証券会社比較
2013年9月17日 久保田正伸

反発で金(ゴールド)購入の好機が到来か!?(1)

ネット証券で金を買う ~ETF、投資信託編~

 ところで、NY金先物取引価格と、日本国内の金ETFの値動きを比較したのが【図表3】だ。米国の価格の方が成績がいいように見える。これには、為替の影響がある。【図表3】では、ドル円のグラフも掲載しているが、2012年頃まで円高が継続してきた様子がわかる。逆に今後、円安が続くなら国内の金ETFにとっては追い風になるだろう。

【図表3】NY金先物(黒線)と国内の金ETF、SPDRゴールド・シェア(1326、ピンク線)、為替米ドル/円(緑線)の値動き比較。楽天証券テクニカルチャートで表示

金ETF vs 投資信託、どっちがお得?

 金関連の投資信託も販売されている【図表4】。投資信託の場合は積立が可能だ。現在の金価格の反発が今後も継続するかはわからない。ただし、定期的に時間を分散して積み立てることで、価格変動のリスクを軽減できる。

【図表4】金(ゴールド)関連の投資信託

ファンド名 MHAM金先物ファンド 三菱UFJ純金ファンド ブラックロック・ゴールド・ファンド ピクテ・ゴールド・インカム・ファンド(毎月分配型) 
基準価額 8024円 1万1901円 6426円 9925円
買付単位 1万円以上1円単位など 1万円以上1円単位など 1万円以上1円単位など 1万円以上1円単位など
積立
買付手数料 1.05% 1.05% 1.05% 1.575%
信託報酬 1.2075% 0.945% 2.1% 1.4845%
分配金実績 0円 0円 2000円(2011年) 50円(2013年8月)
備考 米国の金先物取引価格の値動きに連動。為替ヘッジを行う 純金上場信託(現物国内保管型)受益証券への投資を通じ、国内金価格に連動 南アフリカ・オーストラリア・カナダ・アメリカ等の金鉱企業の株式を中心に投資 金や世界主要国の公社債に投資
取扱証券会社例
SBI証券
SMBC日興証券
カブドットコム証券
マネックス証券
楽天証券

※9月11日時点 ※SBI証券の買付手数料は「インターネットコース」 ※買付単位は証券会社によって異なります。

 各ネット証券では投資信託の自動積立プログラムを提供している。マネックス証券楽天証券は1000円、SBI証券カブドットコム証券なら500円と、少額からはじめられる。

 金ETF【図表2】と一般の投資信託【図表4】を比較した場合、取引コストに隔たりがあることに気づく。信託報酬を比べると、金ETFでは0.4~0.8%程度だが、投資信託では1~2%程度だ。

 手数料については、100万円投資したケースで比較してみよう。【図表4】に掲載された投資信託の場合、1.05%なので1万500円(解約時の手数料は無料)。SBI証券では、100万円の取引手数料が511円と、その差は歴然だ。

 毎月少額でETFを積み立てる場合、松井証券で買い付ければ、1日の約定代金合計金額が10万円までなら手数料は無料になる。もちろん金ETFの場合は、自動積立ではなく、自分で買い付ける手間はかかるものの、長期積立なら、月々のコストを抑えることは重要だ。

 次回は「純金取引」と「金先物」、「CFD」について。また、今、金取引を行う場合に、どんな情報に気をつけるべきか。最新情報の入手法などもあわせて紹介しよう。