現在発売中のダイヤモンド・ザイにはアベノミクスで2億を作った東大卒の美人投資家など株の勝ち組たちの必勝トレード法がたっぷり掲載されているが、今回はその中から最も大きな成功を収めたサラリーマンの投資法を紹介しよう。その人とは、株で大学4年間に100万円を1億円に増やし、現在は30代前半で総資産がすでに50億円超となっているライムさんだ。彼の投資スタイルは意外にも一貫して中長期ホールド。「短期売買は株式投資の本質ではない」というライムさんに投資ワザを聞いた。
市場の総崩れでの買いと国策株狙い、
株価下落なら機械的に徐々に売却!
ライムさんが株式投資を始めたのは高校生の時。バイトやこづかいなどで貯めた20万円で初めて株を買った。その株は合併が発表され高騰。その後も順調に資産は増え、高校卒業時には資産が100万円になっていたという。それを元手に大学でも株式投資に傾倒し、卒業までに、資産を1億円に増やした。
大学卒業後は外資系企業に勤務。今はその会社を退職し、家業を手伝ったり自分の会社を立ち上げたりする合間に株式投資をしている。現在の資産は約50億円だ。ではライムさんは、いったいどんな売買で資産を増やしたのか。

「基本的に中長期で持って大きく勝つ、という投資スタイルです」
しかし当然予想が外れることもあるだろう。そういう場合はどうしているか尋ねると「正確には小さく負けて大きく勝つスタイルです」とライムさん。株価は定期的にチェックしていて、下がれば機械的に売る。
「根本的には絶対勝つと思って投資しているのでバッサリとはやりません。5%下がったらちょっと売却して、10%で半分、20%下げたら撤退、と段階的に見切りをつけます。途中で株価が切り返せば買い戻します」
投資期間やルールはわかった。次は投資先はどう選んでいるかだ。
市場総崩れ時に超メジャー株を買う、
最強企業の成長性に賭ける投資も!
「一つ目はディストレス狙いです」
ディストレスとは、何かの事件や事故をきっかけに相場が総崩れし、機能不全に陥ってる状態のこと。
「冷静に市場を見れば、何もかもがバリュー(割安)株に変わっている。その時に、まず潰れそうもない会社の株を全力で買います」
しかしディストレスな相場を実際に経験すればわかるが、市場が総悲観の中、強気に買うのは並大抵のことではできない。どんな銘柄なら強く気持ちを持てるのか。
「何があろうが潰れなさそうな会社、例えばみずほFG(8411)とかトヨタ(7203)とかなら誰でも買えるんじゃないですか」
その規模の企業は万が一にも潰れないし、国が潰さないように何とかする、とライムさんは考えるからだ。
でもそれだけじゃ面白くないともライムさんは付け加えた。
「リーマンショックの時は、みずほの株とあわせて不動産会社を数社買いました。1社潰れましたが、それを相殺しても数倍にはなった」
リーマンショックはサブプライムローン、つまり住宅ローンに関わる問題に端を発した金融危機。不動産系の株は先ほどの例とは違い“無関係な企業”ではなくむしろ関連銘柄だ。しかし、あえてリスクを取りに行くことで利益を伸ばしたのだ。
「僕はみずほ株を買うことで保険をかけてるつもりだったので、最悪行って来いでもいいやと思って」とライムさん。多くの人がただ傍観する中、ライムさんは保険をかけつつリスクを取り、高い利益を得たのだ。
「もう一つは成長企業に投資です」
極めてオーソドックスな手法だが、問題はどうやって成長企業を見つけるかだ。ライムさんに尋ねると
「『国策株』を買えばいいんです」
国策株とは、国が政策や計画などで提示する「この先あるべき姿」に貢献する企業のことだという。
「最近なら太陽光発電や介護ロボットなどが挙げられます。国が政策やプランを発表したら、最低でも数年は支援が続く。しかも国が公式資料で○年までにこうしたい、とゴールを明示しているので、成長のイメージを描きやすいんです」
成長度が想定できれば、後はざっくり目標株価を決めるだけ(図)。
ちなみに今ライムさんは、タブレット教材の会社に注目中だそうだ。

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※この表は、2021年1月2日時点の情報に自動更新されているため、記事執筆時の情報とは異なっている場合があります。 |
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