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2019年2月22日 ザイ編集部

「高配当株」を選ぶなら“成長力が低い地味な銘柄”が
おすすめ! 成長力と知名度は低くても、業績が安定
していて、常に高配当を継続している中小型株に注目

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「高配当株ファンド」のファンドマネジャーが、高配当株を選ぶポイントを伝授!

今、日本株には高配当株がゴロゴロ。そこで、発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の特集「高配当株+Jリートの儲け方」では、配当利回り4%以上の全221銘柄の投資判断を大公開している。さらに、高配当株の正しい儲け方について、好成績投信の運用担当者や高配当株で資産を築いた個人投資家に直撃! 日本の株式市場の「買いの高配当株+Jリート」73銘柄にとどまらず、米国の株式市場の高配当株や儲けワザも紹介するので要チェックだ

今回はその中から、好成績な「高配当株ファンド」のファンドマネジャーによる、「高配当株」の選び方の解説記事を抜粋! プロの銘柄選択術をぜひ参考にしてみてほしい!

成長力が低い”地味株”こそ
「高利回り維持力」がすごい!

 高配当株に投資する投資信託の中でも、最も好成績をあげている投資信託のひとつが「三井住友・配当フォーカスオープン」だ。この投資信託を運用する三井住友アセットマネジメントのファンドマネジャー・木村忠央さんが何を根拠に株を選んでいるのかというと、「今出している配当を今後も出し続けられる企業かどうか」だ。

 そもそも、「成長株を見つけるのは難しい」と木村さんは言う。「日本には成長株が少ないんです。目新しい優れたサービス、製品を持っている成長株がメディアでちやほやされますが、こうした成長株は投資家からの期待が高くなる。だから、株価は割高になりがちで、投資家の期待を少しでも下回ると株価は暴落しやすい」

 一方で、「投資家から注目されにくい、成長期待の低い高配当株は、大負けするリスクが小さいのが魅力」と木村さんは言う。「成長期待で買っている投資家が少ないので、業績が少しくらい悪くても、成長株のように叩き売られることがない。とにかく、株価の値動きが緩やかなんです」

 こういった特徴を持っているので、リスクを抑えて投資したい人に高配当株はおすすめだ。ただし、配当をしっかり出し続けられるかどうかを見極める必要がある。そのために重要なのは“つまらない企業”を選ぶということだ。

 「地味で成熟した事業を行っている企業がいいんです。なぜなら、成長が期待しにくいから新たな参入もなく競争が激しくない。それに、事業を継続するための投資が少なくてすむ。つまり、残存者メリットで生き残っているような企業ですが、実は安定した稼ぎがあり、配当を維持できる力を持っているんです」(木村さん)

 つまらない企業の中でも“内需で非製造業”がおすすめ。「予測が難しい為替動向や新興国経済などの影響を外需企業は受けます。また、製造業は工場や機械などの多額の設備投資が必要で、その設備を維持するためのメンテナンスだって大変です。仮に、業績が横ばいでも、利益が減るケースがよくあります」(木村さん)

地味で人気薄ではあるが”危機に強い株”がある!
リーマンショック後などの配当状況を確認してみよう

 一方で、内需の非製造業であれば、製造業に比べると、新たな投資が少なくてすむ。こういった企業の過去10年間の営業利益や配当などを木村さんは調査する。

 「重要なのは大きく減益になっている時期がないこと。リーマンショックや東日本大震災の直後でも、減配していない企業は特にいい」(木村さん)

 こういった“つまらないが安定した稼ぎがある高配当株”は、中小型株に多い。木村さんは自身が運用する投資信託では、中小型株も積極的に組み入れており、その比率は5割を超えている。

 「例えば投資家に、知っている高配当株を教えてくださいと質問したら、あがってくる銘柄名は大型株ばかりでしょう。中小型の高配当株は知名度がまったくない。投資家が中小型株で狙うのは高成長株ばかり。だから、中小型の高配当株には割安に放置されている株が多いのです」(木村さん)

 それにしても、このように値上がりが期待しづらい株ばかりを組み入れているのに、なぜ、木村さんが運用する投資信託の成績は良いのだろうか?

 「地味な企業でも好決算を発表するケースが中にはあります。そうするとアナリストが注目し出して、『実は成長テーマを持っている株だ』なんて言われて、株価が急上昇することも」(木村さん)

 「人の行く裏に道あり花の山」という有名な投資の格言があるが、まさに、誰も注目していない“つまらない株”の中に、お宝が多く眠っているのだ。
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 今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の特集「高配当株の儲け方」の中から、ファンドマネジャーが解説する「高配当株選びのポイント」を一部抜粋して紹介した。特集では配当利回り4%以上の全221銘柄の投資判断を公開しているほか、「とにかく高い配当収入にこだわる」「配当を取りつつ値上がり益を狙う」「米国高配当株で配当&値上がり益をとる」「Jリートで4%以上の家賃収入を狙う」といった高配当株の4つの勝ちワザも紹介しているので、ぜひ活用してほしい。

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