NISA口座の比較&活用術
2014年2月26日 ザイ・オンライン編集部

NISAで人気の投資信託ランキングベスト10から
浮き彫りになった2つの大きな傾向とは?

2014年よりいよいよNISA(少額投資非課税制度)がスタートした。すでに13年末時点での口座開設の申請件数は約556万件にも上っている。では、口座開設をした人はいったいどんな投資を行なっているのだろうか。NISAの口座ではもちろん個別株も買うことができるが、ここではネット証券を中心にどういった投資信託が人気となっているのかを速報データから分析し紹介しよう。

高分配のグローバル&USリート型が
人気10ファンド中の5本を占める結果に!

 年間100万円までの投資の利益が非課税になるのがNISA(少額投資非課税制度)。2014年1月よりNISAでの投資が解禁となったわけだが、いったい多くの人はどんな投資信託を買っているのか、そして最も人気の投資信託はどれなのか、というのは誰もが気になるところだ。

 そこで、今回2014年1月のNISA口座での買付で見たランキングを調査した。表はその結果だ。

リート型と株式のインデックス型に人気が集中!
順位 ファンド名 投資先タイプ 運用会社
1位 ワールド・リート・オープン(毎月決算型) リート型 国際投資信託
2位 好配当グローバルREITプレミアムファンド
通貨選択コース
リート型 損保ジャパン
日本興亜アセット
3位 損保ジャパン・グローバルREITファンド
(毎月決算型)
リート型 損保ジャパン
日本興亜アセット
4位 ニッセイ日経225インデックスファンド 日本株型 ニッセイアセット
5位 インデックスファンド
225
日本株型 三菱UFJ投資信託
6位 楽天USリート・トリプルエンジン
(レアル)毎月分配型
リート型 楽天投資信託
7位 フィデリティ・USリート・ファンドB
(為替ヘッジなし)
リート型 フィデリティ投資信託
8位 eMAXISバランス(波乗り型) バランス型 三菱UFJ投資信託
9位 SMTグローバル株式インデックス・オープン 先進国株型 三井住友トラスト
アセット
10位 フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 先進国株型 フィデリティ投資信託

 

 まずは、1位から10位までのラインナップをざっと眺めてみてほしい。最初に気がつくのが不動産に投資するグローバルリート型(米国リートも含む)の投資信託が5本もランクインしているという点だ。しかも、1位のワールド・リート・オープン、2位の好配当グローバルREITプレミアム・ファンド、3位の損保ジャパン・グローバルREITファンドと上位3投資信託は、グローバルリート型が独占するかたちになった。

 ここからわかることは、値上がり益もさることながら、高利回りの分配金を受け取りたい個人投資家が多いということ。

 分配金狙いの投資信託には、リート以外にも債券型があるが、現状の利回りが高いリート型に人気が集中した結果で、5本すべてが毎月分配型で、そのうち2本が通貨選択型というのも頷ける。

低コストが売りで値動きがわかりやすい
インデックス型がもう1つの人気の柱に!

 残り5本のうち4本は、すべて指数に連動するインデックス運用の投資信託となった。そのうち2本が今好調な日本株に投資する日経平均に連動する投資信託、1本がグローバル株式に投資する投資信託、最後の1本が三菱UFJ投資信託のインデックスファンドシリーズeMAXIS(イーマクシス)のバランス(波乗り型)という構成だ。

 こちらの4本から見えてくる特徴は、値上がり益を狙いたいという、NISAの税金ゼロというメリットを大きな利益を狙うことで享受したいという考え。

NISAがスタートして数カ月だが、分配金狙いの人も、値上がり益狙いの人も、NISAの税金ゼロを使いこなそうとしているようだ。

 最後に、ビギナーのためにNISAについての早わかりを付け加えておこう。

NISAとは証券会社などに専用口座を開設して、その口座で株式や投資信託(MMFやMRFなどを除く)を購入すれば、売却益や配当金(分配金)の税金がゼロになるという優遇税制だ。NISAは20歳以上であれば、すべての金融機関を対象に1人1口座だけ開設できる。このNISA口座での投資額は毎年100万円まで、投資期間は投資した年を含め5年目の年末までとなっている。

 ただ、期間内に売却した場合はその金額分の枠は終了となる。また、年間の投資額が100万円に満たなかった残りの投資枠についても翌年への繰り越しはできない。

 このNISAを上手に利用するためのポイントとしては、利益が出て初めて非課税の効果が得られるわけで、損失が出てしまっては元も子もないという点だ。

 こうした観点からNISA口座での投資にオススメなのが投資信託といえる。

 投資信託は、1万円程度という少額から投資できる上に、運用自体をプロに一任できる。また、様々な資産への分散投資も可能で、個別株よりもリスクの低い資産を選んで投資することもでき、投資の初心者にも経験者にも便利な金融商品なのだ。

 ちなみに今発売中のダイヤモンド・ザイ4月号では、NISAで買われているタイプ別投資信託のランキングの他、10本程度のインデックスファンドがセットになったeMAXISなどの5つのインデックスファンドシリーズのコストや販売会社などの比較も掲載している。さらに、投資信託だけでなくNISA向けの1000円台から買えるETFや、高配当狙いや値上がり益狙いの10万円程度から買える日本株の記事も満載。口座開設から入金、注文までの流れも解説している。NISAをフル活用したい人はぜひ読んでみてほしい。ダイヤモンド・ザイ4月号はネット書店(楽天ブックス、Amazon)および全国の書店で絶賛発売中だ。

 

»【毎週更新!】みんなが買っているNISAランキングはコチラ!
【毎週更新!】みんなが買っているNISAランキングはコチラ!