こんにちは、個人投資家の立川です。
前回はこのコラムで何度も出てくるフレーズ「配当金で元をとる」ことの意義について書かせていただきました。しかし、実際に配当金が振り込まれた場合、その配当金はどうするのが一番いいのでしょうか。今回は、配当金の扱いについて、私の経験談も含めて考えてみたいと思います。
【※前回(連載第13回)の記事はこちら!】
⇒株式投資はそもそも「株の売買で稼ぐ」ことでなく、「出資に応じた利益の分配=配当を受け取る」もの!サラリーマンに「増配株投資」がおすすめの理由は?
株式投資を始めたばかりの頃は、
配当金は再投資せず、すべて使っていた
私が投資を始めたのは2004年5月で、本格的に配当金が振り込まれたのは2005年以降でした。それから2007年までは、毎年、配当金の振込額が毎年数万円程度ありましたが、再投資などは考えずに、配当金をすべて自分の趣味の「音楽」に使っていました。CDや楽器、楽譜を買ったり、ライブに行ったりして、完璧に使い切っていました。
当時の私は、少しでも元手を確保して株を買うため、給料から生活費を引いたほとんどを株式投資につぎ込んでいました。その一方で、今まで趣味に使っていた支出は大きく削減していました。しかし、私は無理な節約や我慢が長く続くものではないと考えていたため、毎月の支出を抑制して投資に回したとしても、配当金くらいは自分の楽しみのために自分自身に還元しようと考えたのです。
当然、配当金をたくさんもらうことができれば趣味に使えるお金が増えるので、月々の節約や証券口座への入金が「苦」でなくなる効果があります。それどころか、配当金をたくさんもらうためには、前の年に株を買い増せばいいので、毎月の支出を抑制して頑張って入金することができたのです。入金する度に「この1万円が来年から毎年●●●円の配当を生み、そして増え続けるんだ!」と考えると、節約や投資のモチベーションにつながり、同時に増配株を買えばもらえる配当金の増え方が加速することも覚えました。
【※関連記事はこちら!】
⇒増配株は「元本が増える銀行預金」「部屋数が増えるアパート」のようなもの! 追加投資をしなくても配当が増え、価値も上がる「増配株」のスゴさとは?
そして、投資を初めて3年経過した2007年には長期の海外出張があり、給料に手当がつくけれど使う暇がない状態でした。それは投資資金を確保するのに好都合で、帰国してからいくつかの高配当の銘柄を買うことができ、そのおかげで翌年の2008年は前年の倍以上の配当金をもらうことができました。
2008年のリーマン・ショックのあとは、
配当金を再投資することで配当金の増え方が加速!
このように、私が受け取る配当金は順調に増加していったのですが、運用によるパフォーマンスは厳しい時期が続きました。2006年のライブドア・ショックに始まり、2007年のサブプライム住宅ローン危機、2008年には多くの投資家が去っていったリーマン・ショックがありました。私自身も経験が浅かったことからうまく立ち回れず(まあ、今でも同じようなショックが起こったら、うまく立ち回れないと思いますが……)、運用成績は非常に残念な結果に終わっていました。
その反面、この時期は「株安」ということもあって、配当利回りが信じられないほど高い株が大量に発生していました。こうなると、配当金をすべて趣味に使ってしまうのはもったいなく、配当金のかなりの割合を株に再投資するようになりました。
当然、再投資した分、翌年にもらえる配当金が増えるので、さらにたくさんの金額を株の購入に充てることができました。つまり、「株安」は投資家にとってつらい時期ではありますが、配当金を目当てに投資する場合は、複利効果が最大限に発揮できる絶好のチャンスでもあったのです。
振り込まれた配当金はどうすべきか?
再投資をすることで配当や資産の増え方が加速する!
ここで、連載の第8回目で紹介させていただいたモデルプランをもう一度見てみましょう。
【※連載第8回はこちら!】
⇒億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介!NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ
●月3万円(毎年36万円)を積み立てて、投資する時点で配当利回り2.5%、その後は毎年10%ずつ増配する株を買った場合
・30年継続で積立金額の総額=1080万円
・30年間の受取配当金総額(税引後)=約1080万円
・実質的な積立金額=0円(積立金額1080万円-受取配当金1080万円、年0円/年)
・その後の受取配当金額=120万円/年、さらに5年後には約200万円/年
このモデルプランのとおり、「30年間の平均配当利回りが2.5%で平均増配率が10%の銘柄に、毎年、一定額の投資を継続」できれば、「30年間にわたって積み立てた金額は配当金で元を取れて、さらに元を取ったあともずっと配当金を受け取り続けられる」という状態になります。
配当に税金がかからないNISA口座を使って、最初の年に積み立てた36万円でキッチリと株を購入できたとしましょう。仮にその株の配当利回りが2.5%だったとすれば、受け取れる配当金は9000円となります。
元本を回収することを最優先する場合は、受け取った配当金を預金に回しましょう。株を毎年購入することと、投資対象を増配株に絞ることにより、30年程度の期間があれば投資した元本と変わらないくらいの配当金を受け取ることができて、元が取れるでしょう。
しかし、私がおすすめするのは、「初期の配当金は再投資し、少し年数が経過して、ある程度まとまった配当金がもらえるようになってから、配当を預金に回して元本を回収する」ことです。実はこのほうが、手間も少なく、配当や資産の増え方が加速します。
月3万円(毎年36万円)を積み立てて、投資する時点で配当利回り2.5%、その後は毎年10%ずつ増配する株(1銘柄でも、複数の銘柄の組み合わせでも構いません)を買った場合、配当金を再投資しなかった場合と再投資した場合の受取配当金は以下のようになります。年間の受取配当金の差額は最初のうちはわずか数百円ですが、9年で差額は1万円を超えて、18年で10万円を超えるほど大きな差となります。
■配当金を再投資した場合と、しなかった場合では、将来の配当金に大きな差が! | |||
配当を 再投資しない場合 |
配当を 再投資した場合 |
受取配当金の 差額 |
|
1年目 | 9000円 | 9000円 | 0円 |
2年目 | 1万8900円 | 1万9125円 | 225円 |
3年目 | 2万9790円 | 3万515円 | 725円 |
4年目 | 4万1769円 | 4万3330円 | 1561円 |
5年目 | 5万4945円 | 5万7746円 | 2801円 |
6年目 | 6万9440円 | 7万3964円 | 4524円 |
7年目 | 8万5384円 | 9万2210円 | 6826円 |
8年目 | 10万2922円 | 11万2736円 | 9814円 |
9年目 | 12万2215円 | 13万5828円 | 1万3613円 |
10年目 | 14万3436円 | 16万1807円 | 1万8371円 |
11年目 | 16万6780円 | 19万1032円 | 2万4252円 |
12年目 | 19万2458円 | 22万3911円 | 3万1453円 |
13年目 | 22万704円 | 26万900円 | 4万196円 |
14年目 | 25万1775円 | 30万2513円 | 5万738円 |
15年目 | 28万5952円 | 34万9327円 | 6万3375円 |
16年目 | 32万3547円 | 40万1993円 | 7万8446円 |
17年目 | 36万4902円 | 46万1242円 | 9万6340円 |
18年目 | 41万392円 | 52万7898円 | 11万7506円 |
19年目 | 46万431円 | 60万2885円 | 14万2454円 |
20年目 | 51万5474円 | 68万7246円 | 17万1772円 |
このように、初期の段階で配当金を再投資することによって、明らかに受取配当金に大きく差がつきます。しかしながら、初期には配当金を再投資したほうがいいというのは、もう一つ重要な理由があります。
人生には多額のお金がかかってしまう時期があるが、
そのときにも積立投資を継続するために必要なことは?
人生の中には、結婚したり、子どもが受験・進学して教育費がかかったり、住宅を取得・改築したりと、大きな支出が伴う時期が必ずあります。そのような時期には、積立投資に回す資金を十分に確保できなくなってしまいます。それどころか、こういったイベントが重なると、投資した元本を取り崩す事態も十分にあり得ます。
そんな投資資金の確保が難しい時期までに配当金を再投資しておけば、再投資しない場合と比較して受け取れる配当金が大きく違ってきます。投資資金の確保が難しい時期に、毎月の積立金額を減らしたとしても、その時点で受け取る配当金と合計することで、株をそこそこ買い増すことができるかもしれません。また、万が一、資金が必要になった場合も投資元本を取り崩すことなく、受け取れる配当金で賄えるようになっているかもしれません。初期の頃に配当金を再投資したほうがいいというのは、複利効果を生かしてパフォーマンスを上げることだけが目的ではなく、積立資金を用意するのが難しい時期を乗り越えるためでもあるのです。
先ほどのモデルプランどおりに、毎月3万円の積立を15年間継続すると、受け取った配当金を再投資に回していなくても、投資元本は約500万円で、年間の受取配当金は25万円くらいになります。一方、毎年受け取った配当金を再投資しておけば、再投資した配当金を含む投資元本は約675万円になり、受取配当金は30万円くらいになっています。
しかし、例えば、積立投資開始から16年目に子どもが大学などに入学し、今までのように毎月3万円を積み立てるのが難しくなったとしましょう。もし、配当金を再投資していた場合、このときには年間の受取配当金が約35万円と、それまで毎年積み立てていた金額と変わらない金額になっています。
つまり、1~15年目に配当を再投資していた場合、毎月3万円を積み立てるのをいったん休止しても、それまでと同じように配当金を再投資し続ければ、毎年36万円を積み立てていた時期と同じような状態を維持できるのです。それどころか、配当金を再投資することで年間の受取配当金はさらに増え続け、20年目には年間62万9499円になります。ちなみに、1~15年目に配当金を再投資していなかった場合、16年目以降に毎月3万円を積み立てるのを休止し、それまで同様に配当金の再投資もしないと、20年目の年間の受取配当金は46万529円で、その差は約17万円となります。
■16年目以降、教育費の負担増で毎月3万円の積み立てを休止した場合 | |||
毎月3万円の 積み立ても 配当の再投資も しない場合 |
毎月3万円の 積み立ては 休止しても 配当の再投資は 続けた場合 |
受取配当金の 差額 |
|
16年目 | 31万4547円 | 39万2993円 | 7万8446円 |
17年目 | 34万6002円 | 44万2117円 | 9万6115円 |
18年目 | 38万602円 | 49万7382円 | 11万6780円 |
19年目 | 41万8662円 | 55万9555円 | 14万893円 |
20年目 | 46万529円 | 62万9499円 | 16万8970円 |
こうして大きな支出を伴うライフイベントを無事に通過した後は、積立投資を再開しつつ、受け取った配当金を預金に回して、元本を回収するといいと思います。モデルプランどおりで、かつ配当の再投資を実施した場合、20年目以降は受け取れる配当金が年間50万円を超え、さらに翌年以降は増え続けます。20年目以降に受け取った配当金を個人向け国債や定期預金で運用することにより、30年を経過した頃には積み立てた元本と同じくらいの「無リスク資産」ができているはずです。
配当を自分に還元するにしても、再投資するにしても、最終的には元本を回収できる可能性が高い、というのは「増配株投資」だからできることです。高配当であっても増配しない株では、配当利回りが2.5%でも元本を回収するまでに40年、配当利回りが4%でも25年かかりますし、投資資金を追加しなくては配当金が増えません。しかし、増配株なら配当金によって元本を回収できる年数が10~20年と短くなり、配当金も増えていきます。
「毎月、資金を積み立てて、増配株に絞って投資する」ことは、投資の勉強をしたり、銘柄を分析したりする時間を取りにくいサラリーマンにとって、安全性と投資効果のバランスの取れた数少ない方法の一つと言えます。しかも、増配株投資を始めたばかりの頃に、受け取った配当金を再投資することによって、さらに投資効果は高くなるのです。
それでは、今回のポイントをまとめておきます。
【ポイント①】
初期の段階では配当金を預金に回して元本を回収するより、再投資するのがおすすめ!
【ポイント②】
配当金を再投資することで、「複利効果」によって配当の増え方が加速する!
【ポイント③】
積立投資の初期に配当金を再投資することで、「大きな支出を伴うライフイベント」が来たときに余裕を持って対処できる!
今回は「配当金をどう使うのがいいのか」ということを解説してきました。
しかし、投資をしていると計画どおりになるとは限りません。ときには、会社が出している売上や利益などの決算の数値が予想を大きく下回る「業績の下方修正」の発表など、自分が保有している株にネガティブなニュースが流れてくることもあります。そこで次回は、私の体験談も交えて、「自分の保有株にネガティブなニュースが出たらどう対応すべきか?」というテーマでお送りしたいと思います。お楽しみに!
【※連載第15回はこちら!】
⇒株式投資に「損切り」は必要なのか? 悪材料が出た 場合の「損切り」の必要性や増配の継続性を判断する 方法など、ネガティブなニュースへの対処法を検証!
■立川さんが利用している証券会社はGMOクリック証券とSBI証券!
⇒GMOクリック証券の詳細(公式サイト)を見る
⇒SBI証券の詳細(公式サイト)を見る
◆GMOクリック証券 【証券情報⇒GMOクリック証券の紹介ページ】 | |||
株式売買手数料(税抜) | 詳細情報(公式サイトへ) | ||
10万円 | 30万円 | 50万円 | |
88円 | 241円 | 241円 | |
【GMOクリック証券のメリット】 ネット証券でも最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用中。近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、売買代金では5大ネット証券に食い込むほど急成長している。商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引ができ、この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFD、FXも活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ! |
|||
【GMOクリック証券の関連記事】 ◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説! ◆億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介!NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ ◆GMOクリック証券を「無料」で利用する裏ワザとは? グループ会社の株主優待を効率よく利用することで、1年間に「最大231回分」の売買手数料が0円に! |
|||
【※立川さんが登場する記事はこちら!】
⇒「連続増配の株を買う」だけで資産1億円超を達成! サラリーマン投資家・立川一さんが編み出したシンプル&ユニークな「増配銘柄投資法」を解説!
⇒株の配当金で暮らす生活も実現可能な投資術を公開! 株の配当が増え続ける会社を選んで投資するだけで、1億5000万円の資産を築いた会社員の投資法を紹介
個人投資家・立川 一(たちかわ はじめ)さん
(『Value Investment since 2004 長期に配当収入増加と資産形成を目指す立川一の投資日記』:https://vis2004.blog.fc2.com/)
40代のサラリーマン投資家。中学生のころから株に興味を持ち、2004年から本格的に株式投資を開始。バフェットの本に影響を受け、最初はバリュー投資からスタートしたが、次第に増配株のメリットに気がつき、現在の投資手法を確立する。趣味である楽器演奏の腕前はかなりのもので、週末にはライブ活動も行っているとか。
■「『夢の配当金生活』実現メソッド」バックナンバー
【第1回】
⇒年収500万円以下のサラリーマンが、投資歴13年で資産1億5000万円、年間配当収入300万円を実現!成功のカギは「増配銘柄への投資」を発見したこと!
【第2回】
⇒定期預金の金利より「株の配当」は数百倍もお得!増配銘柄を選べば、自動的に株価下落リスクが低く、優れたビジネスモデルの超優秀な銘柄に投資できる!
【第3回】
⇒増配株は「元本が増える銀行預金」「部屋数が増えるアパート」のようなもの! 追加投資をしなくても配当が増え、価値も上がる「増配株」のスゴさとは?
【第4回】
⇒増配株への分散投資は、預貯金よりもリスクが低い?配当金だけで投資元本を回収できる期間が短くなり、元本回収後はリスクフリーで高い配当金がもらえる!
【第5回】
⇒「株主優待」の有効活用は「配当金生活」への近道!配当だけでなく株主優待にも注目すれば、投資元本は15年以内で回収できて、リスク管理がパワーアップ!
【第6回】
⇒増配株に投資する際に参考にすべき「指標」とは?割安・割高の目安になる「PER」、資本効率の良さを表す「ROE」「ROA」など「指標」の使い方を解説!
【第7回】
⇒株式投資を始める前に直面する3つの問題を解決!「時間がない」「リスクを取りたくない」「家族の理解が得られない」という悩みを解決する方法とは?
【第8回】
⇒億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介!NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ
【第9回】
⇒サラリーマンが株式投資する前に準備すべきことは?投資資金とは別に、当面の生活費やiDeCoなどを準備して、株式投資による自分年金作りを始めよう!
【第10回】
⇒高配当な「米国株」や「J-REIT」の魅力を分析!増配株投資で成功した投資家が実践する「米国株」と「J-REIT」を利用した「分散投資」の戦略を公開!
【第11回】
⇒インフラファンドのメリット・デメリットを解説! 「J-REIT」と比較しても、「インフラファンド」には 高利回り+安定度、不況に強いなど、メリット多数!
【第12回】
⇒「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、 「増配傾向にある株」を選んで投資をし続けること! 実現間近の「配当でモトを取る」途中経過も大公開!
【第13回】
⇒株式投資はそもそも「株の売買で稼ぐ」ことでなく、 「出資に応じた利益の分配=配当を受け取る」もの! サラリーマンに「増配株投資」がおすすめの理由は?
【第14回】
⇒「配当金」を再投資すれば、複利効果によって配当金 &資産増加のスピードが加速する!「増配株投資」の 優位性をさらに高める「配当金」の使い道を伝授!
【第15回】
⇒株式投資に「損切り」は必要なのか? 悪材料が出た 場合の「損切り」の必要性や増配の継続性を判断する 方法など、ネガティブなニュースへの対処法を検証!
【第16回】
⇒インフラファンドが抱える「出力制御」「自然災害」「売電価格の低下」という“3つのリスク”を解説!投資対象としてのインフラファンドに未来はあるか?
【第17回】
⇒個人投資家は「株価暴落」にどう対応すべきなのか?株価の急変に右往左往しないためには「株価の変動を気にしなくていい投資手法=増配株投資」を選ぶこと
【第18回】
⇒「資産運用」は、40~50代から始めても遅くない!40~50代が定年退職や老後に備えて「増配株投資」で資産運用するメリットと注意点をわかりやすく解説!
【第19回】
⇒配当金生活を実現するなら「日本株」より「米国株」に投資すべき!? 50年以上の連続増配株が約30銘柄もある「米国株」の魅力と注意点をわかりやすく解説!
【第20回】
⇒米国株投資で注意が必要な「為替」と「税金」とは?「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」で投資をして、口座内に「米ドル」を残さないのがポイント!
【第21回】
⇒「株」を買う理由は、本当に“増配”だけでいいのか?何歳までに始めるべきなのか?など、株初心者が抱きがちな「増配株投資」の“3つの疑問”をまとめて解決!
【第22回】
⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
【第23回】
⇒「増配株投資」は“コストパフォーマンス”が高い投資法なのか? 投資に必要な「手間」や「時間」を、「配当金」で回収できるかどうかをシミュレーションして検証!
【第24回】
⇒賢い「お金の貯め方&使い方」を“億超え”サラリーマン投資家が伝授! 若いうちにもっとも重視すべきなのは「経験」でも「節約・貯金」でもなく「株式投資」!
【第25回】
⇒「東証インフラファンド指数」の登場で、インフラファンドの出来高急増&投資口価格の上昇も!? 指数連動型の投資信託の設定や機関投資家の参入に実現に期待!
【第26回】
⇒米国株投資をする際に気になる「為替変動リスク」にどう対応すべきか? 配当生活を目指す個人投資家が考える「為替変動リスク」の捉え方と回避する方法!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年11月4日時点】 【証券会社おすすめ比較】 手数料、取引ツールetc.で総合比較! おすすめネット証券はココだ! |
||||||
株式売買手数料(税込) | 投資信託 | 外国株 | ||||
1約定ごと | 1日定額 | |||||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
すべて0円 | 2567本 | ○ 米国、中国 、アセアン |
||||
【楽天証券のおすすめポイント】 国内株式の現物取引と信用取引の売買手数料が完全無料(0円)! 株の売買コストについては、同じく売買手数料無料を打ち出したSBI証券と並んで業界最安レベルとなった。また、投信積立のときに楽天カード(一般カード/ゴールド/プラチナ)で決済すると0.5〜1%分、楽天キャッシュで決済すると0.5%分の楽天ポイントが付与されるうえ、投資信託の残高が一定の金額を超えるごとにポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだろう。貯まった楽天ポイントは、国内現物株式や投資信託の購入にも利用できる。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経テレコン(楽天証券版)を利用することができるのも便利。さらに、投資信託数が2500本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。2024年の「J.D. パワー個人資産運用顧客満足度調査<ネット証券部門>」では総合1位を受賞。 |
||||||
【関連記事】 ◆【楽天証券の特徴とおすすめポイントを解説!】売買手数料が安く、初心者にもおすすめの証券会社! 取引や投資信託の保有で「楽天ポイント」を貯めよう ◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実 |
||||||
【楽天カードを活用すれば、投資しながら楽天ポイントもゲット!】 | ||||||
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
すべて0円 ※取引報告書などを「電子交付」に設定している場合 |
2554本 | ○ 米国、中国、 韓国、ロシア 、アセアン |
||||
【SBI証券のおすすめポイント】 ネット証券最大手のひとつ。国内株式の売買手数料を完全無料化! 取引報告書などを電子交付するだけで、現物取引、信用取引に加え、単元未満株の売買手数料まで0円になるので、売買コストに関しては圧倒的にお得な証券会社と言える。投資信託の数が業界トップクラスなうえ100円以上1円単位で買えるので、投資初心者でも気軽に始められる。さらに、IPOの取扱い数は大手証券会社を抜いてトップ。PTS取引も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。海外株式は米国株、中国株のほか、アセアン株も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。米国株の売買手数料が最低0米ドルから取引可能になのも魅力。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。2024年は「JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」の「証券業種」で1位を獲得。また口座開設サポートデスクが土日も営業しているのも、初心者には嬉しいポイントだ。 |
||||||
【SBI証券の関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! |
||||||
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 1885本 | ○ 米国 |
|
【松井証券のおすすめポイント】 1日定額制プランしかないものの1日の約定金額の合計が50万円以下であれば売買手数料が無料という手数料体系は非常に魅力的。また、25歳以下なら現物・信用ともに国内株の売買手数料が完全無料! 資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料、金利・貸株料が0%になる「一日信用取引」や手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。「J.D.パワー2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」では、ネット証券部門で1位を受賞した。 ※ 株式売買手数料に1約定ごとのプランがないので、1日定額制プランを掲載。 |
||||||
【関連記事】 ◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)! その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! |
||||||
1約定ごと(税込) | 1日定額(税込) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
99円 | 115円 | 275円 | 550円/日 | 1764本 | ○ 米国、中国 |
|
【マネックス証券のおすすめポイント】 日本株の取引や銘柄分析に役立つツールが揃っているのがメリット。中でも、多彩な注文方法や板発注が可能な「マネックストレーダー」や、重要な業績を過去10期以上に渡ってグラフ表示できる「マネックス銘柄スカウター」はぜひ利用したい。「ワン株」という株を1株から売買できるサービスもあるので、株初心者はそこから始めてみるのもいいだろう。また、外国株の銘柄数の多さも魅力で、4850銘柄以上の米国株や約2650銘柄の中国株を売買できる。「dカード」や「マネックスカード」で投資信託を積み立てると最大1.1%のポイント還元。さらに、投資信託の保有金額に対し、最大0.26%分(年率)のマネックスポイントが付与されるのもお得だ。なお、2023年10月にNTTドコモと業務提携を発表しており、2024年7月からは「dカード」による投資信託のクレカ積立などのサービスが始まった。 |
||||||
【関連記事】 ◆NISAのクレジットカード積立は「dカード積立」がおすすめ! ポイント還元率は業界トップクラスの1.1%で、「dカード GOLD」ならお得な付帯サービスも満載 ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! |
||||||
【人気の「米国株」の銘柄数がトップクラス!】 | ||||||
◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 1839本 | ○ 米国 |
|
【auカブコム証券のおすすめポイント】 MUFGグループとKDDIグループが出資するネット証券で、SB証券や楽天証券などと並んで5大ネット証券のひとつ。日本株は、1日定額制なら1日100万円の取引まで売買手数料が無料(0円)!「逆指値」や「トレーリングストップ」などの自動売買機能が充実していることも特徴のひとつ。あらかじめ設定しておけば自動的に購入や利益確定、損切りができるので、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家には便利だ。板発注機能装備の本格派のトレードツール「kabuステーション」も人気が高い。その日盛り上がりそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」など、デイトレードでも活用できる便利な機能を備えている。投資信託だけではなく「プチ株(単元未満株)」の積立も可能。月500円から株を積み立てられるので、資金の少ない株初心者にはおすすめだ。「J.D.パワー 2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」において、ネット証券部門で2年連続第1位となった。 |
||||||
【関連記事】 ◆auカブコム証券の新アプリで「スマホ投資」が進化! 株初心者でもサクサク使える「シンプルな操作性」と、投資に必要な「充実の情報量」を両立できた秘密とは? ◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると最大5%のPontaポイントがたまる! NISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ! ◆【auカブコム証券の特徴とおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率は「1%」とネット証券トップクラス |
||||||
◆GMOクリック証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 112本 | ○ (CFD) |
|
【GMOクリック証券のおすすめポイント】 1日100万円まで取引は売買手数料無料! 1約定ごとプランの売買手数料も最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用しているとか。信用取引の売買手数料と買方金利・貸株料も最安値レベルで、一般信用売りも可能だ! 近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップ。米国株の情報では、瞬時にAIが翻訳する英語ニュースやグラフ化された決算情報などが提供されており、米国株CFDの取引に役立つ。商品の品揃えは、株式、FXのほか、外国債券やCFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引が可能。この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。なお、国内店頭CFDについては、2023年末まで10年連続で取引高シェア1位を継続。頻繁に売買しない初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFDなどのレバレッジ取引も活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ! |
||||||
【関連記事】 ◆GMOクリック証券が“業界最安値水準”の売買手数料を維持できる2つの理由とは? 機能充実の新アプリのリリースで、スマホでもPCに負けない投資環境を実現! ◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説! ◆GMOクリック証券を「無料」で利用する裏ワザとは? グループ会社の株主優待を効率よく利用することで、1年間に「最大375回分」の売買手数料が0円に! ◆億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介! NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ |
||||||
1約定ごと(税込) | 1日定額(税込) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 36本 | ○ (米国株CFD) |
|
【SBIネオトレード証券のおすすめポイント】 以前はライブスター証券だったが、2021年1月から現在の名称に。売買手数料を見ると、1日定額プランなら1日100万円まで無料。1日100万円超の価格帯でも大手ネット証券より割安だ。そのうえ信用取引の売買手数料が完全無料と、すべての手数料プランにおいてトップレベルの安さを誇る。そのお得さは株主優待名人・桐谷さんのお墨付き。2023年10月に新取引ツール「NEOTRADER」が登場。PC版は板情報を利用した高速発注や特殊注文、多彩な気配情報、チャート表示などオールインワンの高機能ツールに仕上がっている。また「NEOTRADER」のスマホアプリ版もリリースされた。低コストで日本株(現物・信用)やCFDをアクティブにトレードしたい人におすすめ。また、売買頻度の少ない初心者や中長期の投資家にとっても、新NISA対応や低コストな個性派投資信託の取り扱いがあり、おすすめの証券会社と言える。 |
||||||
【関連記事】 ◆【ネット証券おすすめ比較】株の売買手数料を比較したらあのネット証券会社が安かった! ◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流! |
||||||
【SBIグループに入ってIPO取扱数も急増!】 | ||||||
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。 |
【SBI証券×ザイ・オンライン】タイアップ企画
新規口座開設+条件クリアした人全員に
現金2000円プレゼント!⇒関連記事はこちら
お得な限定キャンペーン! | もれなく2500円プレゼント | 株の売買手数料がお得! |
---|---|---|
SBI証券 新規口座開設+条件クリアで もれなく2000円プレゼント! |
岡三オンライン証券 1日定額プランで 手数料を大幅値下げ! |
松井証券 1日50万円までの取引 なら売買手数料0円! |
ネット証券最大手で、ザイ・オンラインでも人気NO.1⇒関連記事 | 2017年の秋からIPO取扱数がトップクラスに!⇒関連記事 | 優待名人・桐谷さんも「便利でよく使う」とおすすめ⇒ 関連記事 |