株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2024年]

オムロン(6645)、株主優待を廃止!3月末に100株以上を保有する株主に「ヘルスケア用品」などが贈呈されていたが、2020年3月実施分で終了することに!

2020年7月28日公開(2022年9月20日更新)
ザイ・オンライン編集部
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オムロン株式会社が株主優待を廃止することを、2020年7月28日の15時05分に発表した。

オムロンは制御機器・FAシステムやリレー、スイッチなどの電子部品、ヘルスケア危機などを手掛ける企業。オムロンは制御機器・FAシステムやリレー、スイッチなどの電子部品、ヘルスケア機器などを手掛ける企業。
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 オムロンの株主優待は、毎年3月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を保有する株主に、2000円相当の自社グループヘルスケア商品などを贈呈(2000円分の寄付も選択可)。300株以上を保有する株主に、6000円相当の自社グループヘルスケア商品などを贈呈(6000円分の寄付も選択可)」というのものだった。

 しかし、この株主優待は2020年3月末に実施された分を最後に廃止されることが決まった。

 オムロンが株主優待を廃止する理由は、「当社は、当社株式の投資魅力を高め、より多くの方々に当社株式を保有していただくことを目的とした株主還元策の一環として、2013年度に株主優待制度を導入しました。(中略)また同時に、当社では株主優待制度に加え、株主還元全般を充実させてまいりました。具体的には、株主還元方針に基づいた安定的かつ継続的な配当と機動的な自己株式の取得の実施など、総還元性向も意識した株主還元策を総合的に展開してまいりました。このように株主還元全般が充実してきたことを鑑みて、株主優待制度は当初の目的を達成し、相応の成果に結びついたと判断し、本日開催の取締役会において、当該株主優待制度の廃止を決定いたしました」とのことだ。

 なお、オムロンは株主優待の廃止と同時に、これまで未定としてきた2021年3月期の配当予想を発表。それによると年間配当金は84円予想で、前期と同額を維持することになる。

廃止されるオムロンの株主優待制度の詳細と利回り

 ◆廃止されるオムロンの株主優待制度の詳細
 基準日  保有株式数  株主優待内容
 3月末  100株以上 ※以下のいずれかを選択
・自社グループヘルスケア商品2000円相当
・寄付2000円分
 300株以上 ※以下のいずれかを選択
・自社グループヘルスケア商品6000円相当
・寄付6000円分

オムロンの2020年7月28日時点の株価(終値)は7430円なので、株主優待が実施されていれば、利回りは以下のようになっていた。

(100株保有の場合)
 投資金額:100株×7430円=74万3000円
 優待品:ヘルスケア商品2000円相当
 株主優待利回り=2000円÷74万3000円×100=0.26%

(300株保有の場合)
 投資金額:300株×7430円=222万9000円
 優待品:ヘルスケア商品6000円相当
 株主優待利回り=6000円÷222万9000円×100=0.26%

 オムロンの株主優待は、自社グループのヘルスケア商品、もしくは寄付のいずれかを選択というものだったが、2020年3月実施分を最後に「廃止」となることが決定した。株主優待利回りは100株保有時で0.26%と低く、株主優待目的で投資している株主はそれほど多くないと考えられるため、この廃止が株価に与える影響は限定的となりそうだ。
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オムロンは、制御機器・FAシステムやリレー、スイッチなどの電子部品、ヘルスケア機器などを手掛ける企業。7月28日に発表した2021年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高5900億円(前期比13.0%減)、営業利益300億円(前期比45.2%減)、税引前利益250億円(前期比51.8%減)、当期純利益165億円(前期比78.0%減)。グローバルで新型コロナウイルス感染症の影響が少なくとも今期中は継続すると想定し、大幅な減収減益に。

オムロン
業種 コード 市場 権利確定月
電気機器 6645 東証1部 3月末
株価(終値) 必要株数 最低投資金額 配当利回り
7430円 100株 74万3000円 1.13%
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