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人生100年時代、長生きすると老後資金は何円必要?
倹約家・平均的・贅沢派の3タイプの人の老後資金の
不足額と、老後の家計を守る”3つの解決策”を公開!

2018年8月23日公開(2018年8月23日更新)
ザイ編集部
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人生100年時代――長生きしても老後資金を枯渇させないために、今からできることや、老後資金の目安の考え方、60歳以降のライフプランの立て方を専門家が解説!

退職後、100歳まで生きるとしたら一体いくら準備すればいいのか? 発売中のダイヤモンド・ザイ10月号の特集は「老後のお金 作り方&崩し方」! 退職後、100歳まで生きるとしたら一体いくら準備すればいいのか? 最新の考え方と対策術を提案している。

今回はその中の「年金破綻、介護貧乏、老後の長期化の”3重苦”を乗り切る!」から、「老後の長期化による資金の枯渇」を乗り切る方法について抜粋!(※アドバイザーは、家計の見直し相談センターの藤川太さん、オフィス・リベルタスの大江英樹さん)

「運用で増やす」だけでは乗り切れない……
65歳以降も継続して働き、資産の取り崩し期間を短くする!

 「いま、老後のお金のいちばんの不安は、年金が目減りする中で寿命が伸び続け、死ぬまでに資金が尽きてしまうのでは……ということ」(家計の見直し相談センター・藤川太さん)

 実際、1990年と比較すると、男女ともに平均寿命が5歳以上伸び、年金の支給開始は5歳先送りになった。さらに、この15年、社会保障費などの増加により、会社員の手取り年収が減少。現役時代のうちに思うように貯蓄できない世帯が増えている。

 「このような状況で、解決策となり得るのは『長く働いてリタイア期間を短縮』『日々の家計管理を見直す』『税制優遇を生かし、運用で増やす』といった方法。特に重要なのは、できるだけ長く働き、資産を取り崩す期間を短縮すること。年収200万円でも、5年間長く働けば1000万円。節約で1000万円を捻出するのは厳しいので、長く働くことによる効果は絶大です」(藤川さん)

 もちろん、現時点の家計管理を見直すことも重要。藤川さんは、「家計管理では、給料をもらったら最初に貯蓄。残ったお金で生活をする癖をつけましょう。運用で増やすことも考えたほうがいいですが、だからといって運用頼み”になりすぎるのもNGです」と指摘する。

「老後資金=1億円」に惑わされるな!
老後の生活費は、現役時代の70%をメドと考える

 続いては、オフィス・リベルタスの大江英樹さんのアドバイスを紹介。実際に定年退職を経験して、現在66歳の大江さん。老後に必要な資金は人それぞれなので、巷で言われる「3000万円」「1億円」といった数字に惑わされてはいけない、と指摘する。

老後の必要資金の考え方とは?

 「まずは毎月の生活費と、年金の受給額を把握することから始めましょう。受給額は『ねんきん定期便』で確認できます。毎月の生活費はライフスタイルで違いますが、私の実感としては、住宅ローンと教育費の負担が終わっていれば、夫婦で22万~23万円あれば十分。生活費は現役時代の70%がメドになります。これに、家の修繕費や、旅行などの特別支出を合計したものが用意すべき老後のお金です」(大江さん)

(※関連記事はコチラ!)
⇒"年金制度は破綻する"はウソ! ただし、減額や支給年齢のさらなる引き上げはありえるので、「ねんきん定期便」で将来の年金を確認できるようにしておこう

 そのうえで、大江さんはこう忠告する。

 「生活費を年金で可能な限りカバーして、働くことで赤字分を補てんします。65歳以降の仕事は、嫌なことをする必要はありません。無理のない範囲で月3万円~5万円程度を稼げれば十分です。ただし、せっかく貯めた老後資金を安易に取り崩すのは避けましょう。あとは退職金を有効に使うこと。退職金はご褒美や余裕資金ではなく、大事な老後資金と認識しましょう」(大江さん)

準備するべき老後資金を計算しよう!
老後資金が不足したら「イベント費」から調整する

 2人の専門家のアドバイスを紹介したが、ここからは、実際に"老後に不足する資金”について、生活費を「倹約家」「平均的な人」「贅沢派」の3パターンに分けたうえで計算した例を挙げてみよう(※なお、平均的な人と贅沢派の生活費は、生命保険文化センターのデータを参考にしている)。

 「退職後のお金は、毎月の生活費とイベント代などの特別支出に切り分けて考えます。特別支出は『健康寿命』と言われる75歳を過ぎると、大幅に少なくなるのが特徴です。住宅の修繕費など、必要なものを除けば、圧縮できる費目が多いため、不足する場合は、まずはここから見直しましょう」(藤川さん)

 大江さんは、「現役時代に支出が多かった人は、老後も支出が多くなるので、注意したほうがいい」と指摘する。実際、上図の試算でも、毎月35万円の生活費を見込む「贅沢派」の不足額は、8000万円以上になっている。

 「古今東西、お金を残す人は、年収が多かった人ではなく、支出をコントロールできた人。退職前の生活費が高かった人ほど、現役時代に貯めておかないとダメなのですが、実際はこういう人ほどお金も貯まっていないので、そのギャップから老後はかなり厳しくなります」(大江さん)

(※関連記事はコチラ!)
⇒「年金の受給額」を増やす、3つのお得なワザを伝授!最大42%も年金の受給額が増える「繰下げ受給」や、国民年金加入者におすすめの「付加年金」などを解説

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 今回は、長生き時代の老後資金との向き合い方について、専門家2人のアドバイスを紹介した。特集「老後のお金 作り方&崩し方」では、そのほかに年金の受取額を増やす方法や、介護破綻を避ける方法、老後資金を作るための家計の見直し方、運用の考え方などを紹介。老後資金に少しでも不安を持つ人は、本誌も併せてチェックしてみてほしい。

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