闇株新聞[2018年]

英国のEU離脱リスクで英ポンドは下落!
6/23のXデーに向けての戦略とは?闇株新聞が考察する金融市場の懸念材料

2016年2月25日公開(2016年3月10日更新)
闇株新聞編集部
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
印刷向け表示

英国で6月23日に欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票が行われます。ドイツやフランスと並びEUを主導する国のひとつがEUを見捨てるかもしれない大事が、たった4カ月後に迫っているのです。はたして英国の離脱はあり得るのか、そして市場への影響は!? 経済の闇に光を当てる刺激的な金融メルマガ「闇株新聞プレミアム」が解説します!

EU内での「特別扱い」を認めさせ
国民投票前倒しを決めるも波乱含み

 英国がEUを離脱するかもしれない!! と日本でも大きな話題になったのは、昨年(2015年)5月に行われた英国下院総選挙の時でした。

 キャメロン首相自身はもともと離脱に反対の立場ですが移民問題で国民の不満が高まり、争点にせざるを得ない状況になりました。

 この総選挙ではキャメロン首相率いる保守党が「EUと交渉し英国の立場を強化したうえで2017年末までに残留か離脱かを問う国民投票を実施する」との公約を掲げて勝利。単独過半数を獲得したのでした。

 はたして2月19日まで開催されていたEU首脳会議で、英国は移民制限などの「特別扱い」を勝ち取りました。

 キャメロン首相はここが攻めどきと「2017年末まで」としていた国民投票を前倒しで実施して、ライバルの労働党に差をつけようと考えたわけです。

 ところが身内のはずの保守党から複数の閣僚が造反、離脱に反対のスコットランド民族党は「離脱すれば英連邦から独立する」と言い出し、早くも波乱含みになってしまいました。

 英国のEU離脱は、すでにキャメロンを叩く政治駆け引きの材料に使われていることになり、国民投票の結果に関わらずキャメロン政権の弱体化は避けられません。

残留にせよ離脱にせよ国民投票まで
世界の金融市場が揺れ動くのは必至

 英国のEUからの離脱はあるのでしょうか?

 本紙は国民投票の結果が「EU離脱」となる可能性は低いと考えますが、仮にそうなってもすぐに英国が実行に移せるわけではありません。

 2009年12月発効のリスボン協定でEUから離脱する手続きが初めて決められたのですが、「当該国が離脱を希望して」「加盟国の過半数が賛成したら」「2年後に離脱できる」となっています。

 つまりEUは勝手に離脱することも、加盟国を追放することもできない仕組みになっているのです。

 それでも、国民投票までは賛成派/反対派の動向を巡って金融市場が混乱することになりそうです。そうでなくても問題山積の世界金融市場に、また懸念材料が1つ出現したことになります。

 差し当たって身構えておくべきはポンドの下落です。ポンドは英国経済と株式市場が好調で利上げが近いと考えられていた2015年6月の1ポンド=1.59ドルから本日(2月23日)は1ポンド=1.41ドルまで11%強下落しており、対円では同時期に1ポンド=195円から158円まで実に19%も下落しています。

 ポンドは対ドルでは、リーマンショック直後の急落時の1ポンド=1.36ドルにかなり接近していますが、その時点の対円の安値は1ポンド=118円なので、ポンドは対円ではますます下落しそうな気がします。

原油安でシティから投資マネーが引き上げる
英国経済の"地盤沈下"は避けられない!

 そもそも英国経済にとって最大の頭痛のタネは、原油価格の急落で中東のオイルマネーが激減してロンドン(シティ)から引きあげられ、世界のドル金融市場におけるロンドンの地盤沈下に拍車がかかることです。

 それゆえキャメロンは中国にすり寄り、AIIBにも欧州で真っ先に参加に手を挙げ、粗悪な中国製原発も大量に発注してまで中国マネー(これもドルです)を呼び込もうとしています。

 仮にここでEU離脱の可能性が燻り続けば、英国経済はドル圏でもユーロ圏でも存在感がますます小さくなってしまいます。

 かつての基軸通貨であるポンドの長期的低落は、まだ始まったばかりのような気がします。

 今後も英国のEU離脱の詳しい考察などは、毎週月曜日配信の「闇株新聞プレミアム」でお伝えしていきます。

闇株新聞PREMIUM

闇株新聞PREMIUM
【発行周期】 毎週月曜日・ほか随時  【価格】 2,552円/月(税込)
闇株新聞PREMIUM 闇株新聞
週刊「闇株新聞」よりもさらに濃密な見解を毎週月曜日にお届けします。ニュースでは教えてくれない世界経済の見解、世間を騒がせている事件の裏側など闇株新聞にしか書けないネタが満載。
お試しはコチラ

 

DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

●DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)とは?

金融・経済・ビジネス・投資に役立つタイムリーかつ有益な情報からブログに書けないディープな話まで、多彩な執筆陣がお届けする有料メールマガジンサービス。
初めての方は、購読後20日間無料! 


世の中の仕組みと人生のデザイン
【発行周期】 隔週木曜日  【価格】 864円/月(税込)
世の中の仕組みと人生のデザイン 橘 玲
金融、資産運用などに詳しい作家・橘玲氏が金融市場を含めた「世の中の仕組み」の中で、いかに楽しく(賢く)生きるか(人生のデザイン)をメルマガで伝えます。
お試しはコチラ

堀江 貴文のブログでは言えない話
【発行周期】 毎週月曜日、水曜、ほか随時  【価格】 864円/月(税込)
堀江 貴文のブログでは言えない話 堀江 貴文
巷ではホリエモンなんて呼ばれています。無料の媒体では書けない、とっておきの情報を書いていこうと思っています。メルマガ内公開で質問にも答えます。
お試しはコチラ

 


山本潤の10年で10倍を目指す超成長株投資の真髄
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2020年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2020年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 最強のマイル系クレジットカードはこれだ!専門家2人がおすすめするクレジットカード SPGアメリカン・エキスプレス・カード 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! ANAアメックスならANAマイルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

驚異の5万円株
つみたてNISA+
iDeCoでじぶん年金

4月号2月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

驚異の5万円株じぶん年金計画

驚異の上昇力を味方につけろ! 5万円株ベスト87銘柄
・少額株の賢い買い方を図解!
・5万円株の2大攻略法
・社長に直撃!企業へGO
高成長&割安の値上がり狙い株33銘柄
増収増益で将来性ありの株18銘柄
実力と比べ株価が割安な株5銘柄
赤字や減益でも魅力的な株10銘柄
安心して長く持てる高配当株40銘柄
高配当5万円株ランキング38銘柄
高配当で優待もイイ5万円株ベスト7銘柄

つみたてNISAとiDeCoだけ!じぶん年金計画
45歳から楽に2000万円作れるプラン
60歳で1000万円でも安心老後プラン
つみたてNISAとiDeCo違いを徹底比較

毎月分配型投信100本の本当の利回り
本当の利回りベスト30
・2大ダメ行動を正せ!
・6つのチェックポイント
・人気100本の実力リスト

みんな持ってる人気20銘柄の通信簿
最新決算&アナリスト予想でわかった
来期も絶好調な株28銘柄

●AKB48武藤十夢のわくわくFX生活!ライフ
●株入門マンガ/恋する株式相場! 
●本誌崖っぷち部員の同時進行ドキュメント
定年退職までのロードマップ

【別冊付録】
スマホで5分!株の買い方ガイド!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

【重要なお知らせ】
>>定期購読の価格改定について


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2020】 クレジットカードの専門家が選んだ 2020年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 山本潤の超成長株投資の真髄で、成長株投資をはじめよう!(ザイ投資戦略メルマガ)

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報