【2015年度版】
1万円の寄付で3600mlものワインがもらえる自治体も!
「ふるさと納税」の特典で個性豊かな国産ワインを楽しもう!
1本1000円を下回る低価格の輸入品も多く出回り、現在は“第7次ブーム”とも言われるほど消費量が増えている「ワイン」。輸入だけでなく、国内のワイナリーも増加傾向が続いており、日本人にとって「ワイン」はより身近なお酒となってきている。
そんな「ワイン」は、「ふるさと納税」の特典としても人気だ。特に、ワイナリーの多い山梨県や長野県、北海道などを中心に、ワインを「ふるさと納税」の特典として提供している自治体は250以上と非常に多い。大容量の一升瓶(1800ml)を特典とする自治体もあれば、レアなご当地ワインを提供する自治体もあり、「ワイン」好きは選ぶのが大変なほど選択肢が豊富な状況となっている。
そこで今回は、ザイ・オンライン編集部が独自に調査した「お得な『ふるさと納税』ランキング~ワイン編」を発表する。
ランキングを発表する前に、「ふるさと納税」の制度について簡単に説明しておこう。
「ふるさと納税」とは“納税”と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となる。
さらに! 制度改正により2015年から控除額が約2倍にUP! つまり昨年までの控除額が3万円だった人なら、今年は6万円ほどを寄付しても、実質負担額は2000円で済むようになっている。
しかも! 昨年まではサラリーマンであっても、寄附金控除を受けるためには確定申告をする必要があったが、今年からは寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている。
要するに、控除対象額以内におさえれば実質負担額は2000円のままで、よりお得に、よりお手軽な仕組みになっているのである。「ふるさと納税」は利用しなければ損をする制度と言えるのだ!
さて、いよいよ「ふるさと納税でワインがもらえるお得な自治体ランキング」を発表していくのだが、「ワイン」の味や種類、ブランドによる優劣は個人の好みに大きく左右されるので、今回は「1万円の寄付に対してもらえるワインの量=コストパフォーマンス」の高さを選定基準にして、まずは上位5自治体のみを発表する。
後日、発表する記事では上位35自治体を発表するので、レアなワインや高価なワインが欲しい人はそちらを参考にしてもらいたい。
では、いよいよランキングを発表していこう!
【同率1位】1万円以上の寄付で白ワインが3600ml!
ワイナリーの数が日本一の“ワイン王国・山梨”から
一升瓶のワインが2本ももらえる「山梨県山梨市」が第1位に!
「ワインの合計量」をもとに調査した今回のランキングでは、3つの自治体が合計3600mlで同率1位に輝いたので、順に発表していこう。
同率1位の一つ目の自治体は、「山梨市一升瓶ぶどう酒 白2本おまかせセット」を用意した「山梨県山梨市」。1万円の寄付に対し、一升瓶ワイン(1800ml)を2本という実に太っ腹な特典内容だ。
なぜ、「山梨市」がこのような太っ腹な特典を用意できるのか。それは、山梨県が“ワイン王国”とも言われる、日本を代表するワインの産地だからだ。
同県にあるワイナリーは80を超え、その数は2位以下に圧倒的な差をつけて日本一の多さ。後日公開する上位35位までを集計したランキングでも、山梨県の自治体が数多く名を連ねている。
ちなみに山梨県特産の甲州種ブドウで造られた白ワインは、和食にも合う味わいが特徴で、「和食ブーム」の海外でも注目を集めており、世界市場へのチャレンジも始まっている。
そんな「山梨県山梨市」が、「ふるさと納税」の特典として提供している「山梨市一升瓶ぶどう酒 白2本おまかせセット」は、その甲州種のぶどうやデラウェア種のぶどうを使って作られたもの。普段は地域で生産された「ワイン」のほとんどすべてが地域で消費されるという「完全地域密着型ワイン」なのだそう。そんな「ワイン」を飲むことができるのも「ふるさと納税」の特典ならではだろう。
なお、「山梨市」では「ワイン」の特典が5つ用意されている。「一升瓶ぶどう酒(東晨 サンリバーAGONY2007)」は、すでに品切れとなっているが、今回同率1位となった「一升瓶ぶどう酒 白2本 おまかせセット」のほか、「ワイン720mlセット(赤白各1本おまかせセット、合計1440ml)」などは現在も受付中。
この記事の最後に「山梨市」の「ふるさと納税」担当者へのインタビューも掲載しているので、そちらも読んで、特典を選ぶ参考にしてほしい。
【同率1位】1万円以上の寄付で缶入りワイン3600ml!
珍しい「ハーブワイン」の飲み切りサイズ300ml×12本も。
「養命酒」との縁で「埼玉県鶴ヶ島市」が同率1位に!
同率1位の二つ目は、珍しい缶入りの「ハーブワイン」(300ml×12本)がもらえる「埼玉県鶴ヶ島市」。
「ワインのランキングに、なぜ埼玉県鶴ヶ島市が!?」と驚く人も多いと思うが、「鶴ヶ島市」がこの特典を用意できた背景には「養命酒製造株式会社」との長年の関係がある。
というのも「鶴ヶ島市」には、1961年から2006年までの長きにわたって「養命酒」の原料工場である旧埼玉工場が稼働しており、現在もその跡地は養命酒製造株式会社が太陽光発電所として活用されている。この歴史があったからこそ、「ワイン」の産地としては印象がない「鶴ヶ島市」が同率1位にランクインしたというわけだ。
特典の「ハーブワイン(HER HERBS)」は、ハーブティーやハーブビネガーも販売してきた養命酒製造株式会社が、過去に培ってきたハーブの知見を活かして開発したもの。
「ハーブワイン」には「ロゼ」と「白」の2種類がある。「ロゼワイン&ザクロ」は、ザクロ果汁とバラのつぼみなど5種類のハーブを配合した、しなやかブレンド。ルビー色にきらめく泡と、艶やかな香り、やわらかな味わいが特徴だ。
「白ワイン&ローズヒップ」は、ローズヒップ果汁とレモングラスやクコの実など、10 種類のハーブを配合した“うるおいブレンド”。ハニーカラーに輝く泡と、清涼感のある爽やかな香り、とすっきりとした飲み口が特徴となっている。
日本では「ハーブワイン」に馴染みがない人も多いかもしれないが、ヨーロッパではワインにハーブを合わせて飲むことは珍しくなく、ハーブの持つ様々な効果や豊かな風味を活かしたワインが古くから作られていたそうだ。飲んだことがない人は、ふるさと納税をきっかけにチャレンジしてみてはどうだろうか。
【同率1位】1万円以上の寄付で赤・白セットで3600ml!
県内でもワイナリーが集中する「山形県南陽市」では
一升瓶に入った赤と白がセットでもらえる!
もともと“フルーツ王国”といわれる山形県は、生食用、加工用ともに多彩な品種のぶどうを栽培している地域。それゆえ、以前からワイン醸造が盛んで、県内のワイナリーの数は14で、国内で4位となっている(平成27年6月、国税庁のデータ)。なかでも「南陽市」はその中心地として知られており、県内ワイナリーのうち4社が集っている。
「南陽市」にワイナリーが集中している理由は「盆地特有の寒暖差」「白竜湖から立ち上る湿った空気」「水はけのいい土地柄」など、ぶどう栽培に最適な条件が揃った場所だから。「南陽市」のワイン醸造の歴史は古く、明治の半ば頃にはすでに始まっていたそうだ。同市で開催される「ワインフェスティバル 2015 in 南陽」は、今年で44回目を迎えるほどの歴史を持っている。
「南陽市」に1万円の寄付をするともらえるのは、「おしょうしなワイン(赤、白セット。1800ml×各1本)」は、1939年に創業した「大浦葡萄酒」が作っているワイン。国産ワインコンクールでの受賞銘柄も多数持つ、名門のワイナリーだ。
名前の「おしょうしな」とは、置賜地方(山形県の内陸部南部)で使われる方言で、「ありがとう」という意味。感謝の気持ちを込めて造ったという素朴な味わいで、「赤」は軽い飲み口の辛口タイプ、「白」は爽やかな風味のやや甘口タイプ。毎日の食事の際に気軽に楽しめるワインとなっている。
【第4位】1万円以上の寄付で白・赤・ロゼなどセットで3050ml!
さまざまな種類の「ワイン」がセットでもらえる「山梨県笛吹市」は
栽培面積、収穫量、出荷量が第1位という「ぶどう」の産地!
第4位に入ったのは、山梨県のほぼ中央に位置する「山梨県笛吹市(ふえふきし)」に1万円を寄付するともらえる「モンデ酒造ワイン詰め合わせ」。甲州種のぶどうを使用した、すっきりとした辛口の「甲州辛口(白)」、ベリーA種を使用したバランスのとれた中口の「ベリーA(赤)」、巨峰種を使用したさわやかな甘口「巨峰ワイン(ロゼ)」と、720ml瓶が3本あるだけでも豪華だが、セット内容はまだ終わりではない。
さらに、プレミアム缶ワイン白(300ml×1本)、プレミアム缶ワイン赤(300ml×1本)、プレミアム缶ワインロゼスパークリング(290ml×1本)までついた6種類、合計3050mlの詰め合わせなのだ。
こんな豪華なセットが用意できるのは、このワインを製造する「モンデ酒造」が地元「笛吹市」の企業だから。なお同市には、家族で経営する小さなワイナリーから、他資本が参加した大きなワイナリーまで、複数のワイナリーが存在し、今年も「ぶどうEXPO2015」という大きなイベントが行われるなど、行政の側もワインのプロモーションに力を入れている。
「笛吹市」ではほかにも「無添加ワイン 白・赤・ロゼ(2本)の4本セット」「ワイン4本セット(甲州辛口・白720ml、あじろん・赤720ml、マスカットベリーA・赤720ml×2本)」などのお得な特典を用意していたが、これらはすでに品切れ。
ただし今回、第4位にランクインした「モンデ酒造ワイン詰め合わせ」のほか、国産ワインコンクールで3年連続金賞を受賞したワイナリー製造の「三之蔵ルージュ・甲州樽発酵赤・白詰合せ(720m×2本)」などは現時点(11月2日時点)でも受け付けているので、どれを選ぶかじっくり吟味してほしい。
【第5位】1万円以上に寄付でワイン2220ml+α!
限定販売の「ワイン」が2種類+梅酒500mlがもらえる
「ふるさと納税」ランキング常連の「宮崎県綾町」がランクイン!
第5位になったのは、昨年度の「ふるさと納税」の受入件数が6万2991件、受入額は9億4400万円で全国の自治体の中で4番目に多かった「宮崎県綾町(あやちょう)」。ザイ・オンラインの「お得な『ふるさと納税』ランキング」でも「豚肉編」や「牛肉編」で上位に顔を出す、「ふるさと納税」好きにとっては有名な自治体だ。
「綾町」に1万円を寄付してもらえるのが、町にある「酒泉の杜」という施設でしか手に入らない限定販売のお酒を詰め合せた「杜ガールセット」。セット内容は「綾のこんなに美味しいワイン(1500ml)」と「キャンベル・アーリー(ロゼ、720ml)」の2本のワインに加えて、「月知梅すっきりタイプ(梅酒、500ml)」がついてくる。
「綾町」にある「酒泉の杜」という施設は、運営する「雲海酒造」の焼酎蔵や清酒蔵、ワイナリー、ビール醸造所が集まっているほか、「綾町」の伝統工芸、特産品売店や温泉施設なども揃っており、「綾町」のテーマパークとなっている。
「綾町」では、ほかにも同じく1万円の寄付で「スパークリングワインセット(300ml×6本)」や「綾ワイン&ささみの燻製のセット(ワインは720ml×2本)」もある。お酒以外にも魅力的な特産品がたくさんあるので、「ワイン」と同じ土地でつくられた「食材」をつまみに楽しむ、というのがおすすめだ。
さて、改めて今回紹介した「2015年度版・お得な『ふるさと納税』ランキング~ワイン編~」をまとめると、以下のとおりとなる。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2015年度 「ふるさと納税」で「ワイン」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2015年11月2日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | |||
寄付金の使い道 | |||||
1位 | 山梨県山梨市 | ||||
・1万円⇒山梨市 一升瓶ぶどう酒 白2本おまかせセット(合計3600ml) (山梨産の白ワイン1800ml×2本。種類はおまかせ) ・1万円⇒山梨市 ワイン720ml 赤白各1本おまかせセット(合計1440ml) ・1万円⇒山梨市 ワイン720ml 白2本おまかせセット(合計1440ml) ・1万円⇒山梨市 ワイン720ml 赤2本おまかせセット(合計1440ml) |
ほか、1万円で「山梨市産 甘柿(15~20個)」や「山梨市 ぶどうジュース(1800ml×2本)」「手造り権三郎の米こうじみそ(1㎏×5袋)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】市街地や生活インフラの整備/地域資源を活かした産業経済の活性化/子育て・学校教育・福祉の充実など | |||||
1位 | 埼玉県鶴ヶ島市 | ||||
・1万円⇒ハーブワイン(HER HERBS)12本セット(合計3600ml) (HER HERBSロゼワイン&ザクロ300ml×6本 +HER HERBS白ワイン&ローズヒップ300ml×6本) |
ほか、1万円で「鶴ヶ島龍神ビール・グラスセット(330ml×10本、グラス2個付き)」や「プレミアム冷凍餃子(サイボクハム×ぎょうざの満洲、12個×10パック)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】未来を担う子どもたちを応援する事業 /地域で支え合う健康・福祉のまちづくりのための事業/身近な緑の保全と地球温暖化防止のための事業など | |||||
1位 |
山形県南陽市 | ||||
・1万円⇒おしょうしなワイン(赤、白のセット。1800ml×各1本、 合計3600ml) ・1万円⇒桃源郷ワイン赤白各2本(720ml×4本、合計2880ml) ・1万円⇒オオウラメルロ&オオウラエクセレント(辛口2本セット、 合計1440ml) |
ほか、1万円で「清酒セット(純米吟醸酒 初代利平・辛口、暴れ獅子・純米酒、東の麓、各720ml×3本セット)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】子育て支援宣言都市なんよう”の子育て応援事業/森林を保全し、自然豊かな郷土づくり事業など | |||||
4位 | 山梨県笛吹市 | ||||
・1万円⇒モンデ酒造ワイン詰め合わせ(合計3050ml) (甲州辛口720ml×1本、ベリーA720ml×1本、 巨峰ワイン720ml×1本、プレミアム缶ワイン白300ml×1本、 プレミアム缶ワイン赤 300ml×1本、 プレミアム缶ワインロゼスパークリング290ml×1本の 6種類の詰め合わせ) |
ほか、1万円で「無添加ワイン白・赤・ロゼ(2本)の4本セット(720ml ×4本)」や「ワイン4本セット(720 m×4本)」もあったが品切れ。1万円では「ワイン造り体験(ワイン720mlを2~3カ月後、自宅に2本お届け。1組2名)」もある | ||||
【寄付金の使い道】『日本一の桃源郷』の保全と活性化に関すること/地域振興に関すること/福祉に関することなど | |||||
5位 | 宮崎県綾町 | ||||
・1万円⇒杜ガールセット(ワインのみで合計2200ml) (綾のこんなに美味しいワイン1500ml、 キャンベル・アーリー(ロゼ)720ml、 月知梅すっきりタイプ(梅酒)500ml) ・1万円⇒スパークリングワインセット(合計1800ml) (スパークリング キャンベルアーリー300ml×6本、 スパークリングワイン デラウェア300ml×6本) |
ほか,1万円で「宮崎牛ステーキ(180g×2枚)」や「綾ワイン&ささみの燻製のセット(ナイアガラ(白)720ml×1本、マスカットベリー(赤) 720ml ×1本、鶏のささみ燻製10本)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】綾町の照葉樹林とユネスコエコパーク推進のための事業/綾町が取り組む自然生態系農業に関する事業など | |||||
※第6位以降のランキングは後日公開予定!お楽しみに! |
今回紹介した5つの自治体以外にもまだまだコストパフォーマンスがいい自治体があるので、後日公開する6位以下のランキング記事もチェックしてほしい。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1500以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2015年度の「お得なふるさと納税ランキング~ワイン編」第1位の
「山梨県山梨市」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
今回の「お得なふるさと納税ランキング~ワイン編」で、「埼玉県鶴ヶ島市」「山形県南陽市」と同率1位になった「山梨県山梨市」。そもそも、山梨県はぶどう作りに適した盆地で、それを活かして古くから日本のワイン醸造の中心となってきた地域。中でも「山梨市」はその代表と言える。そこで今回は「山梨市まちづくり政策課まちづくり担当」として、「ふるさと納税」にかかわる保科信二さんに話を伺った。
まず、今回の調査で第1位に輝いた「山梨市一升瓶ぶどう酒 白2本おまかせセット(1升瓶ワイン×2本)」という特典は、どのような経緯で生まれたのだろうか。
「山梨県は全国でも有数のぶどうの産地であり、古くからワインの生産も盛んです。そのため、美味しいワインも比較的安価に購入することができます。また、一升瓶のワインは他県では珍しいかもしれませんが、山梨県ではとてもポピュラーなもので、地域に愛される“地産地消のワイン”として生産が続けられてきました。今でも山梨で“ぶどう酒”と聞けば、この一升瓶ワインを思い浮かべる方が多いと思います。各家庭でワインを購入する際も、一升瓶サイズのものを選ぶのはごく普通のことです」(山梨市・保科さん)
「山梨市」が「ふるさと納税」の寄付者に返礼品の贈呈を開始したのは、2015年の6月から。特典の中では「ぶどう」や「桃」「さくらんぼ」などのフルーツが人気だそうが、ワインの特典はこれらのフルーツに次ぐ人気で、「山梨市一升瓶ぶどう酒白2本おかせセット」には9月末までに105件の申込みがあったそうだ。
ちなみに、現在日本で「国産ワイン」として販売されるワインの中には、輸入果汁を使ったものも存在しているが、山梨市が特典として用意するワインは、すべて山梨のぶどうを原料に作ったもの。正真正銘の山梨産のワインなのである。
「ほかのワインの特典では、『山梨市一升瓶ぶどう酒 東晨洋酒 サンリバーAGONY2007(一升瓶×1本)』が、用意した数が少なかったことと、比較的高価なワインであることから、すでに品切れとなりました。山梨市内には見学や試飲を楽しめるワイナリーが複数ありますし、ふるさと納税をきっかけに、市内に訪れてくれる方が増えると嬉しいですね。今後は市内の温泉やホテルなどを利用できるような特典の用意も検討しています」
「ふるさと納税」は各地域の特産品を知るきっかけにもなり、そこに訪れるきっかけにもなる。ワインが好きな人は、ワインを特典とする自治体の情報を眺めて比較検討するだけでも、ワインに関する知識が高まって楽しいはずだ。
後日公開予定の第6位以下のランキング記事も参考にして、日本各地の「ワイン」を飲み比べてみてはどうだろうか?
(取材・文/古澤誠一郎)
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
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iD | |
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還元率 | 年会費 (税込) |
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