ5ランキングを出している。
・個人投資家が買いやすい最低投資金額20万円以下
・JPX日経インデックス400採用
・予想配当利回りが市場平均以上
・予想PERが市場平均以下
【K】JPX日経400採用銘柄の「高ROE」上位
現時点で実績ROE(連結)の高い順に5銘柄を選定。 建設、自動車、情報・通信、サービス、銀行と様々な業種から選ばれている。
【L】JPX日経400採用銘柄の「低PER」上位
「収益面から見た割安銘柄」として、予想PERの低い順に5銘柄を掲載。全て総合商社が選ばれている。
【M】JPX日経400採用銘柄の高配当利回り上位
「中・長期的な保有目的の場合に重視されるインカムゲインに注目して、予想配当利回りの高い順に5銘柄」が掲載されている。総合商社2社、石油・石炭製品、小売、自動車などに分散。
信用需給と一緒にROE銘柄を選別する
【N】【O】取り組みが改善した銘柄~トレードの参考に(レポート7)
信用需給動向は、ROEのテーマとは関係ないが、掲載されている多くの銘柄が、これまで紹介してきたレポートの銘柄と重複している。【図表1】で、ROE関連銘柄の中から投資対象のアタリをつける場合に、信用需給の欄と組み合わせて、チェックしてみてほしい。
「週刊相場観測誌Market展望」(レポート7:マネックス証券)では、「取り組みが改善した銘柄」として、毎週15銘柄が掲載されている。「取り組み改善」とは、信用取引で、前週に比べて信用倍率が下がったことを意味している。
具体的例が【図表2】の銘柄。日本特殊陶業 (5334)は、信用倍率が0.33倍から0.16倍になり、信用売残が多いことから踏み上げ相場が起きている。

拡大画像表示
一方、しまむら (8227)や三菱地所 (8802)は下落中。このレポートで紹介されているのは、比較的信用倍率が低い銘柄が多いようで、上昇に転じるのを待ってから買えば、値が軽そうだ。もちろん最新の信用倍率はネット証券などでチェックしてほしい。
【図表3】銘柄掲載レポート出所一覧
レポート番号 | テーマ | レポート名・掲載日 | 掲載ネット証券 | 発信元 | 公開状況 | 図表1分類 |
1 | 「ROE8%」の投資戦略再考 | 週刊株式市場分析 11/12 | SMBC日興証券 | 株式調査部 | 会員向け | A,B,C,H,I |
2 | JPX日経400先物上場のインパクト | Weekly Outlook 11/13 | 投資情報室 | 会員向け | G | |
3 | ROEに着目した銘柄選別 | Weekly Outlook 11/20 | 会員向け | J | ||
4 | 海外投資家からプレッシャーがかかりそうな低ROE銘柄 | 週刊相場観測誌Market展望 11/17 | マネックス証券 | フィスコ | 会員向け | D |
5 | 「国策に売りなし」日銀・GPIFが追加運用する銘柄は!? | 福の神レポート 11/14 | SBI証券 | 藤本誠之氏 | ネット公開 | K,L.M |
6 | 「株主目線」が今後の日本株市場のキーワードに | 岡三グローバルウィークリー 11/17 | 岡三オンライン証券 | 岡三証券 | 会員向け | E,F |
7 | 信用需給動向 | 週刊相場観測誌Market展望 11/17・11/25 | マネックス証券 | フィスコ | 会員向け | N,O |
※本記事はネット証券の情報提供を目的としており、個別銘柄を推奨するものではありません。
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