個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!
2017年11月1日 ザイ・オンライン編集部

「数字オンチ」でも、わずか5年で資産を10倍にした
個人投資家・藤川里絵さんのシンプル投資術とは?
買いの基準や現在の注目銘柄、損切りルールも紹介!

数字が苦手でも資産を5年で10倍にできた、個人投資家・藤川里絵さんの資産倍増術を紹介!

ダイヤモンド・ザイの巻頭特集は「株で資産倍増計画」! 億を超える資産を築いた個人投資家の投資手法や、資産倍増を実現する2倍株56銘柄を紹介している。

今回はその中から、数字が苦手でシングルマザーの藤川里絵さんが、5年で資産を10倍にした初心者必見のシンプルな投資術を紹介。数字が苦手な人でもマネしやすく、理解しやすい内容になっている。藤川さんの資産倍増に役立った銘柄や、いま注目している銘柄も紹介しているので、参考にしてみてほしい。

「業績好調」「株価は割安水準」「上昇トレンド」なら買い!

 自ら「数字オンチ」だと告白しながらも、5年で資産を10倍に増やし、株式投資を始めてからは年間損益負けなしだという、個人投資家の藤川里絵さん。彼女の銘柄発掘法は、非常にシンプルで明快だ。

 「注目するのは業績が好調なのに、それが株価に反映されていなくて、なおかつ上昇トレンドが続いている銘柄です」

 好業績で株価が割安であっても、チャートが下降もしくは横ばいで推移している銘柄は、これから何らかの不安要素が露呈するリスクがある。

 一方、上昇トレンドでありながら、それでも依然として割安な好業績銘柄は、単に投資家の評価が後手に回っている可能性が高い。

 「割安なので今の水準以上に株価が下がるリスクが低く、何かのキッカケで何倍にも上がる可能性を秘めている。こういったバランスの悪い銘柄の発掘を愚直に繰り返します」

 割安、成長、株価のトレンドの3つの基本以外に、「変化」も重要視する。

 「会社四季報が手元に届いたその日にくまなく見て、前号と業績の変化をチェックします。これを習慣化してから2年弱で、数字がどの程度の伸びを示していれば注目に値するのかが、次第に掴めてきました。毎号続けて比較することが大切です」

街歩きやコンビニの棚には、儲かるヒントがいっぱい!

 銘柄選びの基本を押さえつつ、消費者目線に立って、街中で見かけてヒットを確信した企業に注目するのが藤川さん流。実際にその着眼点で2倍高を享受した一例が、「TOKYO BASE(3415)」「正栄食品工業(8079)」「寿スピリッツ(2222)」の3銘柄。店舗で繁盛ぶりを確認するなど、いずれも自分の目で確かめて購入した。

 順にどんな銘柄か紹介しよう。まず、「TOKYO BASE」は国内ブランドに特化したアパレルのセレクトショップと、独自ブランド「UNITED TOKYO」を運営。藤川さんはその人気ぶりを見て、旧社名・ステュディオスの頃から仕込み、利益の伸びを見て買い増した。

 続いて、「正栄食品工業」は、プルーンやレーズン、ナッツなどの製パン・製菓用などの食品材料を取り扱っている専門商社。女性を中心に健康にいいとされるグラノーラが大流行し、それに混入されるドライフルーツの需要も急拡大していることから、注目したという。

 3つ目の「寿スピリッツ」は、全国の主要エリアで地域限定の菓子製造販売を展開。特に子会社のケイシイシイが展開するチーズケーキの「LeTAO」が有名。藤川さんは「生アイス専門店」の人気を見て2015年5月に購入し、約3倍の利益を獲得したのだ。

 この3銘柄は、前述のように藤川さんが消費者目線で成長を確信し、購入したもの。

 「街中で見つけた銘柄は、短期的に株価が下げていたとしても、中長期では上昇トレンドが崩れていないことに確信を抱けるから、躊躇せず押し目買いを入れられます。自信を持って保有できるので、自然と利益も伸ばしやすくなるわけです」

 一方、半導体やEV(電気自動車)など、旬のテーマでも、自分にはピンとこない不得手な分野には手を出さない。

 「私が最初に大きく儲けた株はメガネの『ジンズ(3046)』でした。株価が買値から3.5倍以上になって利益を確定しましたが、今後も身近で、業務内容がわかりやすい成長株を見つけていきたいです。今、注目しているのは『ヱスビー食品(2805)』。値がさ株なのですが、利益の進捗率が高く、どこかで上方修正をしてくるのではと思っています。ゴールデンカレーは多くの家庭にありますし、最近はパクチーもブーム。時価総額もまだ500億円程度で成長余地が大きいことも魅力的です」

ルールを厳守するため損切りは逆指値も活用

 なお、藤川さんは株を買った後もきちんと管理し、損をふくらまさないように損切りも徹底しているという。

 「25日移動平均線を割ったところに逆指値を入れ、感情に支配されることなく自動的に損切りするようにしています。もちろん、損失を確定した直後に株価が反発することもありますが、ルールを守った自分を褒めてあげるようにしています。また、体調が悪いと判断に影響が出るので、頭だけでなく体を鍛えるのも重要です。体を動かせば、気分転換になって、冷静な判断もしやすくなります」

 本格的に資産を増やしたいなら、慣れてきた段階で、資金を突っ込んだほうがいいという。

 「投資が成功して2倍になった場合、損を恐れて元手資金を10万円しか入れなかった場合と、100万円を入れた場合では大きな差がつきます。投資は余剰資金で……と言われますが、そう思うとリスク管理が甘くなりがちです。一定以上の資金を投入して、リスクは損切りで管理することをおすすめします」

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