世界投資へのパスポート

「スナップチャット」の運営企業がいよいよ上場へ!
欧米で人気の写真共有アプリは、ユーザー層の若さや
訴求力の高い広告モデルで、今後の成長に期待!

2017年2月27日公開(2017年11月30日更新)
広瀬 隆雄
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
印刷向け表示

英国株で久しぶりの大型IPOとして、
SNSサービスの運営会社「スナップ」が上場

 このところ米国の新規株式公開(IPO)市場は、閑古鳥の状態でした。しかし今週の3月1日(水)、久しぶりに注目度の高いネット企業が値決めされ、翌2日(木)から取引が開始されます。

 それはソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)の「スナップチャット」を運営するスナップ(ティッカーシンボル:SNAP)です。

 今回売出される株数は2億株、価格レンジは14〜16ドルです。

 ディール後の発行済み株式数は11.57億株ですので、16ドルで値決めされたと仮定すると、時価総額は185億ドルになります。

スナップが運営する画像共有SNSサービス
「スナップチャット」とは?

スナップチャット公式サイトより
拡大画像表示

 スナップチャットは、友達の間で写真を共有するサービスです。スマートフォンでスナップチャットのアプリを開くと、すぐにカメラが起動します。気軽にセルフィーを撮り、友達に送信するわけです。

 相手が見終わった写真はすぐに消えてしまいます。この自動消去を前提としたサービスというのが、同社の大きな特徴です。

スナップチャットのサービスは、
ツイッターやフェイスブックより若い層にアピール

 スナップチャットのユーザー層は、13歳から34歳です。これはフェイスブック(ティッカーシンボル:FB)やツイッター(ティッカーシンボル:TWTR)などのユーザー層よりかなり若いと言えます。

 このことは、広告主が若い消費者に訴求しようと思えば、スナップチャット上で広告キャンペーンを展開した方が有利であることを示唆しています。

「スナップ・アド」や「スポンサード・レンゼズ」など
訴求力の高い新しいスタイルの広告を提供

「タコベル」のスポンサード・レンゼズ。スナップチャット公式サイトより

 スナップチャットは、「スナップ・アド」と呼ばれる広告を2015年半ばから実装しています。「スナップ・アド」は縦型広告を基本としています。これはスマートフォンの画面が縦長だからです。

 また、「音声あり」の広告を標準としており、実際に60%の広告が音声ONで視聴されています。

 さらに、「アタッチメント」と呼ばれる機能を通じて、広告を見たユーザーがすぐにリアクションを返すことを可能にしています。

 スナップチャットは、もうひとつ「スポンサード・レンゼズ」というインタラクティブ広告も提供しています。「スポンサード・レンゼズ」は、自撮り写真をより面白く加工できる、広告付きのエフェクトです。

 このようなユーザー参加型の広告は、訴求力が大きいので広告主から好評を博しています。

売上げは順調に推移するも、
利益はいまだに赤字状態

 2015年に5866万ドルだった売上高は、2016年に前年比+600%の4.05億ドルに増えました。2017年の売上高は10億ドルを超えるだろうと言われています。

 一方、利益の方は、まだしばらくの間、赤字が続く見込みです。ちなみに2015年は3.73億ドルの赤字、2016年は5.15億ドルの赤字でした。

スナップは、サイトの運営をすべて外部へ委託しています。言い換えれば自社でサーバやストレージなどのハードウェアを抱え込んでいないということです。

 外部に委託した運営コストは、すべて費用として計上されます。その関係で、同社の収益構造は比較的シンプルであり、ユーザー当たり売上高とユーザー当たりコストの関係だけを見ていれば、いつ黒字化するかの見当を付けることが出来ます。

 現在は、下のチャートでわかるように、まだユーザー当たりコストがユーザー当たり売上高を上回っており、赤字です。

 しかし、2016年の第1四半期に比べると、ユーザー当たりコストはユーザー当たり売上高に接近してきていることがわかります。

フェイスブックの新サービスが
スナップチャットのライバルに

 スナップチャットは、主にフェイスブックが提供する画像共有サービス「インスタグラム」と競合しています。実際、フェイスブックは2013年にスナップに対して30億ドルの買収提案をしましたが、これはスナップ側から却下されています。

 スナップチャットには「ストーリーズ」という機能があるのですが、インスタグラムもこれを真似て「インスタグラム・ストーリーズ」というサービスを去年の8月から実装しています。

 2015年第4四半期から2016年第3四半期までの間に、スナップチャットは4600万人のデイリー・アクティブ・ユーザーを獲得しました。これは四半期ベースに直すと1150万人です。

 しかし、ライバルのフェイスブックが「インスタグラム・ストーリーズ」のサービスを開始してからは、四半期ベースで僅か250万人のデイリー・アクティブ・ユーザーしか獲得していません。

 このことから「『インスタグラム・ストーリーズ』がスナップチャットの成長を邪魔しているのではないか?」という憶測を生んでいます。

【今週のまとめ】
ユーザー層の若さなど強みも多いが、ライバルの存在がリスクに

スナップは若年層のユーザーを掴んでいるので、その層をターゲットにしたい広告主にとって魅力的です。インタラクティブ性を強調した広告プラットフォームは、訴求力が高いです。

 こうした魅力がある反面、ライバルのインスタグラムがスナップのサービスを真似た「インスタグラム・ストーリーズ」を開始して以来、スナップのユーザー成長に鈍化が見えています。これはリスクだと思います。

証券会社(ネット証券)比較!売買手数料で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!取引ツールで比較ページへ
 つみたてNISA(積立NISA)おすすめ比較&徹底解説ページへ
証券会社(ネット証券)比較!人気の証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!株アプリで比較ページへ
 iDeCo(個人型確定拠出年金)おすすめ比較&徹底解説!詳しくはこちら!
ネット証券会社(証券会社)比較!最短で口座開設できる証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!外国株で比較ページへ
桐谷さんの株主優待銘柄ページへ
証券会社(ネット証券)比較IPO(新規上場)比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!キャンペーンで比較ページへ
証券会社(ネット証券)比較!総合比較ページへ
【2020年8月1日時点】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3500銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【マネックス証券のおすすめポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数5400銘柄以上! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。取引手数料もお得で、米国株なら最低手数料0ドルから購入可能。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税抜)だ最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「USAプログラム」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引ができる。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされ、実質無料になるのもメリット!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3400銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【SBI証券のおすすめポイント】
2019年7月の値下げにより、米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能になった。また、一部の米国ETFは売買手数料が実質無料で取引できる。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。また、米国株の情報入手には、各企業情報が1ページにまとまったレポート「One Pager」、米国株・米国ETFをテーマで検索できる「米国テーマ・キーワード検索サービス」、さらに銘柄検索やソートができる「米国株式決算スケジュールページ」が使いやすい。
【関連記事】
◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2600銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【楽天証券おすすめポイント】
米国株だけではなく、中国(香港)やアセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)の株もラインナップ。海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約300本を含む、約360本と業界トップクラス! 2019年7月の値下げにより、米国株式の取引手数料は最低0米ドルからになった。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。また、取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
◆DMM.com証券(DMM株) ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1000銘柄以上 無料
【DMM.com証券おすすめポイント】
2019年12月に米国株の売買手数料を完全に無料化したことで、取引コストに関しては一歩リード! ただし、配当金が円に両替される際の為替スプレッドが1ドルあたり1円と高いので、配当狙いで長期保有する人は注意が必要だ。取扱銘柄数は少なめだが、FAANGなどの有名IT株やバンガードなどの人気ETFは、きちんと網羅されている。他社と違う点としては、外貨建ての口座がなく、売却時の代金や配当が自動的に米ドルから円に交換されること。米ドルで持っておきたい人にはデメリットだが、すべて円で取引されるため初心者にとってはわかりやすいシステムと言えるだろう。また、米国株式と国内株式が同じ無料取引ツールで一元管理できるのもわかりやすい。米国株の情報として、米国株式コラムページを設置。ダウ・ジョーンズ社が発行する「バロンズ拾い読み」も掲載されている。
【関連記事】
◆DMM.com証券「DMM株」は、売買手数料が安い! 大手ネット証券との売買コスト比較から申込み方法、お得なキャンペーン情報まで「DMM株」を徹底解説!
◆【証券会社比較】DMM.com証券(DMM株)の「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介!
【米国株投資おすすめ証券会社】DMM.com証券の公式サイトはこちら
本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2020年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2020年の最強クレジットカード(全8部門)を公開!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2020年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2020年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 LINE証券で口座開設+クイズに正解すれば無料で3株ゲット! 資金ゼロで株主になれる! 初株チャンスキャンペーン実施中! LINE証券の詳細はこちら! 最強のマイル系クレジットカードはこれだ!専門家2人がおすすめするクレジットカード SPGアメリカン・エキスプレス・カード 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! ANAアメックスならANAマイルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ!
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 LINE証券で口座開設+クイズに正解すれば無料で3株ゲット! 資金ゼロで株主になれる! 初株チャンスキャンペーン実施中! LINE証券の詳細はこちら! 最強のマイル系クレジットカードはこれだ!専門家2人がおすすめするクレジットカード 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! ANAアメックスならANAマイルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

10年連続株
コロナ時代の株主優待
株主総会事件簿

9月号7月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!


[10年連続株&コロナ時代の株主優待]

震災もコロナもへっちゃら!
継続こそ企業の実力!10年連続株

●今まで&この先減配しない株!
10年配当株ベスト50銘柄
●配当が増え続ける株はコロナ禍で圧勝!
10年増配株全52銘柄
●10期以上売上を伸ばし続けるスゴイ株!
10年成長株全63銘柄
●現金を持つイザという時強い株!
10年金持ち株全62銘柄

●上場10年以内で5年以上連続増配の未来の10年増配株を探せ!
●10年連続でROEが2ケタの稼ぎ方が上手い株を探せ!

Withコロナ時代の株主優待ー新常識カタログ47
優待投資家たちのぶっちゃけ座談会7銘柄
●勝ち負けが鮮明に!
外食優待157銘柄
Withコロナで大活躍優待カタログ327銘柄
食品/買物/日用品
●必見!桐谷さんのコロナ籠城生活

2020年株主総会事件簿
●お騒がせ株
・日産自動車/日本郵政
●注目のM&A株
・大戸屋HD/Zホールディングス
●気になる人気株
・ソフトバンクG/オリエンタルランド

●10年ずっと成績がいい投信ベスト15

【別冊付録】
●データで判明!勝つための秘策!?
自分でやらないFX


【重要なお知らせ】
>>西日本を中心とする大雨の影響による定期購読誌配達への影響について


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2020】 クレジットカードの専門家が選んだ 2020年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 山本潤の超成長株投資の真髄で、成長株投資をはじめよう!(ザイ投資戦略メルマガ)

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報