株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2024年]

大戸屋ホールディングス、株主優待を拡充して、優待利回りが2倍の2.34%に! 基準日が年1回⇒年2回に増え、従来の2倍の「食事券」か「精米」がもらえるように!

2020年5月25日公開(2022年9月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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 株式会社大戸屋ホールディングスが、「食事券」や「精米」の株主優待を拡充することを、2020年5月25日の15時に発表した。

大戸屋ホールディングスは、定食店「大戸屋ごはん処」などを展開する企業。大戸屋ホールディングスは、定食店「大戸屋ごはん処」などを展開する企業。
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 大戸屋ホールディングスの株主優待は、従来は「3月末」時点の株主を対象に実施されており、内容は「100株以上を保有する株主に、保有株数と継続保有期間に応じて『食事券』か『精米』を贈呈」というものだった。

 変更後は、株主優待の基準日が「3月末」と「9月末」の年2回にになる。従来の3月末に実施されていた株主優待内容が変更されることはなく、新たに追加された9月末の株主優待内容は3月末とまったく同じになるので、これまでの2倍の「食事券」や「精米」がもらえる大幅拡充となる。

 大戸屋ホールディングスが株主優待を拡充する理由は、同社が新たに「中期経営計画ー大戸屋の未来を創るー」を策定し、現在の社会情勢に柔軟に対応して次のステージへと進んでいくにあたって、「新たな取組みを株主の皆様により積極的に体感していただくことこそが、外食事業における唯一無二の存在として確立されることに繋がると考えて」いるから、ということのようだ。

 なお、大戸屋ホールディングスは4月13日に、2020年3月末の株主を対象として、特別株主優待の実施を発表している。特別株主優待の内容は、「100株以上を保有する株主に、保有株数に応じて、同社店舗でテイクアウト注文に利用できる『お弁当券(兼お食事券)』を贈呈」というものだった。

 株主優待の拡充が発表された開示資料によると、先に実施した特別株主優待についても、「社会全体の生活様式の変化が表れるなかで、テイクアウトや冷凍食品等にもご活用いただけるご優待券として来期以降も継続していくことを積極的に考えてまいります」とのことで、期待が持てそうだ。
【※関連記事はこちら!】
大戸屋ホールディングス、お弁当券の特別株主優待を実施! 新型コロナウイルスを考慮し、通常の「食事券」に加え、テイクアウト可能な「お弁当券」の優待を追加

大戸屋ホールディングスの株主優待制度の変更前と変更後

 (変更前)
 基準日  保有株式数  保有期間  株主優待内容
 3月末  100株以上  3年未満  以下のどちらかを選択
 ◆食事券2500円分
 ◆精米2kg
 3年以上  以下のどちらかを選択
 ◆食事券3000円分
 ◆精米2kg
 500株以上  3年未満  以下のどちらかを選択
 ◆食事券6500円分
 ◆精米5kg
 3年以上  以下のどちらかを選択
 ◆食事券7500円分
 ◆精米5kg
 1000株以上  3年未満  以下のどちらかを選択
 ◆食事券1万3000円分
 ◆精米10kg
 3年以上  以下のどちらかを選択
 ◆食事券1万4000円分
 ◆精米10kg
 (変更後)
 基準日  保有株式数  保有期間  株主優待内容

 9月末・3月末

 100株以上  3年未満  以下のどちらかを選択(×年2回)
 ◆食事券2500円分
 ◆精米2kg
 3年以上  以下のどちらかを選択(×年2回)
 ◆食事券3000円分
 ◆精米2kg
 500株以上  3年未満  以下のどちらかを選択(×年2回)
 ◆食事券6500円分
 ◆精米5kg
 3年以上  以下のどちらかを選択(×年2回)
 ◆食事券7500円分
 ◆精米5kg
 1000株以上  3年未満  以下のどちらかを選択(×年2回)
 ◆食事券1万3000円分
 ◆精米10kg
 3年以上  以下のどちらかを選択(×年2回)
 ◆食事券1万4000円分
 ◆精米10kg

大戸屋ホールディングスの株主優待利回りは?

大戸屋ホールディングスの2020年5月25日時点の株価(終値)は2134円なので、株主優待利回りは以下のようになる(※保有期間は3年未満とする。株主優待は「食事券」を選択。変更後は株主優待を年2回、受け取ったものとする)。

【変更前】
(100株保有の場合)
 投資金額:100株×2134円=21万3400円
 優待品:食事券2500円分
 株主優待利回り=2500円÷21万3400円×100=1.17%

(500株保有の場合)
 投資金額:500株×2134円=106万7000円
 優待品:食事券6500円分
 株主優待利回り=6500円÷106万7000円×100=0.60%

(1000株保有の場合)
 投資金額:1000株×2134円=213万4000円
 優待品:食事券1万3000円分
 株主優待利回り=1万3000円÷213万4000円×100=0.60%

【変更後】
(100株保有の場合)
 投資金額:100株×2134円=21万3400円
 優待品:食事券5000円分
 株主優待利回り=5000円÷21万3400円×100=2.34%

(500株保有の場合)
 投資金額:500株×2134円=106万7000円
 優待品:食事券1万3000円分
 株主優待利回り=1万3000円÷106万7000円×100=1.21%

(1000株保有の場合)
 投資金額:1000株×2134円=213万4000円
 優待品:食事券2万6000円分
 株主優待利回り=2万6000円÷213万4000円×100=1.21%

大戸屋ホールディングスの株主優待は、自社の店舗で利用できる「食事券」か「精米」。今回の拡充によって、3月末と9月末の年2回、株主優待が受け取れるようになり、優待品の額面は2倍にアップし、株主優待利回りも2倍になった。新型コロナウイルスの影響で、外食産業は苦境に立たされているが、同社の店舗をよく利用するなら、保有を検討する価値はあるだろう。
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大戸屋ホールディングス定食店「大戸屋ごはん処」などを展開する企業。2020年5月19日に発表した2020年3月期(通期)の連結業績は、売上高が245億7900万円(前期比4.5%減)、営業利益6億4800万円の赤字、経常利益5億6900万円の赤字、当期純利益11億4700万円の赤字。2021年3月期の業績予想と配当予想は、現段階で未定としている。

大戸屋ホールディングス
業種 コード 市場 権利確定月
小売業 2705 JASDAQスタンダード 9月末・3月末
株価(終値) 必要株数 最低投資金額 配当利回り
2134円 100株 21万3400円
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※株価などのデータは2020年5月25日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
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