IPO株の銘柄分析&予想
2020年11月12日 ザイ・オンライン編集部

「オーケーエム」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他のバルブ製造販売企業との比較や予想まで解説!

[2020年12月18日 情報更新]

会社名 オーケーエム
市場・コード/業種 東証二部・6229/機械
上場日 12月17日
申込期間(BB期間) 12月1日~12月7日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券SBI証券auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 1300円(+6.56%)
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オーケーエムが12月17日にIPO(新規上場)!

「オーケーエム」の公式サイトより

 オーケーエムは、2020年11月12日、東京証券取引所に上場承認され、2020年12月17日にIPO(新規上場)することが決定した。

 オーケーエムは1962年5月31日に設立された。建築、発電、造船、各種プラント等、幅広い業界における流体配管に使用されるバタフライバルブを中心とした流体制御機器の製造、販売を主な事業として取り組んでいる。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

オーケーエムのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 11月27日
ブックビルディング(抽選申込)期間 12月1日~12月7日
公開価格決定 12月8日
購入申込期間 12月10日~12月15日
払込日 12月16日
上場日 12月17日

オーケーエムのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2020年12月1日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
4.4
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
2.6
公式サイトはこちら!
auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
[最短翌日に
取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事証券) 90.4  
みずほ証券 0.9  
いちよし証券 0.9%  
西村証券 0.9%  

オーケーエムのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1090
仮条件
[予想PER(※2)
1090~1220円
8.3倍~9.3倍]
公募価格 1220円
初値 1300円
初値騰落率 +6.56%
予想トレーディングレンジ(※3) 950円~1500円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2020年11月26日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 16.3倍
TVE<6466> 6.0倍(連)
岡野バル<6492> 23.8倍(連)
キッツ<6498> 19.1倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

オーケーエムの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 431万5200株(予定)
公開株式数 公募100万株  売出31万7000株
(オーバーアロットメントによる売出19万7500株)
想定公開規模(※1) 16.5億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

オーケーエムはバルブメーカーの東2上場

 バルブ製造販売事業を展開する。売上高の52.3%が建築設備、化学、電力ガス、鉄鋼、紙パルプ、水処理業界等幅広い顧客に採用される「陸用」、同47.7%が各造船所に納入する「船用」。舶用排気ガス処理装置の搭載が義務付けられ、同社はいち早く世界的なライセンサー2社による船舶排ガス用バルブの製造販売認証を取得、過半のシェア獲得を目指す。

 公開価格を意識した初値形成となりそうだ。ITベンチャーのような派手さはなく、さらに東証2部上場とあって初値期待が高まりづらいだろう。12/17は同社を含め5社が同時上場するため、初値買い分散の影響を強く受ける可能性もある。ただ、環境規制の強化に伴い船舶排ガス用バルブの需要拡大が見込まれ、需給面やバリュエーション面の懸念も乏しい。

 公開規模については10億円台後半となる見込みで、軽量とまでは言えない。ベンチャーキャピタル保有株は僅少。

◆「オーケーエム」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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オーケーエムの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2017/3 5,488
(―)
468
(―)
325
(―)
2018/3 5,850
(6.6%)
407
(-13.0%)
182
(-43.8%)
2019/3 7,720
(32.0%)
1,270
(212.0%)
892
(387.7%)
2020/3 8,158
(5.7%)
843
(-33.6%)
579
(-35.0%)
2021/3予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2019/3 8,646
(―)
1,335
(―)
891
(―)
2020/3 8,852
(2.4%)
849
(-36.4%)
573
(-35.7%)
2021/3予 8,278
(-6.5%)
834
(-1.8%)
569
(-0.8%)
2020/9 2Q 4,439
(―)
734
(―)
526
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:131.86円/35.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

オーケーエムの業績コメント

 2021年3月期の業績は、売上高が前期比6.5%減の82.7億円、経常利益が同1.8%減の8.3億円と減収減益の見通しとなっている。

 同社グループでは、海外子会社の1社であるOKM VALVE(M)SDN.BHD.において所在する都市のロックダウンにより、操業を全面停止したが、1カ月程度で解除され通常に稼働することができた。

 一方、日本国内においては新型コロナウイルス感染第2波により引き続き営業活動等の停滞があった。また、新型コロナウイルスの感染予防対策として、第1四半期(2020年4-6月)に時差出勤やテレワークの導入、同一部署を2班に分けて勤務場所を分離する隔離対応やシフト勤務を実施したことにより、事業活動の面では少なからず影響があった。しかし、上期(2020年4-9月)の業績については前期末における豊富な受注残により堅調に推移し、新型コロナウイルスの業績面への影響は比較的軽微だった。

 なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、売上高44.3億円で53.6%、経常利益7.3億円で88.0%となっている。

オーケーエムの詳細情報

■基本情報
所在地 滋賀県蒲生郡日野町大字大谷446番地の1
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 村井 米男(昭和26年11月17日生)
設立 昭和37年5月31日
資本金 4億9966万円(令和2年11月12日現在)
従業員数 新規上場会社228人 連結会社321人(令和2年10月31日現在)
事業内容 バルブ製造販売事業
■売上高構成比率(2020/3期 実績)
品目 金額 比率
陸用 4,630 百万円 52.3%
舶用 4,221 百万円 47.7%
合計 8,852 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 有限会社クローバー通商 61万8500株 18.66%
2 OKM従業員持株会 37万9640株 11.45%
3 奥村 晋一 27万8030株 8.39%
4 奥村 恵一 20万2690株 6.11%
5 奥村 芳柾 18万5850株 5.61
6 株式会社滋賀銀行 15万8000株 4.77%
7 奥村 勇樹 11万3440株 3.42%
8 奥村 俊慈 11万2230株 3.39%
9 日本生命保険相互会社 10万株 3.02%
10 須田 美奈子 8万810株 2.44%
合計   222万9190株 67.24%
■その他情報
手取金の使途 (1)建設資金の借入金返済資金、(2)連結子会社への投融資資金として充当する予定
関係会社 OKM VALVE(M)SDN.BHD. (連結子会社) バルブ製造販売
蘇州奥村閥門有限公司 (連結子会社) バルブ製造販売
奥村閥門(江蘇)有限公司 (連結子会社) バルブ製造販売
VC売却可能分(推定) 1社  3万株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 -年-月-日
割当先
発行価格
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オーケーエムの銘柄紹介

 同社グループ(同社及び同社の関係会社)は、同社と連結子会社(OKM VALVE(M)SDN.BHD.、蘇州奥村閥門有限公司、奥村閥門(江蘇)有限公司)の計4社で構成されており、建築、発電、造船、各種プラント等、幅広い業界における流体配管に使用されるバタフライバルブを中心とした流体制御機器の製造、販売を主な事業として取り組んでいる。

 なお、同社グループはバルブ製造販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別に代えて、「陸用」「舶用」の市場区分別に示している。「陸用」の市場区分については、工場市場や建築市場のニーズを捉えて市場に喜ばれる製品を販売し、「舶用」の市場区分については、船舶市場で多くの販売実績を基盤に、更なる市場が求める環境対策分野のニーズを捉えた製品の販売を行っている。

(1)事業の特徴

 2020年3月期における同社グループ連結売上高は、「陸用」が52.3%、「舶用」が47.7%の割合を占めている。

 「陸用」に関しては、建築設備、化学、電力ガス、鉄鋼、紙パルプ、水処理業界等幅広い顧客が採用しているのが特徴である。「舶用」に関しては、各造船所に納入している。なお、「舶用」の製品に関連して、世界の環境規制にてIMO(注1)がNOx(注2)3次規制での舶用排気ガス処理装置の搭載を2016年1月1日より義務付けられた。同社はいち早く処理装置における世界的なライセンサー2社(当該2社で市場占有率90%超)(注3)による船舶排ガス用バルブの製造販売認証を取得している。この船舶排ガス用バルブ市場で、同社は過半のシェア獲得を目指している。

 「陸用」及び「舶用」いずれも、製品技術、品質管理体制、納期管理体制、メンテナンス対応等で顧客より高い評価を得ている。また、同社グループの海外売上高比率は約3割を占めており、主に韓国や中国向けに船舶排ガス用バルブを販売している。

(注)
1.IMO:International Maritime Organization(国際海事機関)
2. NOx:窒素化合物
3. 日本舶用工業会「各国舶用機関の生産動向」より

(2)同社の取引先について

 同社の製品は、空調設備、造船、半導体、石油、化学、鉄鋼、電力、水道、食品等の幅広い業界の大手顧客に納入され、高層ビル、工場、空港、船、駅、ドーム、遊園地等の最終需要先において同社の製品が使用されている。例えば、超高層ビル「あべのハルカス」では、全ての空調設備に同社のバルブが使用されている。

オーケーエムの投資のポイント

 老舗企業でITベンチャーのような派手さはなく、さらに東証2部上場とあって初値期待が高まりづらいだろう。12/17は同社を含め5社が同時上場するため、初値買い分散の影響を強く受ける可能性もある。2019年以降、東証2部上場案件は16社あり、公開価格に対する初値騰落率は平均+17.4%。ソフトウェア開発の東海ソフト<4430>(+91.5%)とベース<4481>(+92.6%)が平均を大きく押し上げており、これらを除く14社平均では+6.8%にとどまる。今期業績は減収減益の見通しとなっており、成長期待も高まりづらいだろう。ただ、環境規制の強化に伴い船舶排ガス用バルブの需要拡大が見込まれる。需給面やバリュエーション面の懸念も乏しい。

 同社グループは、建築、発電、造船、各種プラント等、幅広い業界における流体配管に使用されるバタフライバルブを中心とした流体制御機器の製造、販売を主な事業として取り組んでいる。建築設備、化学、電力ガス、鉄鋼、紙パルプ、水処理業界等幅広い顧客に採用される「陸用」(前期実績で売上高の52.3%)と、各造船所に納入する「船用」(同47.7%)に区分。

 「舶用」の製品に関連して、世界の環境規制にてIMO(国際海事機関)がNOx(窒素化合物)3次規制での舶用排気ガス処理装置の搭載を2016年より義務付けており、同社はいち早く処理装置における世界的なライセンサー2社による船舶排ガス用バルブの製造販売認証を取得。船舶排ガス用バルブ市場で過半のシェア獲得を目指している。売上高の16.0%が(株)メタルワン向け、9.5%がユアサ商事<8074>向け、12.5%がHyundai Heavy Industries Co., Ltd.向け。

 業績面について、2021年3月期は売上高が前期比6.5%減の82.7億円、経常利益が同1.8%減の8.3億円と減収減益の見通しとなっている。市場区分別の売上高は、「陸用」が同12.5%減の40.5億円、「舶用」が同0.1%増の42.2億円。新型コロナウイルス感染拡大の影響が第3四半期以降に現れるが、「舶用」では排ガス用バルブの需要が本格的に立ち上がってきたことで前期並みを見込む。

 想定仮条件水準の今期予想PERは7~9倍程度。類似のバルブメーカーは今期業績が落ち込み比較しづらいが、ヒストリカルで見れば違和感のないPER水準だろう。業績は相対的に底堅い印象も受ける。期末配当は1株当たり35.0円を予定しており、想定仮条件水準の予想配当利回りは3%前後。連結配当性向30%をメドとしている。

 公開規模については10億円台後半となる見込み。需給懸念が意識されるほどではないが、かといって需給主導で初値を伸ばすほど軽量とも言えない。ベンチャーキャピタル保有株は僅少。また、12/17はほかにリベルタ<4935>ビートレンド<4020>プレイド<4165>かっこ<4166>が新規上場する。

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