NISA口座の比較&活用術
2014年10月24日 ザイ・オンライン編集部

たった10万円でNISAの100万円枠を
使い切る少額投資の凄いワザを発見!

トレンドを押さえつつ機動的に値上がり益を狙うことができるのが、1~3カ月スパンでのスイングトレード。今回は今発売中のダイヤモンド・ザイ12月号の特集「塩漬けを作らない株の必勝法(オススメの10万円株もたっぷり掲載)」から、このトレードに簡単な投資術を組み合わせることで、たった10万円の資金でもNISAの非課税枠100万円をしっかり使い切ることができるやり方を紹介しよう。

株主優待狙いの投資家の裏をかく
投資は意外に簡単に利益が狙える!

 10万円株のメリットといえば、少額からさまざまな株を購入でき、銘柄の分散が手軽にできること。この特徴を活かしつつ、10万円の資金で「NISAの非課税枠100万円をフルに享受したい!」という人にオススメなのがこのスイングトレードだ。

20万円の資金でNISAの100万円の枠を使い切る方法を発見!

 スイングトレードでは、1つの銘柄を1~3カ月スパンで経済環境や業績の変化などを見つつ、数カ月後の売買を決断。その間の値上がり益を狙うことになる。

 NISAでは1人当たり年間100万円までの投資に対する値上がり益や配当への税金がゼロ。そこで、10万円株を1~3カ月の目安で取引すれば、10万~20万円の株を狙って複数回売買を繰り返すことでしっかりその枠を使い切ることができるのだ。

 100万円という非課税枠を有効に使い、値上がり益を狙うことになるが、もう1つのポイントは大きな利益が出ていなくても1~3カ月が経ったら必ず売却すること。投資額が20万円なら4~5回売買することで枠をしっかり使い切ろう。

NISAは決まった期限で必ず売却するのがポイント!

 もちろん、損切りの注文(逆指値:株価が決めておいた価格まで下落した場合に売却するという指値注文の逆の売り注文のこと)を入れておくことも重要だ。これで株価の急落で資金が吹っ飛ぶようなリスクにも備えることができる。

 「資金に限りがあるので、値上がり益を1円のムダもなく狙いたい!」人や「中長期スパンで株価の値動きを踏まえつつ、機動的に利益を取っていきたい」という人にもオススメのこの投資スタイル。では、1~3カ月スパンで賢く売買の判断をするには、何を目安にすればいいのか。

 その1つの判断基準として、「株主優待の権利確定日」を挙げるのはラジオNIKKEIの和島英樹さん。

 株主優待をもらうには、それぞれ決められた権利確定日までに株を買い、株主になっておく必要がある。そのため、権利確定日に向けて株価が上昇していくなど、値動きに特徴が出やすい。こうした優待狙いの投資家の裏をかいて、値上がり益を狙うのだ。優待狙いで株を保有している人も、もう1単元株を持てば、1単元で優待、もう1単元で値上がり益を獲得することもカンタンだ。

数カ月の売買で狙う株は過去の値動きや
一度の上昇での上昇率と上昇期間を確認!

 さらに、2つ目の判断基準として、フィスコの小川佳紀さんは、年4回の企業決算を挙げる。株価は年4回、企業が発表する決算やアナリスト予想をめぐり、さまざまな動きを見せる。こうした動きに上手に乗れるかどうかも、1~3カ月という投資スパンの成績を左右する要素となるようだ。

NISAは狙う投資期間と上昇率はチャートで確認!銘柄ごとに株価の値動きには差があるため、1回の上昇機関と上昇率を確認しよう

 特に株主優待株で値上がり益を狙う場合は、過去の値動きから、クセがはっきりしている銘柄を照準としたい。

 決算を投資判断の目安にする場合も、「会社予想の出し方や決算後の値動きなどは、企業ごとに傾向が出やすい」と小川さん。このあたりも押さえておくと、投資の精度を高めることができそうだ。また、昨今の相場では、「上昇気流に乗った銘柄はさらに上がっていく傾向がある」(小川さん)。高値圏にある銘柄も敬遠せず、しっかりチェックしたい。

 また、この売買法は日々の値動きで動くデイトレードとは異なるため、1~3カ月のスパンで上手にトレードするには、大前提として中長期的なトレンドをとらえることがポイントになる。

 逆を言えば、短期的な動きだけを見て売買すると判断を見誤りかねない。小川さんは「日足だけでなく、より中長期的な値動きの傾向がわかる週足もチェックするのがオススメ」とアドバイス。資金を一気に投入するのではなく、売買タイミングを複数回に分散するのも、リスクを回避するワザとして押さえておきたい。

 最後にNISAは今年だけで終わる制度ではない。来年になればまた新たな枠がもらえるので、今のうちからNISAの枠を少額で使い倒すための銘柄探しをしておくといいだろう。そのヒントとなる10万円株をダイヤモンド・ザイ12月号で探してみては?