闇株新聞[2018年]

死に体のオバマ政権で世界経済が大混乱も。次期大統領がヒラリーなら日本には最悪!?

2015年10月23日公開(2026年3月18日更新)
闇株新聞編集部
facebook-share
x-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

日本株や為替、世界経済について、明快かつ独特な視点で切り込む刺激的な金融メルマガ「闇株新聞プレミアム」。今回は任期末期で完全に「レームダック」(死に体)に陥っているオバマ大統領と、次期大統領にまつわる懸念について。

米国債ショックが再び世界経済を襲う!?

 オバマ大統領の任期満了があと1年余り(2017年1月まで)と迫っています。すでに内政では全く指導力を失っており、任期中は何も決められないでしょう。そのため外交で実績(レガシー)を残したいと焦っていますが、そこでも迷走が続いて世界のあちこちで混乱を引き起こしています。

 例えば、先日なんとか合意に持ち込んだTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)では、薬品業界などへの根回しが明らかに不足していたようで、議会の承認が得られず棚ざらしになってしまいそうです(それでも日本が妥協してしまったところだけは、しっかり実行させられるはずです)。

 10月に始まった2016年会計年度の予算も、成立のメドが立ちません。既に辞任を発表しているベイナー下院議長が12月11日までの暫定予算を成立させましたが、オバマ大統領は「これ以上の暫定予算には署名しない」など見当はずれに息巻いています。

 このままでは近いうちに、政府機関の窓口が閉鎖に追い込まれてしまうでしょう。オバマ大統領と議会の関係が一時的にも修復される可能性がまったくないばかりか、野党・共和党もベイナー下院議員の後任を絞れず混乱が収まりそうもないからです。

 2013年の秋にも一部の政府窓口が閉鎖に追い込まれ、大騒ぎになったことがありました。この時は債務上限の引き上げが妥結するまで「一時的に債務上限を適用しない」時間稼ぎで凌いだオバマ大統領ですが、もうその手も使えません。債務上限を引き上げるには今会計年度の予算案だけでなく、将来の財政削減案にも合意しなければならないのです。

 ルー財務長官(この人は歴代財務長官の中でダントツに無能です)も「11月上旬には債務上限に達するためデフォルトする」と言うだけで危機感が伝わってきません。今回は本気でオバマ大統領の無策のせいでデフォルトしてしまうか、少なくともその直前に世界金融が大混乱に陥る可能性があると考えています。

 このことが、現在の世界経済や金融を取り巻く最大の懸念材料です。昨今、FRBが利上げを示唆したり見送ったりと優柔不断でいることも、これと無関係ではありません。

米国の債務はこの15年で約3倍に膨れ上がった!

 現在のアメリカ連邦政府の債務上限は18兆ドルです。オバマ大統領が就任した2009年1月は12兆ドルでした。ちなみに前任のブッシュ大統領が就任した2001年1月は6兆ドルだったので、大ざっぱに言えばブッシュ大統領は歴代の米国大統領が積み上げた連邦債務と同額を1人で積み上げ、オバマ大統領は任期を1年以上残してブッシュ大統領の積み上げ額に追いついてしまったことになります。

 ブッシュ大統領の時代は同時多発テロとか世界金融危機に襲われたため、ある程度やむを得ない側面がありますが、任期を通じてだいたい平穏無事だったオバマ大統領がそれ以上の連邦債務を積み上げたことは「無能」以外の何物でもありません。

 米国の債務上限が引き上げられないと、またぞろ「米国債が暴落する」とヒステリックに叫ぶ専門家が出てくると思いますが、そんなことはありません。デフォルトするのは(支払いができなくなるのは)連邦政府だけで、米国経済界や金融界ではなく、ましてやFRBでもありません。

 逆に米国債がしばらく発行されないことになるため、品不足から米国債の価格は急上昇(利回りは急低下)するはずです。まあドル安(つまり円高)にはなると思いますが、あまり心配しないことです。先ほど、直前には米国だけでなく世界の金融が大混乱になると書いたのは、不安を煽る専門家(格付け機関も)がでてくるからで、冷静になればそれほど問題ではありません。

次期大統領まで耐えれば状況は改善されるか?

 さてオバマ政権はこんな体たらくですが、新大統領が2016年11月に決まるので、あと1年ほど我慢していれば(ほとんど祈っているしかなさそうですが)状況は改善されるのかというと、残念ながらそれも違うようです。

 後継がヒラリー・クリントンなら全く同じことになってしまいます。クリントンは自分にとってどの相手に近づけば有利になるかを常に考えるタイプです。もともと日本軽視であるうえ、オバマに輪を掛けた八方美人タイプなので強い敵(自分に不利になる敵=もちろん中国)とは立ち向かわないからです。

 本来ならオバマ大統領のような弱い大統領の後継には、対立政党から正反対のタイプの大統領が選出されるのがセオリーですが、共和党のトップを走っているのは過激な発言ばかりが取り沙汰されるドナルド・トランプです。オバマの弱さを払拭できる“正当な”候補者は見当たりません。

 このままだと民主党ヒラリーvs共和党トランプで決戦投票になってしまいます。そうなると最終的に日本にとって最悪のヒラリー・クリントン大統領誕生となってしまうでしょう。具体的にどう最悪なのか、世界の金融市場にどう影響するのかは、引き続き「闇株新聞プレミアム」で考えてまいります。

闇株新聞PREMIUM

闇株新聞PREMIUM
【発行周期】 毎週月曜日・ほか随時  【価格】 2,552円/月(税込)
闇株新聞PREMIUM 闇株新聞
週刊「闇株新聞」よりもさらに濃密な見解を毎週月曜日にお届けします。ニュースでは教えてくれない世界経済の見解、世間を騒がせている事件の裏側など闇株新聞にしか書けないネタが満載。
お試しはコチラ

 

DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

●DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)とは?

金融・経済・ビジネス・投資に役立つタイムリーかつ有益な情報からブログに書けないディープな話まで、多彩な執筆陣がお届けする有料メールマガジンサービス。
初めての方は、購読後20日間無料! 


世の中の仕組みと人生のデザイン
【発行周期】 隔週木曜日  【価格】 864円/月(税込)
世の中の仕組みと人生のデザイン 橘 玲
金融、資産運用などに詳しい作家・橘玲氏が金融市場を含めた「世の中の仕組み」の中で、いかに楽しく(賢く)生きるか(人生のデザイン)をメルマガで伝えます。
お試しはコチラ

堀江 貴文のブログでは言えない話
【発行周期】 毎週月曜日、水曜、ほか随時  【価格】 864円/月(税込)
堀江 貴文のブログでは言えない話 堀江 貴文
巷ではホリエモンなんて呼ばれています。無料の媒体では書けない、とっておきの情報を書いていこうと思っています。メルマガ内公開で質問にも答えます。
お試しはコチラ

 


moomoo証券は「米国株」投資におすすめの証券会社!
年200万円利用で高級ホテル宿泊券がもらえる!最強ゴールドカードを検証! ダイヤモンド・ザイのウェブ会員登録はコチラから 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ゴールド・プリファード・カードの公式サイトはこちら moomoo証券は「米国株」投資におすすめの証券会社! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!NISAは全商品が手数料無料!「クレカ積立で最大3%還元!」「普通預金金利が大幅アップ!」などメリット多数! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ゴールド・プリファード・カードの公式サイトはこちら moomoo証券は「米国株」投資におすすめの証券会社! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!NISAは全商品が手数料無料!「クレカ積立で最大3%還元!」「普通預金金利が大幅アップ!」などメリット多数! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

インフレ&金利のある
世界の新常識と処方箋
人気の株500激辛診断

5月号3月21日発売
定価950円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[インフレ&金利のある世界の新常識]
◎第1特集
デフレ思考は転換が必要!
インフレ&金利のある世界の新常識と処方箋
●インフレと金利の基礎を知る
●人生計画の練り直しが必須!新ライフプラン
●収入源を複数確保せよ!老後のおカネ
●維持費アップから家計を守ろう!住まい&住宅ローン

●預金や投資先まで見直しを!貯蓄&投資
●昔の契約のままだと危険!保険
●日々の家計を守る!買物・食費・生活費の“おトク&節約”処方箋

◎第2特集
買っていい高配当株は97銘柄!
[2026春]人気の株500+Jリート14激辛診断

●投資判断に異変アリ
買いに躍進!》
エーザイ、LINEヤフー、コマツ、サンリオなど
強気に転換!》三井物産、JR東日本、東レ、オービックなど
●旬の3大テーマ
利益が高進捗で上ブレ期待の株/前期・今期に続き来期も増配の株/需要拡大が必至のAIを支える株
●2026年春のイチオシ株
10万円株/高配当株/株主優待株/Jリート
●気になる人気株
大型株/新興株/Jリート

◎第3特集
いつ、いくらで買える?何日に積立てるとトク?
NISAで勝つ!投資信託再入門

●AI相場&政局不安を攻略!4つの儲け方
買い時/AI株/業種/IPO株
●GAFAM+α定点観測
●買いの優良成長株9&高配当株9

●人気の124銘柄買い売り診断
●株価数倍が狙える逆襲のIT株

◎第4特集
AI株は明暗がわかれる!
人気の米国株150激辛診断

●信託報酬は売る時に引かれるの?
●為替ヘッジのあり・なしはどっちがいい?

◎別冊付録
増益予想で割安な株は1582銘柄
上場全3856社の最新理論株価

◎ZAi NEWS CHANNEL
●退職金専用定期預金の金利がアップ!
「最高は3カ月・3%の西京銀行!期間終了後は他行に預け替えも」

◎いつもの連載も充実!
●10倍株を探せ!IPO株研究所2026年2月編
「2026年IPOの出だしは不調!異例の公開価格割れ続きに」
●ZAiのザイゼンがチャレンジ!目指せ!お金名人Vol.20
「賃上げってどんな仕組み?」
●17億円トレーダー・ジュンのFX成り上がり戦略Vol.15
「価格の動きを細かく分析する」
●おカネの本音!VOL.45 杉村太蔵さん
「派遣・議員・タレント…国策に乗ったら不安定人生が大逆転!」
●株入門マンガ恋する株式相場!VOL.113
「色恋と相場を揺らす消費税」
●マンガどこから来てどこへ行くのか日本国
「分断と階層化が進行中!“普通の人”が東京に住めなくなる危機」
●人気毎月分配型100本の「分配金」速報データ
「2月末までは相場堅調で利回り2ケタが続出!」
●ZAiクラブ拡大版! 1カ月で1番上がる株を当てろ!
「ザイ“10倍株候補”のKudanが46%上昇!」

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報