IPO株の銘柄分析&予想

「エディア」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のモバイル向けコンテンツプロバイダーとの比較や予想まで解説![2016年5月26日 情報更新]

2016年3月11日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 エディア
市場・コード/業種 東証マザーズ・3935/情報・通信業
上場日 4月15日
申込期間(BB期間) 3月30日~4月5日
おすすめ証券会社 SBI証券マネックス証券岡三オンライン証券岩井コスモ証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

エディアのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

 

■スケジュール
仮条件提示 3月28日
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月30日~4月5日
公開価格決定 4月6日
購入申込期間 4月8日~4月13日
払込日 4月14日
上場日 4月15日

エディアのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

 

■取り扱い証券会社(2016年3月31日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券(主幹事証券)
[最短2日で口座開設可能]
89.7
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マネックス証券 0.9
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岡三オンライン証券
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岩井コスモ証券
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SMBCフレンド証券 1.7  
極東証券 1.7  
みずほ証券 1.7  
岡三証券 0.9  
髙木証券 0.9  
東洋証券 0.9  
水戸証券 0.9  

エディアのIPOは、いくらで買える?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

 

■価格情報
仮条件 1510~1630円
公募価格 1630円
初値 3165円
初値騰落率 +94.17%
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

 

■レンジ予想(2016年3月11日時点)
想定仮条件レンジ
[予想PER]

倍~倍]
予想トレーディングレンジ(※)
[予想PER]
1500~5000円
倍~倍]
※期間は上場後1年を想定。

 

■類似会社3社のPER(※会社名をクリックで最新チャートへ)
  PER   想定株価
3社平均 20.1倍 2159円
エイチーム<3662> 21.9倍(連) 2352円
イグニス<3689> 22.8倍(連) 2449円
モバファク<3912> 15.5倍(連) 1665円
※ PERは3月25日現在の会社側予想ベース

エディアの発行株数・単元数・公開規模は?

 

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時)  162万株(予定)
公開株式数 公募16万株  売出8万3000株
(オーバーアロットメントによる売出3万6400株)
想定公開規模 4.2億円~4.3億円(OA含む)

エディアはスマホアプリを手掛ける小型案件

 ゲームサービス事業、ライフサポートサービス事業を展開する。ゲームサービスにおける自社タイトルでは「魔雀ヴィーナスバトル」などがある。ライフサポートサービスでは、「超らーめんナビ」などを自社運用するほか、各出版社等との協業で「るるぶmobile」「超速ロト・ナンバーズ」なども手掛ける。

 ゲーム関連のIPOでは公開規模や上場時の需給環境等が初値水準の差につながっているが、同社は公開規模が小さく、IPOがさほど多くない時期の上場であるため、買いを集める可能性が高いだろう。

 公開規模については4億円程度となる見込み。ベンチャーキャピタル保有株が上場時発行済株数の20.7%あり、表面的な公開規模ほどの軽量感はないが、同日上場の企業もなく吸収は十分可能だろう。

 

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エディアの業績データ

 

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2013/2 808(―) 34(―) 6(―)
2014/2 771(-4.6%) ▲ 75( ▲ 110(
2015/2 991(28.5%) 9( 9(
2016/2推 1,250(26.1%) 157(1479.3%) 145(1387.3%)
2017/2予 1,500(20.0%) 200(27.4%) 174(20.0%)
2015/11 3Q 939(―%) 121(―%) 111(―%)
予想EPS/配当 単独:107.41円(上場時発行済株式数で試算)/0.00円

エディアの業績コメント

 2016年2月期の業績は、売上高が前期比26.1%増の12.5億円、経常利益が同1479.3%増の1.5億円と増収増益の見通しとなっている。2017年2月期の業績についても増収増益が予想されている。

 足元の事業環境としては、今後もスマートフォンの契約数の伸びにともないスマートフォンゲームを中心に市場の拡大が見込まれる。

 このような事業環境の中、同社ではスマートフォンコンテンツを今後の成長事業と捉えて引き続き注力している。第3四半期においては、第2四半期後半にリリースした新規アライアンス案件が好調に推移した。ライフサポートサービスにおいては、App Store、Google Play向け本格ナビゲーションアプリ『MAPLUS+』に注力し、声優コンテンツを拡充した。また、KDDI株式会社のauスマートパスや、株式会社NTTドコモのスゴ得コンテンツなどのスマートフォン向け定額サービスにも引き続き注力している。

エディアの詳細情報

 

■基本情報
所在地 東京都千代田区一ツ橋二丁目4番3号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長CEO 原尾 正紀(昭和43年3月3日生)
設立 平成11年4月9日
資本金 3億2500万円(平成28年3月11日現在)
従業員数 54人(平成28年2月29日現在)
事業内容 ゲームサービス事業、ライフサポートサービス事業

 

■売上高構成比率(2015/2期実績)
品目 金額 比率
ゲームサービス 629 百万円 63.5%
ライフサポートサービス 362 百万円 36.5%
合計 991 百万円 100.0%

 

■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 原尾 正紀 56万2800 33.69%
2 夏目 三法 13万5400 8.10%
3 投資事業組合オリックス8号 10万株 5.99%
4 エスシージェイジャパン(株) 7万6600 4.59%
5 夏目 理江 5万200株 3.00%
6 (株)FEインベスト 3万5000株 2.10%
7 東森 喜代 3万4000 2.04%
8 オリックス7号投資事業有限責任組合 3万株 1.80%
9 田口 政実 2万6000株 1.55%
10 みずほキャピタル(株) 2万5000株 1.50%
合計   107万5000 64.36%

 

■その他情報
手取金の使途 事業拡大における新規ゲーム開発に伴う投資費用、新規ユーザーの獲得を図るための広告宣伝費、組織力強化を目的に管理部門の増員のため採用費及び人件費、事業規模拡大に伴うオフィス増床及びオフィス構築費用、および将来の組織拡大に対応できるよう、販売管理システム及び会計システム等の社内基幹システムの刷新費用に充当予定。
関係会社
VC売却可能分(推定) 6社 11万1900株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日
割当先
発行価格

 

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エディアの銘柄紹介

 スマートフォンなどのモバイル向けコンテンツサービスの企画・開発・運営を行うモバイルインターネットサービス事業を主たる事業とする。特徴としては、携帯電話の黎明期から実用性とエンターティメント性にこだわった「新しくて面白い」モバイル向けコンテンツサービスを手掛けてきたことにある。

 変化の激しいモバイル業界にタイムリーに対応するため、企画から開発、運用に至るまで一貫して社内で内製できる体制を構築し、ゲームからナビゲーションまで自社開発できる高い技術力を有している。

 商品展開に関しては時流に合わせた様々なジャンルに挑戦し商品ポートフォリオを拡大していく一方、個々の商品に関しては一過性ではない「長く愛される」コンテンツ作りを目指している。

 事業モデルは自社サービスのみならず、他社との協業や受託なども積極的に取り組み、複数の事業ポートフォリオを構築することで安定した事業基盤を築いている。

(1)ゲームサービス

 スマートフォンアプリマーケットや、様々なプラットフォームへ、ゲームアプリケーションを提供している。スマートフォンゲーム市場は2013年から2014年にかけて前期比160%の8,938億円までに成長しており、今後も成長が予想される(一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム調べ、2015年8月現在)。

 ゲームサービスは同社の中では比較的新しいサービスジャンルであり、重点を置いている。企画から開発、運用まで一貫して社内体制を築いており、他社からの受託・アライアンスなどのゲームアプリケーションも複数開発運用している。ゲームサービスには自社タイトルとアライアンスタイトルがある。

(1A)自社タイトル

 自社オリジナルのゲームサービスである。提供するゲームは基本的に無料で利用可能なサービスで、ゲーム内でアイテムを購入する際に課金する、アイテム課金型のフリーミアムモデルとなっている。

 代表サービスである『魔雀ヴィーナスバトル』は麻雀とカードバトルを融合させた新しいタイプのゲームで、麻雀ファンだけでなく幅広いユーザーが楽しめる麻雀カードバトルゲームである。また、「ヴィーナス†ブレイド」は武器を美少女で擬人化したカードバトルゲームである。

(1B)アライアンスタイトル

 他社と共同で事業展開しているゲームサービスである。同社は長年にわたる多数の開発運用実績を背景に他社の様々なモバイルサービスをサポートしてきた。最近ではソーシャルゲームやスマートフォンゲームなどのモバイルゲーム開発で培った技術やノウハウを活用して、他社のゲームサービスの企画から開発、運用まで幅広くサポートしている。

(2)ライフサポートサービス

 人々の生活がより楽しくなるような生活密着型の実用サービスを各種提供している。主な提供先としてはスマートフォンアプリマーケットや、通信キャリア向け公式サイトである。ライフサポートサービスは同社の創業時から続く息の長いサービスであるが、現在はスマートフォン向けのサービス利用者が急速に増加してきている。ライフサポートサービスにはライフサポート、融合ジャンル、ソリューションの3つがある。

エディアの投資のポイント

 ゲーム関連のIPO案件では、2015年3月上場のAiming<3911>が公開価格比+12.2%、同年12月上場のマイネット<3928>が同+19.3%の初値にとどまった。一方、2015年3月上場のモバイルファクトリー<3912>は同+99.4%、同年2月上場のシリコンスタジオ<3907>は同+102.0%と強い初値を付けている。公開規模や上場時の需給環境等が初値水準の差につながっているが、同社については公開規模が小さく、IPOがさほど多くない時期の上場であるため、買いを集める可能性が高いだろう。

 同社は、スマートフォンなどのモバイル向けコンテンツサービスの企画・開発・運用を行うモバイルインターネットサービス事業を展開する。「ゲームサービス」における自社タイトルでは「魔雀ヴィーナスバトル」「ヴィーナス†ブレイド」などがある。「ライフサポートサービス」では、「超らーめんナビ」などを自社運用するほか、各出版社等との協業で「るるぶmobile」「超速ロト・ナンバーズ」などのアライアンスサービスも手掛ける。

 業績面について、2016年2月期は売上高が前期比26.1%増の12.5億円、経常利益が同1479.3%増の1.5億円と増収増益の見通しとなっている。また、2017年2月期の業績についても2ケタ増収増益が予想されている。想定仮条件水準の今期予想PERは14倍程度で、比較的業績の良好なゲーム関連銘柄と比べ割高感はない。

 公開規模については4億円程度となる見込み。ベンチャーキャピタル保有株は336,000株(上場時発行済株数の20.7%)あり、このうち111,900株がロックアップの対象外となっている。ロックアップ対象の224,100株についても、上場後90日または公開価格の1.5倍以上で解除される内容となっている。公開株式にベンチャーキャピタル保有株を加えた株数は615,400株と、表面的な公開規模ほどの軽量感はない。ただ、同日上場の企業もなく吸収は十分可能だろう。

 

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2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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