世界投資へのパスポート

ライドシェアリング企業の「リフト(Lyft)」が
IPO(新規上場)! ライバルであるウーバーより
成長性が高くバリュエーションが割安な要注目銘柄!

2019年3月25日公開(2019年4月15日更新)
広瀬 隆雄
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
印刷向け表示

リフトは、ウーバーより高い成長性をみせる
注目のライドシェアリング企業

 ウーバー(Uber)のライバル企業であるリフト(ティッカーシンボル:LYFT)がIPO(新規株式公開)します。

 リフトは、スマホからカンタンにクルマを呼べるライドシェアリング企業です。米国のライドシェア市場は、ウーバーとリフトがほぼ独占しています。

 リフトのマーケットシェアは、2016年12月の22%から2018年12月は39%へ伸びました。つまり、近年はリフトの方がウーバーより急成長しているのです

 ウーバーとリフトは、基本、同じサービスを提供しています。しかし企業戦略的には、ウーバーが積極的にあれこれ手を出しているのに対し、リフトは米国内だけ、しかもライドシェアリングやスクーターなど運輸に関するサービスだけに専心しています。

 リフトは、ホスピタリティー志向のオーセンチックなブランドをめざしています。サンフランシスコに本社を置き、全従業員は約4800人です。

リフトは未だ赤字ではあるが
利用客数もライド数も右肩上がり!

 リフトは、2012年に創業して以来、累計で10億回のライド数をこなしました。ドライバー登録者数は190万人です。利用客数は右肩上がりで伸びており、2018年は3070万人の乗客を運びました。

 ライド(賃走)数も順調に伸びています。

 リフトの顧客は繰り返しリフトを利用しているため、顧客当り売上高は漸増しています。

 2018年中には81億ドルの運賃を売上げ、そのうち運転手に支払われる報酬を除いたリフトの取り分は22億ドルでした。

 リフトの料金に占める会社取り分の比率は、だんだんUPしており、2018年は27.2%でした。

 なお、ウーバーの料金に占める会社取り分の比率は、22.6%でした。

 リフトは未だ赤字です。過去3年の業績は下のチャートのようになっています。

 2018年末現在、直接費用が売上高に占める割合は54.8%、研究開発費が売上高に占める割合は14.3%、セールス&マーケティング費用が売上高に占める割合は32.7%、一般管理費が売上高に占める割合は20.8%です。

 リフトのシステムは、アマゾンのAWS(アマゾン ウェブ サービス)を利用しています。

リフトの投票権は経営陣が握っているものの
持ち株金額では楽天が筆頭株主

 リフトの経営陣は、ローガン・グリーンCEO、ジョン・ジマー社長などから成っています。彼らは投票権の多い「クラスB株式」を持っていることから、投票権の49%を支配しています。

 株主としては、楽天が3139万株(13.05%)を保有し、エコノミック・インタレスト(=投票権ではなく持ち株金額)で筆頭株主となっています。

 その他の出資者は、ゼネラル・モーターズが1866万株(7.76%)、フィデリティー投信が1854万株(7.71%)、アンドリーセン・ホロウィッツが1504万株(6.25%)、アルファベットが1283万株(5.33%)となっています。

リフトの取引開始は3月29日の予定
バリュエーションは8.4倍でウーバーよりも割安!

 今回の売出し株数は3077万株で、売出し価格は62〜68ドルです。値決めは3月28日引け後で、取引開始は29日の予定です。

 売出し価格の中値で計算すれば、約20億ドルを調達することになります。ディール後の発行済み株式数は2.84億株で、時価総額は185億ドルです。

 これらから計算すると、時価総額対売上高比率(PSR)で8.4倍のバリュエーションだと考えることが出来ます。これは急成長企業としては珍しくないです

 ライバルのウーバーもいまIPO準備を進めており、早ければ4月頃にロードショーをキックオフすると見られています。なおウーバーは、時価総額1100億ドル、時価総額対売上比率(PSR)で9.7倍のバリュエーションで上場準備が進められていると噂されています。

 冒頭で、リフトがウーバーに対してマーケットシェアを伸ばしつつあることを説明しましたが、実際のところ売上高成長率では、リフトの方がウーバーより2倍近い成長をしているはずです。

 そう考えると、リフトのPSRがウーバーのそれより低いというのは割安だと思います

【今週のまとめ】
ライドシェアリング業界トップのウーバーより
2位のリフトの方が期待度は高い!

 リフトはライドシェアリング第2位の企業です。しかし、ライバルのウーバーより急成長しています。また、IPOのバリュエーションはウーバーより割安となっています。そのため、要注目のIPOと言えます。

【※今週のピックアップ記事はこちら!】
リーバイスを展開するリーバイ・ストラウスが、今週NY証券取引所にIPO(新規上場)! ファッションのカジュアル化のトレンドが、堅実な成長を後押し!

【2019年 最新版】今すぐ株を買いたい人必見! たった1日で口座開設できるネット証券を解説!

【証券会社おすすめ比較】外国株(米国株、中国株、ロシア株、韓国株など)の取扱銘柄数で選ぶ!おすすめ証券会社

【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2020年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2020年の最強クレジットカード(全8部門)を公開!
【2020年1月2日時点】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3500銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【マネックス証券のおすすめポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数5400銘柄以上! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。取引手数料もお得で、米国株なら最低手数料0ドルから購入可能。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税抜)だ最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「USAプログラム」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引ができる。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされ、実質無料になるのもメリット!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2600銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【楽天証券おすすめポイント】
米国株だけではなく、中国(香港)やアセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)の株もラインナップ。海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約300本を含む、約360本と業界トップクラス! 2019年7月の値下げにより、米国株式の取引手数料は最低0米ドルからになった。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。また、取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2300銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【SBI証券のおすすめポイント】
2019年7月の値下げにより、米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能になった。また、一部の米国ETFは売買手数料が実質無料で取引できる。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。また、米国株の情報入手には、各企業情報が1ページにまとまったレポート「One Pager」、米国株・米国ETFをテーマで検索できる「米国テーマ・キーワード検索サービス」、さらに銘柄検索やソートができる「米国株式決算スケジュールページ」が使いやすい。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

ダイヤモンドZAi 2020年3月号
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2020年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2020年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 最強のマイル系クレジットカードはこれだ!専門家2人がおすすめするクレジットカード SPGアメリカン・エキスプレス・カード 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! ANAアメックスならANAマイルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

最強日本株日本株
ラクラク確定申告
億り人の座談会

3月号1月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

日本株&確定申告&億り人のセキララ座談会

今年勝てるメダル級の主力株&2020年の戦術を大公開
最強日本株
日経平均は年末に2万6000円へ!
強気? 弱気? 今年はこう戦え!
・6つの勝ち方MAP
最安1万円台から! 初心者必見の5万円株
最高6.5%! 値上がり期待もある高配当株
長期で大化け期待の成長株がズラリの10倍株
桐谷さんが割安株をチョイスした株主優待株
・時代に波に乗って長期で安定成長する大型安定株
新規上場株の中から再上昇を狙うIPO株

超有名イラストレーター金子ナンペイと一緒に
GO2020年こそ株デビュー
「オレが株わかるモンで儲けてやる! 」

億り人の2020年の戦略は?

スマホやパソコンでラクラク作成
確定申告2020年
・ますますカンタン&便利! スマホの入力方法
・e-Taxの使い方
・ふるさと納税の申告/株・投信の申告/配当・分配金の申告/FX の申告/医療費控除・セルフメディケーション特例の申告

コストや分配金のギモンが丸わかり!
投信超入

●自腹でガチンコ投資! AKB48株ガチバトル
●株入門マンガ/恋する株式相場! 
●本誌崖っぷち部員の同時進行ドキュメント
定年退職までのロードマップ

【別冊付録】
●不要品をお金に換えろ! 

メルカリ&ラクマ大研究

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

【重要なお知らせ】
>>定期購読の価格改定について


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2020】 クレジットカードの専門家が選んだ 2020年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 山本潤の超成長株投資の真髄で、成長株投資をはじめよう!(ザイ投資戦略メルマガ)

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報