世界投資へのパスポート

英国のEU離脱派勝利で今週は株を買うチャンス!
米国の年内利上げの可能性もなくなり、
パニック売りが続く中で心得ておくべき事とは?

【第424回】 2016年6月27日公開(2017年11月17日更新)
広瀬 隆雄
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
印刷向け表示

いまはパニック売りが出ている状態
今週はどえらいチャンスが回ってくる!

 先週、番狂わせで英国のEU離脱派が国民投票で勝利しました。これを受けて世界のマーケットは大荒れになっています。

 こういう局面では、不安が先に立ち、投資家は「おてつき」のトレードをしやすいです。ここで言う「おてつき」とは、パニックして株を売ることを指します。

 でも今は慌てて売るより、むしろ買いチャンスを探るべき時でしょう。買いチャンスは今週前半にも巡ってくる可能性があります!

英国経済なんて、ちっぽけだ!
世界のGDPに占める割合は2.4%だけ

 投資家が拙いトレードをしてしまう背景には「我々は眼前に展開している事象は必要以上に過大評価し、それが与える長期のインパクトについては過小評価する傾向がある」からです。

 まず世界のGDPに占める英国の割合は2.4%に過ぎません。仮にそれが英国財務省の「離脱の場合の最悪シナリオ」通り、-6.0%になったとしても世界のGDPに占める割合で言えば2.26%になるだけのことです。

米国の銀行経営が健全になっており
リーマンショック時とは状況が異なっている

 次に2008年のリーマン・ショック当時と違い、現在、米国の銀行の経営はずいぶん保守的、なおかつ健全になっていることを忘れるべきではないでしょう。

 たとえば米銀の自己資本比率(コモン・エクイティー・ティアワン・レシオ)は下のグラフのように高くなっています。

 米銀が在庫にしている証券類の中に占める、高リスク証券の比率も、ずいぶん下がっています。

 倒産リスクのひとつの指標であるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)スプレッドも、危険が迫っていることをシグナルしていません。

 つまり英国のEU離脱という突発的な材料が、銀行システムを脅かす危険は、少なくとも米銀に対しては低いということです。

 もちろん英国ならびに欧州大陸の銀行に関しては、自己資本を充実させる作業が遅れていますので米銀に比べればリスクは高いといえます。でも、その場合でもリーマンの時のようなことにはならないと思います。

年内利上げは無くなった!
利上げが無くなれば株が上がる

 さらに連邦準備制度理事会(FRB)がアメリカの政策金利であるフェデラルファンズ・レート(FFレート)を引上げる可能性は、EU離脱派勝利のニュースでほぼ無くなりました。下は次の連邦公開市場委員会(FOMC)でFFレートがどうなるかの確率を示したグラフです。

 現行のFFレートは0.50%なので、利上げということになると0.75%を意味します。英国の国民投票の結果がわかる直前(6月23日=灰色)と、結果が判明した翌日(6月24日=黄色)のグラフを見比べてください。利上げというシナリオが無くなっていることがわかります。

 さらに0.25%のところが、新たに7.2%の確率を示しています。これは何を意味するか? と言えば、「利上げではなく、むしろ利下げが必要だ!」ということを示唆しているのです。

 同様に、今年最後のFOMCである12月14日の確率も見ておきましょう。

 利上げ(0.75%以上)確率は合計すると18.1%(17.8+0.3)にとどまっています。

 普通、投資家が(もしかして、利上げがあるかも……)と感じるのは、この確率が少なくとも40%~50%になったときです。だからこのデータの解釈としては「年内の利上げは、まず無い」というものになります。

 さて、年内利上げの観測が消えたことは、株式市場にとって何を意味するのでしょうか?

 一般的に言えば、金利と株式は競争関係にあります。つまり利上げになると、株は苦しくなるということです。

 いま、その利上げの可能性が消えたということは、「鬼の居ぬ間に、いのちの洗濯」で、株式市場で大いに遊んで結構! ということに他なりません。

 銘柄的にはいつも言及しているエクソン・モービル(ティッカーシンボル:XOM)をイチ押しとします。

日本株は、どうなる?
株価はフラフラと上がる局面も

 最後に日本株についてですが、日経平均の動きの大部分はドル/円の動きで説明できてしまいます。そのドル/円は、予期せぬEU離脱派勝利のニュースで大きくドル安に振れました。しかし現在の102円の水準は、過去に長いボックス圏を形成した水準であり、収まりの良い価格帯と言えます。

 つまりFX的には、かなり達成感が出たということです。

 それは別の言葉に直せば、これから値動きが一層激しくなるか? それとも逆に相場の荒れが収まるか? と言えば、後者の可能性の方が高いと思います。

 相場の荒れのことをボラティリティと呼ぶのですが、ボラティリティは今後、下がってくるということです。

一般に、ボラティリティが漸減する局面では、株式はふらふらと上昇します

 私は「今年は日本株がダメな年」だと言ってきましたが、ここまで下がれば、もうダウンサイドは少ないように思います。

【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2020年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2020年の最強クレジットカード(全8部門)を公開!
【2020年1月2日時点】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3500銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【マネックス証券のおすすめポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数5400銘柄以上! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。取引手数料もお得で、米国株なら最低手数料0ドルから購入可能。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税抜)だ最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「USAプログラム」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引ができる。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされ、実質無料になるのもメリット!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2600銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【楽天証券おすすめポイント】
米国株だけではなく、中国(香港)やアセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)の株もラインナップ。海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約300本を含む、約360本と業界トップクラス! 2019年7月の値下げにより、米国株式の取引手数料は最低0米ドルからになった。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。また、取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2300銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【SBI証券のおすすめポイント】
2019年7月の値下げにより、米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能になった。また、一部の米国ETFは売買手数料が実質無料で取引できる。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。また、米国株の情報入手には、各企業情報が1ページにまとまったレポート「One Pager」、米国株・米国ETFをテーマで検索できる「米国テーマ・キーワード検索サービス」、さらに銘柄検索やソートができる「米国株式決算スケジュールページ」が使いやすい。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

ANAアメックスならANAマルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2020年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2020年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 最強のマイル系クレジットカードはこれだ!専門家2人がおすすめするクレジットカード SPGアメリカン・エキスプレス・カード 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! ANAアメックスならANAマイルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

最強日本株日本株
ラクラク確定申告
億り人の座談会

3月号1月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

日本株&確定申告&億り人のセキララ座談会

今年勝てるメダル級の主力株&2020年の戦術を大公開
最強日本株
日経平均は年末に2万6000円へ!
強気? 弱気? 今年はこう戦え!
・6つの勝ち方MAP
最安1万円台から! 初心者必見の5万円株
最高6.5%! 値上がり期待もある高配当株
長期で大化け期待の成長株がズラリの10倍株
桐谷さんが割安株をチョイスした株主優待株
・時代に波に乗って長期で安定成長する大型安定株
新規上場株の中から再上昇を狙うIPO株

超有名イラストレーター金子ナンペイと一緒に
GO2020年こそ株デビュー
「オレが株わかるモンで儲けてやる! 」

億り人の2020年の戦略は?

スマホやパソコンでラクラク作成
確定申告2020年
・ますますカンタン&便利! スマホの入力方法
・e-Taxの使い方
・ふるさと納税の申告/株・投信の申告/配当・分配金の申告/FX の申告/医療費控除・セルフメディケーション特例の申告

コストや分配金のギモンが丸わかり!
投信超入

●自腹でガチンコ投資! AKB48株ガチバトル
●株入門マンガ/恋する株式相場! 
●本誌崖っぷち部員の同時進行ドキュメント
定年退職までのロードマップ

【別冊付録】
●不要品をお金に換えろ! 

メルカリ&ラクマ大研究

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

【重要なお知らせ】
>>定期購読の価格改定について


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2020】 クレジットカードの専門家が選んだ 2020年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 山本潤の超成長株投資の真髄で、成長株投資をはじめよう!(ザイ投資戦略メルマガ)

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報