クレジットカード活用術
2020年1月3日 菊地祟仁

プラチナカードの「ホテル特典」を紹介! 宿泊代金の
割引だけでなく、朝食無料やレイトチェックアウト、
部屋のアップグレードなど、お得な特典を活用しよう

 冬休みに突入して、この記事を旅行先で読んでいる方もいらっしゃるかもしれません。筆者も昨年に続き、今年の冬休みも海外に旅行中です。筆者の旅行はクレジットカード特典を利用したものが多いですが、特に威力を発揮するのが「プラチナカード」や「ブラックカード」に付帯するホテル特典です。来年の春休みやゴールデンウィークの旅行計画を立てる方はぜひ参考にしてください。

 プラチナカードやブラックカードなどに付帯するホテルや旅館の特典は、高級旅館や高級ホテルが対象となるため、頻繁に利用する人は少ないかもしれません。それでも、通常の旅行サイトで予約するよりも圧倒的に安く予約できたりもするので、1年に1回は贅沢な旅行がしたいという人には、一般的な旅行サイトで予約するよりも、年会費をかけてもプラチナカードやブラックカードを保有したほうがお得になる場合もあります。

 というわけで、今回はプラチナカードやブラックカードのホテル特典を紹介していきます。
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「Visa」ブランドのプラチナカードに付帯する
「Visaプラチナトラベル」なら旅行代金が10%オフに!

 最初に紹介するのは「Visaプラチナカード」と「Visa Infiniteカード」の特典である「Visaプラチナトラベル」です。「Visaプラチナトラベル」はブランド特典となるため、「三井住友カード プラチナ(旧・三井住友プラチナカード)(Visa)」や「MICARD+ PLATINUM(エムアイカードプラス プラチナ)」「エポスプラチナカード」などのVisaブランドのプラチナカードやVisa Infiniteカードであれば利用できる特典です。
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 「Visaプラチナカード」に付帯する「Visaプラチナトラベル」は、国内宿泊と国内パッケージツアー(往復航空券利用分のみ対象)が10%オフ、海外パッケージツアーと海外航空券・海外ホテルが5%オフになります。ただし、割引になる優待上限金額が決まっており、海外航空券・海外ホテルは1万5000円まで、それ以外は3万円が上限です。
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■「Visaプラチナトラベル」の割引率と割引金額の上限
商品 割引率 割引上限金額
 国内宿泊 10% 3万円
 国内パッケージツアー(往復航空券利用分のみ対象) 10% 3万円
 海外パッケージツアー 5% 3万円
 海外航空券、海外ホテル 5% 1万5000円

 国内宿泊、国内パッケージツアーの場合は30万円までの旅行、海外パッケージツアーは60万円までの旅行、海外航空券・海外ホテルは30万円までの旅行で上限金額に達することになります。国内宿泊の場合は、上限金額はそれほど気にしなくてもいいでしょう。

 「Visaプラチナトラベル」の場合、ウェブからの予約でもコンシェルジュデスク経由の予約でもどちらでも問題ありません。ウェブで予約した場合は、最初は通常料金での予約になりますが、後日、電話がかかってきてクレジットカード番号を伝えることで、割引後の価格に訂正してもらえます。

 さらに、夏休みなどの場合はキャンペーンも行われ、割引率がさらにアップします。今夏、箱根の旅館は15%オフで宿泊することができました。1泊10万円程度の旅館だったため、1万5000円ほど安くなったことになります。
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アメックスの「プラチナ」や「センチュリオン」に付帯する
「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」ならレイトチェックアウトが確約!

 「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の年会費は14万3000円(税込)、「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」の年会費は38万5000円(税込)と、この2枚の年会費はモトが取れるような金額ではありません。しかし、これらのカードで利用できる特典「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」も魅力的な内容です。
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「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」では世界中の高級ホテルが対象となり、対象ホテルではアーリーチェックイン、部屋のアップグレード、レイトチェックアウト、2人分の朝食無料、100米ドル相当の割引などの特典を利用できます。アーリーチェックインと部屋のアップグレードについては確約ではなく、チェックイン時の空室状況によってアップグレードをしてもらえたり、アーリーチェックインができたりします。もし、部屋のアップグレードがあれば、数万円分を得することができますが、残念ながら確約ではありません。

 ホテルの朝食は1人当たり3000~4000円程度と高いので、2人分の朝食が無料になるということは、その時点で6000~8000円程度は確実に得をすることになります。

 そして、この「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」で優れているのがレイトチェックアウトです。16時までのレイトチェックアウトが確約されているため、長い時間、ホテルを満喫することができます。小さいお子さんがいる場合は、昼食後に昼寝をさせてからチェックアウトをすることもできますし、午後まで観光をしたあとにホテルに戻ってシャワーを浴びてからチェックアウトすることもできます。通常、ホテルのチェックアウト時間は11時頃ですが、16時まで部屋を利用できるのは非常に便利です。
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 しかも、高級ホテルの会員プログラムによっては、上級会員向けにアーリーチェックインや部屋のアップグレード、レイトチェックアウトの特典がありますが、これらはすべてチェックイン時の状況によって対応できるかどうかが決まります。

 しかし、「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」の場合、レイトチェックアウトは“確定”ですので、16時までは必ず部屋を利用できます。さすがに、これだけでは「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」の年会費14万3000円(税込)のモトを取ることはできませんが、「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」の特典だけでも年会費の半分くらいのモトは取ると思います。
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「ラグジュアリーカード」のアップグレードキャンペーンは
一度でも利用すれば年会費のモトが取れることも!

 金属製のカードで知られている「ラグジュアリーカード」もお得なキャンペーンを実施することがあります。「ザ・キャピトルホテル 東急」と「ハイアット プレイス 東京ベイ」では、2019年12月まで、部屋が最大4ランクもアップグレードされるキャンペーンが実施されていました(「ザ・キャピトルホテル 東急」のキャンペーンは2019年12月20日、「ハイアット プレイス 東京ベイ」のキャンペーンは2019年12月30日で終了)。
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 「ザ・キャピトルホテル 東急」では、アップグレード対象となる客室は「デラックス」。「デラックス」の正規料金(約7万円)で予約すると、「エグゼクティブ スイート」か「ガーデン スイート」にアップグレードが可能でした。「エグゼクティブ スイート」の正規料金は約21万円、「ガーデン スイート」の正規料金は約25万円だったので、年会費5万5000円(税込)の「ラグジュアリーカード(チタン)」や年会費11万円(税込)の「ラグジュアリーカード(ブラック)」の場合は、「ガーデン スイート」へのアップグレードが受けられただけで年会費を回収できたことになります。
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 ただし、「デラックス」で十分という場合は、ホテル予約サイト「一休.com」では5万1000円程度、「楽天トラベル」では5万5000円程度、「Hotels.com」では4万7000円程度と、「デラックス」の正規料金よりも1万5000~2万3000円くらい安く予約できたので、「スイートルーム」に宿泊したいと思わなければホテル予約サイトを使ったほうがいいでしょう。

 また、2019年7月1日に千葉県浦安市にオープンしたばかりで、東京ディズニーリゾートまでの無料送迎もある「ハイアット プレイス 東京ベイ」では、「ファミリールーム」または「テラスルームキング」にアップグレードされるキャンペーンを実施。「テラスルームキング」は4ランクのアップグレード、「ファミリールーム」は3ランクのアップグレードとなります。正直、お得度で考えると数千~1万円程度なので、インパクトはそれほどではないものの、通常のホテル予約サイトで「ファミリールーム」や「テラスルームキング」を予約することを考えればとても得です。
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「Visa」や「アメックス」などの国際ブランドの特典とは別に、
クレジットカード会社が独自に提供する特典も利用できる! 

 なお、高級ホテルや旅館については、「プラチナカード」や「ブラックカード」の場合は国際ブランドとして提供している特典やカード会社が独自に提供している特典など、複数の特典を利用することができます。

 例えば、JCBの場合、JCBプラチナ」や「JCBザ・クラス」などの「プラチナカード」以上であれば「JCBプレミアムステイプラン」を利用できます。筆者も「JCBプレミアムステイプラン」を利用したことがありますが、ホテル予約サイトなどから予約をするよりも金額が安くなるのに加えて、独自の特典も用意されるのでお得です。アーリーチェックインやレイトチェックアウトだけでなく、旅館の場合は料理のアップグレードや一品追加などの特典もあります。
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JCBプラチナ
還元率 0.5~2.5%
「JCBプラチナ」のカードフェイス
発行元 JCB
国際ブランド JCB
年会費(税込) 2万7500円
家族カード(税込) あり(1人は年会費無料、2人目から年会費3300円)
ポイント付与対象の
電子マネー
QUICPay
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「JCBプラチナ」の公式サイトはこちら

 「JCBプレミアムステイプラン」は、「JCBプラチナ」や「JCBザ・クラス」だけでなく、「楽天ブラックカード(JCB)」や「JAL・JCBカード プラチナ」などの「提携プラチナカード」でも利用が可能です。
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 ただし、「JCBプレミアムステイプラン」を利用できるかどうかはクレジットカード会社によって異なるので注意してください。JCBブランドでも「セディナプラチナカード(JCB)」の場合は「JCBプレミアムステイプラン」を利用することはできません。なお、「セディナプラチナカード(JCB)」には、ホテル優待サービス「プラチナステイプラン」が用意されています。
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◆「セディナプラチナカード」は招待制! まずは「セディナゴールドカード」に入会しよう!
セディナゴールドカード
還元率 0.5~1.5%
「セディナゴールドカード」のカードフェイス
発行元 SMBCファイナンスサービス
国際ブランド VISA、Master、JCB
年会費(税込) 初年度無料、2年目以降6600円
家族カード(税込) あり(年会費1100円)
ポイント付与対象の
電子マネー
モバイルSuica、nanaco(JCBのみ)
「セディナゴールドカード」の公式サイトはこちら

 また、Visaブランドの場合は、最初に書いたように「Visaプラチナトラベル」を利用できますが、三井住友カード プラチナ(旧・三井住友プラチナカード)」や「三井住友トラスト・カード Visaプラチナカード」などの場合、「プラチナホテルズ」という特典も利用できます。この「プラチナホテルズ」は、三井住友カードが提供しているため、「三井住友カード プラチナ(旧・三井住友プラチナカード)」のようにMastercardブランドが提供されているカードでは、「Visaプラチナトラベル」は使えなくても、「プラチナホテルズ」ならMastercardブランドのカード保有者でも利用が可能です。Visaブランド会員の場合は、「Visaプラチナトラベル」でも「プラチナホテルズ」でも、どちらも利用できるので、有利な特典があるほうを利用するようにしましょう。
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 なお、アメックスの場合は、クレディセゾン楽天カードのアメックスブランド向けに「オントレ」、三菱UFJニコスのアメックスブランド向けに「SUPERIOR EXPERIENCE」を用意しています。名称が違うだけで中身は同じで、やはりホテルや旅館でアーリーチェックインやレイトチェックアウトなどの特典を利用できます。
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 2019年10月に消費税が8%から10%に上がり、最初に削減されるのは「旅行」や「外食」だと思います。毎年、1回でも贅沢な旅行をしたいという場合、「プラチナカード」や「ブラックカード」の優待特典を活用するのもおすすめです。
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JCBプラチナ
還元率 0.5~2.5%
「JCBプラチナ」のカードフェイス
発行元 JCB
国際ブランド JCB
年会費(税込) 2万7500円
家族カード(税込) あり(1人は年会費無料、2人目から年会費3300円)
ポイント付与対象の
電子マネー
QUICPay
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「JCBプラチナ」の公式サイトはこちら