ふるさと納税おすすめ特産品情報
2018年10月20日 ザイ・オンライン編集部

2018年度版【ふるさと納税ランキング~カニ編~】
「ふるさと納税」でカニがもらえる自治体を比較!
コストパフォーマンスが最強の自治体はココだ!

「ふるさと納税」でお得に「カニ」の返礼品をもらえる自治体を発表!
「ふるさと納税」を活用して、“冬の味覚の王様”のカニを味わい尽くせ!

「カニ」といえば、“冬の味覚の王様”と呼ばれていたり、鮮やかな赤色がおめでたい年末年始にピッタリだったりと、この時期にうってつけの食材だ。しかし、近年はカニの漁獲量が減少しており、価格は高騰傾向にある。

 そこでおすすめしたいのが「ふるさと納税」の活用。「ふるさと納税」なら、寄付という形で地方自治体を応援できるうえに、絶品のカニをお得かつ大量に入手できるからだ。

 そこで今年も、ザイ・オンライン編集部が、「ふるさと納税」でカニの返礼品を用意している自治体を独自調査。カニの種類や部位は問わず、“寄付金額に対して、どのくらい多くのカニをもらえるか”という観点で自治体をランキング化した(※寄付金額3万円以下の返礼品に限定)。

 それではさっそく、2018年の「ふるさと納税ランキング~カニ編~」を発表しよう!

※本記事は、各自治体が返礼品の見直しをする前(2018年10月31日以前)のデータをもとに作成しております。そのため、記事中の情報が実際の寄付金額と異なる、または返礼品の量が減っている場合などがございますので予めご了承ください。

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【同率1位】1万円の寄付でカニ2.4kg!
「毛ガニ」に匹敵するおいしさと言われる
「クリガニ」がもらえる「北海道根室市」!

「クリガニ」がもらえる「北海道根室市」

 2018年の「ふるさと納税ランキング~カニ編~」第1位は、2つの自治体が同率で並ぶ結果になった。

 まずは、その同率1位の自治体の中から、昨年の同ランキングから2連覇となった「北海道根室市」を紹介しよう。

 人口が約2万6000人の「根室市」は、北海道の最東端にあるため、“朝日にいちばん近い街”というキャッチコピーを掲げるほど日の出が早い。サンマの水揚げ量で長年にわたって日本一をキープしているほか、タラバガニの一種「花咲ガニ」が代表的な特産品だ。

 そんな「根室市」に1万円を寄付すると、根室市産の「クリガニ12~18尾(計2.4kg)」がもらえる。「クリガニ」は、カニの中ではマイナーだが、濃厚で香り高いカニ味噌が絶品で、産地では愛されている品種。茹でて食べるのがオーソドックスだが、味噌汁や鍋物に使用されることも多いのだとか。

 ちなみにこの返礼品は、「ふるさと納税」のポータルサイトの一つである「ふるさとチョイス」でしか申し込めないので注意。また、「根室市」ではカニの返礼品を豊富に用意しており、その中には前述の「花咲ガニ」もあるので、カニ好きの人は「根室市」の返礼品はマストでチェックしておこう。

【同率1位】5000円の寄付でカニ1.2kg!(=1万円で2.4kg)
風味豊かなカニ味噌がたまらない
「平ガニ」がもらえる「岩手県普代村」!

「平ガニ」がもらえる「岩手県普代村」

 続いて紹介する同率1位の自治体は「岩手県普代村(ふだいむら)」だ。

 岩手県北東部の下閉伊郡に属する「普代村」は、人口が3000人にも満たない小さな自治体だが、三陸海岸沿いには6つも漁港があり、漁業で栄えてきた歴史を持つ。近年はキャンプや磯遊びなどのアウトドアにも注力しているようだ。

 そんな「普代村」に5000円の寄付をすると「平ガニ(生)1.2kg」がもらえる。寄付金額1万円あたり2.4kgという圧倒的なボリューム感で、第3位以下の自治体を大きく引き離した。

「平ガニ」は「ワタリガニ」の一種で、正式名称は「平爪蟹(ひらつめがに)」。また、甲羅のくぼみがアルファベットの「H」に見えることから、一部地域では「エッチガニ」とも呼ばれているそうだ。「平ガニ」は、特にカニ味噌がおいしいカニで、身をがっつり食べるというよりは、パスタや味噌汁など、カニの旨味を堪能できる料理に使うのがおすすめなのだとか。

 なお、本記事の後半には「普代村」の「ふるさと納税」担当者のインタビューを掲載している。「平ガニ」の特徴に加えて、カニ以外の人気返礼品などを教えてもらったので、合わせて読んでいただきたい。

【同率3位】2万5000円の寄付でカニ5kg!(=1万円あたり2kg)
フレッシュなカニを思う存分に堪能できる
「ズワイガニボイル」がもらえる「高知県奈半利町」!

「ズワイガニボイル」がもらえる「高知県奈半利町」

 2018年の「ふるさと納税ランキング~カニ編~」第3位も、2つの自治体が同率でランクインした。その同率3位の自治体から、まずは「高知県奈半利町(なはりちょう)」を紹介しよう。

 2017年の「ふるさと納税ランキング~カニ編~」では、「北海道根室市」と並んで第1位に輝いていたものの、2018年は残念ながら王座を守りきれなかった。とはいえ「奈半利町」は、2018年の「ふるさと納税ランキング」の「お米編」で第2位、「牛肉編」で第3位にランクインするなど、特定のジャンルに偏ることなく、さまざまな返礼品をお得に提供しているので要チェックだ。

 そんな「奈半利町」に2万5000円を寄付すると「ドカンと5kg! ズワイガニボイル」がもらえる。つまり、寄付金額1万円あたりカニ2kgがもらえる計算だ。

 この返礼品の特徴は、獲れたばかりのズワイガニを船の上でボイル&冷凍することで、バツグンの鮮度を実現していること。脚にはジューシーな身がたっぷり詰まっており、「ふるさと納税」屈指の実力者である「奈半利町」ならではの、質と量を兼ね備えた返礼品だと言えるだろう。

 また、「奈半利町」はマグロも特産品。「奈半利町」のマグロも味わってみたい人は、2万9000円の寄付でもらえる「天然本マグロの大トロ500g&ズワイガニ脚ボイル2kg」のような、セットの返礼品に申し込むのもおすすめだ。

【同率3位】1万円の寄付でカニ2kg!
カニの良漁場であるベーリング海で獲れた
「ボイル本ズワイガニ肩」がもらえる「千葉県長生村」!

「ボイル本ズワイガニ肩」がもらえる「千葉県長生村」

 続いて紹介する同率3位の自治体は「千葉県長生村」。先ほど紹介した「奈半利町」と同じく、「長生村」も2017年の「ふるさと納税ランキング~カニ編~」で同率1位にランクインした自治体だ。

 1万4000人強の住民が暮らす「長生村」は、千葉県で唯一の“村”。サーファーの聖地とも呼ばれる九十九里浜に面していることもあり、マリンスポーツ好きの人だけでなく、釣り人たちにも人気のスポットとなっている。

 そんな「長生村」に1万円の寄付をすると、アラスカ沖のベーリング海で獲れた「ボイル本ズワイガニ肩2kg」がもらえる。冷凍状態で送られてくるが、カニの風味を損ねないように品質が保たれており、解凍後は特に手を加えないまま食卓に並べてOKというお手軽さもポイントだ。

 また、「量は減ってもいいから、もっと食べごたえのあるカニがほしい」という人は、「長生村」に1万円を寄付するともらえる「ボイルタラバガニ肩800g 特大3Lサイズ」に申し込むのもいいだろう。タラバガニはズワイガニよりも肩が太く、身がぎっしり詰まっているので、食べたときの満足感も大きいはずだ。

【第5位】1万円の寄付でカニ1.8kg!
南米では大人気で高級食材とされる
「ボイル・ストーンクラブ」がもらえる「大阪府和泉市」!

「ボイル・ストーンクラブ」がもらえる「大阪府和泉市」

 最後は、第5位の「大阪府和泉市」を紹介しよう。

 人口18万6000人ほどの「和泉市」は、ここまで紹介してきた4つの自治体に比べると規模は大きいが、「トカイナカ」をキャッチコピーに掲げるなど、住みやすさと豊かな自然を兼ね備えた自治体。実際に「和泉市」の北部には「信太山丘陵(しのだやまきゅうりょう)」という湿地群があり、絶滅危惧種に指定されているような動植物も見られれそうだ。

 そんな「和泉市」に1万円を寄付すると「チリ産 ボイル・ストーンクラブ 6尾」がもらえる。1尾は約300gとのことなので、合計1.8kgほどのカニがもらえると考えていいだろう。

「ストーンクラブ」は、南米では高級食材として知られているものの、日本ではまだまだ知名度が低いカニ。大きな爪を持っているのが特徴で、味は「毛ガニ」に似ているそうだ。

 また、「ストーンクラブ」は、その名が示すように、殻が石のように硬く、食べる際はカナヅチなどで殻を割らなければいけないそうだ。なかなか食べる機会のない「ストーンクラブ」をお得に味わってみたい人は「和泉市」に寄付してみては?

 さて、改めて今回紹介したランキングをまとめると以下のとおり。

ふるさと納税受付終了の自治体ですマークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。

 ◆2018年度
  「ふるさと納税」で「カニ」がもらえる自治体のお得度ランキング!
(※2018年9月15日時点)
順位 お得な特産品の商品と量 備考
寄付金の使い道
1位  北海道根室市
・1万円⇒【北海道根室産】クリガニ12~18尾(計2.4kg)
     【ふるさとチョイス限定】

・1万円⇒生ずわいがにしゃぶ2kg【ふるさとチョイス限定】
    (爪500g、爪下500g、肩1kg)
・1万円⇒【北海道根室産】花咲ガニ300~400g×6尾
     【ふるさとチョイス限定】
・1万円⇒【北海道根室産】花咲ガニ410~560g×4尾セット
     【ふるさとチョイス限定】
 ほか、1万円で「北海道産刺身用ほたて貝柱1.2kg(60~72玉)【ふるさとチョイス限定】」などがある
【寄付金の使い道】ふるさと未来創生に関する事業/住み続けられる「安心」と「支え合い」のまちづくりプロジェクト/住みたいと思える「ひと」と「しごと」を呼び込むプロジェクト/北方領土問題等の解決の促進を図るため必要な事業
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら
1位  岩手県普代村
≪1万円換算/2.4kg≫
・5000円⇒平(ひら)ガニ(生)1.2kg
 ほか、5000円で「北緯40度ふだいわかめ(湯通し塩蔵わかめ)」(200g×3個)などがある
【寄付金の使い道】地学ぶ喜びを村づくりにつなげる事業/未来を拓く活力ある産業を育てる事業/健やかに、そして安心して暮らせる環境をつくる事業/自然と共生する安全で快適な環境をつくる事業/明日を拓く仕組みをみんなでつくる事業/その他
3位  高知県奈半利町
≪1万円換算/2kg≫
・2万5000円⇒ドカンと5kg!ズワイガニボイル

・1万3000円⇒ドカンと2kg!ズワイガニボイル
・2万9000円⇒天然本マグロの大トロ500g&ズワイガニ脚ボイル2kg
 ほか、1万5000円で「ぷちぷち食感♪弾けるいくら500g」(いくら醤油漬け500g)などがある
【寄付金の使い道】観光で賑わうまちづくり事業/活力のあるまちづくり事業/ 元気な人づくり事業
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら
3位  千葉県長生村
・1万円⇒ボイル本ズワイガニ肩2kg
・2万円⇒ボイル本ズワイガニ肩4kg
・3万円⇒ボイル本ズワイガニ肩6kg

・3万円⇒生本ズワイガニしゃぶしゃぶ3.9kg
 ほか、1万円で「伊勢海老の干物」(200g×2尾)などがある
【寄付金の使い道】福祉/教育/環境/産業/村に一任
5位  大阪府和泉市
・1万円⇒チリ産 ボイル・ストーンクラブ1.8kg
    (ストーンボイル300g×6尾)
 ほか、7000円で「やまや辛子明太子」(300g)などがある
【寄付金の使い道】平成30年7月豪雨/市長が必要と認める事業/子育て、教育、文化・芸術、健康、都市基盤整備及び環境に関する事業/産業・雇用及び観光に関する事業/安全・安心に関する事業/協働及び人権に関する事業など
■以降のランキングはコチラ!⇒【ふるさと納税】カニがもらえる自治体ランキング!(2018年度版)人気の「カニ」がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表!

 トップ5入りを逃した自治体も、カニの種類や部位、サイズや用途が異なった、多種多様な返礼品を提供している。カニの返礼品をお得にもらえる約35自治体をまとめた記事を公開中なので、ぜひ、こちらの記事も参考にして、自分のニーズに合ったカニの返礼品をゲットしてほしい。

 ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体数は2000近くあるため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。

 この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)

2018年度の「ふるさと納税ランキング~カニ編~」同率1位に輝いた
「岩手県普代村」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!

 2018年の「ふるさと納税ランキング~カニ編~」では、寄付金額1万円あたりカニ2.4kgがもらえる「北海道根室市」と「岩手県普代村」が同率1位となった。今回は、同率1位に輝いた2自治体のうち「普代村」にスポットを当ててみた。さっそく「普代村」の「ふるさと納税」担当者・坂上さんに、5000円の寄付でもらえる「平ガニ(生)1.2kg」について聞いた。

「『普代村』は、世界三大漁場の一つに数えられる三陸沖に面しており、とても活発に漁業が行われています。そこで獲れる海産物の中でも、『平ガニ』は特におすすめの一品ですね。身がたくさん詰まっているわけではないのですが、カニ味噌からはおいしい出汁が取れますので、パスタや味噌汁といった料理に最適です。実際に『普代村』に暮らす人々も、よく好んで食べていますよ」

 おいしい出汁が取れるとのことなので、この冬は「平ガニ」で鍋を作ってみるのも良さそうだ。では、このほかに「普代村」のおすすめの返礼品は?

5000円の寄付でもらえる「北緯40度ふだいのすき昆布(8切3枚入×8袋)」は、煮物やサラダなど、さまざまな料理に使えて便利。

「『平ガニ』と並んで、『普代村』の返礼品の中で問い合わせが多いのは『昆布』の返礼品です。たとえば、5000円を寄付していただいた方にお送りしている『北緯40度ふだいのすき昆布(便利な食べきりサイズ)』は、寄付者の皆様からの人気が高く、シーズンごとに多くの方々からリピートしていただいています。また、これからの寒い季節には、『サケ』や『イクラ』などの返礼品もおすすめですよ」

 そんなおいしい海産物の返礼品を豊富に用意している「普代村」の「ふるさと納税」の状況を聞いてみると、9月上旬時点で、件数は437件、金額は629万円の寄付が集まっているという。では、「普代村」では「ふるさと納税」という制度のメリットをどう捉えているのだろうか。

「今まで、財源不足が理由で実現できていなかった事業が『ふるさと納税』のおかげで展開可能になったり、『ふるさと納税』の業務や返礼品の発送を第3セクターに依頼することで、雇用の創出や自治体の活性化に繋がったりしています。また、『普代村』の海産物や、村そのものに関心を持っていただけるという点においても、『ふるさと納税』はいいキッカケになってくれているように感じます」

 もしかすると、この記事を読んで「普代村」のことを初めて知ったという人もいるのではないだろうか。これをキッカケに、岩手県に訪れた際は「普代村」に寄ってみるのもいいだろう。そこで、坂上さんに「普代村」の見どころを教えてもらった。

「『普代村』には展望台が多く、海を見渡すことのできるスポットが何カ所もあります。また、『みちのく潮風トレイル』という海岸沿いのトレイルコースも整備しており、海と森の恵みを両方とも感じられるということで、多くの観光客でにぎわっていますよ。そのほかにも『普代浜園地キラウミ海水浴場』や、2011年の東日本大震災で津波から村を守って有名になった『普代水門』など、いくつもの観光名所あるので、ぜひ『普代村』にお越しいただければと思います!」

 最後に、「普代村」は、今後「ふるさと納税」をどのように活用していきたいのか聞いてみた。

「『普代村』は、『ふるさと納税』の返礼品数が62件(9月28日時点)と、ほかの自治体に比べると、そこまで豊富ではありません。今後は、『普代村』に寄付したいと思ってくれた方が、より多くの返礼品の中から選択できるようにメニューを増やして、さらに大勢の人に『普代村』のことを知っていただければと考えております」

 坂上さんは今回のインタビューの中で「『普代村』が『ふるさと納税』の事業に取り組んでいることは、地元の人々にはあまり周知されていないのが正直なところです」とも語っていた。しかし、「ふるさと納税」を地道に続けていれば、何かのタイミングで注目を浴びることもあるだろう。

 たとえ世間的にメジャーではなかったとしても、「ふるさと納税」でお得な返礼品を取り揃えている自治体は、決して少なくない。そういった自治体をいかに見つけ出すかという“宝探し感”も、「ふるさと納税」の楽しみではないだろうか。

(取材・文/A4studio)